「ギリシア神話」の版間の差分

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:雷霆を武器とし神々で最強の力を持ち、巨人達との戦いでは大いに活躍した。
 
:雷霆を武器とし神々で最強の力を持ち、巨人達との戦いでは大いに活躍した。
 
:その一方で病的ともいえる女好きで、妻帯者にも関わらず多くの女性と子を成した。その際は動物や他人、果ては雨にまで化けて女性の寝所に侵入する。挙句、姉に無理矢理子供を作らせている。そんな彼の妻は、よりによって結婚と貞節を司る故か恐ろしく嫉妬深い女神ヘラ。この二人の諍いのとばっちりで事件に発展した例が割とある。また、恋愛に対して豪快なのは私事だけではなく、ハーデスが娘のペルセポネーに恋した際は求婚の許可をもらいに来た彼に対してむしろ誘拐するように唆している。
 
:その一方で病的ともいえる女好きで、妻帯者にも関わらず多くの女性と子を成した。その際は動物や他人、果ては雨にまで化けて女性の寝所に侵入する。挙句、姉に無理矢理子供を作らせている。そんな彼の妻は、よりによって結婚と貞節を司る故か恐ろしく嫉妬深い女神ヘラ。この二人の諍いのとばっちりで事件に発展した例が割とある。また、恋愛に対して豪快なのは私事だけではなく、ハーデスが娘のペルセポネーに恋した際は求婚の許可をもらいに来た彼に対してむしろ誘拐するように唆している。
:[[真マジンガー 衝撃! Z編]]における[[マジンガーZ]]は、ゼウスを由来とする。
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:*[[真マジンガー 衝撃! Z編]]における[[マジンガーZ]]は、ゼウスを由来とする。
:[[機動武闘伝Gガンダム]]では[[ゼウスガンダム]]が登場する。
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:*[[機動武闘伝Gガンダム]]では[[ゼウスガンダム]]が登場する。
:[[大空魔竜ガイキング]]では[[大空魔竜]]最大最強の兵器ゼウスミサイルがある。
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:*[[大空魔竜ガイキング]]では[[大空魔竜]]最大最強の兵器ゼウスミサイルがある。
 
;アポロン(Apollon)
 
;アポロン(Apollon)
 
:音楽の神。アポローンとも呼ばれる。よくアポロンを太陽の神とイメージされがちであるが、それはヘリオスと混同したのが原因である。一説ではオルフェウス教の伝説的開祖である詩人オルフェウスの父親と言われている。
 
:音楽の神。アポローンとも呼ばれる。よくアポロンを太陽の神とイメージされがちであるが、それはヘリオスと混同したのが原因である。一説ではオルフェウス教の伝説的開祖である詩人オルフェウスの父親と言われている。
 
:その一方で「道路の保護者」としての[[異名]]'''アギュイエウス(Agyieus)'''、アポロンを象徴する動物である狼を統べる存在'''アポロン・リュケイオス(Apollon Lykeios)'''と名乗ったりする。
 
:その一方で「道路の保護者」としての[[異名]]'''アギュイエウス(Agyieus)'''、アポロンを象徴する動物である狼を統べる存在'''アポロン・リュケイオス(Apollon Lykeios)'''と名乗ったりする。
:[[ヒーロー戦記]]では[[ギリアム・イェーガー]]が仮面を被っていた姿の「アポロン総統」が登場する。
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:*[[ヒーロー戦記]]では[[ギリアム・イェーガー]]が仮面を被っていた姿の「アポロン総統」が登場する。
 
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:*[[OGシリーズ]]では空間転移装置「アギュイエウス」と次元装置「リュケイオス」が登場する。
 
===その他の神々===
 
===その他の神々===
 
;ガイア
 
;ガイア
 
:ギリシャ神話における原初神で、あらゆる神の祖たる存在。ゲーとも呼ばれる。
 
:ギリシャ神話における原初神で、あらゆる神の祖たる存在。ゲーとも呼ばれる。
 
:まず単独で天空神ウラヌス、海神ポントス、暗黒神エレボス、愛神エロスを生み、'''息子のウラヌスと結婚'''してさらにクロノスら新たな神々「巨神族」を生み出した。他にも異形の神々の生んでいるが、それを嫌って冥界に封じたウラヌスを去勢させるなど母神としての愛情は底知れない。ただし、ゼウスと巨神族の戦争時は、クロノスの横暴を見かねてゼウスに協力している。
 
:まず単独で天空神ウラヌス、海神ポントス、暗黒神エレボス、愛神エロスを生み、'''息子のウラヌスと結婚'''してさらにクロノスら新たな神々「巨神族」を生み出した。他にも異形の神々の生んでいるが、それを嫌って冥界に封じたウラヌスを去勢させるなど母神としての愛情は底知れない。ただし、ゼウスと巨神族の戦争時は、クロノスの横暴を見かねてゼウスに協力している。
:[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]では、[[ガイアガンダム]]が登場する。
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:*[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]では、[[ガイアガンダム]]が登場する。
 
;ウラヌス
 
;ウラヌス
 
:ガイアの子にして夫である天空神。ガイアが産んだテュポーンなどの異形神を冥界タルタロスに封じたことでガイアの怒りを買い、去勢されてしまう。その後は、己の愚かさを悟り、息子であり去勢の実行者である時空神クロノスに王位に譲るとともに、クロノスに「お前も自分の息子に王位を奪われるだろう」と予言を告げて去った。かくして、その予言は実現することになる。
 
:ガイアの子にして夫である天空神。ガイアが産んだテュポーンなどの異形神を冥界タルタロスに封じたことでガイアの怒りを買い、去勢されてしまう。その後は、己の愚かさを悟り、息子であり去勢の実行者である時空神クロノスに王位に譲るとともに、クロノスに「お前も自分の息子に王位を奪われるだろう」と予言を告げて去った。かくして、その予言は実現することになる。
:[[バンプレストオリジナル]]では「ウラヌス・システム」が登場している。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では「ウラヌス・システム」が登場している。
 
;ヘリオス(Helios)
 
;ヘリオス(Helios)
 
:太陽神で、その名前も[[ギリシャ語]]で「太陽」を意味する言葉である。天空を翔けるヘリオス神の4頭立て馬車こそが太陽であると信じられていた。
 
:太陽神で、その名前も[[ギリシャ語]]で「太陽」を意味する言葉である。天空を翔けるヘリオス神の4頭立て馬車こそが太陽であると信じられていた。
:[[鉄のラインバレル]]では[[衛星兵器|衛星兵器ヘリオス]]が登場する。
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:*[[鉄のラインバレル]]では[[衛星兵器|衛星兵器ヘリオス]]が登場する。
:[[バンプレストオリジナル]]では[[ギリアム・イェーガー]]が用いた別名の一つ「ヘリオス・オリンパス」がある。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では[[ギリアム・イェーガー]]が用いた別名の一つ「ヘリオス・オリンパス」がある。
 
;プロメテウス(Prometheus)
 
;プロメテウス(Prometheus)
 
:ティターンの一柱。人類に「火」を与えて文明を発展させたが、その行いによってゼウスの逆鱗に触れてしまい、カウカーソス山の山頂に張り付けにさせながら毎日再生する肝臓をハゲタカに啄まれる生き地獄を味わうこととなった。
 
:ティターンの一柱。人類に「火」を与えて文明を発展させたが、その行いによってゼウスの逆鱗に触れてしまい、カウカーソス山の山頂に張り付けにさせながら毎日再生する肝臓をハゲタカに啄まれる生き地獄を味わうこととなった。
:[[超時空要塞マクロス]]では[[マクロス]]がアームドベースの代わりに攻撃空母プロメテウスとドッキングしている。
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:*[[超時空要塞マクロス]]では[[マクロス]]がアームドベースの代わりに攻撃空母プロメテウスとドッキングしている。
:[[バンプレストオリジナル]]では[[プロメテウス・エクスペリメント]]がある。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では[[プロメテウス・エクスペリメント]]がある。
 
;ポセイドン(Poseidon)
 
;ポセイドン(Poseidon)
 
:ギリシア神話の海神。クロノスとレアの子であり、兄弟のゼウス、ハデスと力を合わせて父神の王権を奪ったあと、三兄弟の間で世界を分割統治すべく海洋の支配者となった。
 
:ギリシア神話の海神。クロノスとレアの子であり、兄弟のゼウス、ハデスと力を合わせて父神の王権を奪ったあと、三兄弟の間で世界を分割統治すべく海洋の支配者となった。
:[[ゲッターロボG]]では[[ゲッターポセイドン]]が登場する。
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:*[[ゲッターロボG]]では[[ゲッターポセイドン]]が登場する。
 
;ハデス(Hades)
 
;ハデス(Hades)
 
:地下の王、死者を管理する冥界神。クロノスとレアの子であり、ゼウスとポセイドンの兄弟。オリュンポス十二神に数えられたり数えられなかったり、悪役にされがち。また金属などの地下鉱脈の主ともいわれる。ちなみに、ローマ神話では繁栄の神プルートと同一視される。これは、生死は表裏一体であるという観点から。
 
:地下の王、死者を管理する冥界神。クロノスとレアの子であり、ゼウスとポセイドンの兄弟。オリュンポス十二神に数えられたり数えられなかったり、悪役にされがち。また金属などの地下鉱脈の主ともいわれる。ちなみに、ローマ神話では繁栄の神プルートと同一視される。これは、生死は表裏一体であるという観点から。
 
:妻はペルセポネーだが、一目惚れの果ての誘拐婚(当時のギリシャでは特に問題のない行為だが)。元々優しく女性に不慣れな性格であったためにうまくアプローチできず、ゼウスの言葉を間に受けてかなり豪快な攫い方を敢行している。誘拐前後にペルセポネーの扱いについてあれこれ悩んだりするなど、性格も含めて冥界神とは思えない姿で描かれている。
 
:妻はペルセポネーだが、一目惚れの果ての誘拐婚(当時のギリシャでは特に問題のない行為だが)。元々優しく女性に不慣れな性格であったためにうまくアプローチできず、ゼウスの言葉を間に受けてかなり豪快な攫い方を敢行している。誘拐前後にペルセポネーの扱いについてあれこれ悩んだりするなど、性格も含めて冥界神とは思えない姿で描かれている。
 
:十二神に数えられないのはあまりに多忙なために冥府を空けることができなかったため、悪役扱いはキリスト教による地獄との同一視の影響との説がある。
 
:十二神に数えられないのはあまりに多忙なために冥府を空けることができなかったため、悪役扱いはキリスト教による地獄との同一視の影響との説がある。
:[[真マジンガー 衝撃! Z編]]では[[闇の帝王]]の前身。
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:*[[真マジンガー 衝撃! Z編]]では[[闇の帝王]]の前身。
 
;ティターン(Titan)
 
;ティターン(Titan)
 
:天空神ウラノスと大地の女神ガイアの間に生まれた12柱の神々の兄弟姉妹。巨神族。ゼウスに与しない神々もティターンと称されることも。
 
:天空神ウラノスと大地の女神ガイアの間に生まれた12柱の神々の兄弟姉妹。巨神族。ゼウスに与しない神々もティターンと称されることも。
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:*[[機動戦士Ζガンダム]]では[[ティターンズ]]の元ネタ。
  
 
==人物==
 
==人物==
 
;ヘラクレス(Herakles)
 
;ヘラクレス(Herakles)
 
:ギリシャ神話最大の英雄。ゼウスが人間の女に産ませた半神半人。ゼウスの妻ヘーラーから強く憎まれ、狂気を吹き込まれて罪を犯す。その贖罪のための冒険が「12の功業」である。死後、神になった。
 
:ギリシャ神話最大の英雄。ゼウスが人間の女に産ませた半神半人。ゼウスの妻ヘーラーから強く憎まれ、狂気を吹き込まれて罪を犯す。その贖罪のための冒険が「12の功業」である。死後、神になった。
:[[ベターマン]]では[[ヘラクレス]]が登場。
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:*[[ベターマン]]では[[ヘラクレス]]が登場。
 
;オルフェウス(Orpheus)
 
;オルフェウス(Orpheus)
 
:吟遊詩人。オルペウスとも呼ばれる。文芸の神カリオペーとトラキアの王オイアグロス(名義上の父は太陽神アポロン)の間に生まれているので、半神半人だがそう言った描写は少ない。毒蛇に噛まれて死んでしまった妻エウリュディケーを取り戻すため、冥府に赴いた(ちなみに、新婚だった)。その竪琴の腕を以て、冥府の河の渡し守カロンや番犬ケルベロス、冥府の住人を皆魅了して無事冥王ハーデスの元へ到達。ハーデスの妻ペルセポネーもその哀切の歌に涙したことで説得に成功し、「冥府にいる間エウリュディケーのいる背後を振り向いてはいけない」という条件付きでエウリュディケーの返還を認められた。しかし、冥府脱出直前で振りかえってしまったことで、失敗に終わってしまった。[[日本神話]]のイザナギ・イザナミの神話に似ているが、あちらと違ってエウリュディケーは冥府に連れ戻され、以後関わってこない。
 
:吟遊詩人。オルペウスとも呼ばれる。文芸の神カリオペーとトラキアの王オイアグロス(名義上の父は太陽神アポロン)の間に生まれているので、半神半人だがそう言った描写は少ない。毒蛇に噛まれて死んでしまった妻エウリュディケーを取り戻すため、冥府に赴いた(ちなみに、新婚だった)。その竪琴の腕を以て、冥府の河の渡し守カロンや番犬ケルベロス、冥府の住人を皆魅了して無事冥王ハーデスの元へ到達。ハーデスの妻ペルセポネーもその哀切の歌に涙したことで説得に成功し、「冥府にいる間エウリュディケーのいる背後を振り向いてはいけない」という条件付きでエウリュディケーの返還を認められた。しかし、冥府脱出直前で振りかえってしまったことで、失敗に終わってしまった。[[日本神話]]のイザナギ・イザナミの神話に似ているが、あちらと違ってエウリュディケーは冥府に連れ戻され、以後関わってこない。
 
:その後は輪廻転生を主軸とした教義「オルフェウス教」の開祖となる。しかし、ある時訪れた酩酊の神ディオニュソスを崇めなかったために殺されてしまい、彼の死を偲んだ主神ゼウス(あるいは太陽神アポロン)によって天に挙げられ、琴座となった。開祖とならず入水自殺したという話もあり、こちらは川を流れていた琴をゼウスが天に挙げたという形になる。
 
:その後は輪廻転生を主軸とした教義「オルフェウス教」の開祖となる。しかし、ある時訪れた酩酊の神ディオニュソスを崇めなかったために殺されてしまい、彼の死を偲んだ主神ゼウス(あるいは太陽神アポロン)によって天に挙げられ、琴座となった。開祖とならず入水自殺したという話もあり、こちらは川を流れていた琴をゼウスが天に挙げたという形になる。
:バンプレストオリジナルではUXのフラグシップとして[[オルフェス]]が、その支援機として琴座を由来とする[[ライラス]]が登場する。
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:*バンプレストオリジナルではUXのフラグシップとして[[オルフェス]]が、その支援機として琴座を由来とする[[ライラス]]が登場する。
 
;オデュッセウス(Odysseus)
 
;オデュッセウス(Odysseus)
 
:ギリシア神話の英雄であり、ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公。トロイ侵攻に参加した他の英雄たちが腕自慢の豪傑揃いの中で、彼の場合は知能戦を得意とする知将と一線を画している。
 
:ギリシア神話の英雄であり、ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公。トロイ侵攻に参加した他の英雄たちが腕自慢の豪傑揃いの中で、彼の場合は知能戦を得意とする知将と一線を画している。
:バンプレストオリジナルではUXの主人公機の合体形態として、[[オデュッセア]]が登場する。
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:*バンプレストオリジナルではUXの主人公機の合体形態として、[[オデュッセア]]が登場する。
 
;ラミア(Lamia)
 
;ラミア(Lamia)
 
:ギリシャ神話の登場人物で海の神ポセイドンの息子ベロスと、その母リビュエとの間にもうけられた娘で元々はリビアの女王。
 
:ギリシャ神話の登場人物で海の神ポセイドンの息子ベロスと、その母リビュエとの間にもうけられた娘で元々はリビアの女王。
 
:ゼウスに見初められたがこのことにゼウスの妻であるヘラが怒り、ゼウスとの間に産まれた子供を全て殺され、この時に「上半身は女性で下半身が蛇の怪物」に変えられてしまった。
 
:ゼウスに見初められたがこのことにゼウスの妻であるヘラが怒り、ゼウスとの間に産まれた子供を全て殺され、この時に「上半身は女性で下半身が蛇の怪物」に変えられてしまった。
:[[ベターマン]]及び[[勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING]]に[[ラミア]]が登場する。
+
:*[[ベターマン]]及び[[勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING]]に[[ラミア]]が登場する。
:[[バンプレストオリジナル]]では[[スーパーロボット大戦A]]に登場する女主人公[[ラミア・ラヴレス]]の名前の由来となっている。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では[[スーパーロボット大戦A]]に登場する女主人公[[ラミア・ラヴレス]]の名前の由来となっている。
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;エキドナ(Echidna)
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:上半身は美女で下半身は蛇で背中に翼が生えた怪物。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では[[OGシリーズ]]に登場する[[エキドナ・イーサッキ]]の名前の由来となっている。
 
;ダイダロス(Daidalos)
 
;ダイダロス(Daidalos)
 
:ギリシャ神話の有能な大工。斧、錘、水準器、神像、そしてミノタウロスを閉じ込める為の迷宮を造った。
 
:ギリシャ神話の有能な大工。斧、錘、水準器、神像、そしてミノタウロスを閉じ込める為の迷宮を造った。
:[[超時空要塞マクロス]]の攻撃空母プロメテウスと共に、[[マクロス (強攻型)]]の腕になる。
+
:*[[超時空要塞マクロス]]の攻撃空母プロメテウスと共に、[[マクロス (強攻型)]]の腕になる。
 
;イカロス(Icarus)
 
;イカロス(Icarus)
 
:ダイダロスの息子。父と共に蝋で鳥の羽を固めた翼で空を飛んだが、彼だけが太陽に近づきすぎたために翼が熱で溶けて墜落死してしまった。
 
:ダイダロスの息子。父と共に蝋で鳥の羽を固めた翼で空を飛んだが、彼だけが太陽に近づきすぎたために翼が熱で溶けて墜落死してしまった。
 
:空から落ちて墜落死という際立った最期を遂げながらも、フィクションで彼の名を模したものは飛行能力を持つものが多い。
 
:空から落ちて墜落死という際立った最期を遂げながらも、フィクションで彼の名を模したものは飛行能力を持つものが多い。
:[[ベターマン]]では[[イカロス (UMA)]]が登場。
+
:*[[ベターマン]]では[[イカロス (UMA)]]が登場。
 
==生物、怪物==
 
==生物、怪物==
 
;ペガサス(Pegasus)
 
;ペガサス(Pegasus)
 
:翼がある馬で、空を飛ぶことができる。海神ポセイドンと怪物メデューサの間の子。
 
:翼がある馬で、空を飛ぶことができる。海神ポセイドンと怪物メデューサの間の子。
:『テッカマンブレード』では[[ぺガス]]が登場する。
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:*『テッカマンブレード』では[[ぺガス]]が登場する。
:[[ゾイドシリーズ]]ではオルディオス(SRW未登場)というペガサス型[[ゾイド]]が存在する。
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:*[[ゾイドシリーズ]]ではオルディオス(SRW未登場)というペガサス型[[ゾイド]]が存在する。
:[[機動戦士ガンダム]]では[[ホワイトベース]]がペガサス級強襲揚陸艦2番艦に分類される。
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:*[[機動戦士ガンダム]]では[[ホワイトベース]]がペガサス級強襲揚陸艦2番艦に分類される。
 
;キマイラ(Chimaira)
 
;キマイラ(Chimaira)
 
:ティターン神族のテュポーンと怪物エキドナの間に生まれた怪物。獅子の頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ。「キメラ」とも呼ばれ、転じて合成生物や複数の遺伝情報を持つ生物の代名詞ともなる。
 
:ティターン神族のテュポーンと怪物エキドナの間に生まれた怪物。獅子の頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ。「キメラ」とも呼ばれ、転じて合成生物や複数の遺伝情報を持つ生物の代名詞ともなる。
:[[バンプレストオリジナル]]では特殊部隊[[カイメラ]]が登場し、それらの機体もこの怪物から採られている。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では特殊部隊[[カイメラ]]が登場し、それらの機体もこの怪物から採られている。
:[[ゾイドシリーズ]]ではキメラブロックス(SRW未登場)が登場し、中にはガーゴイル型の個体も存在する。
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:*[[ゾイドシリーズ]]ではキメラブロックス(SRW未登場)が登場し、中にはガーゴイル型の個体も存在する。
 
;ケルベロス(Kerberos)
 
;ケルベロス(Kerberos)
 
:テュポーンとエキドナの間に生まれた、3つの首を持つ地獄の番犬。強大且つ凶暴だがオルフェウスに音楽で眠らされたりヘラクレスに地上へ引きずり出されたりなど攻略される描写も多い。弟に2つ首のオルトロスがいる。
 
:テュポーンとエキドナの間に生まれた、3つの首を持つ地獄の番犬。強大且つ凶暴だがオルフェウスに音楽で眠らされたりヘラクレスに地上へ引きずり出されたりなど攻略される描写も多い。弟に2つ首のオルトロスがいる。
:[[バンプレストオリジナル]]では[[サーベラス]]/[[サーベラス・イグナイト]]の名前の元になる。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では[[サーベラス]]/[[サーベラス・イグナイト]]、[[ケルベリオン]]の名前の元になるほか、ケルベロス・ストライクの技の元ネタとして登場。
:[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]及び[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]に[[ブラストインパルスガンダム|ブラストシルエット]]の武装や[[ケルベロスバクゥハウンド|ウィザード]]のモチーフになった。
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:*[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]及び[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]に[[ブラストインパルスガンダム|ブラストシルエット]]の武装や[[ケルベロスバクゥハウンド|ウィザード]]のモチーフになった。
:[[ゾイド -ZOIDS-]]では[[セイバータイガー]]のバリエーション機体セイバータイガー・ケルベロス(SRW未登場)が登場する。
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:*[[ゾイド -ZOIDS-]]では[[セイバータイガー]]のバリエーション機体セイバータイガー・ケルベロス(SRW未登場)が登場する。
 
;オルトロス(Orthrus)
 
;オルトロス(Orthrus)
 
:ケルベロスと同じくテュポーンとエキドナの間に生まれた双頭の犬。
 
:ケルベロスと同じくテュポーンとエキドナの間に生まれた双頭の犬。
:[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]では[[ガナーザクウォーリア]]の武装のモチーフとなった。
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:*[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]では[[ガナーザクウォーリア]]の武装のモチーフとなった。
 
;メドゥーサ(medousa)
 
;メドゥーサ(medousa)
 
:「メデューサ」とも。
 
:「メデューサ」とも。
 
:蛇の頭髪と見た者を石化させる怪物であり、ゴーゴン三姉妹の三女。元は美しい髪を持った美女だったが、「自分の髪はアテナの髪より美しい」と自慢したばかりにアテナの逆鱗に触れてこのような姿となった。それでもなお許されず、アテナの命を受けたペルセウスに殺される。
 
:蛇の頭髪と見た者を石化させる怪物であり、ゴーゴン三姉妹の三女。元は美しい髪を持った美女だったが、「自分の髪はアテナの髪より美しい」と自慢したばかりにアテナの逆鱗に触れてこのような姿となった。それでもなお許されず、アテナの命を受けたペルセウスに殺される。
:[[蒼穹のファフナー]]ではファフナーの射撃武装メデューサがある。
+
:*[[蒼穹のファフナー]]ではファフナーの射撃武装メデューサがある。
:[[マシンロボ クロノスの大逆襲]]では[[ディオンドラ]]が愛用している妖剣メドゥーサがある。
+
:*[[マシンロボ クロノスの大逆襲]]では[[ディオンドラ]]が愛用している妖剣メドゥーサがある。
 
;ヒュドラ(hydra)
 
;ヒュドラ(hydra)
 
:「ハイドラ」「ヒドラ」とも。
 
:「ハイドラ」「ヒドラ」とも。
 
:テュポーンとエキドナの間に生まれた、9つ頭を持つ毒蛇。1つ首を落としてもそこから2つの首が生えてくるという高い再生能力を持っている。ヘラクレスが2番目の試練としてこの怪物を殺すために戦い、彼に倒される。
 
:テュポーンとエキドナの間に生まれた、9つ頭を持つ毒蛇。1つ首を落としてもそこから2つの首が生えてくるという高い再生能力を持っている。ヘラクレスが2番目の試練としてこの怪物を殺すために戦い、彼に倒される。
 
:うみへび座(海蛇座、hydra)のうみへびとはこの怪物のことである。  
 
:うみへび座(海蛇座、hydra)のうみへびとはこの怪物のことである。  
:新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT(SRW未参戦)ではハイドラガンダムが登場する。
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:*新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT(SRW未参戦)ではハイドラガンダムが登場する。
:[[ゾイドシリーズ]]では[[ジェノザウラー]]の強化発展型であるジェノハイドラ(SRW未登場)のモチーフになっている。
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:*[[ゾイドシリーズ]]では[[ジェノザウラー]]の強化発展型であるジェノハイドラ(SRW未登場)のモチーフになっている。
 
;フェニックス(Phoenix)
 
;フェニックス(Phoenix)
 
:ギリシア神話やエジプト神話に登場する伝説上の鳥。数百年に一度、自ら香木を積み重ねて火をつけた中に飛び込んで焼死し、その灰の中から再び幼鳥となって現れるという。
 
:ギリシア神話やエジプト神話に登場する伝説上の鳥。数百年に一度、自ら香木を積み重ねて火をつけた中に飛び込んで焼死し、その灰の中から再び幼鳥となって現れるという。
:後代のヨーロッパでは、悪魔学によりソロモン72柱の魔神の1柱とされ、魔術、呪術、神秘学に関する書物グリモワールにも記載された。その場合は序列37番の大いなる侯爵とされる。一方でキリスト教徒はこの鳥を再生のシンボルとみなされている。
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:後代のヨーロッパでは、悪魔学によりソロモン72柱の魔神の1柱とされ、魔術、呪術、神秘学に関する書物グリモワールにも記載された。その場合は序列37番の大いなる侯爵とされる。
:[[マクロスゼロ]]では[[VF-0  フェニックス]]が登場する。
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:一方でキリスト教徒はこの鳥を再生のシンボルとみなされている。
:[[GEAR戦士電童]]では[[フェニックスエール]]が登場する。
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:*[[マクロスゼロ]]では[[VF-0  フェニックス]]が登場する。
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:*[[GEAR戦士電童]]では[[フェニックスエール]]が登場する。
 
== 道具 ==
 
== 道具 ==
 
;アルゴー船(Argo)
 
;アルゴー船(Argo)
 
:イアーソーンがコルキスの黄金の羊の毛皮を求める冒険のために建造された巨大な船。この船を建造した船大工アルゴスの名から採られた。
 
:イアーソーンがコルキスの黄金の羊の毛皮を求める冒険のために建造された巨大な船。この船を建造した船大工アルゴスの名から採られた。
 
:ヘラクレスをはじめとする英雄たちが乗り込んで活躍したようだ。
 
:ヘラクレスをはじめとする英雄たちが乗り込んで活躍したようだ。
:[[バンプレストオリジナル]]では[[アイム・ライアード]]の別名「ハーマル・アルゴー」の元ネタ
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:*[[バンプレストオリジナル]]では[[アイム・ライアード]]の別名「ハーマル・アルゴー」の元ネタ
 
;アイギス(Aigis)
 
;アイギス(Aigis)
 
:「イージス」とも。
 
:「イージス」とも。
 
:主神ゼウスが娘の女神アテナに与えた防具(盾とも胸当てとも言われている)。邪悪・災厄を払う魔除けの能力を持ち、後に退治された怪物メドゥーサの首をはめ込んだ。フィクションでは、主に盾あるいは守護を司る存在に使われることが多い。
 
:主神ゼウスが娘の女神アテナに与えた防具(盾とも胸当てとも言われている)。邪悪・災厄を払う魔除けの能力を持ち、後に退治された怪物メドゥーサの首をはめ込んだ。フィクションでは、主に盾あるいは守護を司る存在に使われることが多い。
:[[蒼穹のファフナー]]では防御兵装イージスがある。
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:*[[蒼穹のファフナー]]では防御兵装イージスがある。
:[[機動戦士ガンダムSEED]]では[[イージスガンダム]]が登場する。
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:*[[機動戦士ガンダムSEED]]では[[イージスガンダム]]が登場する。
:[[バンプレストオリジナル]]では地球を防衛する計画[[イージス計画]]がある。
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:*[[バンプレストオリジナル]]では地球を防衛する計画[[イージス計画]]がある。
 
==[[黄道十二星座]]==
 
==[[黄道十二星座]]==
 
全てがギリシア神話由来の星座。占星術上では十二宮となる。[[Zシリーズ]]に登場する[[スフィア]]は黄道十二星座に由来する。
 
全てがギリシア神話由来の星座。占星術上では十二宮となる。[[Zシリーズ]]に登場する[[スフィア]]は黄道十二星座に由来する。

2013年10月27日 (日) 16:13時点における版

ギリシア神話(Greek Mythology)

ギリシア発祥の神話。人間臭い神々と英雄たちの織り成す神話で、歴史上存在した(現在の88以外に抹消されたものも含む)星座の多くが、古代ギリシャ人が神話をモチーフに考え出したもの。ゼウスを初めとして、色恋にまつわる事件が多い。

ギリシア神話が取り入れられている作品

バンプレストオリジナル
ギリシア神話に関する名称が多くとられている。
真マジンガー 衝撃! Z編
ゼウスなどが登場。

神々

オリュンポス十二神(Dodekatheon)

オリュンポス山の山頂に住まうと伝えられる12柱の神々。

ゼウス(Zeus)
ギリシア神話の主神にして天空神。そして、オリュンポス十二神をはじめとする神々の王であるため、この神を知っている者は多い。
雷霆を武器とし神々で最強の力を持ち、巨人達との戦いでは大いに活躍した。
その一方で病的ともいえる女好きで、妻帯者にも関わらず多くの女性と子を成した。その際は動物や他人、果ては雨にまで化けて女性の寝所に侵入する。挙句、姉に無理矢理子供を作らせている。そんな彼の妻は、よりによって結婚と貞節を司る故か恐ろしく嫉妬深い女神ヘラ。この二人の諍いのとばっちりで事件に発展した例が割とある。また、恋愛に対して豪快なのは私事だけではなく、ハーデスが娘のペルセポネーに恋した際は求婚の許可をもらいに来た彼に対してむしろ誘拐するように唆している。
アポロン(Apollon)
音楽の神。アポローンとも呼ばれる。よくアポロンを太陽の神とイメージされがちであるが、それはヘリオスと混同したのが原因である。一説ではオルフェウス教の伝説的開祖である詩人オルフェウスの父親と言われている。
その一方で「道路の保護者」としての異名アギュイエウス(Agyieus)、アポロンを象徴する動物である狼を統べる存在アポロン・リュケイオス(Apollon Lykeios)と名乗ったりする。

その他の神々

ガイア
ギリシャ神話における原初神で、あらゆる神の祖たる存在。ゲーとも呼ばれる。
まず単独で天空神ウラヌス、海神ポントス、暗黒神エレボス、愛神エロスを生み、息子のウラヌスと結婚してさらにクロノスら新たな神々「巨神族」を生み出した。他にも異形の神々の生んでいるが、それを嫌って冥界に封じたウラヌスを去勢させるなど母神としての愛情は底知れない。ただし、ゼウスと巨神族の戦争時は、クロノスの横暴を見かねてゼウスに協力している。
ウラヌス
ガイアの子にして夫である天空神。ガイアが産んだテュポーンなどの異形神を冥界タルタロスに封じたことでガイアの怒りを買い、去勢されてしまう。その後は、己の愚かさを悟り、息子であり去勢の実行者である時空神クロノスに王位に譲るとともに、クロノスに「お前も自分の息子に王位を奪われるだろう」と予言を告げて去った。かくして、その予言は実現することになる。
ヘリオス(Helios)
太陽神で、その名前もギリシャ語で「太陽」を意味する言葉である。天空を翔けるヘリオス神の4頭立て馬車こそが太陽であると信じられていた。
プロメテウス(Prometheus)
ティターンの一柱。人類に「火」を与えて文明を発展させたが、その行いによってゼウスの逆鱗に触れてしまい、カウカーソス山の山頂に張り付けにさせながら毎日再生する肝臓をハゲタカに啄まれる生き地獄を味わうこととなった。
ポセイドン(Poseidon)
ギリシア神話の海神。クロノスとレアの子であり、兄弟のゼウス、ハデスと力を合わせて父神の王権を奪ったあと、三兄弟の間で世界を分割統治すべく海洋の支配者となった。
ハデス(Hades)
地下の王、死者を管理する冥界神。クロノスとレアの子であり、ゼウスとポセイドンの兄弟。オリュンポス十二神に数えられたり数えられなかったり、悪役にされがち。また金属などの地下鉱脈の主ともいわれる。ちなみに、ローマ神話では繁栄の神プルートと同一視される。これは、生死は表裏一体であるという観点から。
妻はペルセポネーだが、一目惚れの果ての誘拐婚(当時のギリシャでは特に問題のない行為だが)。元々優しく女性に不慣れな性格であったためにうまくアプローチできず、ゼウスの言葉を間に受けてかなり豪快な攫い方を敢行している。誘拐前後にペルセポネーの扱いについてあれこれ悩んだりするなど、性格も含めて冥界神とは思えない姿で描かれている。
十二神に数えられないのはあまりに多忙なために冥府を空けることができなかったため、悪役扱いはキリスト教による地獄との同一視の影響との説がある。
ティターン(Titan)
天空神ウラノスと大地の女神ガイアの間に生まれた12柱の神々の兄弟姉妹。巨神族。ゼウスに与しない神々もティターンと称されることも。

人物

ヘラクレス(Herakles)
ギリシャ神話最大の英雄。ゼウスが人間の女に産ませた半神半人。ゼウスの妻ヘーラーから強く憎まれ、狂気を吹き込まれて罪を犯す。その贖罪のための冒険が「12の功業」である。死後、神になった。
オルフェウス(Orpheus)
吟遊詩人。オルペウスとも呼ばれる。文芸の神カリオペーとトラキアの王オイアグロス(名義上の父は太陽神アポロン)の間に生まれているので、半神半人だがそう言った描写は少ない。毒蛇に噛まれて死んでしまった妻エウリュディケーを取り戻すため、冥府に赴いた(ちなみに、新婚だった)。その竪琴の腕を以て、冥府の河の渡し守カロンや番犬ケルベロス、冥府の住人を皆魅了して無事冥王ハーデスの元へ到達。ハーデスの妻ペルセポネーもその哀切の歌に涙したことで説得に成功し、「冥府にいる間エウリュディケーのいる背後を振り向いてはいけない」という条件付きでエウリュディケーの返還を認められた。しかし、冥府脱出直前で振りかえってしまったことで、失敗に終わってしまった。日本神話のイザナギ・イザナミの神話に似ているが、あちらと違ってエウリュディケーは冥府に連れ戻され、以後関わってこない。
その後は輪廻転生を主軸とした教義「オルフェウス教」の開祖となる。しかし、ある時訪れた酩酊の神ディオニュソスを崇めなかったために殺されてしまい、彼の死を偲んだ主神ゼウス(あるいは太陽神アポロン)によって天に挙げられ、琴座となった。開祖とならず入水自殺したという話もあり、こちらは川を流れていた琴をゼウスが天に挙げたという形になる。
  • バンプレストオリジナルではUXのフラグシップとしてオルフェスが、その支援機として琴座を由来とするライラスが登場する。
オデュッセウス(Odysseus)
ギリシア神話の英雄であり、ホメーロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公。トロイ侵攻に参加した他の英雄たちが腕自慢の豪傑揃いの中で、彼の場合は知能戦を得意とする知将と一線を画している。
  • バンプレストオリジナルではUXの主人公機の合体形態として、オデュッセアが登場する。
ラミア(Lamia)
ギリシャ神話の登場人物で海の神ポセイドンの息子ベロスと、その母リビュエとの間にもうけられた娘で元々はリビアの女王。
ゼウスに見初められたがこのことにゼウスの妻であるヘラが怒り、ゼウスとの間に産まれた子供を全て殺され、この時に「上半身は女性で下半身が蛇の怪物」に変えられてしまった。
エキドナ(Echidna)
上半身は美女で下半身は蛇で背中に翼が生えた怪物。
ダイダロス(Daidalos)
ギリシャ神話の有能な大工。斧、錘、水準器、神像、そしてミノタウロスを閉じ込める為の迷宮を造った。
イカロス(Icarus)
ダイダロスの息子。父と共に蝋で鳥の羽を固めた翼で空を飛んだが、彼だけが太陽に近づきすぎたために翼が熱で溶けて墜落死してしまった。
空から落ちて墜落死という際立った最期を遂げながらも、フィクションで彼の名を模したものは飛行能力を持つものが多い。

生物、怪物

ペガサス(Pegasus)
翼がある馬で、空を飛ぶことができる。海神ポセイドンと怪物メデューサの間の子。
キマイラ(Chimaira)
ティターン神族のテュポーンと怪物エキドナの間に生まれた怪物。獅子の頭と山羊の胴体、毒蛇の尻尾を持つ。「キメラ」とも呼ばれ、転じて合成生物や複数の遺伝情報を持つ生物の代名詞ともなる。
ケルベロス(Kerberos)
テュポーンとエキドナの間に生まれた、3つの首を持つ地獄の番犬。強大且つ凶暴だがオルフェウスに音楽で眠らされたりヘラクレスに地上へ引きずり出されたりなど攻略される描写も多い。弟に2つ首のオルトロスがいる。
オルトロス(Orthrus)
ケルベロスと同じくテュポーンとエキドナの間に生まれた双頭の犬。
メドゥーサ(medousa)
「メデューサ」とも。
蛇の頭髪と見た者を石化させる怪物であり、ゴーゴン三姉妹の三女。元は美しい髪を持った美女だったが、「自分の髪はアテナの髪より美しい」と自慢したばかりにアテナの逆鱗に触れてこのような姿となった。それでもなお許されず、アテナの命を受けたペルセウスに殺される。
ヒュドラ(hydra)
「ハイドラ」「ヒドラ」とも。
テュポーンとエキドナの間に生まれた、9つ頭を持つ毒蛇。1つ首を落としてもそこから2つの首が生えてくるという高い再生能力を持っている。ヘラクレスが2番目の試練としてこの怪物を殺すために戦い、彼に倒される。
うみへび座(海蛇座、hydra)のうみへびとはこの怪物のことである。
  • 新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT(SRW未参戦)ではハイドラガンダムが登場する。
  • ゾイドシリーズではジェノザウラーの強化発展型であるジェノハイドラ(SRW未登場)のモチーフになっている。
フェニックス(Phoenix)
ギリシア神話やエジプト神話に登場する伝説上の鳥。数百年に一度、自ら香木を積み重ねて火をつけた中に飛び込んで焼死し、その灰の中から再び幼鳥となって現れるという。
後代のヨーロッパでは、悪魔学によりソロモン72柱の魔神の1柱とされ、魔術、呪術、神秘学に関する書物グリモワールにも記載された。その場合は序列37番の大いなる侯爵とされる。
一方でキリスト教徒はこの鳥を再生のシンボルとみなされている。

道具

アルゴー船(Argo)
イアーソーンがコルキスの黄金の羊の毛皮を求める冒険のために建造された巨大な船。この船を建造した船大工アルゴスの名から採られた。
ヘラクレスをはじめとする英雄たちが乗り込んで活躍したようだ。
アイギス(Aigis)
「イージス」とも。
主神ゼウスが娘の女神アテナに与えた防具(盾とも胸当てとも言われている)。邪悪・災厄を払う魔除けの能力を持ち、後に退治された怪物メドゥーサの首をはめ込んだ。フィクションでは、主に盾あるいは守護を司る存在に使われることが多い。

黄道十二星座

全てがギリシア神話由来の星座。占星術上では十二宮となる。Zシリーズに登場するスフィアは黄道十二星座に由来する。

牡羊座
ゼウスが贈った神の羊。
牡牛座
ゼウスが変化した牡牛。
双子座
ゼウスの双子の息子カストルとポルックス。
蟹座
化け蟹。英雄ヘラクレスに踏み潰される。
獅子座
ネメアの獅子。怪物エキドナの生んだ尋常ならざるライオンである。
乙女座
ギリシアの女神。どの女神かは諸説ある。
天秤座
正義を計る天秤。乙女座となっている(候補の一柱)正義の女神アストライアの物である。
蠍座
英雄オリオンを刺殺した神の使いであるサソリ。
射手座
下半身が馬の亜人ケンタウロスが弓矢を引く姿。
山羊座
ヤギ頭の牧神パーンが下半身を魚に変えた時の姿というのが一般の説。
こんな妙な姿なのは、怪物テュポーンに驚いて急いで川に逃げようとして半端な変身をしてしまったたためという説と巨神族の戦いの際に撹乱させる轟音を出すために貝殻を探して潜った際の姿という説の2通りがある(一般的なのは前者)。
水瓶座
水がめを持つ美少年、神々の給仕ガニュメデス。
魚座
美の女神アプロディテとその子エロスがそれぞれ魚となった姿。