「スタッフ:森住惣一郎」の版間の差分
Ochaochaocha3 (トーク | 投稿記録) 細 (リンク修正) |
(→こだわり) |
||
(7人の利用者による、間の8版が非表示) | |||
4行目: | 4行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | [http://www.tri-crescendo.co.jp/ トライクレッシェンド]に所属する<ref name="spalog_2019-07-30">[https://blog.spalog.jp/?p=6239 Nintendo Switch版&STEAM版「スパロボV」とX‐Ω「ここが無限の開拓地」 – スーパーロボット大戦 オフィシャルブログ 熱血!必中!スパログ!]</ref>シナリオライター・ディレクター。 | |
− | 元バンプレスト社員で、当時はスパロボシリーズのプロデューサーの一人だった。『[[スーパーロボット大戦A]]』や『[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]([[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]])』、『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]] | + | 元バンプレスト社員で、当時はスパロボシリーズのプロデューサーの一人だった。『[[スーパーロボット大戦A]]』や『[[スーパーロボット大戦COMPACT2]]([[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]])』、『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]』のシナリオも担当しており、軽妙かつ「アツイ」テキスト回しに定評があった。『OG』を最後にバンプレストを退社し、モノリスソフトに移籍した。『[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]』では再びスタッフとして参加している。 |
− | + | 『[[無限のフロンティア]]』では、ディレクター・脚本・設定を手がけた。『無限のフロンティア』のキャッチコピーは「ここが、無限のフロンティア。」だが、[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]氏に言わせれば、真のキャッチコピーは | |
− | |||
− | 『[[無限のフロンティア]]』では、ディレクター・脚本・設定を手がけた。『無限のフロンティア』のキャッチコピーは「ここが、無限のフロンティア。」だが、[[スタッフ:寺田貴信| | ||
<blockquote> | <blockquote> | ||
16行目: | 14行目: | ||
</blockquote> | </blockquote> | ||
− | + | らしい<ref name="PB271">『パーフェクトバイブル』271頁。</ref>。 | |
+ | |||
+ | 2017年4月にモノリスソフトからトライクレッシェンドに移籍した<ref name="spalog_2019-07-30" /><ref>https://twitter.com/MD_so1/status/847770788753096704</ref>。『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』の2019年8月開催イベント「ここが無限の開拓地」において、寺田氏とともにシナリオ制作を担当した<ref name="spalog_2019-07-30" /><ref>https://twitter.com/MD_so1/status/1156156883045978112</ref>。 | ||
== こだわり == | == こだわり == | ||
− | やたらとこだわりの強い人物で、特に作品での固有用語に[[ドイツ語]] | + | やたらとこだわりの強い人物で、特に作品での固有用語に[[ドイツ語]]を多用する傾向にあるのが代表的。本人は「'''前世がドイツ人だったんじゃないですかね'''」と笑って話している<ref name="PB269">『パーフェクトバイブル』269頁。</ref>。 |
− | |||
− | |||
− | + | 多くの[[パーソナルトルーパー]]の名前がドイツ語となっているのは、森住氏の命名のためである。『[[新スーパーロボット大戦]]』に登場する[[パーソナルトルーパー]]が「[[R-1]]」と簡単な名前になっているのは覚えやすいものにするためだったが、森住氏が『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』でドイツ語名を復活させてしまったため、以後の作品でも「パーソナルトルーパーの名前はドイツ語」というルールが誕生することとなった<ref name="PB268">『パーフェクトバイブル』268頁。</ref>。スパロボのオリジナルメカでは、一ユーザーとして遊んでいた頃から[[ゲシュペンスト]]が好きであり<ref name="PB268" />、実際に彼が設定した「[[アルトアイゼン]]」や「[[ヴァイスリッター]]」も[[ゲシュペンスト]]の派生機。[[ゲシュペンスト]]がドイツ語なので、その派生機もドイツ語名にすると当初から決めていたという<ref name="PB268" />。 | |
寺田氏からは | 寺田氏からは | ||
<blockquote> | <blockquote> | ||
− | * 「ドイツ語は程々にして欲しい」 | + | * 「ドイツ語は程々にして欲しい」<ref name="PB269" /> |
− | * 「ネーミング方法がドイツ語か、元の読みに別の漢字を当てるか(例:月下美人⇒月架美刃)の2パターンしかない」 | + | * 「ネーミング方法がドイツ語か、元の読みに別の漢字を当てるか(例:月下美人⇒月架美刃)の2パターンしかない」<ref name="PB269" /> |
− | * 「脳ミソが80年代で止まっている」 | + | * 「脳ミソが80年代で止まっている」<ref name="PB271" /> |
</blockquote> | </blockquote> | ||
などと言われている。 | などと言われている。 | ||
+ | |||
+ | その他、自身がディレクターとシナリオを兼任した作品では非常にマニアックなネタをこれでもかといいたくなるほどの物量でぶち込んでくるのも特徴である(特に『NAMCO x CAPCOM』とその関連作品)。 | ||
+ | |||
+ | その一方で、『IMPACT』の制作の際には長大なシナリオをなんの捻りも配慮もないままただ順に並べてしまった結果プレイに負担が生じるレベルのボリュームと化してしまったり、『ナムカプ』でもキャラの掛け合いやネタ要素・演出が評価される一方でシナリオの単調さが問題視されていたりと、シナリオ構成の面ではやや粗が多い傾向にあり、プレイヤーからは「見せ場一つ一つの演出は上手いが、全体的に見ると粗も多い」という評価がなされている。 | ||
== プロデュース == | == プロデュース == | ||
41行目: | 43行目: | ||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
<references /> | <references /> | ||
+ | |||
+ | == 参考文献 == | ||
+ | *エンターブレイン『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ パーフェクトバイブル』 | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == |
2024年2月18日 (日) 16:34時点における最新版
- 読み:もりずみ そういちろう
森住惣一郎は、シナリオライター・ディレクター。スパロボシリーズのプロデューサーの一人だった。
概要[編集 | ソースを編集]
トライクレッシェンドに所属する[1]シナリオライター・ディレクター。
元バンプレスト社員で、当時はスパロボシリーズのプロデューサーの一人だった。『スーパーロボット大戦A』や『スーパーロボット大戦COMPACT2(IMPACT)』、『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』のシナリオも担当しており、軽妙かつ「アツイ」テキスト回しに定評があった。『OG』を最後にバンプレストを退社し、モノリスソフトに移籍した。『スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS』では再びスタッフとして参加している。
『無限のフロンティア』では、ディレクター・脚本・設定を手がけた。『無限のフロンティア』のキャッチコピーは「ここが、無限のフロンティア。」だが、寺田貴信氏に言わせれば、真のキャッチコピーは
「これが、森住惣一郎。」
らしい[2]。
2017年4月にモノリスソフトからトライクレッシェンドに移籍した[1][3]。『スーパーロボット大戦X-Ω』の2019年8月開催イベント「ここが無限の開拓地」において、寺田氏とともにシナリオ制作を担当した[1][4]。
こだわり[編集 | ソースを編集]
やたらとこだわりの強い人物で、特に作品での固有用語にドイツ語を多用する傾向にあるのが代表的。本人は「前世がドイツ人だったんじゃないですかね」と笑って話している[5]。
多くのパーソナルトルーパーの名前がドイツ語となっているのは、森住氏の命名のためである。『新スーパーロボット大戦』に登場するパーソナルトルーパーが「R-1」と簡単な名前になっているのは覚えやすいものにするためだったが、森住氏が『COMPACT2』でドイツ語名を復活させてしまったため、以後の作品でも「パーソナルトルーパーの名前はドイツ語」というルールが誕生することとなった[6]。スパロボのオリジナルメカでは、一ユーザーとして遊んでいた頃からゲシュペンストが好きであり[6]、実際に彼が設定した「アルトアイゼン」や「ヴァイスリッター」もゲシュペンストの派生機。ゲシュペンストがドイツ語なので、その派生機もドイツ語名にすると当初から決めていたという[6]。
寺田氏からは
などと言われている。
その他、自身がディレクターとシナリオを兼任した作品では非常にマニアックなネタをこれでもかといいたくなるほどの物量でぶち込んでくるのも特徴である(特に『NAMCO x CAPCOM』とその関連作品)。
その一方で、『IMPACT』の制作の際には長大なシナリオをなんの捻りも配慮もないままただ順に並べてしまった結果プレイに負担が生じるレベルのボリュームと化してしまったり、『ナムカプ』でもキャラの掛け合いやネタ要素・演出が評価される一方でシナリオの単調さが問題視されていたりと、シナリオ構成の面ではやや粗が多い傾向にあり、プレイヤーからは「見せ場一つ一つの演出は上手いが、全体的に見ると粗も多い」という評価がなされている。
プロデュース[編集 | ソースを編集]
作品 | 発売日 |
---|---|
スーパーロボット大戦COMPACT | 1999年4月28日 (水) |
スーパーロボット大戦コンプリートボックス | 1999年6月10日 (木) |
スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇 | 2000年3月30日 (木) |
スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇 | 2000年9月14日 (木) |
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇 | 2001年1月18日 (木) |
リアルロボットレジメント | 2001年8月9日 (木) |
スーパーロボット大戦A | 2001年9月21日 (金) |
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor | 2001年12月13日 (木) |
スーパーロボット大戦IMPACT | 2002年3月28日 (木) |
スーパーロボット大戦R | 2002年8月2日 (金) |
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION | 2002年11月22日 (金) |
脚本[編集 | ソースを編集]
作品 | 発売日 |
---|---|
スーパーロボット大戦COMPACT | 1999年4月28日 (水) |
スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇 | 2000年3月30日 (木) |
スーパーロボット大戦COMPACT2 第2部:宇宙激震篇 | 2000年9月14日 (木) |
スーパーロボット大戦COMPACT2 第3部:銀河決戦篇 | 2001年1月18日 (木) |
スーパーロボット大戦A | 2001年9月21日 (金) |
スーパーロボット大戦COMPACT for WonderSwanColor | 2001年12月13日 (木) |
スーパーロボット大戦IMPACT | 2002年3月28日 (木) |
スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION | 2002年11月22日 (金) |
NAMCO x CAPCOM | 2005年5月26日 (木) |
スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS | 2007年6月28日 (木) |
無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ | 2008年5月29日 (木) |
スーパーロボット大戦A PORTABLE | 2008年6月19日 (木) |
無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ | 2010年2月25日 (木) |
PROJECT X ZONE | 2012年10月11日 (木) |
スーパーロボット大戦X-Ω | 2015年10月5日 (月) |
スーパーロボット大戦DD | 2019年8月21日 (水) |
脚注[編集 | ソースを編集]
参考文献 [編集 | ソースを編集]
- エンターブレイン『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ パーフェクトバイブル』