「ペガス」の版間の差分
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:コミックコンプ版での初登場シーン。通信に対しアキが「ラーサ」と応じたことで目覚めた機動兵。そしてその中から、一人の男が現れる…。 | :コミックコンプ版での初登場シーン。通信に対しアキが「ラーサ」と応じたことで目覚めた機動兵。そしてその中から、一人の男が現れる…。 |
2022年10月1日 (土) 20:54時点における版
ペガス | |
---|---|
登場作品 | 宇宙の騎士テッカマンブレード |
声優 | 飛田展男 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦J |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
スペック | |
---|---|
分類 |
サポートロボ 改修機 |
全高 | 2.7 m |
重量 | 6.5 t |
最高飛行速度 | M2.34/49000ft(クラッシュイントルードモード時) |
開発者 | スペースナイツ一員 |
所属 | スペースナイツ |
ペガスは『宇宙の騎士テッカマンブレード』の登場メカ。
概要
元々はスペースナイツの作業用人型ロボットだったが、Dボゥイのクリスタルの破損を機に、テッカマンブレード用のサポートロボとして改修された。
ペガスにクリスタルをセットし、その内部で光を収束させ物質変換フィールドを作り出すことで従来のテックセットと同等のことが可能。
Dボゥイのテックセットを手助けするだけでなく、バルカン砲などの兵器も搭載しており、飛行形態にも変形できる(コミックコンプ版では改修後のブレードペガスの能力になっており、クリスタルを介して単独でクラッシュイントルードを使用できる)。
セリフはほとんど「ラーサ」だけだが、喋れないわけではなく、彼にスポットが当たるエピソードでは、普通に会話もする。バーナード軍曹から教わった「ダニー・ボーイ」の歌を唄ったり、レビンと漫才をしたこともある。
最後は、テッカマンオメガの攻撃からテッカマンブレードを庇い大破するが、直後にそれに呼応するかのようにブレードはブラスター化する。また大破時に流れ落ちるオイルが、アキの願いと悲しみに呼応した涙のように見える。
大破後、ペガスのメモリーはテッカマンアキのサポートロボとなるペガスIIに移植されるが、その中にはDボゥイがペガスへ宛てた「俺の代わりにアキを守ってくれ」という遺言とも取れるメッセージが残されていた。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 初登場作品。ウィスパードのもたらたデータで完成した後、テッカマンブレードのサポートユニットとして登場する。テッカマンブレードと合体状態で出撃するほか、テッカマンブレード離脱時は単独で出撃できる。改造はテッカマンブレードと共有。補給装置もあり、加速・必中など役立つ精神コマンドを覚える。
- スーパーロボット大戦W
- 今回は単独ユニットではなくテッカマンブレードの換装パーツ扱いで途中参入。今回は突撃を覚えるのでボルテッカを使いやすくなるのが強み。
- 本来ペガスIIはペガスそのものなのだが、今回は赤の他人であり、それ故にペガスII登場後も特に制約なく利用できる。本機はイベントで頻繁に撃墜されるものの、そのたびに修復されたのか最後まで残るが、ブレードに追加された合体攻撃にペガス達の有無を揃える必要がある仕様に注意。
- 本作では本機の改造に獅子王麗雄などGGGも関わっているため、超AIロボ達ともよく絡む。
装備・機能
武装・必殺武器
- 7.2ミリバルカン砲
- ミサイル
- レーザーランチャー
特殊能力
いずれも単独ユニットとして登場する『J』のみ。
移動タイプ
サイズ
- S
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
機体(パイロット)BGM
- 「REASON」
人間関係
- Dボゥイ
- サポート対象。長きに渡って共に戦った。
- ラダム母艦に向かう際、彼から遺言レベルの最後の命令を託されていた。結果としてペガスは大破してしまうが、後にペガスIIに流用されたメモリーから発見されたその言葉が如月アキを再起させている。
- レビン
- 今の姿への改修・設計を行った、ある意味生みの親。なお『W』では彼が関わった様子がまるっきりなく、影が薄い。
- ミレッタ・ルルージュ
- テックセットに耐えられる素材データの作成が後一歩で手詰まりになっていた所、ふとした拍子で躓きディスクをばら撒いてしまうも、偶然にもそのせいで打たれたキーでデータを完成に導いた。
- バーナード・オトゥール
- 「ダニー・ボーイ」の歌を教えてもらう。再会の際には夕陽を眺めながら二人で合唱していた。
他作品との人間関係
名台詞
本編
- 「ラーサ!」
- スペースナイツでいうところの「了解」であり、ペガスの場合は基本的にDボゥイの「ペガス!テックセッター!!」の台詞を受けた後に言う。
- 「ラー…?」
- 第32話より。とある古城で一夜を過ごそうとするスペースナイツ。レビンの呼び声に反応しないのに対し、ノアルはペガスに扉を開けようと命令するが誰かがいるかも知れないとアキが静止する。しかし、ノアルがこじ開けろと再び言えばアキが止めて、両者の命令すればするほどプログラムが処理できずにペガスは困惑するのだった。カメラアイの点滅と共に電子音が鳴った後、左腕部を頭に向けて人さし指を出す仕草が微笑ましい。
- ロビー「ペガス、手伝ッテモラエマセンカ?」
ペガス「ペガス、ロビーノヨウナコト、デキナイ」
ロビー「料理ヲ運ンデクレルダケデイイノデス」
ペガス「ソレナラ、デキル」 - 第32話、古城のキッチンにて。古城でひとり祖父を待ち続ける少女グロリアと彼女に使える護衛ロボットロビー。ロビーが夕食を仕上げる際、彼はペガスに協力を求める。
- 「オ待タセイタシマシタ」
- ロビーの指示を受け、食卓の間に料理を運ぶ際に。本物の執事のごとく右腕部にナプキンをぶら下げる様も印象的。
- 「ドウイタシマシテ」
- ミリィを座らせる際、椅子を動かすロビーの行動とお礼言う様をインプットした後で。この時、グロリアのドレスを着たミリィが様になっているのを悔しがるレビンの椅子を動かしてしまい、彼に怒られてしまうが、この台詞で返してしまうのだった。
- 「ドンクサイ?意味不明デス。メモリーニインプットサレテイマセン」
- 第34話、レビンの指示を受けソルテッカマン1号機の斜めに動かした際、力加減ができず機体を倒してしまい彼に「なあっ!?それじゃやりすぎよ!ホント、どんくさいんだから!」と怒られて。彼の台詞とまったくもう、とふてくされるレビンの姿に傍から見ていたバルザックも苦笑してしまうのだった。
- 「……行ク夏~…花モ散リ果テ~…」
「メモリーバンクニ、ソノ音楽データガアリマス」 - 第43話、オービタルリング内にて。バーナードの妻アンジェラは、彼が戦地に赴く際、『自分が留守の間、これを俺だと思ってろ』とよく手渡していった拳銃を握り締め、二度と戻らぬ夫を思い「ダニー・ボーイ」の歌を唄う。その歌声に反応したペガスは彼女に合わせて唄い、バーナードの記憶を失っていたDボゥイに代わり彼の生きた証を彼女に示した。電子音声でありながらも、その歌声は「きっとあの人が教えたんだね…」と感動させるものだった。
- 「ラーサ。5m離レマス」
- 第44話冒頭、ブラスター化による記憶障害はDボゥイと共に戦ってきたペガスの記憶さえも失わせるものだった。「ロボットのクセに、気安く呼ぶな!俺から離れていろ!」と苛立つ彼に対し、ペガスは律儀にこの台詞で答え、5m離れて主の後ろを歩いていく。
- 「ロボットトイウ名前デハアリマセン。私ノ名ハ、ペガス。スペースナイツニ所属シ、製造番号ハ、D23911」
- 自身の後ろをついていくペガスを思い出せず、テッククリスタルの破片が内蔵されていることまでも忘れてしまったDボゥイ。ペガスはそんな彼の「ただロボットに何ができるというんだ!?」と問いかけに対し、この台詞で自身の名前だけでなく、所属と製造番号まで答える。上の場面に続き、ペガスの律儀さが感じられる場面である。
- 「D…、D…ボゥイ…」
「D…ボゥイ…」 - 最終話、絶体絶命の危機に陥ったブレードを庇うかのように現れ、オメガによってバラバラにされた際の台詞。
スパロボでは撃墜時の台詞として採用されている。
その他
- 「動体反応接近――」
「パスワード『ラーサ』確認!」
「ウェイクアッププログラム起動!」
「起きろボゥイ!連合地球軍だ!」 - コミックコンプ版での初登場シーン。通信に対しアキが「ラーサ」と応じたことで目覚めた機動兵。そしてその中から、一人の男が現れる…。
- 「そして…ダガー」
「私の今の身体はダガーペガスが与えてくれたもの」
「愛深きゆえに愛されることのなかった哀れなペガスのものだ」 - コンプ版にて。エビルの元に向かわんとするDボウイにダガーのクリスタルを渡しながら。
- ペガス「ペガス、ボウイと約束した。皆を無事地球に送り届けると」
レイピアペガス「騎士のために死ねるならこれ以上の名誉はない」 - コンプ版クライマックス。レイピアペガス(SRW未登場)とともに大気圏で燃え尽きそうなブルーアースを支えながら。この次のコマでは両機共に燃え尽きてしまい爆発してしまうが、ブルーアースは無事に地球に降下している。
迷台詞
- 「ペガス、酔ッチャッタ。ドコカデ、休ミタイ」
- ドラマCD『ラダムの来ない日』にて、ナンパの練習をしようとするノアルに、レビンが「ペガスに付き合ってもらえ」と言われるのを聞いて、ノリのいいボケを見せる。
- ボケとツッコミの呼吸を理解するとは、恐ろしい精度のAIである…。
スパロボシリーズの名台詞
- 「…オオ、ダニーボーイ…笛ノ呼ブ声…」
「…谷間ニ山ヲ下リ…」 - 『W』月ルート第50話「静止した時の二人」。バーナード・オトゥールがテッカマンソードの自爆から皆を庇って命を散らした際、その死を悼むように彼に教わった歌を口ずさむ。当初はブラスター化の影響でバーナードの記憶さえ失われてしまったDボゥイだが、このぺガスの歌をきっかけにバーナードとの記憶が蘇り、Dボゥイは慟哭する…。
関連機体
- ペガス・プロトタイプ
- スペースナイツで使用されていた作業用人型ロボット。機体の前後にタイヤとそれを支えるアームがあり、脚部を折り畳むことでバギーモードに変形することができる。AIは搭載されていないため自律行動は不可能で、劇中は第1話でアキが、第6話で本田が操縦している。
- ペガスII
- 後継機。こちらはテッカマンアキをサポートする。
- ペガスのメモリーが流用されている…のだが、『W』では先述の通り完全に別機体。
余談
- ドラマCD『ラダムが来ない日』ではなんと電子レンジを搭載しているという笑劇の事実が明らかになった。「クックセッター」の合言葉で使用できる様子。
- 『月刊コミックコンプ』連載の漫画版では、誕生の経緯を始め、TV版とは大きな差異が存在する。劇中はブレードペガス(TV版とはデザインが異なる)以外にダガーペガス、レイピアペガスの2機が登場し(設定上はテッカマンエビルペガスも存在する)、後半大破したブレードペガスを同じく大破したダガーペガスのパーツを使いニコイチで改修されている(改修後のブレードペガスはTV版の物になっている)。更に同作のソルテッカマンはこの二機のペガスをベースに建造されている。
- 名前の由来は原典である『宇宙の騎士テッカマン』のぺガス同様、ギリシア神話などに登場する幻獣「ペガサス」から取られている。