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− | + | 多くのシリーズは森林・軍事施設など地表地形の[[防御]]・[[回避]]率修正は得られないが、回復効果は受けられることが多い。パイロットと機体の空[[地形#地形適応|適応]]が陸適応より高いユニットなら、空に浮いたままの方が有利に戦える。逆に、飛行可能でもユニットの空適応がB以下の場合は陸に降ろした方が無難。地形適応の概念のない『OE』では代わりに空中専用の地形効果があり、命中に+10%と多めの補正がつくため、命中能力の低いユニットがそれを補う為に空中へ上がる選択肢がありうる。 | |
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+ | 『[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]』にも何度か空中専用マップがある。地形適応は無く陸戦専用機体は宇宙マップに出撃できない仕様上、宇宙/陸ユニットメインでプレイしていない限り、宇宙マップとほとんど差は無い。 | ||
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+ | 『[[スーパーロボット大戦DD]]』には[[飛行]]のシステムがないので、原則空中専用マップでないと空適応は参照されない。現状は1章Part8第66話「残るまぼろし」と3章Part1第6話「たとえ天が堕ちるとも」のみ。後者はスーパーロボットがエヴァンゲリオンを持ち上げて空を飛んでいるという他に類を見ないシチュエーション。 | ||
== 関連する用語 == | == 関連する用語 == | ||
;[[ミノフスキークラフト]] / [[ミノフスキードライブ]] | ;[[ミノフスキークラフト]] / [[ミノフスキードライブ]] | ||
− | :[[強化パーツ]] | + | :[[強化パーツ]]。移動タイプに空のない機体でも飛行できるようになり、初出の『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』を除き機体と[[武器]]の地形適応を「空A」(Sが最高の場合は「空S」)にする。後者は多くの作品で[[移動力]]もアップ。[[宇宙]]用の機体を地上で出撃させるのにも使える。 |
;フライトユニット / リフターモジュール | ;フライトユニット / リフターモジュール | ||
− | : | + | :『[[スーパーロボット大戦J|J]]』や『[[スーパーロボット大戦W|W]]』版[[ミノフスキークラフト]]&ドライブ。 |
;[[テスラ・ドライブ]] / テスラ・ドライブS | ;[[テスラ・ドライブ]] / テスラ・ドライブS | ||
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− | :機体と武器の全地形適応を既定ランクまで引き上げる[[強化パーツ]] | + | :機体と武器の全地形適応を既定ランクまで引き上げる[[強化パーツ]]で、空適応も高められる。ただし、元から適応のある地形のみが上昇対象で、移動タイプや、空中に攻撃できない武器への空適応は付与されない。武器の適応は最近対応するようになってきたので、効果が向上している。 |
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− | : | + | :『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』で登場した[[特殊能力]]。[[小隊]]全機を飛行可能にし、機体と武器の空適応を最低Aまで引き上げる。所持するのは[[ダイファイター]]のみ。「ダイファイターの上に他のユニットが乗っているのでは?」と言う説もあるが、空中での戦闘アニメを見る限りその線はなさそうである。 |
+ | :なお、類似の効果が『[[スーパーロボット大戦L|L]]』以降の任天堂携帯機シリーズで採用されている「機体ボーナス」のひとつ(地形適応:空AorS)に存在する。 | ||
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− | + | 上述の『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』の「キリマンジャロの嵐」のマップ、'''背景は完全に青空なのだが、その実システム上は地形が全て地上として処理されている'''(普段であれば地上の敵にしか使えないはずの[[ブルーガー]]の「爆弾」等の攻撃が、このマップでは空にいるはずの敵ユニットに対して実行できるのがその証拠)。 | |
− | + | よって、陸:-な戦艦や変形した[[モビルスーツ]]、戦闘機等は無理に陸を這わされている状態になるので、性能がガタ落ちする(この頃の地形適応:-は実質E扱い、そのためパイロットが陸:AでもC相当まで、そうでなければD相当にまで落ちる)。しかし、空陸両用の[[スーパーロボット]]や[[オーラバトラー]]なら特に問題は無い。また、[[ミノフスキークラフト]]で飛行可能になった機体等でもここでは陸適応が適用されるため、陸での性能さえ良ければ空適応の低さを気にする必要が無い。したがって、[[ヒュッケバイン]]または[[ΖΖガンダム|ΖΖ]](当然運用は終始MS形態)に[[ミノフスキークラフト]]を付けて出撃させてやるといいのだが、1個しかないのが難点。 | |
敵としてマップに多数居る[[バイアラン]]は空陸両用なので性能がそのまま、よって優先的に落とす必要がある。 | 敵としてマップに多数居る[[バイアラン]]は空陸両用なので性能がそのまま、よって優先的に落とす必要がある。 | ||
− | + | 一方、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』第33話宇宙ルート「散りゆく光の中で」ではきちんと空地形として処理されており、第三軍として登場する[[マリリン・キャット|マリリン]]の取り巻きの[[次元獣]]も空を飛べるように改良されている。 | |
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+ | 『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』では1章Part8第66話「残るまぼろし」バトル2で初めて空地形が登場したが、'''戦闘アニメでは空中に機体の影が映っている'''。3章Part1第6話「たとえ天が堕ちるとも」バトル1では異なる背景が使われているからか影が映らなくなった。3章Part11第71話「インターセプション・メソッド」バトル1では海上という空地形が登場。[[第7の使徒]]の原作再現のために海面が海地形ではなく空地形になっており、戦闘アニメでは全ての機体が[[水上]]を走るが、今度は影が映らないのが逆に不自然になった。尤も第7の使徒についてはその巨体故に影が映っても不自然になってしまったのだが([[第7の使徒]]を参照)。 | ||
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== リンク == | == リンク == | ||
− | *[[飛行]] | + | *[[飛行]] - 空中(あるいは[[宇宙]])を移動すること。あるいは地上から浮上することを指していることも。 |
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2024年3月27日 (水) 21:31時点における最新版
地形の一つ。移動タイプもしくは移動適応に「空」を持つユニットが空中にいる場合に適用される。
概略[編集 | ソースを編集]
1マス移動するごとにENを1(『NEO』・『OE』のみ1移動力分ごとに3)消費するが、大部分の地形コストを無視して移動できるため重宝する。ただし、機体の空への移動適応が低かったり、小隊制作品で移動タイプが一致していないと移動コストが加算され、移動範囲が狭まってしまう。
地上に降りるには、機体に移動タイプ「陸」が必要。降ろしたり、空中に浮かせるだけなら行動終了とは見なされない。また空の移動適応を持っている場合、陸に下ろしている状態でも移動タイプ「陸」進入不可地形に進入する事ができる。
多くのシリーズは森林・軍事施設など地表地形の防御・回避率修正は得られないが、回復効果は受けられることが多い。パイロットと機体の空適応が陸適応より高いユニットなら、空に浮いたままの方が有利に戦える。逆に、飛行可能でもユニットの空適応がB以下の場合は陸に降ろした方が無難。地形適応の概念のない『OE』では代わりに空中専用の地形効果があり、命中に+10%と多めの補正がつくため、命中能力の低いユニットがそれを補う為に空中へ上がる選択肢がありうる。
『Z』および『第2次Z』では、空中に浮いているだけで毎ターン開始時にENを10消費(フェイズ開始時のEN5回復は残っているので、フェイズ開始時のEN回復手段がない場合は実質5消費)するようになり(ただし、特殊能力として「LFO」や「KLF」を持つ機体は除く)、地形の回復効果も一切受けられなくなった。このため補給装置やソーラーパネルなどのEN回復手段がないまま飛ばし続けると、気が付いた時にはEN切れに陥っている危険性がある。特に小隊が組めず、防塵装置を付けても地上に降ろせない飛行タイプの母艦は要注意。
空中専用マップ[編集 | ソースを編集]
『第4次スーパーロボット大戦』では、キリマンジャロの上空でブレックス准将が乗っているNPCのアーガマを、空適応を持つユニットしか出撃できない中で守りながら戦う「キリマンジャロの嵐」という、シリーズでも珍しい完全な空中戦マップがある。ただし……(以下「余談」へ)
『第2次スーパーロボット大戦Z再世篇』でも、『機動戦士ガンダム00』におけるブレイク・ピラー事件を再現した完全な空中戦マップ(第33話宇宙ルート「散りゆく光の中で」)があるが、空を飛べる機体が多いので、育てていれば困ることはない。
『スーパーロボット大戦Operation Extend』にも何度か空中専用マップがある。地形適応は無く陸戦専用機体は宇宙マップに出撃できない仕様上、宇宙/陸ユニットメインでプレイしていない限り、宇宙マップとほとんど差は無い。
『スーパーロボット大戦DD』には飛行のシステムがないので、原則空中専用マップでないと空適応は参照されない。現状は1章Part8第66話「残るまぼろし」と3章Part1第6話「たとえ天が堕ちるとも」のみ。後者はスーパーロボットがエヴァンゲリオンを持ち上げて空を飛んでいるという他に類を見ないシチュエーション。
関連する用語[編集 | ソースを編集]
- ミノフスキークラフト / ミノフスキードライブ
- 強化パーツ。移動タイプに空のない機体でも飛行できるようになり、初出の『第4次』を除き機体と武器の地形適応を「空A」(Sが最高の場合は「空S」)にする。後者は多くの作品で移動力もアップ。宇宙用の機体を地上で出撃させるのにも使える。
- フライトユニット / リフターモジュール
- 『J』や『W』版ミノフスキークラフト&ドライブ。
- テスラ・ドライブ / テスラ・ドライブS
- OGシリーズ版ミノフスキークラフト&ドライブ。『K』でもWスロットシステムでGBA版OGを使うと入手できる。
- A-アダプター / S-アダプター
- 機体と武器の全地形適応を既定ランクまで引き上げる強化パーツで、空適応も高められる。ただし、元から適応のある地形のみが上昇対象で、移動タイプや、空中に攻撃できない武器への空適応は付与されない。武器の適応は最近対応するようになってきたので、効果が向上している。
- リフター機能
- 『Z』で登場した特殊能力。小隊全機を飛行可能にし、機体と武器の空適応を最低Aまで引き上げる。所持するのはダイファイターのみ。「ダイファイターの上に他のユニットが乗っているのでは?」と言う説もあるが、空中での戦闘アニメを見る限りその線はなさそうである。
- なお、類似の効果が『L』以降の任天堂携帯機シリーズで採用されている「機体ボーナス」のひとつ(地形適応:空AorS)に存在する。
余談[編集 | ソースを編集]
上述の『第4次』の「キリマンジャロの嵐」のマップ、背景は完全に青空なのだが、その実システム上は地形が全て地上として処理されている(普段であれば地上の敵にしか使えないはずのブルーガーの「爆弾」等の攻撃が、このマップでは空にいるはずの敵ユニットに対して実行できるのがその証拠)。
よって、陸:-な戦艦や変形したモビルスーツ、戦闘機等は無理に陸を這わされている状態になるので、性能がガタ落ちする(この頃の地形適応:-は実質E扱い、そのためパイロットが陸:AでもC相当まで、そうでなければD相当にまで落ちる)。しかし、空陸両用のスーパーロボットやオーラバトラーなら特に問題は無い。また、ミノフスキークラフトで飛行可能になった機体等でもここでは陸適応が適用されるため、陸での性能さえ良ければ空適応の低さを気にする必要が無い。したがって、ヒュッケバインまたはΖΖ(当然運用は終始MS形態)にミノフスキークラフトを付けて出撃させてやるといいのだが、1個しかないのが難点。
敵としてマップに多数居るバイアランは空陸両用なので性能がそのまま、よって優先的に落とす必要がある。
一方、『第2次Z再世篇』第33話宇宙ルート「散りゆく光の中で」ではきちんと空地形として処理されており、第三軍として登場するマリリンの取り巻きの次元獣も空を飛べるように改良されている。
『DD』では1章Part8第66話「残るまぼろし」バトル2で初めて空地形が登場したが、戦闘アニメでは空中に機体の影が映っている。3章Part1第6話「たとえ天が堕ちるとも」バトル1では異なる背景が使われているからか影が映らなくなった。3章Part11第71話「インターセプション・メソッド」バトル1では海上という空地形が登場。第7の使徒の原作再現のために海面が海地形ではなく空地形になっており、戦闘アニメでは全ての機体が水上を走るが、今度は影が映らないのが逆に不自然になった。尤も第7の使徒についてはその巨体故に影が映っても不自然になってしまったのだが(第7の使徒を参照)。