「沢渡拓郎」の版間の差分
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:115話「慮外なる一撃」より。デウスエクスマキナを破壊すべく、月へと飛ぼうとするラインバレルの背後にいきなり現れ、ビームソードでコクピットを貫く。ところが…? | :115話「慮外なる一撃」より。デウスエクスマキナを破壊すべく、月へと飛ぼうとするラインバレルの背後にいきなり現れ、ビームソードでコクピットを貫く。ところが…? | ||
;「まさか俺がこんなセリフを吐く日が来るなんてな…… ―――早瀬 シャングリラは俺の命に代えても守ってやる だからテメェは必ずソイツをぶっ殺せ」 | ;「まさか俺がこんなセリフを吐く日が来るなんてな…… ―――早瀬 シャングリラは俺の命に代えても守ってやる だからテメェは必ずソイツをぶっ殺せ」 | ||
− | : | + | :華型ヒトマキナがカモフラージュを解除して出現した際にロストバレルで出撃して。実はこれまで沢渡は[[ラインバレル|機体]]を指す『二本角』で呼んでおり、ファクターである浩一自身に対して呼びかけたことは一度もなかった。 |
;「ああ分かってんよ ……それに こんなコトで赦されようとも思っちゃいねェ……」<br/>「こいつは単なる俺なりの正義(ケジメ)だ」 | ;「ああ分かってんよ ……それに こんなコトで赦されようとも思っちゃいねェ……」<br/>「こいつは単なる俺なりの正義(ケジメ)だ」 | ||
:直後に加藤から、「(オーバーライドを不可能にする[[ナノマシン]]をまいたので)ロストバレルのオーバーライドは使えないぞ」と言われたときの返事。 | :直後に加藤から、「(オーバーライドを不可能にする[[ナノマシン]]をまいたので)ロストバレルのオーバーライドは使えないぞ」と言われたときの返事。 |
2018年9月16日 (日) 18:27時点における版
沢渡拓郎 | |
---|---|
読み | さわたり たくろう |
登場作品 | |
声優 | 稲田徹 |
デザイン |
下口智裕(原作) 平井久司(アニメ) |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
年齢 | 22歳 |
身長 | 189 cm |
体重 | 72 kg |
血液型 | B型 |
所属組織 | 加藤機関 → 某国地下組織 → 独自行動 |
所属部隊 | 四番隊(加藤機関) |
役職 | 隊長(加藤機関) |
趣味 | バイク |
好きな食べ物 | 焼肉 |
嫌いな食べ物 | 野菜 |
沢渡拓郎は『鉄のラインバレル』の登場人物。
概要
加藤機関の四番隊隊長を務める人物。機動力を強化したアルマであるイダテン及びイダテン弐型を駆る。
血気盛んな熱い性格の熱血漢。宗美や美海と同じく、媒体で動向が大きく違う人物の一人で、アニメ版では終始原作前半の「粗暴だが仲間意識の強い男」として描かれており、その原作の後半では「自分なりの正義のため、手段を選ばず行動するダークヒーロー」として描写されている。
原作漫画版
レズナー隊の隊員たちに脱出を命じるなど部下思いで好漢な一面を持つが、一般人を見せしめに殺害するなどの残忍な一面も併せ持つ。戦場で加藤と出会って加藤機関に入ったようだが、そのきっかけが「偽善者づらした奴らをぶっ飛ばす」コトである。
後に久嵩の戦い方に疑問を覚え、撤退したシャングリラで11体目のマキナ「ロストバレル」を発見、そのファクターとなっている。その後はヒトマキナとの戦いには加わらず行方を晦ませ、3年後ではデミトリーの伝手で東欧を拠点とする別組織に厄介になっているらしく、JUDAと合流した加藤機関と激突する。
リンカーンとの接触を機に自分なりにヒトマキナと戦うべく動き出し、成り行きで浩一と共闘してレイル・スプリッターと戦うが、ナノマシン攻撃に圧倒されて敗北。帰還した先で、世話になっていた地下組織の人間を皆殺しにして待っていた美海から共闘を持ちかけられるもこれを拒絶、ペインキラーごと木っ端微塵に粉砕して殺害した。そして、最終作戦に打って出た加藤機関とヒトマキナの戦いの場にいきなり現れ、「全てを終わらせる」べくラインバレルを攻撃。その後、加藤機関と合流し「俺なりの正義(ケジメ)」として、警備用ヒトマキナが多数立ちはだかる中、残存電脳破壊のために突撃、ヒトマキナの母艦を破壊するも、自身もその命を散らした[1]。
アニメ版
最終的にJUDAと共闘し、テルミノ・クレメンティア終了後は特自に入隊していた。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- アニメ版設定で参戦。デミトリー同様第1話から登場。搭乗機は射程が短いが、移動力の高さにものを言わせて強引に詰めて来る。味方になった後は移動力強化のサポーターとして猛威を振るう。エンディングでは他の機関のメンバーや森次と一緒にLOTUS参加前の罪により投獄されているが、ゼクス達に共に投獄されている面々と同様にプリベンターにスカウトされる事に。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作漫画版の設定で参戦。今回は参ノ型・四ノ型には乗り換えず、終始弐ノ型のまま。交戦機会は多いものの、イダテンにはオールキャンセラーが無い為にナーブクラックで醜態を晒すことになる(原作通りではあるし、彼だけに限ったコトではないが)。
- 本作では仲間にはならず終始敵のままで、「ユダ」にて原作通りロストバレルのファクターになり、自分を呼び出したノーヴルの手引きで旧ロシアにいて「来たるべき時」までにおいて行方を晦ませた。
- 自軍の最終決戦後は捕まらないように逃げ続けていた模様……が運悪くエンディングにてスカルフォースに捕捉され、海動&真上の地獄コンビと対峙する羽目になってしまうがその後の彼の顛末は不明。少なくともあの地獄コンビ相手なのだから無事では済んでいないのだろう……。結局ノーヴルの言う『来たるべき時』の真意は明かされず、見方によっては石神の捨て駒にされてしまったといえなくもない。メタ的に考えると『UX』発売当時はこれ以上原作が進行していない上、デウスエクスマキナとの決戦が原作より一足先に完結したため割を食ったのだと思われる。原作終盤の活躍を考えるとあんまりな扱いとなっている。
- 余談ではあるが、撃墜したときに落とすスキルパーツが「スマッシュ・ドールのディスク」やら「シェリルのディスク」となったりするが、まさかそっちの趣味もあったりするのだろうか。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- 原作漫画版設定で登場。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
イダテンのイメージに恥じず回避・技量・格闘に優れる。切りこみ役としては最適だが射程のなさが問題。ボーナス込みで最大5は厳しすぎる。『UX』では普通の強敵といった感じだが、イダテン弐ノ型が脆いためあまり厄介ではない。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- L
- 斬り払い、撃ち落とし、カウンター、指揮L1、底力L9、アタックコンボL3
- 加藤機関の例に洩れず指揮1レベルを所持。沢渡は自分が切り込むタイプなので、同じく接近戦型のジャックやイクサーズ、ユリアンヌあたりと一緒に使えばいいだろう。
- UX
- 底力L7、援護攻撃L3、援護防御L3
- 技能レベルはそこそこだが見切りすらないため、自身が自嘲しているように終盤戦ではもはや相手にならない。
人間関係
- 加藤久嵩
- 上官。ただし呼び捨てにするなど態度は対等。原作漫画版ではデミトリーを殺害した兵士を引き入れていたコトを恨んでおり、それが離反の一因になった。
- 菅原マサキ
- 同僚。あまり信用しておらず、原作漫画版では沢渡自身、アニメ版ではマサキが反旗を翻すことに。
- デミトリー・マガロフ
- 同僚。かなり親しい戦友であり、彼を「旦那」と呼んで慕っている。それだけに彼の死には激昂し、彼を殺した迅雷に対して強い敵意を抱いている。
- 原作漫画版ではロストバレル奪取後、彼の伝手を使って北欧へ逃亡している。
- ユリアンヌ・フェイスフル
- 同僚。何かと組んで行動することが多い。
- 王政陸
- 同僚。原作漫画版及び『UX』では加藤の命令を受けて彼を粛清しているが、アニメ版設定『L』では彼の死を悼んでいた。
- 中島宗美
- アニメ版では同僚で、最後は涙を呑んで彼を介錯する事になる。
- ジャック・スミス
- 同僚。アニメ版では中盤敵対関係になるが、最終的には再び共闘。
- 早瀬浩一
- 最終章では自分の獲物として付け狙うが、時には共闘するコトも。
- 九条美海
- 『UX』では彼女を「俺なんかよりも、よっぽどイカれてる」と称した。また、原作では彼女からJUDAとの共闘を説得されるが、それを一蹴。離反してきたパルドとロックで彼女を殺害した。
他作品との人間関係
- 張五飛
- 『L』では同僚。当初は彼を新入り扱いし、小馬鹿にする事もあったが、最終的にはよき仲間となっている。彼の事を「おデコ」やら「おデコちゃん」やらのあだ名で呼ぶ場面も。
- 剣
- 『L』ではデミトリーの死に激昂した沢渡の姿に、自身の過去を顧みてか「復讐の鬼と化したか」と評していた。
- 悠凪・グライフ
- 「今まで散々LOTUSに迷惑をかけたから」と罪悪感で自軍部隊に馴染めない彼に対して、元LOTUSの敵対者だった者の一人として彼に部隊に馴染むよう励ましの言葉を贈っている。
- ゼクス・マーキス、ルクレツィア・ノイン、サリィ・ポォ
- 『L』のエンディングにて、彼らからプリベンターにスカウトされる。
- 海動剣、真上遼
- 『UX』のエンディングにて彼らと交戦している。
- リボンズ・アルマーク、シュナイゼル・エル・ブリタニア
- 『CC』では「偽りの世界」の彼らと接触し、「偽りの世界」の真実を伝える。
名台詞
共通
- 「昨日まで素人だったガキが努力もしねェで力を手に入れ、それを行使できるたァ…つくづくムカツク存在だぜ、ファクターって奴はよォ!」
原作漫画版
- 「ほう~~なるほどなァ」
「どうした? オレをぶっ潰すんじゃなかったのか? 早くしないとこいつら全員死んじまうぞ」
「ホラ見ろ お前らがグズグズしてっからだろうか」 - 第9話「疾走する正義」より。劣勢に陥った遠藤姉弟を挑発する手段として、彼らの眼の前で逃げ遅れた民間人の乗ったロープウェイを握り潰すという凶行を敢行した際の台詞。
- まだ純然たる悪役だった頃の沢渡の非道さを象徴する場面だが、『ラインバレル』の最終話が掲載された『チャンピオンRED』2015年6月号に掲載された原作者のインタビューにて、この時沢渡に握りつぶされたロープウェイに乗っていたのは民間人ではなく加藤機関を裏切った人間であるということが明かされている。
- 「……ねェ……居ねェぞ……どこだよデミトリーの旦那ァ……」
「弔ってやろうと思ったのによォ……居ねェんだ……何処にも居ねェんだよ」
「コクピットん中ァ血と肉片だらけで 何処にも旦那が居ねェんだよ」 - 30話「反逆は雪と共に」にて、迅雷に破壊されたカグツチのコクピットから這い出して曰く。譫言のように呟くその様子が、デミトリーの無残極まる死に様を物語る……。
- 「! ふざけんなよレズナー!!! 『アレ』が旦那だとォ!!? そんなワケねェだろうが!!!」
- その直後。肉体さえ残らないほどに凄惨な死を遂げたデミトリーの「姿」を突きつけられて激昂する。この後「離せよクソ神父!」と怒鳴るが「私はクソ神父ではない 元神父だ」と切り返されて若干冷静さを取り戻す。が……。
- 『UX』ではデミトリーの死を知るのがシャングリラの艦橋での報告であり、飛び出そうとしてレズナーに止められる、という流れになっている。
- 「旦那を殺した奴らァ 必ず見つけ出してブッ殺してやる!! そいつらの一族諸共 ガキだろうと 女だろうと」
「皆殺しだ!!!!」 - そのシーンの〆。凄絶に笑いながら、沢渡は復仇を叫ぶ。
- 「青いのォ…悪いがコイツは俺の獲物だ 邪魔すんな」
「だからテメェはさっさと本社に帰れよ 相当苦戦してるみたいだぜ?」 - 39話「届く陽、そして発かれる陰」より。迅雷とヴァーダントの戦闘に割り込み、デミトリーの仇討ちにかかる。
- 「……無人機なんて 命懸けねェ戦い方しやがってよォ」
「でもまァ 一応仇は取ったぜ―――旦那」
「でも心配すんな これで狩りを終わらせるつもりはねェからよ」 - 40話「黄昏の断罪」より。迅雷を撃破し、画竜点睛を欠きながらもひとまず勝利を収める。『UX』では最後の部分が採用されているが、撤退時の捨て台詞であるため迫力には欠ける。
- 「後ろがガラ空きだぜ 二本角ォ!!」
- 55話「マキナ殺し」にて、新型アルマを駆逐するラインバレル・アマガツに対して。参ノ型の主砲たるビームを放つが、転送フィールドで撃ち返されてしまう。
- 「!! その声……忘れねェ……」
「てめェ……デミトリーの旦那を殺った無人機乗りか!!?」
「野郎……旦那を殺しておいて何で加藤機関に居やがる!?」
「誰だ 誰が引き込みやがった!? いや そんなこたァ今はどうだっていい 今はブッ殺すだけだ!!」
「よし ビームの方も生きてるぜ!! 見てろよ旦那 今アンタの―――」 - ラインバレル・アマガツの力を一撃で感知し、勝てないと直感した沢渡は新型アルマの残り1機に撤退を促すが、返ってきた返答、その声は紛れもない、デミトリーを殺した迅雷を操る者。その男が加藤機関に引き抜かれていたことを知り、怒りを爆発させる。仇を討とうとビームの照準を古橋の新型アルマに向けるが……。
- 「…な…」
「何してんだァ!!! 二本角ォオオ!!!」 - ラインバレル・アマガツによって古橋は眼前で殺され、復仇の機会は永遠に失われた。やり場のなくなった怒りはそのままアマガツに向くが、既に遅かった……。
- 原作序盤にて矢島の仇を討とうと浩一がハグレマキナを殺そうとした矢先、山下によってハグレマキナが倒されてしまったシーンと似通ったものがあり、沢渡の前途も桐山と異なる形での浩一のifとなるかのように予感させる。
- 「いいぜいいぜ…どうせこの後一回死ななきゃならねェんだ。好きなだけ撃って来いよ」
- 力を求め、石神によって存在を教えられた最後のマキナ「ロストバレル」のファクターになろうと加藤機関を裏切った沢渡。ヒトマキナの出現を誘発する沢渡のファクター化を阻止するため、加藤はシャングリラの機銃で沢渡のイダテンに集中砲火を加えるが…。
- 「久嵩もバカだよな…殺す気で俺を止めようとしやがって…」
「……お陰でいろいろ手間が省けたぜ……」 - 加藤の攻撃で臓物が露出するほどのダメージを受けた沢渡を見たロストバレルはマキナの原則に従って沢渡を自身のファクターに取り込もうとする。そして…。
- 「……う…今にも…逝っちまいそうだ……その前に」
「爺くらいは殺しておくか…」 - 混濁する意識の中、その瞳に輝くは赤きファクターアイ。沢渡を自らのファクターと認識したロストバレルはその意志に従い、自らの行く手を阻もうとした真田のアルマ・ツラナギに手を伸ばす…。
- 「相手の素性もわからず ケンカを売るようなバカはここで死んどけ」
「NSAかCIAかそれとも世間様には公表できないお約束の秘密機関か―――」
「まぁどれでもいい 俺が誰だかわかってて喧嘩を売るようなバカも……」
「ココで死んどけ」 - 96話「偶像による讒見」より。マンハッタンの街角で自分に喧嘩を売ってるゴロツキを叩きのめしているところを、自分を追跡している黒服の集団に止められる。
- そんな彼らを始末するべく、沢渡はロストバレルを転送した。
- リンカーン「こうしてキミと接触するために 米国側に随分と犠牲を出させてしまった」
沢渡「迎えなんか寄越すからそうなるんだよ」
「――――で ヒトマキナ如きが何の用だ?」 - 100話「怪物」のラストシーンより。ヒトマキナの特使として現れた真来梓の「お爺ちゃん」ことリンカーン、その真の目的は沢渡との接触だった。
- リンカーン「沢渡拓郎 何故我々に刃を向ける?」
沢渡「てめェらの計画には二本角が必要だって言ったよな?それが気に入らねェだけだ」
リンカーン「理解が出来んな」
沢渡「あの野郎を殺るのはオレなんだよ」 - ラインバレル復帰後に襲撃してきたリンカーンと戦うべくラインバレルと共闘した理由。もろにツンデレライバルのテンプレセリフだが、リンカーンはそんな沢渡を嘲笑する。
- 「勘違いするな」
「俺が加藤機関に入った理由はな―――テメェみたいな欺瞞に満ちた人間を ブッ殺すためだ」 - 109話の〆。
- 「手を差し伸べることが 必ずしも救いになるワケじゃ無ェ」
「それに気づこうとしなかったテメェも 所詮は自分が気持ち良くなりたいだけの嘘つきなんだよ」
「最後にそれがわかっただけでも―――ありがたいと思え」 - 110話「爆せる鬼」にて。加藤機関との共闘を説得する美海を凶刃で拒絶し、彼を救おうと思って呼びかけたのに拒絶され、激高した美海とペインキラーをロストバレルで一蹴。
- ペインキラーのダメージと共に、肉体を失って首だけとなった美海にこの台詞を発し、彼女の偽善を抉り出すのだった。
- 浩一「了解ッ これで全てを―――」
沢渡「終わらせてやる」 - 115話「慮外なる一撃」より。デウスエクスマキナを破壊すべく、月へと飛ぼうとするラインバレルの背後にいきなり現れ、ビームソードでコクピットを貫く。ところが…?
- 「まさか俺がこんなセリフを吐く日が来るなんてな…… ―――早瀬 シャングリラは俺の命に代えても守ってやる だからテメェは必ずソイツをぶっ殺せ」
- 華型ヒトマキナがカモフラージュを解除して出現した際にロストバレルで出撃して。実はこれまで沢渡は機体を指す『二本角』で呼んでおり、ファクターである浩一自身に対して呼びかけたことは一度もなかった。
- 「ああ分かってんよ ……それに こんなコトで赦されようとも思っちゃいねェ……」
「こいつは単なる俺なりの正義(ケジメ)だ」 - 直後に加藤から、「(オーバーライドを不可能にするナノマシンをまいたので)ロストバレルのオーバーライドは使えないぞ」と言われたときの返事。
- 「簡単だぁ難しいだぁは関係無ェ――― ――大事なのは俺がアイツをぶっ潰してェってコトだけだ
- 華型ヒトマキナに突入する前に戦線を越えて辿り着くまでが難しいとユリアンヌに言われた際に。
- 「どうだ…ちゃんと辿り着けたぜ…」
レズナー「…沢渡…お前…」
「なぁに……オーバードライブが使えねェぐれェで こんなザコどもに負けるかよ… さぁ祭りの始末に取り掛かろうじゃねェか」 - 劇中最後の台詞。華型ヒトマキナ内部に辿り着いた物の、オーバードライブを行うために必要なテールスタビライザーや左腕をビームソードごと失っているにも関わらず強気の発言。そして自身の命を代償に華型の撃墜を成し遂げた…。
アニメ版
- 「ん~…へへっ…フ…」
「見とれてるんだ。ほっといてくれ」 - ♯14「流れるは血、失うは涙」より。シャングリラ艦内で鏡を覗いている時の一言。後者は「いくら鏡を見ても、顔の形が変わるわけではあるまい」と呆れるマサキに対して。何気にナルシストな一面が垣間見える。
- なお沢渡役の稲田徹氏はリハーサル時、「今日もモミアゲ絶好調~♪」とアドリブを入れてハミングしていたそうである。
- 「宗美、てめえ…! お前はお前なりの理由があって戦ってきたんじゃなかったのか!?」
- ♯24「鋼鉄の華」より。マキナ人間になって敵対した宗美に対して。『L』においても、宗美を説得するときにこの台詞を言う。
- 「…分かった…。今、楽にしてやる…」
- 同上。突如自我を取り戻した宗美に自分を殺してくれと懇願された際に。この後、彼が乗った量産型マキナを破壊するが、両者の表情は悲しいものだった…。
- 「な…あれは…二本角だと!?」
- ♯26「鉄の影」より。訓練中の沢渡の前に現れたのは、既に眠りについたはずの「マキナ殺し」だった…。
- 「へっ! 俺の出る幕はねぇってか。なぁ久嵩…やっぱりファクターって奴はムカつく存在だな」
- 同上。自分たちが苦戦を強いられたラインバレル・エコーを蹴散らすラインバレルを見ながら、今は亡き仲間に言葉を贈る。
スパロボシリーズの名台詞
原作漫画版
- 「チッ、今のこいつら相手にアルマ如きじゃ何ともならねェ…だがな、黙って引き下がるほど、物わかりは良くねえんだよォ!」
- 『UX』第3部第43話竜宮島ルート「特異点」に於ける戦闘前会話。
- 沢渡「ケッ、毎度毎度ご苦労なこった! 地獄の果てまで逃げてやるぜ!」
???「フン、地獄の果てだと…?」
???「俺たちの前じゃ、そんな言葉は通じねえぜ!」
沢渡「!? き、貴様らは…!」 - エンディングにてロストバレル共々自分を追跡するスカーレットらに悪態を突けて逃走しようと豪語したが、ここで「地獄」の言葉を言った事が彼の運の尽きとなった。
- 何せ、骸骨の魔神と地獄が彼の前にやってきたので…(しかも「LEGEND of KAISER」の歌い出しは「最強の魔人よ戦え 今 地獄の果てまでも」と沢渡の発言の対になっている)。
- 尤も、原作で戦う理由を「偽善者面した奴らをぶっ飛ばす」と語った彼を始末しに現れたのが、「偽善者」や「正義の味方」等という優しいものではなく、「戦いたいから戦い、潰したいから潰す」地獄コンビだったのは沢渡への痛烈な皮肉と言えなくもない(直後の場面で正義の味方に「あの2人なら、俺達が来る前に終わらせている」と言われてしまっているのが…)。
- 「…わからねェんだよ、マサキ」
「資金が残ってるってェのに、何で久嵩は使わねェんだ?」
「とぼけんなよ。あるんだろう?俺の機体だってフル改造できる資金がよ」
「なァ、教えてくれよ、マサキ。なんで使わねェんだよ」 - 中断メッセージにて、資金があるにも関わらず、自分の機体への改造に使おうとしない加藤に苛立ってマサキに詰め寄っている。
- ちなみに原因は沢渡が毎回機体を壊されてしまい、それを修理するために余剰資金が底をついているのだが、マサキはそれを言おうとしなかった。
アニメ版
- 「旦那…! よくも旦那をやりやがったなぁぁぁっ!!」
「うるせえ、裏切り者が! これは俺個人の感情の問題だ! ちきしょおおおおっ!!」 - 『L』第26話「それぞれの願い」に於けるデミトリー撃破時の咆哮。後者は「デミトリーは戦士としての務めを全うして死んだ」と言うジャックへの怒りの言葉。LOTUSを圧倒するほどの気迫と共に、イダテン弐型が唸りを上げる。
- 「俺達が言えた義理じゃねえが確かにあのはねっ返りの言う通りだ。気にしすぎるとハゲるぜ」
- 『L』第32話「奏でられた曲は」より。悠が仲間に加わる際に、自身のそれまでの行いの事で罪悪感を感じている彼を励まして。悠への気遣いと励ましの言葉であると同時に、沢渡も沢渡なりにそれまでの自分達の行いに罪悪感を抱いている事も伺わせられる。ちなみにここで言っている「はねっ返り」とはアスカの事。最後の「気にしすぎるとハゲる」というのは、まだ相当若いのに自身の正義や信念について突き詰めて考えている一応後輩の彼を意識しての言葉かもしれない。
- 「お前、性格変わったよなぁ!」
- 宗美を援護攻撃する際の台詞。確かに原作漫画版とTVアニメ版では宗美の性格は別人同然だが、浩一と関わった事でもう一度「正義」を信じる事が出来たのだろう。
搭乗機体
- イダテン試作型
- SRW未登場。高機動アルマの先駆け。
- イダテン
- 最初に乗っていた機体。機動力を強化されている。
- イダテン弐型
- イダテンの改良型。巨大な推進機を持ち、飛行可能。
- イダテン参ノ型
- SRW未登場の最終型。戦艦型で先端が人型の上半身に変形。アルマでは初のビーム兵器搭載。ラインバレル・アマガツにビームを跳ね返されて撃沈した。
- イダテン四ノ型
- デミトリーのカグツチと王政陸のヤオヨロズの防御面を応用したハイブリッドアルマであり携行式ビーム砲を持つ機体。上半身がヤオヨロズの耐熱表皮、下半身がカグツチの重装甲型となっており、専用武器であった一閃を捨てている。SRW未登場。
- ロストバレル
- 加藤機関が隠していた11番目のマキナにしてマキナの祖。名前の通りラインバレルを含むバレルシリーズの祖でもあり、ラインバレルの前身機または試作機に当たる。石神の策略によって沢渡がファクターとなった。
余談
当初は原作漫画版における初登場の戦いですぐに戦死してしまう予定だった。死亡を先送りにされた後でも序盤のヤラレ役のようなポジションの噛ませ犬感は否めなかったがロストバレルを手に入れてファクターになった現在では物語の重要人物にまで昇格している。
- ↑ 最後の場面では彼の切断された右腕と巻いていたマフラー、四肢を全て損失したロストバレルが登場し、母艦の爆発に巻き込まれている。