「アッカナナジン」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(20人の利用者による、間の41版が非表示)
1行目: 1行目:
== アッカナナジン(AkkaNanajin/赤華七神)==
+
{{登場メカ概要
*登場作品:[[リーンの翼 (OVA)]]
+
| 漢字表記 = [[漢字表記::赤華 七神]]
*分類:[[オーラバトラー]]
+
| 登場作品 = {{登場作品 (メカ)|リーンの翼 (OVA)|リーンの翼}}
*全高:---
+
| デザイン = {{メカニックデザイン|篠原保}}
*重量:---
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
*動力:[[オーラコンバーター]]
+
| SRWでの分類 = [[機体]]
*エネルギー:[[オーラ力]]
+
}}
*主なパイロット:[[エイサップ・鈴木]]
 
  
[[ナナジン]]がエイサップの[[オーラ力]]を受けて進化した姿。全身が真っ赤に染まり、より強力なオーラ力を扱えるようになっている。<br/>
+
{{登場メカ概要
劇中では[[リーンの翼]]の導きによる過去の情景を抜けた後、[[東京]]に出た際にいきなり変貌していた。ただ、それでも頑ななまでの信念を持つ[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]駆る[[オウカオー]]相手には互角に戦うのが精一杯であった。
+
| タイトル = スペック
 +
| 分類 = [[分類::オーラマシン]]
 +
*[[分類::オーラバトラー]]
 +
| 動力 = [[動力::オーラコンバーター]]
 +
| エネルギー = [[エネルギー::オーラ力]]
 +
| 前形態 = [[ナナジン]]
 +
| パイロット =
 +
;【パイロット】
 +
:[[パイロット::エイサップ・鈴木]]
 +
;【付き人】
 +
:[[パイロット::エレボス]]
 +
}}
 +
'''アッカナナジン'''は『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』の[[登場メカ]]であり、同シリーズの主役メカの強化形態。
  
ナナジン以上の速度を誇るが、登場時に既に物語が佳境だったことと、この時点のメインは[[オーラバトラー]]の戦闘よりエイサップとサコミズのぶつかり合いが主だったため、OVA版ではあまり派手なアクションは行っていない。<br>
+
== 概要 ==
一方、漫画版では[[ハイパー化]]した[[ドハツオウカオー|オウカオー]]の左腕を斬り落とす活躍を見せた。
+
[[ナナジン]][[エイサップ・鈴木|エイサップ]][[オーラ力]]を受けて進化した姿。全身が真っ赤に染まり、より強力なオーラ力を扱えるようになっている。
  
なお、「アッカ」とは上記したように「赤華」と書く。これは「桜」を意味する言葉であり、オウカオーに対応するネーミングとなっている。
+
劇中では[[リーンの翼]]の導きによる過去の情景を抜けた後、[[東京]]に出た際にいきなり変貌していた。ただ、それでも頑ななまでの信念を持つ[[シンジロウ・サコミズ]]駆る[[オウカオー]]相手には互角に戦うのが精一杯であった。
 +
 
 +
ナナジン以上の速度を誇るが、登場時に既に物語が佳境だったことと、この時点のメインは[[オーラバトラー]]の戦闘よりエイサップとサコミズのぶつかり合いが主だったため、[[OVA|OVA版]]ではあまり派手なアクションは行っていない。一方、[[漫画|漫画版]]では[[オウカオー (ハイパー化)]]の左腕を斬り落とす活躍を見せた。
 +
 
 +
なお、「アッカ」とは上記したように漢字では「赤華」と書く。これは「桜」を意味する言葉であり、オウカオーに対応するネーミングとなっている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
;[[スーパーロボット大戦UX]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦UX}}
:スパロボ初登場。パワーアップは原作に比べると大幅に前倒しされており、[[アブタ・ブラス]]焼き討ち事件(ただし今作では[[孔明リ・ガズィ|孔明先生]]と[[アル・アジフ|アル]]の連携によって不発に終わっている)の際に移行している他、地上に出た際にいきなり変わるのではなく、オウカオーとの激突に際してエイサップのオーラ力によって変貌する、という主役らしいパワーアップの仕方に変わっている。
+
:初登場作品。パワーアップは原作に比べると大幅に前倒しされており、アブタ・ブラス焼き討ち事件<ref>ただし、本作では[[孔明リ・ガズィ|孔明先生]]と[[アル・アジフ|アル]]の連携によって不発に終わっている。</ref>の際に移行している他、地上に出た際にいきなり変わるのではなく、'''「[[オウカオー]]との激突に際してエイサップのオーラ力によって変貌する」'''という主役機らしいパワーアップの仕方に変わっている。
:基本性能はナナジンのスタンダードな強化であり、同じ感覚で使って行ける。もとより高い運動性と移動力はさらに磨きがかかり、切り込み役や削り役に最適。特に単独での追加武装や期待されていた[[ビルバイン]]との合体攻撃はないが、隠しユニットのオウカオーが参戦すると合体攻撃が使用可能となり、ボスキラーとして活躍も見込める。ただし、エイサップのオーラ力はL8で止まってしまう上にダメージアップの[[精神コマンド]][[熱血]](もしくは[[エレボス]][[勇気]])であるため、最終的にはオーラ力L9に届く上に[[]]があるショウの[[ビルバイン]]やサコミズのオウカオーには火力が劣る事になる。
+
:基本性能はナナジンのスタンダードな強化であり、同じ感覚で使って行ける。もとより高い運動性と移動力はさらに磨きがかかり、特に運動性は[[アルティメット・クロス|自軍]]最高値を誇る。[[EN回復]]もL2になっており、切り込み役や削り役に最適なユニットになった。[[隠し要素/UX|隠しユニット]]のオウカオーが参戦すると[[合体攻撃]]が使用可能となるが、エイサップのオーラ力はL8で止まってしまう上にダメージアップの[[精神コマンド]]も「[[熱血]]」止まりであるため、最終的にはオーラ力L9に届く上に「[[]]」があるサコミズには火力が劣る事になる。
:乗り手のエイサップは今回別人かと思うほど熱血気味のキャラクターになっているが、このアッカナナジンの方も別の存在かと思うほどド派手な高速アクションを披露してくれる。
+
:乗り手のエイサップは今回別人かと思うほど[[熱血]]気味のキャラクターになっているが、このアッカナナジンの方も別の存在かと思うほどド派手な高速アクションを披露してくれる。
:なお、本作のエイサップはショウを[[聖戦士]]として尊敬しているため、ナナジンが赤く染まったのはショウの愛機であるビルバインをリスペクトしたものと言えなくもない(尤も、このイベント発生時はビルバインは緑になっていたが)。
+
:なお、本作のエイサップは[[ショウ・ザマ|ショウ]]を[[聖戦士]]として尊敬しているため、ナナジンが赤く染まったのはショウの愛機である[[ビルバイン]]をリスペクトしたものと言えなくもない(もっとも、このイベント発生時にはビルバインは緑になっていたが)。
  
=== その他 ===
+
=== 単独作品 ===
;[[Another Century's Episode 3 THE FINAL]]
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
:スパロボに先駆けて登場。ナナジンの経験値を一定以上得ると使用可能になる。装甲が若干上がった。また、ナナジンの時同様剣以外にガダやオーラシップ砲を装備している。
+
:
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 +
:2020年12月のイベント「想いを翔ける翼」期間限定参戦。SRおよび大器型SSRアタッカー。
  
 
== 装備・機能==
 
== 装備・機能==
=== 武装・必殺技 ===
+
=== 武装・[[必殺武器]] ===
;オーラソード
+
==== 武装 ====
:左脚の裏にマウントしている刀。位置の都合上、出す時はくるりと一回転する演出が入る。ナナジン同様の二連斬の後、蹴り飛ばす。
+
;[[オーラソード]]
 +
:左脚の裏にマウントしている刀。唯一の武装。
 +
:位置の都合上、抜刀する時はくるりと一回転する演出が入る。[[ナナジン]]同様の二連斬の後、蹴り飛ばす。
 +
:『X-Ω』では通常攻撃に採用。
 +
 
 +
==== 必殺技 ====
 
;オーラフレイムショット
 
;オーラフレイムショット
 
:ナナジン固有の技といえるのがこれ。オーラ力の炎で刀身を覆い、ソードを振るって撃ち出す。ナナジンよりも一発増えて二発になっている。
 
:ナナジン固有の技といえるのがこれ。オーラ力の炎で刀身を覆い、ソードを振るって撃ち出す。ナナジンよりも一発増えて二発になっている。
 +
:ナナジン時を含めOVAでは使用していない攻撃だが、最終決戦ではオーラフレイムソードから長く伸びた炎で[[シンデン]]を撃破するというシーンもあった。
 
;オーラフレイムソード
 
;オーラフレイムソード
:「翼」版オーラ斬り。オーラ力の炎で刀身を覆い、斬りつける。エイサップ(と一瞬だけエレボス)のカットインが入る。ナナジンと異なりトドメ演出があり、一撃叩きつける→さらに切り裂く→反対側に抜けた後即座に切り返して下からフレイムソードで殴りつけるように両断する。
+
:『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』版「オーラ斬り」。オーラ力の炎で刀身を覆い、斬りつける。[[エイサップ・鈴木|エイサップ]](と一瞬だけ[[エレボス]])の[[カットイン]]が入る。
 +
:一撃叩きつける→さらに切り裂くまではナナジンと同じだが、[[トドメ演出]]で反対側に抜けた後即座に切り返して下からフレイムソードで殴りつけるように両断する。
 
;ハイパーオーラフレイムソード
 
;ハイパーオーラフレイムソード
:必殺技。超加速をかけて6連撃を叩き込む。ナナジンよりも攻撃回数が増え、派手になっている。トドメは最大火力のフレイムソードで地形ごと真っ二つにして〆。エイサップのシャウトはこの武器で入る。
+
:最強技。超加速をかけて6連撃を叩き込む。ナナジンよりも攻撃回数が増え、派手になっている。
 +
:トドメは最大火力のフレイムソードで地形ごと真っ二つにして〆。エイサップのシャウトはこの武器で入る。
 +
:『X-Ω』では必殺スキルに採用。
  
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
;ツインオーラアタック
 
;ツインオーラアタック
:オウカオーとの合体攻撃。始動がアッカナナジンかオウカオーかで最初のやり取りが変わる。フレイムソードで高速機動攻撃を互い違いにかけた後、オウカオーが投げ落とした敵を三本のハイパーフレイムソードで焼き尽くす。トドメ演出では左右から挟撃をかけ、桜吹雪と共に消え去る。
+
:[[隠し要素/UX|隠し要素]]で参入する[[シンジロウ・サコミズ]]の[[オウカオー]]との合体攻撃。始動がアッカナナジンかオウカオーかで最初のやり取りが変わる。
 +
:フレイムソードで高速機動攻撃を互い違いにかけた後、オウカオーが投げ落とした敵を三本のハイパーフレイムソードで焼き尽くす。
 +
:トドメ演出では左右から挟撃を仕掛けて、桜吹雪と共に消え去る。
  
=== 特殊能力 ===
+
=== [[特殊能力]] ===
 
;剣装備
 
;剣装備
:
+
:[[斬り払い]]を発動。
 
;超高速回避
 
;超高速回避
:
+
:[[分身]]
 
;[[HP回復]]L2
 
;[[HP回復]]L2
 
:
 
:
 
;[[EN回復]]L2
 
;[[EN回復]]L2
:[[ナナジン]]からHP,EN回復がともにL2に成長しており、より積極的に必殺武器を振るっていけるようになる。
+
:[[ナナジン]]からHP・EN回復がともにL2に成長しており、より積極的に必殺武器を振るっていけるようになる。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
57行目: 85行目:
 
:オーラバトラーなので当然飛行可能。
 
:オーラバトラーなので当然飛行可能。
  
=== サイズ ===
+
=== [[サイズ]] ===
 
;S
 
;S
 +
:
  
 
=== 機体ボーナス ===
 
=== 機体ボーナス ===
;初期段階:運動性+5 CRT補正+10<br>第2段階:運動性+10 CRT補正+15 移動力+1<br>第3段階:運動性+20 CRT補正+20 移動力+2<br>最終段階:運動性+30 CRT補正+30 移動力+2 格闘武器+100
+
;[[スーパーロボット大戦UX|UX]]
:[[ナナジン]]と同じボーナス。
+
:*'''初期段階:運動性+5 CRT補正+10'''
 +
:*'''第二段階:運動性+10 CRT補正+15 移動力+1'''
 +
:*'''第三段階:運動性+20 CRT補正+20 移動力+2'''
 +
:*'''最終段階:運動性+30 CRT補正+30 移動力+2 格闘武器+100'''
 +
:[[ナナジン]]と同じボーナス。敵陣に切り込んでいって必殺技を連発するためにあるような構成。
  
== 機体[[BGM]] ==
+
== 機体BGM ==
 
;「MY FATE」
 
;「MY FATE」
 
:
 
:
 +
 +
== スパロボシリーズの名場面 ==
 +
;MY FATE
 +
:『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』第28話「王の奸計」より。[[リュクス・サコミズ|リュクス]]の[[ギム・ゲネン]]以外の[[アルティメット・クロス]]の機体と[[オウカオー]]を自らの魔力で動けなくさせて、父にしてバイストン・ウェルに争いをもたらす嘗ての聖戦士[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]を、娘リュクスに殺させようとする[[ジャコバ・アオン|ジャコバ]]。
 +
:エイサップはそれを止めようとし、ジャコバの妨害をはねのけるが、「聖戦士のなりそこないに何が出来る」と吐き捨てられる。それに対しエイサップの出した答えは―'''「僕は、摩訶不思議なものに選べれるような男じゃない! 僕はどこにいようと、[[エイサップ・鈴木]]だ!」'''
 +
:状況に流されるままだった自分を捨て、運命に立ち向かう事を決意し、自己を確立したエイサップ。そんな彼の成長に[[オーラ力]]と[[ナナジン]]が応え、炎と共に真紅の姿に―「赤華七神」に進化した。ここに、新たなる[[聖戦士]]が真の誕生を迎えたのだ。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
本編5話より唐突に機体色が赤くなったが、これは端的に言えば'''富野監督のわがまま'''。<br>
+
*[[OVA|OVA版]]『[[リーンの翼 (OVA)|リーンの翼]]』第5話「東京湾」において唐突に[[ナナジン]]の機体色が赤くなったが、これは端的に言えば'''「富野由悠季監督のわがまま」'''である。
すでにナナジンは青色で発表してしまっており、悩んだスタッフは成長したエイサップのオーラ力に装甲が反応したため、と後付け設定をした。<br>
+
**既にナナジンは青色で発表してしまっており、悩んだスタッフは「成長したエイサップのオーラ力に装甲が反応したため」と後付け設定をした。
命名にも一悶着があり、「ナナジンMk-II」「ナナジンレッド」とやる気のなさそうなネーミングの末にアカナナジンとなり、[[バイストン・ウェル]]っぽく最終的にアッカナナジンとなった。<br>
+
**機体の命名にも一悶着があり、「ナナジンMk-II」「ナナジンレッド」とやる気のなさそうなネーミングの末に「アカナナジン」となり、最終的に[[バイストン・ウェル]]っぽく「アッカナナジン」に決定した。
アッカは赤い華で桜を意味するという設定はこのとき富野監督が即興で考え出した物である。
+
***なお、「アッカは『赤い華』の事で、桜を意味する」という設定は、この時に富野監督が即興で考え出した物である。
 +
*[[漫画|漫画版]]『リーンの翼』においてもナナジンは赤くなっているのだが、白黒印刷の作品なので漫画の表紙を見ないと赤くなっていることすら分からない。
  
ちなみに漫画版でも赤くなっているのだが、白黒なので表紙を見ないと赤くなっていることすら分からない。
+
== 脚注 ==
<!-- == 資料リンク == -->
+
<references />
<!-- *[[一覧:アッカナナジン]] -->
 
 
{{DEFAULTSORT:あつかななしん}}
 
{{DEFAULTSORT:あつかななしん}}
 
[[Category:登場メカあ行]]
 
[[Category:登場メカあ行]]
 
[[Category:リーンの翼]]
 
[[Category:リーンの翼]]

2022年5月16日 (月) 05:51時点における最新版

アッカナナジン
漢字表記 赤華 七神
登場作品 リーンの翼
デザイン 篠原保
初登場SRW スーパーロボット大戦UX
SRWでの分類 機体
テンプレートを表示
スペック
分類

オーラマシン

動力 オーラコンバーター
エネルギー オーラ力
前形態 ナナジン
パイロット
【パイロット】
エイサップ・鈴木
【付き人】
エレボス
テンプレートを表示

アッカナナジンは『リーンの翼』の登場メカであり、同シリーズの主役メカの強化形態。

概要[編集 | ソースを編集]

ナナジンエイサップオーラ力を受けて進化した姿。全身が真っ赤に染まり、より強力なオーラ力を扱えるようになっている。

劇中ではリーンの翼の導きによる過去の情景を抜けた後、東京に出た際にいきなり変貌していた。ただ、それでも頑ななまでの信念を持つシンジロウ・サコミズ駆るオウカオー相手には互角に戦うのが精一杯であった。

ナナジン以上の速度を誇るが、登場時に既に物語が佳境だったことと、この時点のメインはオーラバトラーの戦闘よりエイサップとサコミズのぶつかり合いが主だったため、OVA版ではあまり派手なアクションは行っていない。一方、漫画版ではオウカオー (ハイパー化)の左腕を斬り落とす活躍を見せた。

なお、「アッカ」とは上記したように漢字では「赤華」と書く。これは「桜」を意味する言葉であり、オウカオーに対応するネーミングとなっている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦UX
初登場作品。パワーアップは原作に比べると大幅に前倒しされており、アブタ・ブラス焼き討ち事件[1]の際に移行している他、地上に出た際にいきなり変わるのではなく、オウカオーとの激突に際してエイサップのオーラ力によって変貌する」という主役機らしいパワーアップの仕方に変わっている。
基本性能はナナジンのスタンダードな強化であり、同じ感覚で使って行ける。もとより高い運動性と移動力はさらに磨きがかかり、特に運動性は自軍最高値を誇る。EN回復もL2になっており、切り込み役や削り役に最適なユニットになった。隠しユニットのオウカオーが参戦すると合体攻撃が使用可能となるが、エイサップのオーラ力はL8で止まってしまう上にダメージアップの精神コマンドも「熱血」止まりであるため、最終的にはオーラ力L9に届く上に「」があるサコミズには火力が劣る事になる。
乗り手のエイサップは今回別人かと思うほど熱血気味のキャラクターになっているが、このアッカナナジンの方も別の存在かと思うほどド派手な高速アクションを披露してくれる。
なお、本作のエイサップはショウ聖戦士として尊敬しているため、ナナジンが赤く染まったのはショウの愛機であるビルバインをリスペクトしたものと言えなくもない(もっとも、このイベント発生時にはビルバインは緑になっていたが)。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦X-Ω
2020年12月のイベント「想いを翔ける翼」期間限定参戦。SRおよび大器型SSRアタッカー。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

オーラソード
左脚の裏にマウントしている刀。唯一の武装。
位置の都合上、抜刀する時はくるりと一回転する演出が入る。ナナジン同様の二連斬の後、蹴り飛ばす。
『X-Ω』では通常攻撃に採用。

必殺技[編集 | ソースを編集]

オーラフレイムショット
ナナジン固有の技といえるのがこれ。オーラ力の炎で刀身を覆い、ソードを振るって撃ち出す。ナナジンよりも一発増えて二発になっている。
ナナジン時を含めOVAでは使用していない攻撃だが、最終決戦ではオーラフレイムソードから長く伸びた炎でシンデンを撃破するというシーンもあった。
オーラフレイムソード
リーンの翼』版「オーラ斬り」。オーラ力の炎で刀身を覆い、斬りつける。エイサップ(と一瞬だけエレボス)のカットインが入る。
一撃叩きつける→さらに切り裂くまではナナジンと同じだが、トドメ演出で反対側に抜けた後即座に切り返して下からフレイムソードで殴りつけるように両断する。
ハイパーオーラフレイムソード
最強技。超加速をかけて6連撃を叩き込む。ナナジンよりも攻撃回数が増え、派手になっている。
トドメは最大火力のフレイムソードで地形ごと真っ二つにして〆。エイサップのシャウトはこの武器で入る。
『X-Ω』では必殺スキルに採用。

合体攻撃[編集 | ソースを編集]

ツインオーラアタック
隠し要素で参入するシンジロウ・サコミズオウカオーとの合体攻撃。始動がアッカナナジンかオウカオーかで最初のやり取りが変わる。
フレイムソードで高速機動攻撃を互い違いにかけた後、オウカオーが投げ落とした敵を三本のハイパーフレイムソードで焼き尽くす。
トドメ演出では左右から挟撃を仕掛けて、桜吹雪と共に消え去る。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
斬り払いを発動。
超高速回避
分身
HP回復L2
EN回復L2
ナナジンからHP・EN回復がともにL2に成長しており、より積極的に必殺武器を振るっていけるようになる。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

オーラバトラーなので当然飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

S

機体ボーナス[編集 | ソースを編集]

UX
  • 初期段階:運動性+5 CRT補正+10
  • 第二段階:運動性+10 CRT補正+15 移動力+1
  • 第三段階:運動性+20 CRT補正+20 移動力+2
  • 最終段階:運動性+30 CRT補正+30 移動力+2 格闘武器+100
ナナジンと同じボーナス。敵陣に切り込んでいって必殺技を連発するためにあるような構成。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「MY FATE」

スパロボシリーズの名場面[編集 | ソースを編集]

MY FATE
UX』第28話「王の奸計」より。リュクスギム・ゲネン以外のアルティメット・クロスの機体とオウカオーを自らの魔力で動けなくさせて、父にしてバイストン・ウェルに争いをもたらす嘗ての聖戦士サコミズを、娘リュクスに殺させようとするジャコバ
エイサップはそれを止めようとし、ジャコバの妨害をはねのけるが、「聖戦士のなりそこないに何が出来る」と吐き捨てられる。それに対しエイサップの出した答えは―「僕は、摩訶不思議なものに選べれるような男じゃない! 僕はどこにいようと、エイサップ・鈴木だ!」
状況に流されるままだった自分を捨て、運命に立ち向かう事を決意し、自己を確立したエイサップ。そんな彼の成長にオーラ力ナナジンが応え、炎と共に真紅の姿に―「赤華七神」に進化した。ここに、新たなる聖戦士が真の誕生を迎えたのだ。

余談[編集 | ソースを編集]

  • OVA版リーンの翼』第5話「東京湾」において唐突にナナジンの機体色が赤くなったが、これは端的に言えば「富野由悠季監督のわがまま」である。
    • 既にナナジンは青色で発表してしまっており、悩んだスタッフは「成長したエイサップのオーラ力に装甲が反応したため」と後付け設定をした。
    • 機体の命名にも一悶着があり、「ナナジンMk-II」「ナナジンレッド」とやる気のなさそうなネーミングの末に「アカナナジン」となり、最終的にバイストン・ウェルっぽく「アッカナナジン」に決定した。
      • なお、「アッカは『赤い華』の事で、桜を意味する」という設定は、この時に富野監督が即興で考え出した物である。
  • 漫画版『リーンの翼』においてもナナジンは赤くなっているのだが、白黒印刷の作品なので漫画の表紙を見ないと赤くなっていることすら分からない。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ただし、本作では孔明先生アルの連携によって不発に終わっている。