「ヘイムレン・シルバート」の版間の差分
バルバトス・ゲーティア (トーク | 投稿記録) |
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:宿敵。同時に好敵手と認めているが、拳に迷いが生じ、また他人と群れるようになった彼の変化には嫌悪感を抱いていた。しかし、最終的には[[孤高]]の道となるのを承知の上で己の信念を貫く決意を固めたアレディを半ば羨ましく思っていたようである。 | :宿敵。同時に好敵手と認めているが、拳に迷いが生じ、また他人と群れるようになった彼の変化には嫌悪感を抱いていた。しかし、最終的には[[孤高]]の道となるのを承知の上で己の信念を貫く決意を固めたアレディを半ば羨ましく思っていたようである。 |
2018年5月28日 (月) 13:48時点における版
ヘイムレン・シルバート | |
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登場作品 | |
声優 | 杉田智和 |
デザイン | 浅川圭司 |
異名 | 操音のヘイムレン |
種族 | 人間(修羅) |
性別 | 男 |
所属 | 波国・ゲルダ一派 |
概要
波国の住人で、ゲルダ・ミロワールの第一の部下である上級修羅。彼女と対立するシンディの下の有力修羅であるアレディ・ナアシュとはライバル的な関係にある。
『操音』の奥義を体得しており、笛の音を自身の戦闘スタイルに組み込んでいるのが特徴。彼の笛の音は対峙した物を意のままに操ることを可能とする強力なもので、また調子が悪い場合でも「相手の動きを封じる程度の事は出来る(ヘイムレン談)」など、戦闘補助効果は極めて高い(また、この能力は戦闘以外の分野にも幅広く活用され、多大な実績をあげている(後述))。
その風貌や口調は一見優男然としているが、実際は修羅としての生き様を体現するかのような骨太の性格で、闘争に生き、闘争の中で死ぬことを当然の掟として受け入れている。このため、アレディがネージュとの出会い以後、闘争のみに全てを捧げる生き方に疑問を抱いたことを良く思っておらず、エンドレス・フロンティアへの転移後にアレディと再会した際にはその事を詰り、以前にも増して彼を目の敵にするようになる。
エンドレス・フロンティアではゲルダの命を受け、覇龍の塔から姿を消したアルクオンの捜索任務に就き、アレディとも度々拳を交えるが、最後には自身(ゲルダ一派)の本拠地・アイスベルク監獄での決戦においてアレディらに敗北。その戦闘の中でアレディの信念を受け止めた彼は、甘んじて生を受け入れることを決意し、深手を負ったゲルダと共に姿を眩ますのであった。
エンドレス・フロンティアでの活動中は操音の特技を生かし、数々の有力キャラクターを洗脳してアレディたちに差し向けた(他にも、守天の発言を見る限り、裏玄武やヴァルナカナイ防衛隊、式鬼一族など、本来アレディ達と戦う理由がない雑魚敵もヘイムレンが操っているようである)。
更にエスピナ城から持ちだした『魔倣の鏡』を解析、闘士の複製に成功したり、修羅にとってロストテクノロジーであった羅刹機の量産化にあと一歩まで迫るなど、戦力増強のための数々の研究もほぼ彼一人で行っていたと思われ、修羅の中にあっては珍しく優れた頭脳を有する才人でもある。ゲルダ一派の名前付き修羅は本編においてゲルダと彼しか登場しないのだが、その頭数の不足は彼の数々の働きによって補われている面が強く、闘争のみを糧とする修羅の中にあって、軍略家・開発者としても非常に優秀な人物であると言えよう。頭脳タイプの修羅はほかにミザルがいるが、ヘイムレンの方が明らかに優秀である。
彼のモチーフはグリム童話などで伝承されている『ハーメルンの笛吹き男』の笛吹き男。ヘイムレンは「ハーメルン」のドイツ語読み。森住氏曰く、原典の笛吹き男は笛の音でネズミや子供を引き連れることでおどけ者の印象があるため、ピエロのイメージをキャラデザ担当の浅川氏に伝えたところ、三日月形の帽子を被った彼の絵姿が返ってきたことで現在の彼のイメージが固まったそうである。
この特徴的な帽子から、作中でもアシェンやキュオンなどの毒舌勢からは「チョコバナナ」、「カヌー」などと呼ばれている。
登場作品と役柄
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- 前述の通り、次から次へと名有りキャラを洗脳・懐柔し、またミルトカイル石破壊具である「オズマゴス」の強奪にも成功。シナリオ後半では魔倣の鏡の解析や羅刹機の増産などにも着手しており、敵方ながら八面六臂の活躍。
- 戦闘は笛による音技(?)が主体だが、生身での戦闘能力も高く、「死技・魔斑導獄拳」などの蹴り技・回転系の技が得意。
- 戦闘においてはHPが減ると「熱血」を使ってくるほか、対複数攻撃と「覇滅の旋律」に麻痺効果がついていることに注意。また、他のボスと異なり、最初の手番からいきなりフルコンボを繋いでくることがあるので、油断しているといきなり一人KOされて押されっぱなし、ということにもなりかねない。
ステータス設定の傾向
使用技
- 魔斑猛旋脚(まはんもうせんきゃく)
- 回転しての体当たり。反撃攻撃にも用いる。
- 覇滅の旋律(はめつのせんりつ)
- 笛の音による直接攻撃。衝撃波のようなものと推測される。
- 窮鼠轟襲脚(きゅうそごうしゅうきゃく)
- 笛の音で獣羅を操りけしかける攻撃で、単体・複数どちらでも使用。麻痺率・気絶率が高い。
- 死技・魔斑導獄拳(しぎ・まはんどうごくけん)
- 猛旋脚で攻撃した後旋律で追撃し、連続蹴りから蹴りで突撃してトドメ。原典で笛吹き男が子供達をどこか(地獄?)に連れ去ったことから名がついている。
精神コマンド
「集中」「加速」「閃き」などで命中・回避やスピードを上げつつ戦闘を行う。
人間関係
『無限のフロンティアEXCEED』以降
- ゲルダ・ミロワール
- 主君。その能力故に同じ修羅からも忌み嫌われる人生を送って来た自身を信頼・重用してくれたため、彼女に対しては強い忠誠を誓っている。
- アレディ・ナアシュ
- 宿敵。同時に好敵手と認めているが、拳に迷いが生じ、また他人と群れるようになった彼の変化には嫌悪感を抱いていた。しかし、最終的には孤高の道となるのを承知の上で己の信念を貫く決意を固めたアレディを半ば羨ましく思っていたようである。
『無限のフロンティア』以前
- アン・シレーナ、ドロシー・ミストラル、クレオ・グレーテル
- 彼の操音の技による被害者。更にドロシーは自身の発明品「オズマゴス」を強奪されてしまう。また、後に魔倣の鏡を奪った際には、3人の複製に成功した。
- 琥魔
- 駄猫だけは素でヘイムレンに服従していた。前回守天の下で戦った時と同様、契約金で懐柔されたらしい。
- マークハンター
- 直接関わっている場面はないが、琥魔の件を考えると彼が契約金で懐柔したと思われる。
- ネージュ・ハウゼン
- ハウゼン家秘蔵の魔倣の鏡が修羅に奪還された際、ネージュは鏡の真の機能は容易には気づかれないだろうと考えており、さほど不安視してはいなかった。しかしヘイムレンの研究の結果、その機能は解析・利用されてしまう。
- カッツェ・コトルノス、ヴァナー・ガンド
- 覇龍の塔に出現する幻影はこの二人を連れている。恐らく「猛獣使い」のイメージネタだと思われる。
他作品との人間関係
- M.O.M.O.
- 彼女のレアハンターモードによりオズマゴスを奪還される。普段は聡明な彼が珍しく一本取られた相手。
- 毒牛頭、毒馬頭
- 彼らも操音の笛で配下に置く。修羅社会に物凄く馴染んでおり、アレディからも獣羅と勘違いされた。
- 小牟
- ヘイムレンとアレディの会話の際、「う、うほっ!」と反応。なぜかBL的な捉え方をされてしまう(この発言は勿論、ネット上で人気を博した漫画「くそみそテクニック」の登場人物・道下正樹のセリフ「ウホッ!いい男…」が元ネタ。ネット上ではBL的(所謂ガチホモネタ含む)展開への反応としてのネットスラングとなっている)。
関連機体
- 羅刹機アルクオン
- 彼の捜索目的となっていた機体。
- 羅刹機アルコンテス
- 研究の結果、アルクオンの複製となることを目指して作られた羅刹機。ヘイムレン曰く、アルクオン本体はロストテクノロジーであるため再現は不可能であったが、敵対者の戦闘技術を習得できるように作られた本機をアルクオンと戦わせ、アルクオンに近い機体を生み出そうとしたとのこと。しかし、そもそも羅刹機を新たに開発したというだけでも実はかなり凄いのではないだろうか(修羅は機械関係に疎いため、羅刹機も過去の遺産を使役しているだけとアレディが語っており、羅刹機自体がロストテクノロジーと化している)。
- 羅刹機クロノス
- ゲルダの覇気を増幅していた氷の羅刹機。アレディの発言とアルコンテスの存在から類推するに、この機体もヘイムレンが造り上げたものではないかと思われる。
キャラクターBGM
- 「紅い阿修羅」
- アレディの専用曲だが、修羅関連のイベントでは割と多用されている。
- 「Deep Ground」
- 覇龍の塔に出て来る幻影はこちら。ドゥルセウス封墓の曲である。
名台詞
- 「ハッ!甘いねえ。甘くなったものだよ、アレディ君。仲良しごっこで、修羅としての牙を失ったのかい?」
「欲しいものは己の力で手に入れる。それが修羅さ。そのために、僕は操音の業(わざ)を習得した。それこそ、必死にねえ。」
「………。貴様の言葉は、その修練を愚弄するものだ。アレディ・ナアシュ。」 - アイスベルク監獄での最終決戦前、アグラットヘイムに対抗するため協力を呼びかけるアレディに対して。修羅としての矜持を傷つけられ、静かに、しかし激しく怒りの感情を露わにする。
- 「キミの言うとおり……己の責任を放棄するのは逃げるのと同じ。修羅は……決して逃げてはならないのだからね」
- 退き際の台詞。アレディの言葉を彼なりに解釈し、修羅として戦うために生き延びることを選択する。
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