「火星の後継者」の版間の差分
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2017年10月27日 (金) 18:08時点における版
火星の後継者(The Martian Successors)とは、『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』に登場する敵組織。
概要
熱血クーデターを経て地球と和平に漕ぎ着いた木連から離反し、火星の演算ユニットを我物としようとしたクーデター軍。
ネルガル重工とライバル関係にあるクリムゾン・グループの発案したヒサゴプランを隠れ蓑とし、プランの各部へと人員を送り込んで潜伏。アキトにより演算ユニットの存在が明らかになると同時にヒサゴプランを占拠。ほぼ全てのターミナルコロニーとボソンジャンプを掌握する。一般的となったボソンジャンプと、ヒサゴプランによるジャンプ経路を用い、ボソンジャンプによる新時代・新秩序を構築し、政治経済の独占支配を目論む。
戦力的には連合軍に劣るため、ボソンジャンプで政府の重要施設を奇襲することでクーデターを成し遂げようとした。しかし完全制圧目前にしてナデシコCのボソンジャンプを許してしまい、火星圏の機動兵器はすべてホシノ・ルリによって掌握され沈黙。結果ボソンジャンプを用いた地球の制圧は、ボソンジャンプによる火星の制圧により鎮圧されることとなった。
実は草壁が再度の決起を起こした真の理由は、ボソンジャンプの危険性について地球側に証明する為であり、劇中の様子からもその目的は果たされている。
余談だが、『機動戦艦ナデシコ』の英題は『Martian Successor Nadesico』=『火星の後継者ナデシコ』である。 形はどうあれ、火星の遺跡に残された技術を受け継いだ「ナデシコ」の世界の人々、 特に主要人物は「火星の後継者」と言える、ということであろうか。
登場作品
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 序盤の未来編のみの登場。なんとデュミナスの暗躍の陰でナデシコCらを軍勢で圧倒し、追い詰めた。本作のみ量産型エステバリス、エステバリス砲戦フレーム、ステルンクーゲルを戦力として使用する。
- スーパーロボット大戦W
- 第2部から登場。ザフトやアマルガムと組み、地球連合軍に対抗する。本作でも木連時代の兵器を使用してくるが、『MX』と比べると質が低下している。『MX』とは違い半年しか経ってないのだが……よほど管理が悪かったのだろうか。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- ギガノス帝国と組み、地球連邦政府に宣戦布告する。エリカをはじめとする小バームのバーム星人を人質にとっていた。テロに失敗した直後の最終決戦では、「残存兵力を掻き集めて」という表現が当て嵌まるほどの脆弱振りで抵抗する。実質、強敵は北辰衆のみで、エステバリス隊を中心とした布陣で挑めば労せずに倒せる。戦力不足故かジンシリーズなど木連時代の機動兵器も使用してくる(このためだけにTV版ナデシコがMXに参戦している)。
- スーパーロボット大戦V
- 『マイトガイン』に登場する数々の巨悪と連携を取っている。今回は木連時代の機動兵器はバッタとマジンのみ使用している。
- 演算ユニットがイネスと共に宇宙世紀世界に飛んでしまったため発見できず、代わりにナデシコAと入れ替わりに西暦世界に転移してきたνガンダムのサイコフレームを利用する。また、偶然手に入れたヤマトも利用しようとしていたが乗員の協力が得られず失敗に終わる。
- 組織としては西暦世界ルート第29話とやや早期に壊滅し、以後は残党がガミラスやエンブリヲに糾合されて登場する。
人物
- 草壁春樹
- 火星の後継者の首魁。反ネルガル企業の筆頭であるクリムゾン・グループとは前大戦時から接触しており、ボソンジャンプによる危険性と重要性を説いていた。
- 北辰
- 草壁の懐刀たる隠密部隊の隊長。復讐を誓うアキトの怨敵。
- シンジョウ・アリトモ
- ヒサゴプラン警備部所属の統合軍中佐。アマテラスにてアズマ准将の部下であったが、占拠時に彼を拘束し、爆破の予告を行う。
- ヤマサキ・ヨシオ
- ヒサゴプランに従事する科学者の一人で科学者のリーダー格。ミスマル・ユリカをユニットの人間翻訳機に仕立てるなど平然と非人道的な実験を行う。
- 北辰六人衆
- 北辰に付き従う配下。暗殺者とパイロット共にある程度の技量を有する。