「ガオガイガー」の版間の差分
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+ | 合体時にパーツとなる3機のガオーマシンは、ギャレオンに保存されていたジェネシックマシンのデータをもとに地球の技術で複製したものである。スパイラルガオーとストレイトガオーはまとめてドリルガオー、ブロウクンガオーとプロテクトガオーはまとめてライナーガオー、ガジェットガオーはステルスガオーとして作り上げられた。また、オリジナルが動物モチーフだったのに対し、ガオーマシンは車両をベースにしている。 | ||
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+ | データの解明が不完全であったことや地球の技術が劣っていること、異星と地球のテクノロジーの混在する機体であるためか、ソフトウェア・ハードウェアの両面で不安定な部分を抱えている。 | ||
堅牢な装甲を持つが、その反面内部への衝撃を緩和する能力は低く、攻撃を喰らうと中の凱自身への衝撃ダメージがそのまま伝わる、という弱点がある。また、装甲の熱耐久度は5000度が限界であり、「滅ぶべき右腕」でグランドノヴァに囚われた際はギャレオンが咄嗟に展開したプロテクトシェードで持ち堪えてはいたが、それでも融解ギリギリまで追い込まれていた。 | 堅牢な装甲を持つが、その反面内部への衝撃を緩和する能力は低く、攻撃を喰らうと中の凱自身への衝撃ダメージがそのまま伝わる、という弱点がある。また、装甲の熱耐久度は5000度が限界であり、「滅ぶべき右腕」でグランドノヴァに囚われた際はギャレオンが咄嗟に展開したプロテクトシェードで持ち堪えてはいたが、それでも融解ギリギリまで追い込まれていた。 | ||
− | 因みにコクピットへはギャレオンの口から直通であり、ガオガイガーは常に弱点をむき出しで戦っていることになる。ゾンダー編や原種編にその弱点を突かれた描写はなかったが、FINALでは他ならぬ凱本人が[[スターガオガイガー (レプリジン)|レプリスターガオガイガー]] | + | 因みにコクピットへはギャレオンの口から直通であり、ガオガイガーは常に弱点をむき出しで戦っていることになる。ゾンダー編や原種編にその弱点を突かれた描写はなかったが、FINALでは他ならぬ凱本人が[[スターガオガイガー (レプリジン)|レプリスターガオガイガー]]相手にこの弱点を狙った。(が、プラズマホールドで防がれた。) |
=== 劇中での活躍 === | === 劇中での活躍 === | ||
− | + | 当初は十分なテストが行えないまま出撃し、1回の戦闘で満身創痍(敵からのダメージよりも未完成だけに自壊した部分が多い)の状態となることも多かった。<br /> | |
+ | また、ゾンダー化した人間を救出するためにはコアの摘出と巨大ゾンダーの破壊が必須であり、そのためには劾の命を削る必殺技・ヘルアンドヘブンを使用しなければならなかったなど、過酷な戦いを強いられていたのも大きい。<br /> | ||
+ | しかし、GGG整備部スタッフの勇気と英知により、戦闘を重ねて行く中でそれらの問題点は徐々に解消されていった。<br /> | ||
+ | 第一話では限りなく0に近かったファイナルフュージョンの成功率は、ソフトウェアのアップデートを続けたことにより飛躍的に向上している。<br /> | ||
+ | ハードウェアの面でもヘルアンドヘブンに代わる負担のない必殺技としてゴルディオンハンマーが開発されるなど、ガオガイガーを支える様々なハイパーツールが開発されていったのである。 | ||
− | + | しかし、ゾンダーとの決戦後、襲来した31原種との戦いで大破。<br /> | |
+ | その後、背中のステルスガオーが宇宙戦対応型のステルスガオーIIに強化され、ブロウクンマグナムがブロウクンファントムに、プロテクトシェードがプロテクトウォールに強化された。これが[[スターガオガイガー]]である。[[勇者シリーズ]]伝統の2号ロボとの合体を廃し、あくまで強化レベルに留めたのは製作陣の愛故。<br /> | ||
− | + | また、ウルテクエンジン搭載による強化改修が施されているが、こちらは今のところゲームでは再現されていない。資料によっては、前期型の500倍もの出力とされているが、劇中で数値が判明したのはザ・パワー発動中の47話アイキャッチであり、通常時の数値ではない可能性も否定できない。 | |
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== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
;[[第2次スーパーロボット大戦α]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦α]] | ||
− | : | + | :初登場作品。CGでの合体ムービーも有り、ゾンダー編までだが、他にも様々なイベントが再現されている。中でもマニュアル合体イベントでは、独自要素としてそのマップに出撃した小隊長機も合体の補助をしてくれるほか、条件次第で一足早く[[スターガオガイガー]]に換装可能になる。<br />性能の方は広範囲バリアであるプロテクト・シェードと、中盤で解禁される作中屈指の威力のハンマーヘルアンドヘヴンが強み。欠点は全体攻撃を持たず、射程も低いためボス戦以外では小隊長には向かないこと。しかし小隊員でも前述のバリア、凱の[[加速]]の存在により、コストは高いものの腐ることはない。ちなみにヘルアンドヘヴンの手の組み方が原作と違い、右手親指が上になっている。 |
;[[第3次スーパーロボット大戦α]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] | ||
:[[機界31原種|原種編]]からOVAの[[勇者王ガオガイガーFINAL|FINAL]]を再現し、途中でスターガオガイガーに換装できるように。また、オプションの『ガイダンスシナリオ』にも、[[アラド・バランガ|アラド]]が操作するユニットの一体として登場する。 | :[[機界31原種|原種編]]からOVAの[[勇者王ガオガイガーFINAL|FINAL]]を再現し、途中でスターガオガイガーに換装できるように。また、オプションの『ガイダンスシナリオ』にも、[[アラド・バランガ|アラド]]が操作するユニットの一体として登場する。 | ||
− | :[[特殊技能|サイズ差補正]]のダメージ増減が上がっているため、[[特殊技能|勇者LV]]が低いうちは「避けれないMサイズユニット」となってしまっている。簡単に墜ちるので運用には気をつけよう。 | + | :乗り換えがあるため能力が控え目なのと、[[特殊技能|サイズ差補正]]のダメージ増減が上がっているため、[[特殊技能|勇者LV]]が低いうちは「避けれないMサイズユニット」となってしまっている。簡単に墜ちるので運用には気をつけよう。 |
:ゴルディオンハンマーに[[特殊技能|サイズ差補正無視]]と[[特殊効果|バリア貫通]]が追加されたので2次でもトップクラスだった火力がさらに底上げされた。 | :ゴルディオンハンマーに[[特殊技能|サイズ差補正無視]]と[[特殊効果|バリア貫通]]が追加されたので2次でもトップクラスだった火力がさらに底上げされた。 | ||
=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === | ||
;[[スーパーロボット大戦W]] | ;[[スーパーロボット大戦W]] | ||
− | :第1部に登場。ほぼ原作再現されており、[[機界31原種|原種]]に破壊されスターガオガイガーに乗り換える。<br /> | + | :第1部に登場。ほぼ原作再現されており、[[機界31原種|原種]]に破壊されスターガオガイガーに乗り換える。<br />序盤は武装が少なく登場時は僅か二つ、その後もしばらく三つだけの武装で戦うことになる。乗り換えが控えているためか能力が意外と低いので、過信は禁物。 |
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:膝に装備されたドリル。[[α]]シリーズではブロウクンマグナムの射程に穴があるので隣接されたときの反撃くらいにしか使われない不遇な武装。 | :膝に装備されたドリル。[[α]]シリーズではブロウクンマグナムの射程に穴があるので隣接されたときの反撃くらいにしか使われない不遇な武装。 | ||
;ブロウクンマグナム | ;ブロウクンマグナム | ||
− | : | + | :右下腕部と拳を高速で個別に逆回転させ射出、目標を文字通り「粉砕」するいわゆるロケットパンチ。原作でバリアシステムを貫通しているせいか、バリア無効が付いている(W除く)。 |
:原作では腕の回転機能でゾンダーの攻撃を受け流す防御にも利用することがあった。 | :原作では腕の回転機能でゾンダーの攻撃を受け流す防御にも利用することがあった。 | ||
;格闘 | ;格闘 | ||
:構造の問題から動きが制限されるため肉弾技の種類は少なく、基本的にパンチとかかと落とし、腕ひしぎ十字固めと上記のドリルニーしかしない。 | :構造の問題から動きが制限されるため肉弾技の種類は少なく、基本的にパンチとかかと落とし、腕ひしぎ十字固めと上記のドリルニーしかしない。 | ||
;ヘルアンドヘヴン | ;ヘルアンドヘヴン | ||
− | :ガオガイガーの代名詞とも呼べる必殺技。「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ…」と呪文を唱えながら両掌の攻撃エネルギーと防御エネルギーを融合させ、EMTトルネード(電磁竜巻) | + | :ガオガイガーの代名詞とも呼べる必殺技。「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ…」と呪文を唱えながら両掌の攻撃エネルギーと防御エネルギーを融合させ、EMTトルネード(電磁竜巻)で拘束した敵に突撃。組んだ両手で装甲を撃ち抜いて敵の核を摘出すると同時に掌に集中させた融合エネルギーを目標機体内で解放。核はプロテクトシェードで保護しつつ、目標を内部から完全に破壊する。<br />人命救助を旨とするGGGらしい武装だが、ゾンダー核の正体が不明だった1話や、ガイがアドレナリンで正気を失っていた時は核をそのまま握り潰そうとした。また、核を摘出してエネルギーを放出しゾンダーを破壊した刹那の無防備な瞬間を狙われたこともあった。因みにエネルギー融合の呪文の意味は「2つの力を1つに」。この技自体は不完全なまま使用されており本来の威力は発揮されておらず、負担も本来以上の物となる。そのせいでサイボーグ凱が機能停止しかけたことすらある。 |
:その負担を軽減するために開発されたのが後述のゴルディオンハンマーとそれを使用した新必殺技のハンマーヘルアンドヘヴンである。 | :その負担を軽減するために開発されたのが後述のゴルディオンハンマーとそれを使用した新必殺技のハンマーヘルアンドヘヴンである。 | ||
+ | :スパロボにおいては、ゾンダーや原種が相手の場合、トドメ演出が核を摘出する特殊なものになる | ||
;ハンマーヘルアンドヘヴン | ;ハンマーヘルアンドヘヴン | ||
− | :後述のゴルディオンハンマーと[[ゴルディーマーグ]] | + | :後述のゴルディオンハンマーと[[ゴルディーマーグ]]の体が変形したマーグハンドを使った必殺技。ハンマーヘル・アンド・ハンマーヘブンとも呼ばれる。<br />マーグハンドから取り出した釘をゾンダーに打ち付け(「ハンマーヘル」)、釘抜きの要領でコアを摘出(「ハンマーヘブン」)。「光になれ!」の掛け声と共にゴルディオンハンマーを叩きつけて標的を光に分解、消滅させる。<br /> |
− | : | + | :作中ではほぼ無敵の必殺技であったものの、出力は大幅に上がるのだが強度が変わらないため、敵を光に変える状態が長く維持できない。EI-01戦では空間歪曲で防がれ、自壊寸前まで追い込まれたほか、[[機界新種]]との決戦では物質昇華の侵食速度が重力波の速度を上回っていたことや、相手がゴルディオンハンマーを無効化するゴルディオンモーターを取り込んでいたために通用しなかったばかりかゴルディーマーグも物質昇華されてしまった。 |
− | : | + | :スパロボで使用した場合、通常はハンマーヘルまでで演出が終了するが、トドメをさせる場合は追加演出が入る。ゾンダー系の機体および原種系の機体が相手の場合はハンマヘブン→光になれ となるが、それ以外には「ハンマーヘヴン」が'''省略され'''光になれの演出となる。パイロットは無事ではないはずだが、それでも基本的には当然のように脱出させてくれるスパロボの脱出装置は偉大である。 |
:[[第2次α]]では[[ナシム・ガンエデン]]を光にすると、凱に専用セリフが用意されている。 | :[[第2次α]]では[[ナシム・ガンエデン]]を光にすると、凱に専用セリフが用意されている。 | ||
==== [[ハイパーツール]] ==== | ==== [[ハイパーツール]] ==== | ||
;ディバイディングドライバー | ;ディバイディングドライバー | ||
− | : | + | :左腕に装着されるハイパーツール。毎回OPで勇ましくコールされているが、実は武器ではなく、市街地への被害を防ぐため地面を湾曲させ戦闘フィールドを作るための道具である。なお、うまく応用できれば敵の攻撃の威力を抑えたり動きを止めたりもできる。人命優先であるGGGらしいツールといえるが、アニメ製作現場的には作画が大変になる市街戦描写の負担を軽減するための道具である。 |
+ | :スパロボではイベントでのみ登場するが原作とはゴルディオンハンマーとの登場順が逆である。 | ||
;ゴルディオンハンマー | ;ゴルディオンハンマー | ||
:正式名称グラヴィティショックウェーブジェネレイティングツール(重力衝撃波発生装置) | :正式名称グラヴィティショックウェーブジェネレイティングツール(重力衝撃波発生装置) | ||
:圧縮された重力波を高速で叩きつけて対象を光子レベルまで分解する武器。つまり攻撃されたが最後、防御しようのない高速の重力波で対象は光子に分解圧殺されてしまうのである(凱の'''光になれぇ!'''はここから来ている)。 | :圧縮された重力波を高速で叩きつけて対象を光子レベルまで分解する武器。つまり攻撃されたが最後、防御しようのない高速の重力波で対象は光子に分解圧殺されてしまうのである(凱の'''光になれぇ!'''はここから来ている)。 | ||
:超圧縮された重力波は地球環境をも容易に破壊しかねないため、発動には大河長官の(GGGが日本直轄の頃は内閣総理大臣、国連直属になった後は国連事務総長の)承認キーと命のセーフティーデバイスによる厳重なセキュリティーがかけられている。 | :超圧縮された重力波は地球環境をも容易に破壊しかねないため、発動には大河長官の(GGGが日本直轄の頃は内閣総理大臣、国連直属になった後は国連事務総長の)承認キーと命のセーフティーデバイスによる厳重なセキュリティーがかけられている。 | ||
− | : | + | :元々は前述のヘルアンドヘブンが凱に与える負担を軽減する為代替品として作られたツールであり、設計通り凱への負担はほぼ無くなった。しかし、初使用時に今度はガオガイガーの右半身がほぼ全壊する問題が発生。 |
:その後、急遽ゴルディーマーグを開発したことによりガオガイガー自身への影響も緩和する事に成功した。 | :その後、急遽ゴルディーマーグを開発したことによりガオガイガー自身への影響も緩和する事に成功した。 | ||
2015年6月4日 (木) 22:47時点における版
GBR-1 ガオガイガー(Gaogaigar)
- 登場作品:勇者王ガオガイガー
- 型式番号:GBR-1
- 分類:重機動スーパーメカノイド
- 全高:31.5m
- 重量:630.0t
- 最高走行速度:時速172.0km[初期] → 不明[ウルテクエンジン搭載後]
- 最高飛行速度:M3.0[初期] → 不明[ウルテクエンジン搭載後]
- 最大出力:7,500,000kw(100万馬力)[初期] → 11,250,000kw(150万馬力)?[ウルテクエンジン搭載]→ 3,800,000,000kw(50億馬力)[ザ・パワー?]
- 構成機体:ガイガー【コア】、ドリルガオー【脚部】、ライナーガオー【上腕部】、ステルスガオー【背部、頭部、前腕部】
- 装甲材質:レーザーコーティングスーパーG装甲
- 動力:Gストーン動力炉+GSライド3基※
- 開発者:獅子王麗雄
- 主なパイロット:獅子王凱
- メカニックデザイン:大河原邦男
ガイガーと三機のガオーマシンがファイナルフュージョンした重機動スーパーメカノイド。
機体概要
本機は宇宙メカライオン・ギャレオンによってもたらされたデータを元に建造された対ゾンダー用のスーパーメカノイドである。 合体時にパーツとなる3機のガオーマシンは、ギャレオンに保存されていたジェネシックマシンのデータをもとに地球の技術で複製したものである。スパイラルガオーとストレイトガオーはまとめてドリルガオー、ブロウクンガオーとプロテクトガオーはまとめてライナーガオー、ガジェットガオーはステルスガオーとして作り上げられた。また、オリジナルが動物モチーフだったのに対し、ガオーマシンは車両をベースにしている。
データの解明が不完全であったことや地球の技術が劣っていること、異星と地球のテクノロジーの混在する機体であるためか、ソフトウェア・ハードウェアの両面で不安定な部分を抱えている。
堅牢な装甲を持つが、その反面内部への衝撃を緩和する能力は低く、攻撃を喰らうと中の凱自身への衝撃ダメージがそのまま伝わる、という弱点がある。また、装甲の熱耐久度は5000度が限界であり、「滅ぶべき右腕」でグランドノヴァに囚われた際はギャレオンが咄嗟に展開したプロテクトシェードで持ち堪えてはいたが、それでも融解ギリギリまで追い込まれていた。
因みにコクピットへはギャレオンの口から直通であり、ガオガイガーは常に弱点をむき出しで戦っていることになる。ゾンダー編や原種編にその弱点を突かれた描写はなかったが、FINALでは他ならぬ凱本人がレプリスターガオガイガー相手にこの弱点を狙った。(が、プラズマホールドで防がれた。)
劇中での活躍
当初は十分なテストが行えないまま出撃し、1回の戦闘で満身創痍(敵からのダメージよりも未完成だけに自壊した部分が多い)の状態となることも多かった。
また、ゾンダー化した人間を救出するためにはコアの摘出と巨大ゾンダーの破壊が必須であり、そのためには劾の命を削る必殺技・ヘルアンドヘブンを使用しなければならなかったなど、過酷な戦いを強いられていたのも大きい。
しかし、GGG整備部スタッフの勇気と英知により、戦闘を重ねて行く中でそれらの問題点は徐々に解消されていった。
第一話では限りなく0に近かったファイナルフュージョンの成功率は、ソフトウェアのアップデートを続けたことにより飛躍的に向上している。
ハードウェアの面でもヘルアンドヘブンに代わる負担のない必殺技としてゴルディオンハンマーが開発されるなど、ガオガイガーを支える様々なハイパーツールが開発されていったのである。
しかし、ゾンダーとの決戦後、襲来した31原種との戦いで大破。
その後、背中のステルスガオーが宇宙戦対応型のステルスガオーIIに強化され、ブロウクンマグナムがブロウクンファントムに、プロテクトシェードがプロテクトウォールに強化された。これがスターガオガイガーである。勇者シリーズ伝統の2号ロボとの合体を廃し、あくまで強化レベルに留めたのは製作陣の愛故。
また、ウルテクエンジン搭載による強化改修が施されているが、こちらは今のところゲームでは再現されていない。資料によっては、前期型の500倍もの出力とされているが、劇中で数値が判明したのはザ・パワー発動中の47話アイキャッチであり、通常時の数値ではない可能性も否定できない。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 初登場作品。CGでの合体ムービーも有り、ゾンダー編までだが、他にも様々なイベントが再現されている。中でもマニュアル合体イベントでは、独自要素としてそのマップに出撃した小隊長機も合体の補助をしてくれるほか、条件次第で一足早くスターガオガイガーに換装可能になる。
性能の方は広範囲バリアであるプロテクト・シェードと、中盤で解禁される作中屈指の威力のハンマーヘルアンドヘヴンが強み。欠点は全体攻撃を持たず、射程も低いためボス戦以外では小隊長には向かないこと。しかし小隊員でも前述のバリア、凱の加速の存在により、コストは高いものの腐ることはない。ちなみにヘルアンドヘヴンの手の組み方が原作と違い、右手親指が上になっている。 - 第3次スーパーロボット大戦α
- 原種編からOVAのFINALを再現し、途中でスターガオガイガーに換装できるように。また、オプションの『ガイダンスシナリオ』にも、アラドが操作するユニットの一体として登場する。
- 乗り換えがあるため能力が控え目なのと、サイズ差補正のダメージ増減が上がっているため、勇者LVが低いうちは「避けれないMサイズユニット」となってしまっている。簡単に墜ちるので運用には気をつけよう。
- ゴルディオンハンマーにサイズ差補正無視とバリア貫通が追加されたので2次でもトップクラスだった火力がさらに底上げされた。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 第1部に登場。ほぼ原作再現されており、原種に破壊されスターガオガイガーに乗り換える。
序盤は武装が少なく登場時は僅か二つ、その後もしばらく三つだけの武装で戦うことになる。乗り換えが控えているためか能力が意外と低いので、過信は禁物。 - スーパーロボット大戦BX
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- プラズマホールド
- 左腕の防御エネルギーを攻撃エネルギーに反転させ、放電で相手を拘束する。
- 本編では3回しか使用されていない不遇な武器(ガオガイガーが2回、スターガオガイガー (レプリジン)が1回使用した)。
- ドリルニー
- 膝に装備されたドリル。αシリーズではブロウクンマグナムの射程に穴があるので隣接されたときの反撃くらいにしか使われない不遇な武装。
- ブロウクンマグナム
- 右下腕部と拳を高速で個別に逆回転させ射出、目標を文字通り「粉砕」するいわゆるロケットパンチ。原作でバリアシステムを貫通しているせいか、バリア無効が付いている(W除く)。
- 原作では腕の回転機能でゾンダーの攻撃を受け流す防御にも利用することがあった。
- 格闘
- 構造の問題から動きが制限されるため肉弾技の種類は少なく、基本的にパンチとかかと落とし、腕ひしぎ十字固めと上記のドリルニーしかしない。
- ヘルアンドヘヴン
- ガオガイガーの代名詞とも呼べる必殺技。「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ…」と呪文を唱えながら両掌の攻撃エネルギーと防御エネルギーを融合させ、EMTトルネード(電磁竜巻)で拘束した敵に突撃。組んだ両手で装甲を撃ち抜いて敵の核を摘出すると同時に掌に集中させた融合エネルギーを目標機体内で解放。核はプロテクトシェードで保護しつつ、目標を内部から完全に破壊する。
人命救助を旨とするGGGらしい武装だが、ゾンダー核の正体が不明だった1話や、ガイがアドレナリンで正気を失っていた時は核をそのまま握り潰そうとした。また、核を摘出してエネルギーを放出しゾンダーを破壊した刹那の無防備な瞬間を狙われたこともあった。因みにエネルギー融合の呪文の意味は「2つの力を1つに」。この技自体は不完全なまま使用されており本来の威力は発揮されておらず、負担も本来以上の物となる。そのせいでサイボーグ凱が機能停止しかけたことすらある。 - その負担を軽減するために開発されたのが後述のゴルディオンハンマーとそれを使用した新必殺技のハンマーヘルアンドヘヴンである。
- スパロボにおいては、ゾンダーや原種が相手の場合、トドメ演出が核を摘出する特殊なものになる
- ハンマーヘルアンドヘヴン
- 後述のゴルディオンハンマーとゴルディーマーグの体が変形したマーグハンドを使った必殺技。ハンマーヘル・アンド・ハンマーヘブンとも呼ばれる。
マーグハンドから取り出した釘をゾンダーに打ち付け(「ハンマーヘル」)、釘抜きの要領でコアを摘出(「ハンマーヘブン」)。「光になれ!」の掛け声と共にゴルディオンハンマーを叩きつけて標的を光に分解、消滅させる。 - 作中ではほぼ無敵の必殺技であったものの、出力は大幅に上がるのだが強度が変わらないため、敵を光に変える状態が長く維持できない。EI-01戦では空間歪曲で防がれ、自壊寸前まで追い込まれたほか、機界新種との決戦では物質昇華の侵食速度が重力波の速度を上回っていたことや、相手がゴルディオンハンマーを無効化するゴルディオンモーターを取り込んでいたために通用しなかったばかりかゴルディーマーグも物質昇華されてしまった。
- スパロボで使用した場合、通常はハンマーヘルまでで演出が終了するが、トドメをさせる場合は追加演出が入る。ゾンダー系の機体および原種系の機体が相手の場合はハンマヘブン→光になれ となるが、それ以外には「ハンマーヘヴン」が省略され光になれの演出となる。パイロットは無事ではないはずだが、それでも基本的には当然のように脱出させてくれるスパロボの脱出装置は偉大である。
- 第2次αではナシム・ガンエデンを光にすると、凱に専用セリフが用意されている。
ハイパーツール
- ディバイディングドライバー
- 左腕に装着されるハイパーツール。毎回OPで勇ましくコールされているが、実は武器ではなく、市街地への被害を防ぐため地面を湾曲させ戦闘フィールドを作るための道具である。なお、うまく応用できれば敵の攻撃の威力を抑えたり動きを止めたりもできる。人命優先であるGGGらしいツールといえるが、アニメ製作現場的には作画が大変になる市街戦描写の負担を軽減するための道具である。
- スパロボではイベントでのみ登場するが原作とはゴルディオンハンマーとの登場順が逆である。
- ゴルディオンハンマー
- 正式名称グラヴィティショックウェーブジェネレイティングツール(重力衝撃波発生装置)
- 圧縮された重力波を高速で叩きつけて対象を光子レベルまで分解する武器。つまり攻撃されたが最後、防御しようのない高速の重力波で対象は光子に分解圧殺されてしまうのである(凱の光になれぇ!はここから来ている)。
- 超圧縮された重力波は地球環境をも容易に破壊しかねないため、発動には大河長官の(GGGが日本直轄の頃は内閣総理大臣、国連直属になった後は国連事務総長の)承認キーと命のセーフティーデバイスによる厳重なセキュリティーがかけられている。
- 元々は前述のヘルアンドヘブンが凱に与える負担を軽減する為代替品として作られたツールであり、設計通り凱への負担はほぼ無くなった。しかし、初使用時に今度はガオガイガーの右半身がほぼ全壊する問題が発生。
- その後、急遽ゴルディーマーグを開発したことによりガオガイガー自身への影響も緩和する事に成功した。
特殊能力
- プロテクト・シェード
- 左腕から展開される空間湾曲バリア。原作では受けた攻撃がビーム兵器の場合反射することもあった。SRWでは反射はしないが、小隊制の場合小隊全部を守る広域バリアなので心強い。
移動タイプ
サイズ
- M
機体BGM
- 勇者王誕生!
- デフォルトBGM。
- ヘル&ヘブン
- ヘルアンドヘヴン使用時のBGM。
- ゴルディオンハンマー
- ハンマーヘルアンドヘヴン使用時のBGM。
関連機体
- スターガオガイガー
- 宇宙戦闘用。
- ガオガイガー長距離移動仕様
- 太陽付近に出現した黒きキングジェイダーに対応すべく出動した際の形態。クライマー1二基をブースターとし、ゴルディオンハンマーをメインフレームとしている。
- ゴルディーマーグ
- ハンマーヘルアンドヘブンで必要な相棒。
- ガオファイガー
- ガオガイガーに代わる戦力の要として造られた。
- ジェネシックガオガイガー
- オリジナルのガオガイガー。ガオガイガーはこの機体を地球の技術で再現したデッドコピーにあたる。
- グランディール
- SUNRISE WORLD WAR Fromサンライズ英雄譚に登場する大型FTで、ガオガイガーに似ている。
余談
- 人間と乗り物と「融合合体」してから、さらに巨大ロボットになるという2段変身のステップを踏む合体形態は前作『勇者指令ダグオン』の合体パターンを踏襲している。
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