「カロ=ラン・ヴイ」の版間の差分
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2016年8月6日 (土) 16:09時点における版
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:島田敏
- 種族:フューリー
- 性別:男
- 所属:フューリー(諜士団)
- 階級:諜士長
- 主な搭乗機:ラフトクランズ・カロクアラ
概要
フューリア聖騎士団の裏方として、情報収集や暗殺などの隠密任務を遂行する「諜士」たちの長。 彫りの深い顔立ちと鋭い目つきが印象的な禿頭の男で、諜報活動は元より機動兵器の扱いには騎士以上のレベルで熟達している。また、幹部である「士長」に位置する為、騎士以外で専用のラフトクランズを与えられている。
筋金入りの現実主義者かつ利己主義者で、騎士の誇りや民を重んじるフューリー全体の方針そのものに反感を募らせており、いずれグ=ランドンに反旗を翻して実権を掌握し、ゾヴォークやバルマーに取り入ってそれら全てを支配するという野心を持っていた。
グ=ランドンが自らの目的のために動く裏で、自身もまたいずれ来る反旗の時に備えて動き回り、グランティードの奪取やダ=ニーアの謀殺など表向きはグ=ランドンに組する形で暗躍。 さらに手駒として、騎士団を放逐されたジュア=ムを拾ってクストウェル・ブラキウムを与えた。
だが、これらの動きはグ=ランドンに読まれており[1]、鋼龍戦隊の侵攻に際しズィー=ガディンの起動の時間を稼ぐためという名目で前線に出る。 それでも戦隊の進撃を止めるには至らず敗北するも、刻旅の杜を人質に時間を稼ごうとする。が、復仇に燃えていたトーヤはブラフと断じて聞く耳を持たず、いよいよ進退窮まり撤退しようとする。
が、その瞬間に背後からズィー=ガディンの攻撃を受けてコックピットを貫かれ、皮肉にもエ=セルダに対して行った不意討ちを自身が受ける形で死亡した。
登場作品と役柄
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 初登場作品。
パイロットステータス設定の傾向
諜士長という肩書き以上の実力を持つ。追い詰めるほど実力を発揮してくる。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
- 反撃時に与える最終ダメージ+20%
- 更にアビリティ「反撃」をもつため、事実上25%のダメージアップとなる。
人間関係
- シャナ=ミア・エテルナ・フューラ
- 主君。しかし彼女に対して叛意を抱いているだけでなく、グ=ランドンと違い危害を加える事にも何の躊躇も無い。
- グ=ランドン・ゴーツ
- 彼と結託して暗躍していたが、野心を見透かされており最後には切り捨てられた。
- ダ=ニーア・ゲルト
- 宰士長。シャナ=ミアの出奔を機に利用価値無しとなった事で、彼を始末した。
- ソ=デス・ズォー
- 直属の部下。
- ジュア=ム・ダルービ
- 騎士団を放逐された彼を諜士として取り立てた。ただ拾われた彼は「捨て駒」でしかなかった。
- エ=セルダ・シューン
- グランティードが持ち出された際のゴタゴタで不意をついて彼に致命傷を与えた。
- トーヤ・シウン
- エ=セルダの死の原因であるため、彼から父の仇と狙われる。
名台詞
- 「攻めに出れば、守りに隙が生じるのは必然」
- 汎用戦闘台詞。彼のカロクアラはクローシールドを両腕に付けた機体であり、攻防一体の武器によって守りも徹底しているのは慎重な性格の表れか。ただし前述の通り、最期はガウ=ラ内での戦闘において味方に「背後」という隙を突かれ死亡してしまう。
- カロ=ラン「確かに、容易く使える代物ではないが……貴様ら騎士の理は、我ら諜士には関係なきことよ」
アル=ヴァン「だから、背後から撃つのも厭わぬと?卑怯な……!」
カロ=ラン「耳に心地良いぞ。貴様ら騎士は、優位の時にそのような台詞を吐かぬ。敗れる時、死ぬ時になって初めて、敵を卑怯卑劣と罵るのだからな」 - 冒頭のイベントにてエ=セルダに不意討ちで致命傷を与えた時のやり取り。目的の為なら手段を選ばない諜士の性質と、冷酷な彼の人間性がよく分かる台詞である。なお後半の台詞に関してエ=セルダ自身も「人は逆境に瀕してこそ本性が現れる」と肯定している。事実スパロボにおいてもピンチの時に本性を剥き出しにする輩は数え切れないぐらい存在する為、何とも言えない。
搭乗機体
- ラフトクランズ・カロクアラ
- 専用機で、諜士団が保有する唯一のラフトクランズ。威力偵察用にカスタムされている他、騎士の機体ではないためソード・ライフルを持たない。
余談
- カロ=ランの声優である島田敏氏は前作でコンターギオを演じており、二作品連続で敵組織の幹部を演じた事になる。
- ただし所謂「イロモノ」キャラであったコンターギオとは違い、カロ=ランはパプテマス・シロッコのように冷徹な低い声で演じている。
脚注
- ↑ シャナ=ミアやエ=セルダに刃を向けたことで、「一度主君に刃を向けた者は二度目を躊躇わない」と警戒されていた。
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