イェッツト
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イェッツト(Jetzt)とは、『スーパーロボット大戦OG外伝』に登場する生命体。
概要
アインストの姿によく似た異形の生命体の総称。イェッツトとはドイツ語で「現在」を意味し、「過去」を意味するアインストに準えたネーミングとなっている。
インスペクター事件中にアースクレイドルに出現したアインストレジセイアがクライ・ウルブズにより捕獲され、生体兵器の開発計画であるツェントル・プロジェクトを推進するミタール・ザパト博士の手でラズムナニウムが投与される。投与の結果変異したレジセイアはザパト博士により「イェッツト」レジセイアと評され、後にはイェッツトレジセイアから生み出される異形生命体全般に対してもこの語で呼ばれるようになった。
基本的な能力にはアインストとしての性質を残しつつも、既に全く別個の生命体に変異してしまっているようである。OGSにおいて、アインストによるアースクレイドルの襲撃は、その存在をこちら側の宇宙でも成り立たせるための素材としてマシンセルに興味を示してのことだったことが作中で語られている。皮肉にもその結果として、ノイ・レジセイアの消滅後も共に消え去ることが出来ず、歪められた存在として生き延びることになってしまう。アインスト唯一の生き残りといえるアルフィミィもその様を「歪められた同胞」と評し、沈痛な想いで受け止めていたようである。
登場作品
- スーパーロボット大戦OG外伝
- ミタール・ザパトによって開発されていたが、制御不能に至る。後にエリック・ワンの依頼を受けたアクセル・アルマーらによって殲滅されたが、その存在が完全に消え去ったわけではないようである。
なお、MXでクライ・ウルブズを壊滅させたのはデビルガンダムであるが、OGシリーズではその役割をイェッツトが担っている。 - 第2次スーパーロボット大戦OG
- 本体は登場しないがフリッケライ・ガイストとアレス・ガイストに一部が組み込まれており、フリッケライにはコア部分の一部のみだがアレスには完全なコアが組み込まれており最悪の場合、アレスがイェッツト化する可能性があった。また、アインストとしての性質も有していたためかアルフィミィに二機が反応し活性化するイベントも存在する。
主なイェッツト
- イェッツトクノッヘン
- イェッツトレジセイアから生み出された。アインストクノッヘンのイェッツトバージョン。アインストバージョンより角が大きい。
- イェッツトグリート
- イェッツトレジセイアから生み出された。アインストグリートのイェッツトバージョン。
- イェッツトレジセイア
- クライ・ウルブズによって捕獲されたアインストレジセイアがラズムナニウムを投入され、変貌した姿。アインストバージョンと違いゲミュートのパーツが消えている。また、下位のイェッツトを生み出す力も持った。ミタールに騙されたアルベロが打ち込んだ特殊弾によって強化し、クライ・ウルブズを壊滅させた。その後、アクセルらと戦闘中に姿を現した妖機人とコンタクトを取っている。倒された際には「ワレ……ハ……エタ……アラタ……ナ……」と言い残して消滅した。
- 変異型
- OGクロニクル「袖振り合うも管鮑の交わり」に登場した個体。レジセイアが連邦軍の基地を襲った後、アクセルとアルフィミィを足止めするついでに仕掛けていった。
- 基地のPTやAMを取り込んだ結果ゲシュペンストシリーズを模した姿に変貌しており、アルフィミィですら全く「声」が聞こえないほどアインストから乖離している。
- 体の各部からPTの腕を模した触手を伸ばす他、手持ちの火器を取り込んでおり(この中にはG・インパクトステークがあり、ベーオウルフを想起したアクセルは大いに苛立っていた)、さらに両肩はケルベリオンを思わせるビーム砲になっている。最終的には阿修羅もかくやという怪物染みた姿に変異したが、ソウルゲインとヤルダバオトにタコ殴りにされた挙句「機神猛撃舞朱雀」で両断され消滅した。
関連用語
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