羅刹機

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羅刹機(Rasetu machine)とは、波国の修羅が戦闘の際に操る半生体兵器。

修羅達の戦闘スタイル同様格闘戦を得意としたものが多いが、衝撃波や覇気を放つことも出来る。大きさはだいたい2~3mほどで、搭乗するわけではなく、自律稼働する羅刹機と共に戦う、というのが波国の修羅の戦いである。

特徴[編集 | ソースを編集]

同じく修羅の兵器である修羅神とは違い、羅刹機は特に階級が定められていない。修羅神同様のロスト・テクノロジーであり、基本的に先人達の遺産をそのまま使用しているのだが、後にヘイムレン・シルバートがその構造と組成を見極め、新たに創造することに成功している。

修羅神と同じく誰にでも扱えるわけではなく、ある程度自分の意志で繰者、つまり自らの「意志」足る者を選ぶ。特に最上位に当たるアルクオンはその傾向が強い。 しかし、修羅神の「神化」に当たる形状変化は存在しないらしい(波国における「神化」は修羅自身が成し遂げるもの)。

また、動力もやはり「覇気」であるが、羅国のそれとは異なり波国の覇気は「精神力」である。よって、命を縮めるような事態には通常ならない。羅刹機はこの覇気、つまり修羅の信念や心の強さを見定め、機体によってはその力を判断することで繰者を選び出す。繰者を得てから後は、その覇気によって稼働し、自律思考して行動する(ネージュは「気合で操る兵器」と実にストレートに表現)。また修羅神とは異なり、近づく者から覇気を吸い取るような現象はない。

中には造りそこないや作業用のものもあり、一概に戦闘用とは言い切れない存在である。

ちなみに羅国の修羅神と異なり、エンドレス・フロンティアの技術力ならば整備や新造は可能らしい。

主な羅刹機[編集 | ソースを編集]

羅刹機ジャンク
出来そこないの羅刹機。
工作用羅刹機
アイスベルク監獄に配備されている。両腕は回転ノコギリ。
羅刹機リトス
本編で敵として最初に登場する羅刹機。性能は低い。
羅刹機ヒュドール
姿は青いリトス。アレディの知る「氷を司る羅刹機」はこれらしい。
羅刹機プロクス
姿は赤いリトス。性能はそこそこ高い。
羅刹機スキアー
姿は黒いリトス。羅刹機では唯一自己修復能力を備える。また、かなり古い時代のものらしく、繰者はこれまでに15人。全員が故人であり、覇龍の塔の近くにある彼らの墓所を守っている。
羅刹機クロノス
ヘイムレンが造り上げたと思われる氷の羅刹機。覇気を青い稲妻として放射する能力を持つ。
羅刹機アルコンテス
ヘイムレンが造り上げたアルクオンのデッドコピー。その能力を修得できるよう設計されている。外見自体はクロノスの色違いであり、使用する技もクロノスと同じものになっている。
羅刹機アルクオン
外見はエクスティムの意匠を組み込まれたヤルダバオト。最上位に位置する最強の羅刹機(修羅神で言うと天級に相当)。並みはずれたレベルの覇気を持たねば操れず、そのためには通常「覇龍の修練」を突破する必要がある。後にアレディ・ナアシュがその「意志」となる。

関連人物[編集 | ソースを編集]

アレディ・ナアシュ
アルクオンを追って旅立ち、後にその主となる。
シンディ・バード
アルクオンの安置されていた「覇龍の塔」を守護していた。
ゲルダ・ミロワール
アグラッドヘイムとの戦いに備え、戦力増強のためアルクオンを欲していた。
ヘイムレン・シルバート
ゲルダの命でアルクオンを捜索していた。後に研究を進め、新たに羅刹機を開発すると言う快挙を成し遂げる。ほとんどの羅刹機は彼が連れて現れる。

関連用語[編集 | ソースを編集]

覇龍の塔
アルクオンが安置されていた塔。内部で行われる「覇龍の修練」をくぐり抜けることが、アルクオンの主となる条件。
修羅神
羅国における羅刹機に相当する存在。
修羅
かつて羅刹機を造り、そして今は操る者たち。
覇気
羅刹機の糧たる「心の力」。そして修羅神の糧たる「命の力」。