「フクベ・ジン」の版間の差分
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− | その後、[[ネルガル重工]]にスカウトされて[[ナデシコ]]に乗艦することとなり、かつての提督らしいところは見せることのない昼行灯な人物となっていたが、[[火星]]に到着してからは率先して作戦を提示し、火星の[[北極]] | + | その後、[[ネルガル重工]]にスカウトされて[[ナデシコ]]に乗艦することとなり、かつての提督らしいところは見せることのない昼行灯な人物となっていたが、[[火星]]に到着してからは率先して作戦を提示し、火星の[[北極]]で氷漬けの護衛艦クロッカスを動かす。アキト宛の遺書を残してナデシコを逃がすためにクロッカスで囮となって敵の集中砲火に消え戦死した<ref>なお、その行いはナデシコクルーの面々から[[メグミ・レイナード|「無責任すぎる」]][[スバル・リョーコ|「馬鹿ばかり」]][[テンカワ・アキト|「生きるべきだった」]][[ミスマル・ユリカ|「これからどうすれば」]]と否定的に見られてしまっている。</ref>……かに思われたが、[[木連]]の捕虜となっていたようで最終話「『いつか逢う貴女のために』」にて再登場する。その時には、アロハ姿でやたらと能天気な[[性格]]と変化していた<ref>もっとも、『[[機動戦艦ナデシコ]]』第7話「いつかお前が『歌う詩』」では、「飲酒が厳禁である軍の規則を縫って、アイスティーに酒を垂らして飲んでいた」という砕けた一面を見せていた。案外、これがフクベの素の部分であったとも考えられる。また、総集編でもある14話でも同じ面を見せていたが、同話に登場したガイにはルリから「山田さん確か……」とツッコミが入っていたのと対照的に、フクベには何の言及もなかったことが彼の生存に関する一種の伏線だったとも受け止められる。</ref>。 |
なお、[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|TV版より後の時代]]におけるフクベの去就は不明。 | なお、[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-|TV版より後の時代]]におけるフクベの去就は不明。 | ||
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:火星の北極に向かうエピソードが省略されたので、強襲揚陸艇ひなぎくで囮となる。 | :火星の北極に向かうエピソードが省略されたので、強襲揚陸艇ひなぎくで囮となる。 | ||
− | + | :原作と同様に死んだと思われたが、第1部終盤でガイと共に木連の捕虜になっていた事が判明し、第2部でも直接登場しないものの、[[火星の後継者]]が降伏した際にカズマがフクベが彼らの対応をしている事を[[ヴァルストーク航海日誌|日誌]]に綴っている。 | |
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;「私は良い提督ではなかった。良い大人ですらなかっただろう。最後の最後で自分のわがままを通すだけなのだからな…」<br />「ただ、これだけは言おう。[[ナデシコ]]は君らの艦だ。怒りも、憎しみも、[[愛]]も、すべて君達だけのものだ! 言葉は何の意味も無い! それは…」 | ;「私は良い提督ではなかった。良い大人ですらなかっただろう。最後の最後で自分のわがままを通すだけなのだからな…」<br />「ただ、これだけは言おう。[[ナデシコ]]は君らの艦だ。怒りも、憎しみも、[[愛]]も、すべて君達だけのものだ! 言葉は何の意味も無い! それは…」 | ||
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− | ; | + | ;「私らしく、私らしく、私の未来見つけたぁくて やめとけやめとけ[[自爆]]なぞ」 |
:最終話「『いつか逢う貴女のために』」より。この台詞と共に[[マキ・イズミ|イズミ]]のウクレレをかき鳴らし、[[バッタ|コバッタ]]に乗りながら衝撃の再登場を果たした。 | :最終話「『いつか逢う貴女のために』」より。この台詞と共に[[マキ・イズミ|イズミ]]のウクレレをかき鳴らし、[[バッタ|コバッタ]]に乗りながら衝撃の再登場を果たした。 | ||
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+ | == 搭乗機体 == | ||
+ | ;リアトリス | ||
+ | :第1次火星会戦時の座乗艦。艦隊が壊滅状態に陥る中、チューリップを止めるべくフクベの指示で特攻を仕掛ける所から『ナデシコ』の物語は幕を開ける。 | ||
+ | ;[[ナデシコ]] | ||
+ | :スキャパレリプロジェクトでネルガルにスカウトされ乗艦。 | ||
+ | ;クロッカス | ||
+ | :連合軍の護衛艦。本来はナデシコが火星へ出立する際、地球でチューリップに飲み込まれて消失したものだが、その後火星で発見された。木星蜥蜴の大部隊が迫る中で、フクベが単独で操艦しナデシコをチューリップ内へ退避させるべく殿として火星へ残った。 | ||
+ | ;[[バッタ|コバッタ]] | ||
+ | :最終話で木連からナデシコに帰還した際に搭乗……というより単に背中に乗っていただけである。 | ||
== 脚注 == | == 脚注 == |
2024年3月11日 (月) 19:10時点における最新版
フクベ・ジン | |
---|---|
漢字表記 | 瓢 仁 |
登場作品 | 機動戦艦ナデシコ |
声優 | 田中信夫 |
デザイン | 後藤圭二 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦J |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 75歳 |
身長 | 173 cm |
体重 | 60 kg |
所属 | 地球連合軍→ナデシコ |
軍階級 | 中将 |
特技 | ウクレレ |
趣味 | 俳句 |
好きな食べ物 |
豆大福 里イモの煮っころがし |
嫌いな食べ物 | くどい食物(中でも肉のアブラ身) |
フクベ・ジンは『機動戦艦ナデシコ』の登場人物。
概要[編集 | ソースを編集]
地球連合宇宙軍提督。ムネタケ・サダアキとは軍時代の同僚でもある。
第1次火星会戦においては連合宇宙軍第一艦隊旗艦リアトリスに乗艦して木星蜥蜴と戦闘。壊滅的な打撃を受けるも艦を特攻させてチューリップを撃沈し、地球軍からは「英雄」と賞賛された。しかし、撃沈したチューリップは火星地表に落下し、テンカワ・アキトの故郷であるユートピアコロニーは壊滅、多くの民間人が死亡する結果を齎す。故に、フクベはこれらの責任を強く感じて退役した。
その後、ネルガル重工にスカウトされてナデシコに乗艦することとなり、かつての提督らしいところは見せることのない昼行灯な人物となっていたが、火星に到着してからは率先して作戦を提示し、火星の北極で氷漬けの護衛艦クロッカスを動かす。アキト宛の遺書を残してナデシコを逃がすためにクロッカスで囮となって敵の集中砲火に消え戦死した[1]……かに思われたが、木連の捕虜となっていたようで最終話「『いつか逢う貴女のために』」にて再登場する。その時には、アロハ姿でやたらと能天気な性格と変化していた[2]。
なお、TV版より後の時代におけるフクベの去就は不明。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
上記にもあるように原作では生存していたことが後に発覚するのだが、スパロボシリーズにおいては再登場することなくそのまま死んでいるパターンもある。
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦J
- 初登場作品。原作同様、火星に向かうナデシコに乗艦し、そして火星でナデシコを逃がす囮となる。
- スーパーロボット大戦W
- 火星の北極に向かうエピソードが省略されたので、強襲揚陸艇ひなぎくで囮となる。
- 原作と同様に死んだと思われたが、第1部終盤でガイと共に木連の捕虜になっていた事が判明し、第2部でも直接登場しないものの、火星の後継者が降伏した際にカズマがフクベが彼らの対応をしている事を日誌に綴っている。
- スーパーロボット大戦BX
- プロローグで原作同様、ナデシコを逃がす囮となる。「かつてはゼントラーディとも戦った歴戦の将」と語られている。
- 原作と同じく死んだと思われていたが、ELSとの決戦では連合艦隊の一員として駆けつけた。
人間関係[編集 | ソースを編集]
- ムネタケ・サダアキ
- 軍時代の同僚。後にナデシコを制圧する事で、袂を分かつことになる。
- テンカワ・アキト
- 事情を知らない時のアキトからは「フクベは気さくで理解のある老人」と慕われていたが、アキトが真相を知った時には恨みを込めて殴打される。
- もっとも、フクベ自身も責任は感じており、自ら囮となる前にはアキトに宛てた遺書をしたためていた。
- ミスマル・コウイチロウ、月臣元一朗、秋山源八郎
- 『BX』では彼らと共に(元一朗と源八郎はフラグを満たさなかった場合のみ)ELSとの戦いの救援に駆け付ける。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- ヴァルストークファミリー
- 『W』では彼らにスペースマンの助け合いの精神が生きていることに感心する。一方で、軍はスペースマンの心意気を忘れたことを嘆いていた。
- 大河幸太郎
- 『W』ではフクベ提督が生きていたことだけでなく性格の変化にも驚いていた。『BX』ではチューリップに突入する作戦がフクベ提督の発案と聞いて納得していた。
- 由木翼
- 『BX』ではフクベ提督について「ゼントラーディとの星間戦争にも参加した歴史の生き証人」だと語っている。
- ブライト・ノア、カティ・マネキン、ファルク・オクラムド、ナイジェル・ギャレット、ワッツ・ステップニー、ダリル・マッギネス
- 『BX』では彼らと共にELSとの戦いの救援に駆け付ける。
名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]
- 「チューリップは物質をワープさせるとでもいうのかね。まるであのゲキナントカとかいうテレビ漫画の世界だな」
- 第7話「いつかお前が『歌う詩』」より。いくら何でも22世紀に「テレビ漫画(アニメーションの古い言い方)」というのは流石に…。
- 「私は良い提督ではなかった。良い大人ですらなかっただろう。最後の最後で自分のわがままを通すだけなのだからな…」
「ただ、これだけは言おう。ナデシコは君らの艦だ。怒りも、憎しみも、愛も、すべて君達だけのものだ! 言葉は何の意味も無い! それは…」 - 同7話より。木星蜥蜴の大軍からナデシコを逃がすべく護衛艦クロッカスに独り搭乗して囮になった老提督フクベ・ジンは、ユリカやアキトら若者達に全てを託して火星で散った…と、思われたが?
- 「私らしく、私らしく、私の未来見つけたぁくて やめとけやめとけ自爆なぞ」
- 最終話「『いつか逢う貴女のために』」より。この台詞と共にイズミのウクレレをかき鳴らし、コバッタに乗りながら衝撃の再登場を果たした。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「固いなぁ、大河君。今日は木連の新たな夜明けなのだからもっとスマイル、スマイル」
- 『W』第25話「木星決戦!超重力の罠」より。木連との和解が成立した後、挨拶に来た大河に対して。
- 「大所帯だねえ~。それじゃあ、ワシも出なきゃあだね」
「久しぶりだねえ、艦長。ぶい」 - 『BX』第43話「Trailblazer」より。ELSとの戦いに駆け付けた時の台詞。ちなみに、上記の台詞と同時にウクレレのSEが鳴るという演出がなされている。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
- リアトリス
- 第1次火星会戦時の座乗艦。艦隊が壊滅状態に陥る中、チューリップを止めるべくフクベの指示で特攻を仕掛ける所から『ナデシコ』の物語は幕を開ける。
- ナデシコ
- スキャパレリプロジェクトでネルガルにスカウトされ乗艦。
- クロッカス
- 連合軍の護衛艦。本来はナデシコが火星へ出立する際、地球でチューリップに飲み込まれて消失したものだが、その後火星で発見された。木星蜥蜴の大部隊が迫る中で、フクベが単独で操艦しナデシコをチューリップ内へ退避させるべく殿として火星へ残った。
- コバッタ
- 最終話で木連からナデシコに帰還した際に搭乗……というより単に背中に乗っていただけである。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ なお、その行いはナデシコクルーの面々から「無責任すぎる」「馬鹿ばかり」「生きるべきだった」「これからどうすれば」と否定的に見られてしまっている。
- ↑ もっとも、『機動戦艦ナデシコ』第7話「いつかお前が『歌う詩』」では、「飲酒が厳禁である軍の規則を縫って、アイスティーに酒を垂らして飲んでいた」という砕けた一面を見せていた。案外、これがフクベの素の部分であったとも考えられる。また、総集編でもある14話でも同じ面を見せていたが、同話に登場したガイにはルリから「山田さん確か……」とツッコミが入っていたのと対照的に、フクベには何の言及もなかったことが彼の生存に関する一種の伏線だったとも受け止められる。