「ミハエル・ギャレット」の版間の差分
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*放映当時からサウダーデのデザインや中の人が同じと言うことで、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズの[[キラ・ヤマト]]との類似性がよく指摘されているが、もう一人の主人公[[シン・アスカ]]ともいくつかの共通点があり、キラとシンを足して半分に割ったようなキャラクターともいえる。彼らとの共演は初参戦の[[スーパーロボット大戦K]]で実現した。 | *放映当時からサウダーデのデザインや中の人が同じと言うことで、『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズの[[キラ・ヤマト]]との類似性がよく指摘されているが、もう一人の主人公[[シン・アスカ]]ともいくつかの共通点があり、キラとシンを足して半分に割ったようなキャラクターともいえる。彼らとの共演は初参戦の[[スーパーロボット大戦K]]で実現した。 | ||
− | * | + | *彼の声優である保志氏は後年『[[マクロスF]]』にて、ミハエルと属性が酷似([[ランカ・リー|ヒロイン]]の兄で敵の[[エース]])したキャラクターである[[ブレラ・スターン]]を演じる事になった。 |
*色々と解釈ができる退場の仕方をしたが、『ガン×ソード』のトークイベント「まさひろ山根のロフトで山だ」にて、二人の生死についての質問に対し、倉田英之氏は「死んでる死んでる」と回答しつつも、谷口悟朗監督と共に「どっちともとれるよう意図的にぼかしている。皆さん方の妄想にお任せします。」と回答している。 | *色々と解釈ができる退場の仕方をしたが、『ガン×ソード』のトークイベント「まさひろ山根のロフトで山だ」にて、二人の生死についての質問に対し、倉田英之氏は「死んでる死んでる」と回答しつつも、谷口悟朗監督と共に「どっちともとれるよう意図的にぼかしている。皆さん方の妄想にお任せします。」と回答している。 | ||
2021年11月12日 (金) 00:31時点における版
ミハエル・ギャレット | |
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外国語表記 | Michael Garrett |
登場作品 | ガン×ソード |
声優 | 保志総一朗 |
デザイン | 木村貴宏 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 人間(惑星El) |
性別 | 男 |
所属 | カギ爪の男の集団 |
ミハエル・ギャレットは『ガン×ソード』の登場人物。
概要
カギ爪の男の集団における新生オリジナル7の一員であり、そのオリジナル7のヨロイの一つであるサウダーデ・オブ・サンデイに乗る。
ウェンディ・ギャレットの兄。両親の死後は伯父の元で暮らし、伯父の死後も二人で助け合って暮らしていたが、物語開始前に盗賊団リーダーのラッキー・ザ・ルーレットによって誘拐され、かねてより彼の電気体質に目をかけていたカギ爪の男と出会う。結果、彼の思想に共鳴したことによってオリジナル7として彼の夢の為に戦うことになる。
誠実で優しい性格で、カギ爪の男を始めヨロイ乗りの師であるガドヴェド・ガオードや姉的存在だったファサリナらの信頼は厚い。
妹想いで優しく、生真面目で責任感の強い青年だが、反面、精神的な脆さと未熟さを併せ持つ故に、カギ爪の男の思想が正しいのか苦悩する事も多い。最終的にはファサリナの行動により迷いを捨てるが、逆に長い旅で精神的に成長し、自らのやるべき事を見つけた妹のウェンディと心ならずも対決することになる。
作中で彼が述べた通り、暴力がはびこる惑星EIの状況を考えればカギ爪の男の目的に邁進したのも自分なりに母星の状況を憂い、純粋に自分の持つ能力を世界のために役立てたいと思ったが故の結果であり、ある意味復讐一辺倒のヴァンよりも志ある行動だったとも言える。しかし、ミハエルはカギ爪の男の言葉を受け入れただけだったのに対してウェンディは自分の足で多くのものを見てきたことが大きな違いとなり、彼女に否定される事となる。
最後はファサリナと共に瓦礫の下に埋もれるが、死亡したかどうかは定かではない。
ちなみに名前を略すると「ミギャー」。でも略さないで欲しいらしい。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 初登場作品。基本的に原作通りだが、原作と比べて登場がかなり早い。フラグを立てれば原作シナリオ終了後にファサリナと共に自軍に加入する。キラとの夢の共演は必見である。
- ちなみに原作では出来なかったエルドラメンバー、プリシラと戦闘できる。なおネロ達にウェンディには勇敢に戦って死んだと伝えてやると言われ、「勝手に殺すな!」と突っ込みを入れる。仲間になった場合、エンディングでファサリナと共に旅に出たようである。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 初の音声収録作品。今回も登場タイミングが早まっている。原作通りファサリナと行為に及んだ。また、終始敵のままである。
- 今回は施設の崩落に巻き込まれないため、エンディングでも生死は明言されないものの原作と比べて生存寄りの描写になっている。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊スキル
エースボーナス
人間関係
- ウェンディ・ギャレット
- 妹。両親を失った後は彼女の面倒を見てきており、カギ爪の男の集団に入った後も密かに送金する等、妹想いの兄であったが、最終的に彼女と対立し、銃口を向けられる。
- ヴァン
- 妹をたぶらかしたと思い込んでおり(実際は妹の恩人なのだが)、カギ爪の男の命を狙っている事もあり、彼に強い憎悪を抱き、宇宙にて激闘を繰り広げる。最終的には互いに馬鹿と罵倒し合う。
- ファサリナ
- カギ爪の男の集団における仲間で、ミハエルにとっては強い信頼関係にある姉的存在であったが終盤は彼女と驚愕の行動をする事になり、関係性もやや違ってくる。
- カギ爪の男
- 彼の思想に共感し同志となったが、中盤までは迷いを捨てきれずにいた。
- ガドヴェド・ガオード
- ヨロイ乗りの師として尊敬しており、彼からも認められていた。
- カロッサ
- カギ爪の男から信頼されている故に彼から敵視される。
- メリッサ
- 兄のカロッサとは違って彼女からは慕われているが、カロッサのミハエルへの敵愾心の一因となってしまっている。
- カメオ
- ウェンディにあげたペットで、自分の代りに妹を守るように頼む。それ故、後に自らが妹を手にかけようとした際に彼に止められる事となる。
- ザピロ・ムッターカ
- 自身の搭乗機となるサウダーデの調整担当。その縁から互いに信頼しあう仲であり、妹ウェンディへの送金も彼に頼んでいた。
- しかし反乱を起こした彼から協力を求められることになり、送金をカギ爪の男や他のメンバーに頼まなかった事を突かれて自身がカギ爪の男に完全に心酔している訳ではない事に気付いて苦悩するが、結局は彼と決別する事になる。
- ラッキー・ザ・ルーレット
- 盗賊団のリーダー。彼に誘拐されたことでカギ爪と出会う。
他作品との人間関係
- キラ・ヤマト
- 「機体のデザインが似ている」、「声優が保志氏」という共通性からファンからよく話題にされているが、『K』にてとうとう共演。
- シナリオライターもそれを意識しているのか、ミハエルからはキラを他人とは思えないと評されている。
- シン・アスカ
- 『K』にて妹のウェンディに対する仕打ちを彼から強く非難される。境遇的にはキラよりもむしろ彼の方に共通点が多いが、最大の違いとしてシンは妹を失っている事もあってか、妹を悲しませるミハエルに対して激しい怒りを見せる。仲間になる際には彼に「二度と妹を泣かせるなよ」と声をかけられており、ミハエルも彼の言葉には素直に頷いている。
- 司馬宙
- 『K』にてウェンディに対する仕打ちを彼にも強く非難されており、シンと一緒に「兄」としての怒りをぶつけてくる。
- シェルディア・ルージュ
- 彼女の妹のレムがガズムに憑依されていることを知り、彼女の境遇に同情すると共に、レムの救出に闘志を燃やす。
- 獅堂光
- 『T』では自身の行動を彼女から非難される。上記の兄たちのポジションに近いがこちらはウェンディ同様の「妹」としての立場からなのが興味深い。
名(迷)台詞
- 「ムッターカさん…。人は…人が幸せになる方法は、あるんでしょうか…」
- 第18話。ムッターカと決別した後の呟き。この頃はまだ迷いを抱えていたが、次第に迷いを捨てていく事となる。
- 「なぜ、なぜ未来に目を向けない! なぜ過去を捨てされない! それこそ旧時代の悪しき恩讐だ!」
- 第23話、ヴァンとミハエルが対決した時の論戦の一部で、復讐という「過去」に生きるヴァンに対して「未来」に邁進するミハエルを表した台詞。
- ただしここの応酬ではミハエルの物言いが少し生硬で、カギ爪の男から教えられたことをただ繰り返しているという感もある(メタ的に言えば、ガンダム的なやりとりのパロディともいえる)。
- また、ミハエル自身も妹であるウェンディに密かに送金してたりと、完全に過去を捨て去れておらず、ヴァンから「妹離れができないお兄ちゃん」と言われ「妹を守ろうとして何が悪い!」とムキになって反論した。
- 「同志を否定するという事は僕を否定するという事か! それだけは、それだけは…!!」
- 最終話。ウェンディからカギ爪の男を否定された後、激昂しウェンディの首を絞めてしまう。直後にカメオに指を噛まれて正気に戻る。
- 「ウェンディ…お前が正しいのかもしれない…でも僕が選んだ道も正しいと思うんだ…計画は無くなっても、僕は僕の道を進みたい。だから…お前はお前の道を。…お前に、持っていてほしいんだ」
- 同話。計画続行不可能になった後、目を覚ましたウェンディに別れの言葉として銃と共に贈る。この台詞が彼とウェンディの交わした最後の言葉になる。
- 「離れろ…ファサリナさんから…その人は…その人は…」
- 同話、ファサリナを助けるためにカルメンの前に現れて。ファサリナはミハエルに寄り添うがその直後、瓦礫が降り注ぐ。
- 「僕はミハエル、ミハエル・ギャレットです。略して『ミギャー』って言いますが、お願いだから略さないでください」
- 『ガン×ソードさん』初登場時の台詞。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
戦闘台詞
- 「何なんだ、お前は!」
「私の真似をしているつもりか!」 - 『K』でのキラとの特殊戦闘台詞。対峙した者の声がミハエルとよく似ている事を考えると、そう言いたくなる事も無理はない…。
- ちなみに前者の台詞はシンの台詞を意識している。
- 「不思議だ…あなたは他人な気がしない…」
- 仲間になった後のキラへの援護台詞。やはりそう感じてしまうのか…。
- 「消え失せろ、ジョーカー!」
- 『T』でのヴァンとの特殊戦闘台詞。原作通りなのだが、アニメ『ペルソナ5』で保志氏が演じた明智吾郎も大体似たような台詞を叫ぶのでそちらを連想してしまうことも。
- 「安心してくれ!もうすぐ企業という概念もなくなる!」
- 『T』でのサイゾウ・トキトウならびサギリ・サクライとの特殊戦闘台詞。価値観の違う人間との共存・共生を考えず、組織自体の善悪を見極めることも一切ない姿勢が垣間見える。
- 「宇宙海賊!同志はお前のような人間さえ救ってくれるのだぞ!」
- 『T』でのキャプテンハーロックとの特殊戦闘台詞。「宇宙海賊=ならず者」という一般的な観念はハーロックに当てはまらないのだが、彼にとっては宇宙海賊全てが同一存在に見えているのだろう。
- 「少女達よ!未来を憂いるのなら同志の下へ来るんだ!」
- 『T』での魔法騎士との特殊戦闘台詞。自身の境遇や世界の腐敗により未来をあまりに悲観し過ぎているとはいえ、カギ爪の男を盲信している状態で彼女らを説得しようとする様子は傍から見てもカルト宗教の信者と同質にしか捉えられない……。
インターミッション
- 「同志の計画が実行されれば、世界中の人が幸せになれるんだぞ! お前達はなぜ邪魔をする!」
「それがお前の理想か!? そんな事を言っているから世界から争いがなくならない! 私の言葉を聞け! 同志の考えは絶対なのだ!」
「聞きわけのない奴め…! これ以上同士の邪魔をするなら私がお前を消す!」 - 『K』第27話(アークエンジェルルート)「幸せへのカウントダウン」におけるキラとの戦闘前会話。ヴァンとの戦闘前会話よりも長い会話。
- キラにはカギ爪の男の思想を真っ向から否定されたものの、以前からファンに望まれ、遂に実現した対決でもある。
- 「な、なんだ!? 奴らの力は…!」
- 『K』第27話(アークエンジェルルート)「幸せへのカウントダウン」より。妹を蔑ろにするミハエルに対して怒りを露にするシンと宙に戸惑う。
- ミハエル「他人のお前に、そんな事を言われる覚えはない!」
シン「世の中には、妹と会いたくたって、二度と会えない奴だっているんだ! 生きてるうちは妹に優しくしてやれ!」
ミハエル「…な、何を言ってるんだ? そんなのは余計なお世話だ!」 - 『K』第32話「リセットされる世界・前編」におけるシンとの戦闘前会話。中盤と同じくシンにウェンディに対する態度を咎められ、更にミハエルはシンの事情を知らないとはいえ、妹を失っているシンに論されて戸惑うも、「余計なお世話」と突っぱねてしまった事で更なる怒りを買う事に。
- 「ウェンディが言った事、命を賭して自分の目で確かめてみたい…! それが同志のためにもなる…」
「勘違いするな。世界から争いをなくしたいという同志の考えは間違ってなかったと思ってる。私はそれを自分なりのやり方で実現したい。それだけだ」 - 『K』終盤で仲間になる際の台詞。
- 「………私の道は私だけが歩く道ではない、か…」
- 『K』終盤で仲間になる際、「道を違えたらまた敵になるかもしれない」と言ったところ、キラに「僕達と同じ道を歩く事もできるはず」と諭されて。
- 「妹の体を乗っ取られたシェルディアさんのつらい気持ちは察するに余りある…! 今すぐその体から出て行け!」
「ならば力ずくで追い出してみせる!」 - 第32話「リセットされる世界・前編」におけるレムに憑依したガズムとの戦闘前会話。
搭乗機体
- サウダーデ・オブ・サンデイ
- 専用機。
余談
- 放映当時からサウダーデのデザインや中の人が同じと言うことで、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのキラ・ヤマトとの類似性がよく指摘されているが、もう一人の主人公シン・アスカともいくつかの共通点があり、キラとシンを足して半分に割ったようなキャラクターともいえる。彼らとの共演は初参戦のスーパーロボット大戦Kで実現した。
- 彼の声優である保志氏は後年『マクロスF』にて、ミハエルと属性が酷似(ヒロインの兄で敵のエース)したキャラクターであるブレラ・スターンを演じる事になった。
- 色々と解釈ができる退場の仕方をしたが、『ガン×ソード』のトークイベント「まさひろ山根のロフトで山だ」にて、二人の生死についての質問に対し、倉田英之氏は「死んでる死んでる」と回答しつつも、谷口悟朗監督と共に「どっちともとれるよう意図的にぼかしている。皆さん方の妄想にお任せします。」と回答している。