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事象転送機能を持った「V-クリスタル」を制御下に置く事で、無数にある[[平行世界]]と現行の世界の任意の事象を繋ぎ合わせ、それを入れ替えてしまう機能を持つ。つまりはこれから起こる出来事や運命を自在に操る事が可能となるのである。ただし、システムとしては未完成のままであり、非常に控えめで女性的な人格を植え付けられた為、その力を自ら発揮する事は滅多にない。 | 事象転送機能を持った「V-クリスタル」を制御下に置く事で、無数にある[[平行世界]]と現行の世界の任意の事象を繋ぎ合わせ、それを入れ替えてしまう機能を持つ。つまりはこれから起こる出来事や運命を自在に操る事が可能となるのである。ただし、システムとしては未完成のままであり、非常に控えめで女性的な人格を植え付けられた為、その力を自ら発揮する事は滅多にない。 | ||
− | 元はリリン・プラジナーによって[[ダイモン (バーチャロン)|ダイモン]]への対抗手段として極秘裏に建造されていたが、それを察知したダイモン側の手で未完成のまま強制的に起動させられてしまい、[[平行世界]] | + | 元はリリン・プラジナーによって[[ダイモン (バーチャロン)|ダイモン]]への対抗手段として極秘裏に建造されていたが、それを察知したダイモン側の手で未完成のまま強制的に起動させられてしまい、[[平行世界]]の事象と情報が電脳歴の世界へと殺到、それまでの企業国家の支配体制が崩壊する事件へと発展した。一連の事件によってタングラムの力を危険視したリリン・プラジナーはタングラムに人格を与えて電脳虚数空間へと逃亡させたが、その事実は第4プラントの支配者アンベルIVによって公に晒される事となり、タングラムの使用権とアクセス権をかけた大規模な限定戦争「オラトリオ・タングラム」が勃発する。 |
この中でリリン・プラジナーは、ダイモンの生命線を断つべくタングラムの召喚を試み、懊悩の末にファイユーヴへこれを依頼。 | この中でリリン・プラジナーは、ダイモンの生命線を断つべくタングラムの召喚を試み、懊悩の末にファイユーヴへこれを依頼。 | ||
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− | + | だが、タングラムは自分を道具として利用するだけの電脳歴世界の人間に嫌気がさし、今の電脳歴世界にいたくないと感じて完全に姿を消した後、他の平行世界にアクセスを試み、かつてアクセスした『とあるシリーズ』の世界に再び繋いだ事で、[[とある魔術の電脳戦機|新たな物語]]へと発展する。 | |
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スーパーロボット大戦内では、[[クロスゲート・パラダイム・システム]]とはほぼ同等かそれ以上の能力を持ち、[[次元力]]にすら干渉可能と考えられる存在。 | スーパーロボット大戦内では、[[クロスゲート・パラダイム・システム]]とはほぼ同等かそれ以上の能力を持ち、[[次元力]]にすら干渉可能と考えられる存在。 | ||
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:ちなみに2019年に公開された『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995〜2001』公式サイト内の「InsideTheGate」にて、本作にバーチャロイドとパイロットが召喚されたのもタングラムの力のためと判明している<ref>[https://virtual-on.sega.jp/masterpiece/insideTheGate/chronicle.html#32 電脳戦機バーチャロン masterpiece 公式サイト / CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON masterpiece 1995 - 2001 OFFICIAL SITE] 2020年7月5日閲覧。</ref>。 | :ちなみに2019年に公開された『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995〜2001』公式サイト内の「InsideTheGate」にて、本作にバーチャロイドとパイロットが召喚されたのもタングラムの力のためと判明している<ref>[https://virtual-on.sega.jp/masterpiece/insideTheGate/chronicle.html#32 電脳戦機バーチャロン masterpiece 公式サイト / CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON masterpiece 1995 - 2001 OFFICIAL SITE] 2020年7月5日閲覧。</ref>。 | ||
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:『とある魔術の禁書目録』の主人公で、タングラムが興味を強く惹かれた存在。彼との邂逅が『とある魔術の電脳戦機』の物語の始まりとなる。 | :『とある魔術の禁書目録』の主人公で、タングラムが興味を強く惹かれた存在。彼との邂逅が『とある魔術の電脳戦機』の物語の始まりとなる。 | ||
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:オラトリオ・タングラムでタングラムによって平行世界へ飛ばされた電脳歴世界の人間達の残留思念の集合体で、事実上の第二のダイモンと化している。 | :オラトリオ・タングラムでタングラムによって平行世界へ飛ばされた電脳歴世界の人間達の残留思念の集合体で、事実上の第二のダイモンと化している。 | ||
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:最終戦直前。自身の元まで辿り着いた主人公を抹消せんとするダイモンの凶行に対して何とも艶かしく絶叫。 | :最終戦直前。自身の元まで辿り着いた主人公を抹消せんとするダイモンの凶行に対して何とも艶かしく絶叫。 | ||
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2022年9月13日 (火) 17:06時点における最新版
タングラム | |
---|---|
外国語表記 | TANGRAM[1] |
登場作品 | |
声優 | 井上喜久子 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
---|---|
分類 | 超時空因果律制御機構 |
性別 | 女(?) |
所属 | 第9プラント→ダイモン→無所属 |
タングラムは「電脳戦機バーチャロンシリーズ」に登場するシステム。
概要[編集 | ソースを編集]
月面にて発見された先進文明のオーバーテクノロジーの実用化計画「V-プロジェクト」が産みだした究極のシステム。
事象転送機能を持った「V-クリスタル」を制御下に置く事で、無数にある平行世界と現行の世界の任意の事象を繋ぎ合わせ、それを入れ替えてしまう機能を持つ。つまりはこれから起こる出来事や運命を自在に操る事が可能となるのである。ただし、システムとしては未完成のままであり、非常に控えめで女性的な人格を植え付けられた為、その力を自ら発揮する事は滅多にない。
元はリリン・プラジナーによってダイモンへの対抗手段として極秘裏に建造されていたが、それを察知したダイモン側の手で未完成のまま強制的に起動させられてしまい、平行世界の事象と情報が電脳歴の世界へと殺到、それまでの企業国家の支配体制が崩壊する事件へと発展した。一連の事件によってタングラムの力を危険視したリリン・プラジナーはタングラムに人格を与えて電脳虚数空間へと逃亡させたが、その事実は第4プラントの支配者アンベルIVによって公に晒される事となり、タングラムの使用権とアクセス権をかけた大規模な限定戦争「オラトリオ・タングラム」が勃発する。
この中でリリン・プラジナーは、ダイモンの生命線を断つべくタングラムの召喚を試み、懊悩の末にファイユーヴへこれを依頼。 多少の悶着の後にこれを引き受けたファイユーヴは、かつて出会ったとある異世界の歌姫を模した姿を纏い、ムーンゲート解放の際に自身が口ずさんだ歌を歌うことでタングラムを呼び寄せることに成功。
が、自らの泣き所を知り、対策を打っていたダイモンにより、呼び出されたタングラムは制御を乗っ取られて火星や木星圏での騒乱に利用され、最後には事象崩壊要塞と化してしまう。 後MARZの活躍で支配から脱する事に成功、最後はダイモンの干渉を防ぐ為に自身を解放したMARZの隊員と融合、その能力を発揮して火星を瞬時にテラフォーミングしている。
だが、タングラムは自分を道具として利用するだけの電脳歴世界の人間に嫌気がさし、今の電脳歴世界にいたくないと感じて完全に姿を消した後、他の平行世界にアクセスを試み、かつてアクセスした『とあるシリーズ』の世界に再び繋いだ事で、新たな物語へと発展する。
『電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム』、『電脳戦機バーチャロン マーズ』のラスボスとして登場する。巨大な目玉のような外見は外装に被われた姿であり、本来の形状は不明。オラトリオ・タングラム時には平行世界をつなぐアームを備えた姿で登場。強制的にアクセスしてきたプレイヤーを平行世界へと追い出してしまう(条件によっては地球に帰してくれる)。『マーズ』ではダイモンに乗っ取られた「ダイモン・タングラム」として登場。通常のタングラムとの違いは目が血走っている事。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
スーパーロボット大戦内では、クロスゲート・パラダイム・システムとはほぼ同等かそれ以上の能力を持ち、次元力にすら干渉可能と考えられる存在。
αシリーズ[編集 | ソースを編集]
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 名前のみ登場。チーフの台詞等で言及されている。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦K
- 初登場作品。ダイモンに乗っ取られたダイモン・タングラムの状態で登場。数々の侵略者を地球に呼び寄せると共に、ダイモンの隠れ蓑としても利用されていた。通常時は「タングラム」名義だがダイモン・タングラム戦では顔グラがダイモンのものになった「D・タングラム」名義でダイモンとの掛け合い要員を務める。解放後はバーチャロイドとパイロットを元の世界へ帰し、タングラム自身もどこか別の世界へ旅立つ。なお解放後のアイコンも登場するが、ダイモン・タングラムのものと変わりない。
- ちなみに2019年に公開された『電脳戦機バーチャロン マスターピース 1995〜2001』公式サイト内の「InsideTheGate」にて、本作にバーチャロイドとパイロットが召喚されたのもタングラムの力のためと判明している[2]。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ダイモン
- 制御を乗っ取られており、事象を操る能力を悪用されている。
- MARZによってダイモンから解放された後は、ダイモンを単なるシステムバグへと解体、実質上撃滅している。
- ファイユーヴ
- さまざまな世界を往還するタングラムの様子を観察していた。ダイモンとの戦争において、リリンの要請を受けた彼女(フェイ・イェンHD)の歌によって電脳暦世界に一時帰還している。
とある魔術の電脳戦機[編集 | ソースを編集]
- 上条当麻
- 『とある魔術の禁書目録』の主人公で、タングラムが興味を強く惹かれた存在。彼との邂逅が『とある魔術の電脳戦機』の物語の始まりとなる。
- ブルーストーカー
- オラトリオ・タングラムでタングラムによって平行世界へ飛ばされた電脳歴世界の人間達の残留思念の集合体で、事実上の第二のダイモンと化している。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「だから、あなたの行く手を阻むダイモンの兵器達は、私自身でもあるのです」
「私、あなたに助けを求めながら、あなたを抹殺しようとしているんです…。…ぅ、うっ…ひっ…!」
「一体、どうしたら…っ。…うぅ…!」 - ダイモンに乗っ取られた半ば一体化した状態で、自身の意志とは無関係に主人公へ攻撃させられている現状を明かした際の台詞。
- ところどころ泣きじゃくるような悲痛な声で語り掛けてくるのだが、この時点でやたらと色っぽい。
- 「許してください…今のあなたに、こんな試練を与えてしまう私を…」
- 乗っ取られたままで主人公への攻撃も止められない現状を弱々しく詫びていたが、次第にその声にノイズが走り始め…
- ダイモン「フッハッハッハッハハハッ!!」
「あぁああぁぅっ!!」 - 高笑いと共に割り込んできたダイモンに支配を強められたのか、苦しげな悲鳴が響き渡る。外見は球体でありながら、非常に艶っぽく煽情的(後述の余談参照)。
- ダイモン「お前だって分かっているんだろう? そんな姿を見られたからには、生きて帰す訳にはいかないぞ…?」
「…だめ…だめぇっ!だめえぇぇえぇーーーーっ!!!」 - 最終戦直前。自身の元まで辿り着いた主人公を抹消せんとするダイモンの凶行に対して何とも艶かしく絶叫。
- なお音量を上げないと聞き取り辛いが、ダイモンが1行目の台詞を喋っている間もその裏で小さく何度も喘いでいる。この後の最終戦中にも悲鳴を上げる事があるが、これもまた例に漏れず煽情的である。
- Kではこのやりとりを簡略化したものが攻撃時の台詞として採用されている。
- 「ダイモンは、人類が抗うにはあまりにも強力な存在です。でも、すべてを超越し、嘲笑うかのような彼らでも自らの運命に逆らうことはできません。あなたが私を手にすれば、彼らとてあなたに手出しはできません。それこそ、運命を手にする意志なのです」
- EDムービー内で、MARZの戦士に対して[3]。一見鼓舞しているようだが、これは自身を道具としてしか見なかったリリンや人間たちに対する、タングラムなりの「皮肉」であった(アクセス権を得たパイロットに提示されるテンプレートの改変である)。この後、彼女は遺跡内管理システムをフォーマットした後、別世界へと姿を消した……。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ベビータングラム
- 『電脳戦機バーチャロン フォース』に登場する2機1組の小さなタングラム。基礎訓練講習の最終ターゲットとして登場。
- Pプリマ
- 電脳歴世界から逃げたタングラムが作り出した兵器で、『とある魔術の電脳戦機』のラスボス。
- ダイモン・タングラム
- ダイモンに乗っ取られた姿。
余談[編集 | ソースを編集]
- 担当声優に井上喜久子氏が当てられており、ポジション的には囚われのヒロインである。MARZ劇中では度々プレイヤーに語りかけてくる存在。
- ダイモンの魔の手によりなんとも艶のある悲鳴を上げる目玉を救出するという何とも言えない目的の下に展開するMARZ最終決戦はプレイヤーの間で語り草になっている。微妙な気分になったり妙な性癖に目覚めてしまったりするプレイヤーもいたとか。
脚注 [編集 | ソースを編集]
- ↑ VR、プレイステーション2専用ソフト 電脳戦機バーチャロン マーズ公式ウェブサイト、2022年2月27日閲覧。
- ↑ 電脳戦機バーチャロン masterpiece 公式サイト / CYBER TROOPERS VIRTUAL-ON masterpiece 1995 - 2001 OFFICIAL SITE 2020年7月5日閲覧。
- ↑ 周回ごとに台詞は変化し、この台詞は3周目のもの。最も、3種類全てが似たような台詞で、何一つ展開に変わりはない。