「マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア」の版間の差分

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== マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア(Marianne vi Britannia) ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]]
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| 外国語表記 = Marianne vi Britannia
**[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]
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| 登場作品 = [[コードギアスシリーズ]]
**[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]
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*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュ}}
*[[声優]]:百々麻子
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*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュR2}}
*種族:地球人(ブリタニア人)
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*{{登場作品 (人物)|コードギアス 反逆のルルーシュ 劇場版}}
*性別:女
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| 声優 = {{声優 (登場作品別)|百々麻子|コードギアス 反逆のルルーシュ,コードギアス 反逆のルルーシュR2|SRW=Y}}
*生年月日:皇暦1979年11月22日
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|木村貴宏}}
*[[年齢]]:30歳(享年)
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
<!-- *身長:---cm -->
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
<!-- *体重:---kg -->
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}}
*血液型:B型
 
*星座:射手座
 
*所属:[[神聖ブリタニア帝国]]
 
*称号:第5皇妃
 
*資格:[[ギアス]]
 
*キャラクターデザイン:CLAMP(原案)、木村貴宏
 
神聖ブリタニア帝国の第5皇妃で、[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]、[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー]]の実母でもある。
 
  
数年前、アリエス宮にて、テロリストからナナリーを庇い、死亡してしまったとされていたが…。
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
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| 種族 = [[種族::地球人]](ブリタニア人)
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| 性別 = [[性別::女]]
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| 異名 = 閃光のマリアンヌ
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| 生年月日 = 皇暦1979年11月22日
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| 星座 = 射手座
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| 年齢 = [[年齢::30]]歳(享年)
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| 所属 = {{所属 (人物)|神聖ブリタニア帝国}}
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| 称号 = [[称号::第5皇妃]]
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| 資格 = [[ギアス]]
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}}
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'''マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア'''は『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』および『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』の登場人物。
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== 概要 ==
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[[神聖ブリタニア帝国]]の第5皇妃で、[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]、[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー]]の実母でもある。旧姓は「'''マリアンヌ・ランぺルージ'''」。
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軍人時代は、超人的な[[ナイトメアフレーム|KMF]]操縦技術と柔軟な発想力で幾度もの死線を乗り越えていた事から、「'''閃光のマリアンヌ'''」という異名で呼ばれていた。[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]]や[[ジェレミア・ゴットバルト|ジェレミア]]といった一部のブリタニアの皇族や軍人達からは慕われ、皇帝である[[シャルル・ジ・ブリタニア]]からも、彼自らがプロポーズする程までに皇妃の中でも特別目に掛けられており、他の皇妃達(特に[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]の母親)には嫉妬心を抱かれていた。
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数年前、アリエス宮にて[[テロリスト]]からナナリーを庇い、死亡してしまったとされていたが…。
  
 
=== 人物 ===
 
=== 人物 ===
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==== 原作アニメ版 ====
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他のブリタニア皇妃と違い庶民出身で軍人にもなっていたが故か、性格は明朗かつ大人しくするという事が出来ない行動的であったが、悪戯好きな面もあり、奔放で冷静さを崩す事の無い[[C.C.]]ですらも日常的に振り回されっぱなしな状態であったという。<br />『コードギアスGenesic Re;CODE』によればハロウィンで幼い頃のルルーシュが仕掛けを作った悪戯で使用人たちが恐怖のあまり気絶しまくる事態になった際にはさすがにルルーシュを叱ったとのこと。
  
==== 原作アニメ版 ====
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ソーシャルゲーム『ロストストーリーズ』にて人となりが掘り下げられており、読書好きで頭が非常に切れる人物ゆえに結論も早く「人類史上、戦いがなかったことなどない」とあっけらかんと語りながらもこの世界には絶望。それゆえラグナレクの接続に希望を抱き、「ルルーシュもナナリーもみんな、ラグナレクの接続で幸せになれる」と考えているほか、自分に似て賢いルルーシュはこの考えを理解してくれると思い込みが過ぎていた。
他のブリタニア皇妃と違い庶民出身で軍人にもなっていたが故か、性格は明朗かつ行動的であったが、悪戯好きな面もあり、奔放で冷静さを崩す事の無い[[C.C.]]ですらも日常的に振り回されっぱなしな状態であったという。<br />軍人時代は、超人的なKMF操縦技術と柔軟な発想力で幾度もの死線を乗り越えていた事から、「'''閃光のマリアンヌ'''」という異名で呼ばれていた。[[コーネリア・リ・ブリタニア|コーネリア]][[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]、[[ジェレミア・ゴットバルト|ジェレミア]]といった一部のブリタニアの皇族や軍人達からは慕われ、皇帝である[[シャルル・ジ・ブリタニア]]からも、彼自らがプロポーズする程までに皇妃の中でも特別目に掛けられており、他の皇妃達には嫉妬心を抱かれていた。
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ナナリーの記憶を改ざんし、ルルーシュ共々日本に行かせた理由は、[[V.V.]]から彼らの身を守ることを目的としているなど、マリアンヌ本人としては子供達に愛情はあった。もっとも、シャルルと彼女の計画が成功すれば故人を含む全人類の意識が共有されるため、日本侵攻の際には彼女もシャルルと共にルルーシュとナナリーの保護する等の行動は一切行う事はなかったため、世間一般的な親子愛とは程遠い状態だったのは事実でもある。それでも第二次東京決戦ではアーニャに撃墜されかけたルルーシュを助ける行動はとっていた。
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本心としては「嘘」を嫌う非常に気難しい(V.V.はルルーシュがよく似ていると評した)シャルルと偽りなしに愛し合い、ラグナレクの接続なしに嘘のない関係を築いたほぼ唯一の人物でもある。その仲睦まじさは、[[V.V.]]に弟を奪われるという恐怖・嫉妬心([[C.C.]]に言わせれば逆にV.V.はマリアンヌに惚れていたとのこと)を抱かせた。結果的に愛憎に呑まれたV.V.は計画の同志であるはずのマリアンヌ暗殺という凶行に走っている。漫画『双貌のオズ』では、シャルルが密かにマリアンヌの遺体を兄にも知らせず大事に保管しており、「計画が成就すれば遺体なんて関係ないはずなのに自分にそのことを隠す嘘をついた弟」にV.V.が内心怒っている場面がある。
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二つ名の「閃光」は頭の回転の速さを指したものらしく、純粋な戦闘能力がどれほどかは不明。『皇道』のビジュアルコメンタリーによれば、谷口さんは本当に強くて、生きていたらトップクラスと想定していたが、脚本段階で大河内さんが「ルルーシュの母親」と考えるとしっくりこなくて、口八丁で幻惑させたりとかする全部をひっくるめた上で人間力として強かったということになったと語られている。公式X「ルルーシュの母親だけあって、頭の切れ、回転の早さから呼ばれるようになったんですね。」と評されている。
  
 
==== ノベライズ版 ====
 
==== ノベライズ版 ====
ノベライズ版では、シャルルよりも遥かにエゴに満ちた思考や、目的の為には倫理や道徳をも平気で無視する醜悪な有様などについてが、より詳しく描かれている。
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ノベライズ版では、シャルルよりも遥かにエゴに満ちた思考や、目的の為には倫理や道徳をも平気で無視する醜悪なキャラクターとして描かれている。
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シャルルと同様、[[アーカーシャの剣]]が神を殺す計画に賛同していたマリアンヌは、自らが[[ギアス]]能力の発現において重要となる「R因子」の素質が低い事から、C.C.に内密でギアス嚮団の研究員に協力させ、自らの身体の卵細胞に遺伝子改造を施し、シャルルとの間にギアス能力の高い素質を持った子供が生まれる様にしている。その結果、生まれた二人の子供が、ルルーシュとナナリーの二人であった。
  
シャルルと同様、アーカーシャの剣が神を殺す計画に賛同していたマリアンヌは、自らがギアス能力の発現において重要となる「R因子」の素質が低い事から、C.C.に内密でギアス嚮団の研究員に協力させ、自らの身体の卵細胞に遺伝子改造をから施し、シャルルとの間にギアス能力の高い素質を持った子供が生まれる様にしている。その結果、生まれた二人の子供が、ルルーシュとナナリーの二人であった。
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自分の子供として生まれてくるにも拘らず、マリアンヌはC.C.やV.V.の持っている「コード」の適応力が高い『モノ』であるのならば、それ以外の事はどうでも良いと言っており、マリアンヌの卵子の遺伝子的改造に関わっていた研究員は、倫理を無視しすぎている事から、遺伝子改造の計画を実行に移す前から、計画の再考を促していたのだが、マリアンヌ自身はまったく意に返さないどころか、我が子が世界を救う英雄になるのを望む事の何がいけないのかと言っている。そして、実際にルルーシュとナナリーの二人が生まれているのだが、二人が平均以上ながらも、自分の予想を下回るR因子の数値であった事から、「拍子抜けした」と早々に見切りを付けるかのような反応を示し、『[[ラグナレクの接続]]を実行する為の保険』とまで評しており、とても母親が子供を見て言うとは思えない発言に、研究員はドン引きしていた(内心では、二人を実験用マウスの様に口にしていると評されている)。更にはよりギアス能力者としての能力を高める子を生み出す為に、'''R因子の数値が一応平均以上であるルルーシュとナナリーが成長したら、近親婚をさせてナナリーにルルーシュの子を産ませようとした'''事さえもある(現実でも王族や皇族の近親婚はあったがこちらはあくまで政治的なものである)。
  
自分の子供として生まれてくるにも拘らず、マリアンヌはC.C.やV.V.の持っている「コード」の適応力が高い『モノ』であるのならば、それ以外の事はどうでも良いと言っており、マリアンヌの卵子の遺伝子的改造に関わっていた研究員は、倫理を無視しすぎている事から、遺伝子改造の計画を実行に移す前から、計画の再考を促していたのだが、マリアンヌ自身はまったく意に返さないどころか、我が子が世界を救う英雄になるのを望む事の何がいけないのかと言っている。<br />そして、実際にルルーシュとナナリーの二人が生まれているのだが、二人が平均以上ながらも、自分の予想を下回るR因子の数値であった事から、「拍子抜けした」と早々に見切りを付けるかのような反応を示し、『[[ラグナレクの接続]]を実行する為の保険』とまで評しており、とても母親が子供を見て言うとは思えない発言に、研究員はドン引きしていた(内心では、二人を実験用マウスの様に口にしていると評されている)。<br />更にはよりギアス能力者としての能力を高める子を生み出す為に、'''R因子の数値が一応平均以上であるルルーシュとナナリーが成長したら、近親婚をさせてナナリーにルルーシュの子を産ませようとした'''事さえもある(現実でも王族や皇族の近親婚はあったがこちらはあくまで政治的なものである)。
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ナナリーの目が見えなくなっているのは、シャルルのギアスの影響であるのだが、ナナリーから視力を奪う事をシャルルに示唆したのはマリアンヌの方である。シャルルは、V.V.によってナナリーがマリアンヌ殺害の仮の目撃者にされているとはいえ、ナナリーから本来の記憶を改竄するだけでなく視力まで奪ってしまう事には抵抗感を持っていたが、マリアンヌの強い押しがあった事で、やむなくギアスで記憶の改竄と視力を奪っている。マリアンヌがここまでしてナナリーから視力を奪ったのは、彼女のみに特別植え付けていたC.C.の遺伝子にも含まれていた因子である「C感応因子」の力を促進させようとした為であり、これによって、成長したナナリーはやがて、精神接触能力を覚醒させ、他人の心の中や記憶が読める(嘘を見抜ける)様になっている。ナナリーが赤ん坊の頃、彼女がこの要素を持っている事を知っていたマリアンヌは、「視覚や聴覚といった生きていく為に必要な五感の内のどれかを、わざと潰してしまえば、五感以外の感覚を無意識に鍛え始めるのではないか」と、物騒な事まで言い出しており、さすがに顔面蒼白になった研究員に止められ、マリアンヌ自身も、ナナリーやルルーシュを気に入っていたシャルルに咎められる事を望んでいなかった為、「この時」は実行はしなかった。
  
ナナリーの目が見えなくなっているのは、シャルルのギアスの影響であるのだが、ナナリーから視力を奪う事をシャルルに示唆したのはマリアンヌの方である。シャルルは、V.V.によってナナリーがマリアンヌ殺害の仮の目撃者にされているとはいえ、ナナリーから本来の記憶を改竄するだけでなく視力まで奪ってしまう事には抵抗感を持っていたが、マリアンヌの強い押しがあった事で、やむなくギアスで記憶の改竄と視力を奪っている。<br />マリアンヌがここまでしてナナリーから視力を奪ったのは、彼女のみに特別植え付けていたC.C.の遺伝子にも含まれていた因子である「C感応因子」の力を促進させようとした為であり、これによって、成長したナナリーはやがて、精神接触能力を覚醒させ、他人の心の中や記憶が読める(嘘を見抜ける)様になっている。<br />ナナリーが赤ん坊の頃、彼女がこの要素を持っている事を知っていたマリアンヌは、「視覚や聴覚といった生きていく為に必要な五感の内のどれかを、わざと潰してしまえば、五感以外の感覚を無意識に鍛え始めるのではないか」と、物騒な事まで言い出しており、さすがに顔面蒼白になった研究員に止められ、マリアンヌ自身も、ナナリーやルルーシュを気に入っていたシャルルに咎められる事を望んでいなかった為、「この時」は実行はしなかった。
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なお、「嘘を嫌う」シャルルに本心を隠していたり、シャルルがそんな人の心を持たない彼女に惚れた理由については不明瞭となっている。
  
これらの部分からも、マリアンヌには二人の子への「親」としての愛情は無いに等しく、むしろ、一見冷酷に見えるが実際は「親」としての愛情を持っていたシャルルの方が、曲がりなりにも人の親になる資格があると言える。ルルーシュが黒の騎士団を追放された後、扇たちの行動を馬鹿にしているが仮定の話とはいえ現段階ではルルーシュを放免しておき、ブリタニアに勝利してから全ての事実を暴露してルルーシュを粛清すればいいなどと語るなど自分の息子の事を話しているとは思えない態度である。
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『スーパーロボット大戦X』ではこちらのキャラクターを基準としたキャラ付けがなされている。
  
 
==== その他 ====
 
==== その他 ====
パラレルワールドである『ナイトメア・オブ・ナナリー』では流石に上記の醜悪な内面は悉くカットされ、純粋にシャルルと共に理想を目指し、ルルーシュとナナリーへの「親」としての愛情も確かに持った高潔な人物として描かれ、最終的にはナナリーとの対峙の末、自分とシャルルの理想が間違っていることを潔く認めていた。
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パラレルワールドである『ナイトメア・オブ・ナナリー』では小説版設定の醜悪な内面は悉くカットされ、純粋にシャルルと共に理想を目指し、ルルーシュとナナリーへの「親」としての愛情も確かに持った高潔な人物として描かれ、最終的にはナナリーとの対峙の末、自分とシャルルの理想が間違っていることを潔く認めていた。
  
 
スピンオフ作品である『ナナリー・in・ワンダーランド』では「ハートの女王」として登場。「ハートの王」のシャルルを窘める一方、クロッケー対決で「負けた者の'''首をちょん切る'''」と(しかも笑顔で)やはり物騒な事を言い出す。
 
スピンオフ作品である『ナナリー・in・ワンダーランド』では「ハートの女王」として登場。「ハートの王」のシャルルを窘める一方、クロッケー対決で「負けた者の'''首をちょん切る'''」と(しかも笑顔で)やはり物騒な事を言い出す。
  
 
=== 来歴 ===
 
=== 来歴 ===
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==== 本編開始前 ====
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元は庶民出身であったが、騎士侯の身分から[[ナイトオブラウンズ]]のナイトオブシックスにまで出世し、アッシュフォード家のKMF計画において、第3世代型KMF「ガニメデ」のテストパイロットを務める事で、後のKMF開発に大きく影響する程の多大な功績を残している。
  
==== 本編開始前 ====
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しかし、本編開始の8年前、マリアンヌがラグナレクの接続無しにシャルルと分かり合っていた事から、シャルルが誓いを破る事を恐れたV.V.によってアリエス宮に呼ばれたマリアンヌは、彼に機関銃で撃たれ、瀕死の重傷を負う。しかし、当時行儀見習いとしてアリエス宮にいた[[アーニャ・アールストレイム]]が、偶然その場を目撃した事で、死の淵でギアス能力を発現させたマリアンヌは、その能力をもって自らの精神をアーニャの身体に憑依させる形で生き延びた。V.V.はこの件を、「テロリスト」に殺害された事にしている。<br />Cの世界を介する形でシャルルと交信したマリアンヌは、自らの死の真相を伝えた後、アーニャの中での生存を隠す為に、ギアスでアーニャの記憶を度重なる形で改竄している。また、V.V.が仮の目撃者としているナナリーが、自身の死の真相に気付かない様にする為に、彼女の記憶と視力を奪うよう示唆し、その後、ルルーシュとナナリーの二人を、人質という形で日本へ送り込んでいる。だが、C.C.はマリアンヌの事件後、シャルルやマリアンヌへの協力を拒むようになり、ギアス嚮団からも去ってしまっている。
元は庶民出身であったが、騎士侯の身分から[[ナイトオブラウンズ]]のナイトオブシックスにまで出世し、アッシュフォード家のKMF計画において、第3世代型KMF「ガニメデ」のテストパイロットを務める事で、後のKMF開発に大きく影響する程の多大な功績を残している。<br />また、本編開始の20年前に起きた、当時ナイトオブファイブであったビスマルクとナイトオブシックスである自身を除いた、9人のラウンズのメンバーによるクーデター事件「血の紋章事件」の際には、自らの手でナイトオブワンを討ち取っており、この功績を切っ掛けに(シャルルからプロポーズされたのもあって)、シャルルの5番目の皇妃となる。皇妃になってからは、その奔放さから、カプリコーンの離宮で30人の皇妃相手に大立ち回りを演じたり、謁見の間を馬で駆け回ったといった破天荒なエピソードもあった。<br />やがて、ラウンズ時代の同僚であったビスマルクと共に、シャルルとV.V.、C.C.の考案していた「ラグナレクの接続」の同志となり、C.C.との親交を深めたマリアンヌは、彼女とギアスの「契約」を行い、更には彼女にも内密でギアス嚮団の研究員に協力させた後、シャルルとの間にルルーシュとナナリーの二人の子供を生んだ。
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本編開始の5年前、ラグナレクの接続には、形は同じでも質の異なるV.V.とC.C.両方のコードが必要であった事から、Cの世界を介してC.C.との交信が可能になっていたマリアンヌは、C.C.と取引を行う。'''「[[マオ]]以上にC.C.の願いを叶えてくれる存在を教えてもらい、新たに『契約』する代わりに、それでもC.C.の願いを果たせなかったら、もう一度自分達のラグナレクの接続に協力する」'''という取引をマリアンヌと行ったC.C.は、願いを叶えてくれる人物であるルルーシュに接触するために日本へ向かい、そこでクロヴィス率いるブリタニア軍に捕縛されている。そして、『無印』の本編開始時に、C.C.は護送の途中で扇グループに連れ去られ、最終的にはルルーシュと接触し、契約を行った。つまり、ルルーシュとC.C.の接触は偶然ではなく、そもそもマリアンヌによって仕組まれたものであったのだった。
  
なお、ラグナレクの接続を実現する為に、高いギアス能力をもった人間を必要としていたマリアンヌは、ルルーシュとナナリーが生まれる前から産んだ後も、シャルルと共に影でギアス能力の人体実験を行っており、老若男女を問わず被験者にしていた実験記録をシュナイゼルの許可を得て見た[[カノン・マルディーニ]]は、「気分が悪くなった」と評している。
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==== 本編開始前(ノベライズ版) ====
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本編開始の20年前に起きた、当時ナイトオブファイブであったビスマルクとナイトオブシックスである自身を除いた、9人のラウンズのメンバーによるクーデター事件「血の紋章事件」の際には、自らの手でナイトオブワンを討ち取っており、この功績を切っ掛けに(シャルルからプロポーズされたのもあって)、シャルルの5番目の皇妃となる。
  
しかし、本編開始の8年前、マリアンヌがラグナレクの接続無しにシャルルと分かり合っていた事から、シャルルが誓いを破る事を恐れたV.V.によってアリエス宮に呼ばれたマリアンヌは、彼に機関銃で撃たれ、瀕死の重傷を負う。しかし、当時行儀見習いとしてアリエス宮にいた[[アーニャ・アールストレイム]]が、偶然その場を目撃した事で、死の淵でギアス能力を発現させたマリアンヌは、その能力をもって自らの精神をアーニャの身体に憑依させる形で生き延びた。V.V.はこの件を、「テロリスト」に殺害された事にしている。<br />Cの世界を介する形でシャルルと交信したマリアンヌは、自らの死の真相を伝えた後、アーニャの中での生存を隠す為に、ギアスでアーニャの記憶を度重なる形で改竄している。また、V.V.が仮の目撃者としているナナリーが、自身の死の真相に気付かない様にする為に、彼女の記憶と視力を奪うよう示唆し、その後、ルルーシュとナナリーの二人を、人質という形で日本へ送り込んでいる。<br />だが、C.C.はマリアンヌの事件後、シャルルやマリアンヌへの協力を拒むようになり、ギアス嚮団からも去ってしまっている。
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皇妃になってからは、その奔放さから、カプリコーンの離宮で30人の皇妃相手に大立ち回りを演じたり、謁見の間を馬で駆け回ったといった破天荒なエピソードもあった。やがて、ラウンズ時代の同僚であったビスマルクと共に、シャルルとV.V.、C.C.の考案していた「ラグナレクの接続」の同志となり、C.C.との親交を深めたマリアンヌは、彼女とギアスの「契約」を行い、更には彼女にも内密でギアス嚮団の研究員に協力させた後、シャルルとの間にルルーシュとナナリーの二人の子供を生んだ。
  
本編開始の5年前、ラグナレクの接続には、形は同じでも質の異なるV.V.とC.C.両方のコードが必要であった事から、Cの世界を介してC.C.との交信が可能になっていたマリアンヌは、C.C.と取引を行う。<br />'''「[[マオ]]以上にC.C.の願いを叶えてくれる存在を教えてもらい、新たに『契約』する代わりに、それでもC.C.の願いを果たせなかったら、もう一度自分達のラグナレクの接続に協力する」'''という取引をマリアンヌと行ったC.C.は、願いを叶えてくれる人物であるルルーシュに接触するために日本へ向かい、そこでクロヴィス率いるブリタニア軍に捕縛されている。そして、『無印』の本編開始時に、C.C.は護送の途中で扇グループに連れ去られ、最終的にはルルーシュと接触し、契約を行った。つまり、ルルーシュとC.C.の接触は偶然ではなく、そもそもマリアンヌによって仕組まれたものであったのだった。
+
なお、ラグナレクの接続を実現する為に、高いギアス能力をもった人間を必要としていたマリアンヌは、ルルーシュとナナリーが生まれる前から産んだ後も、シャルルと共に影でギアス能力の人体実験を行っており、老若男女を問わず被験者にしていた実験記録をシュナイゼルの許可を得て見た[[カノン・マルディーニ]]は、「気分が悪くなった」と評している。
  
 
==== R2編 ====
 
==== R2編 ====
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ルルーシュが黒の騎士団のメンバーの裏切りを受けて追放された後、彼が神根島に向かったシャルルを追って打倒しようとした事から、アーニャの身体を乗っ取ってC.C.に接触し、コードと記憶を蘇らせる。その後、C.C.を連れて[[モルドレッド]]で神根島へと向かい、一芝居打ってビスマルクを退けた後、神根島で気を失っていた[[枢木スザク|スザク]]にも接触し、遺跡とC.C.のコードの力を使って、アーニャから自らの意識を引き剥がしたマリアンヌは、シャルルとルルーシュのいる「Cの世界」へと向かう。
 
ルルーシュが黒の騎士団のメンバーの裏切りを受けて追放された後、彼が神根島に向かったシャルルを追って打倒しようとした事から、アーニャの身体を乗っ取ってC.C.に接触し、コードと記憶を蘇らせる。その後、C.C.を連れて[[モルドレッド]]で神根島へと向かい、一芝居打ってビスマルクを退けた後、神根島で気を失っていた[[枢木スザク|スザク]]にも接触し、遺跡とC.C.のコードの力を使って、アーニャから自らの意識を引き剥がしたマリアンヌは、シャルルとルルーシュのいる「Cの世界」へと向かう。
  
Cの世界でルルーシュと再会を果たしたマリアンヌは、シャルルと共に、自らの死やルルーシュとナナリーが日本に送り込まれた真相を教え、そしてルルーシュのC.C.との出会いやブリタニアへの反逆は、ラグナレクの接続を果たす為に仕組まれていた物に過ぎない事実を語り、自らのしてきた事が全くの無駄であった事実を知ったルルーシュを、大きく愕然とさせている。
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Cの世界でルルーシュと再会を果たしたマリアンヌは、シャルルと共に、自らの死やルルーシュとナナリーが日本に送り込まれた真相を教え、そしてルルーシュのC.C.との出会いやブリタニアへの反逆は、ラグナレクの接続を果たす為に仕組まれていた物に過ぎない事実を語り、自らのしてきた事が全くの無駄であった事実を知ったルルーシュを、大きく愕然とさせ、彼に憎悪されることになる。
  
マリアンヌを追ってきたC.C.のコードを、V.V.から奪ったシャルルのコードと合わせる事で、[[アーカーシャの剣]]を起動させ、ラグナレクの接続を果たそうとしたが、ルルーシュからは計画の実現を優先する為に、自分やナナリーを棄てただけでなく、自分達の安全を無視して日本に攻撃を仕掛けた事実や、自分達の作ろうとしている優しい世界が「自分に優しい世界」である事を指摘され、C.C.と共にCの世界へ来ていたスザクからも、[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]が望んだ事ではないと断じられる。そして、ラグナレクの接続を拒絶したC.C.からも、「自分が好きなだけ」と指摘された。
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マリアンヌを追ってきたC.C.のコードを、V.V.から奪ったシャルルのコードと合わせる事で、アーカーシャの剣を起動させ、ラグナレクの接続を果たそうとしたが、ルルーシュからは計画の実現を優先する為に、自分やナナリーを棄てただけでなく、自分達の安全を無視して日本に攻撃を仕掛けた事実や、自分達の作ろうとしている優しい世界が「自分に優しい世界」である事を指摘され、C.C.と共にCの世界へ来ていたスザクからも、[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユーフェミア]]が望んだ事ではないと断じられる。そして、ラグナレクの接続を拒絶したC.C.からも、「自分が好きなだけ」と指摘された。そしてルルーシュから「お前たちは俺を捨てた」と言われて絶句してしまう。
  
 
ルルーシュの絶対尊守のギアスによってアーカーシャの剣が崩壊を始めた後、ルルーシュのギアス(願い)を受け入れたCの世界の集合無意識から、「時の歩みを止めようとする者」と見なされたのか、最後は不老不死のコードを持っていたシャルルと共に、Cの世界に飲み込まれる結末となった。
 
ルルーシュの絶対尊守のギアスによってアーカーシャの剣が崩壊を始めた後、ルルーシュのギアス(願い)を受け入れたCの世界の集合無意識から、「時の歩みを止めようとする者」と見なされたのか、最後は不老不死のコードを持っていたシャルルと共に、Cの世界に飲み込まれる結末となった。
  
俯瞰してみれば、マリアンヌという女の存在そのものが「反逆のルルーシュ」における悲劇の出発点ともいえる。
+
== 登場作品と役柄 ==
 +
=== [[Zシリーズ]] ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}}
 +
:初登場作品。NPC。ほぼ原作通りの展開で活躍。
 +
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
 +
:[[アマルガム]]追跡ルート37話「神への誘い」で、[[神根島]]の遺跡を訪れたルルーシュの前にシャルルと共に再び現れる。ルルーシュ含め[[Z-BLUE]]が見ているのが絶望のイメージで同時に未来の形でもあると告げるが、シャルルに比べると交わす言葉が少ない。また、本作ではとうとうルルーシュからはシャルル同様に本名で呼び捨てにされるようになる。
  
== 登場作品と役柄 ==
+
=== VXT三部作 ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X}}
 +
:原作終了後ではあるが、とある理由により[[アル・ワース]]にて仮初の肉体を得て復活を果たし、終盤にボスとして立ちはだかる。戦闘の機会は一度しかないが、声はもちろんカットインまで付いている。担当声優の百々麻子氏も今作がスパロボシリーズ初参加。
 +
:相変わらず飄々とした爛漫さで振る舞うが、目的のためには手段を選ばないエゴイスト振りは変わっておらず、夫シャルルの復活と計画の再興のために暗躍する。自分たちを見限り、Cの世界へと消滅させたルルーシュに対しては、表面には余り出さないがかなり根に持っており、尚も抵抗・否定する彼に対し、ついにはその本性を露わにして「もう息子とは思わない」と言い放って冷酷な敵意を向ける。
 +
:戦力の充実した[[エクスクロス]]やギアスキャンセラーを持つジェレミアを前にしてるにもかかわらず勝算があると見込んでいるのは、後に[[魔従教団]]とコンタクトを取っているからだということが明らかになるが、結果それが災いし、ルルーシュのギアスによってシャルルに関する記憶を抹消された際に絶望し、そこにつけ込んだ[[魔獣エンデ|何者か]]に喰われるという自業自得ともいうべき最期を遂げた。このことについて[[ホープス]]は「禁断の領域に踏み込んでしまった」と語っている。
 +
:作中でも最強クラスの天才的な技量を誇るパイロットだったとされるマリアンヌだが、実際の戦闘はアーニャの肉体を乗っ取った状態で[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン|ビスマルク]]の攻撃を防いだ一瞬だけで、原作アニメでも本人の戦闘シーンが描かれることはなかった。そのため、スパロボオリジナルの要素も入った展開と言える。
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== パイロットステータス ==
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=== [[能力]] ===
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他の版権ラスボスにも引けを取らないほど全体的にかなり高く、中でも[[射撃 (能力)|射撃]]、[[回避]]、[[技量]]が頭一つ抜けている。[[成長タイプ]]の関係上[[防御]]がやや控えめなものの、[[底力]]レベルが高いことやシールドの存在も相まって弱点になっていない。
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=== [[精神コマンド]] ===
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;[[スーパーロボット大戦X|X]]
 +
:'''[[先見]]、[[感応]]、[[祝福]]、[[期待]]、[[希望]]、[[愛]]'''
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:'''全てが自分に向けられているので歪みに歪んでいる、'''何ともはやなラインナップ。
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=== [[特殊スキル]] ===
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;[[スーパーロボット大戦X|X]]
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:'''[[天才]]、[[底力]]L6、[[極]]、[[精神耐性]]、[[サイズ差補正無視]]L3、[[ガード]]L3、[[ダッシュ]]'''
 +
:なんと天才と極を両方所持。この組み合わせは[[イプシロン|過去にも]][[リボンズ・アルマーク|例はあったが]]彼女の場合はそれに加えて底力まで所持している。
 +
:終盤の版権ボスでは所持が当たり前だった[[2回行動]]や、[[技量]]の高さが強さにそのまま直結する[[プレッシャー]]、[[再攻撃]]を持っていないのが救いだが、クリティカル率やシールド発生率が高いだけでも十分驚異だと思われる。
 +
:特に小型機故の機動性と天才・極との相性が凄まじく、加えて底力も発動してしまうと半端なパイロットでは掠めるのもやっと。必中や感応を如何に温存するかが問われるだろう。
  
=== [[Zシリーズ]] ===
+
=== [[エースボーナス]] ===
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
+
;気力120以上で、自軍フェイズ開始時に「[[加速]]」「[[必中]]」「[[閃き]]」がかかる。
:ほぼ原作通りの展開で活躍。
+
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』で採用。「閃光」の二つ名らしいボーナスで、特に[[必中]]が厄介だが、実際に習得することはないので一安心。
  
 
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[シャルル・ジ・ブリタニア]]
 
;[[シャルル・ジ・ブリタニア]]
:夫でブリタニアの皇帝。数多くの皇妃の中でも特別目を掛けられ、他の皇妃達からは嫉妬されていた程。<br />やがて、彼やV.V.の計画していたラグナレクの接続の同志となるも、それを抜きに元から彼と理解しあっていたらしく、V.V.から内心では恐れられる事になった。<br />ナナリーから記憶と視力を奪ったのはシャルルであるが、本心では気が進んでおらず、それを半ば強引に示唆したのはマリアンヌの方であった。人格面を主として色んな意味で良くも悪くも彼とマリアンヌは対照的な夫婦である。
+
:夫。人格面を主として色んな意味で良くも悪くも彼とマリアンヌは対照的な夫婦である。数多くの皇妃の中でも特別目を掛けられ、他の皇妃達からは嫉妬されていた程。
 +
:やがて、彼やV.V.の計画していたラグナレクの接続の同志となるも、それを抜きに元から彼と理解しあっていたらしく、V.V.から内心では恐れられる事になった。
 
;[[V.V.]]
 
;[[V.V.]]
:夫のシャルルの兄(マリアンヌからすると義兄)で、共にラグナレクの接続を計画し、自らはビスマルクと共に同志となった。しかし、ラグナレクの接続無しにシャルルと理解しあっていた事から、シャルルとの誓いが破られかねない存在と見なされ、テロリストの襲撃に見せかけて銃撃される。しかし、アーニャの肉体を介して精神体になって生き延びていた事までは、知らなかった模様。<br />C.C.曰く、心の奥底ではマリアンヌの事を愛していたらしく、銃撃による殺害の動機は、嫉妬心も含まれていた様である。
+
:夫の兄で、共にラグナレクの接続を計画し、自らはビスマルクと共に同志となった。しかし、ラグナレクの接続無しにシャルルと理解しあっていた事から、シャルルとの誓いが破られかねない存在と見なされ、テロリストの襲撃に見せかけて銃撃される。しかし、アーニャの肉体を介して精神体になって生き延びていた事までは、知らなかった模様。
 +
:C.C.曰く、心の奥底ではマリアンヌの事を愛していたらしく、銃撃による殺害の動機は、嫉妬心も含まれていた様である。
 
;[[C.C.]]
 
;[[C.C.]]
:ラグナレクの接続の同志。ラウンズ時代は友人関係だったらしく、マリアンヌの極度なまでの奔放さには、C.C.ですらも振り回されていた。C.C.が度々話していた虚空の主は彼女。<br />自らの死後、アーニャの身体を乗っ取っては、Cの世界を介して、ラグナレクの接続に協力しなくなったC.C.に、度々コードをシャルルに渡すよう説得していたらしいが、「自分が好きなだけ」である事に気付いていたC.C.からは最後まで拒絶され続けた。<br />ノベライズ版では、「何だかんだで優しいというか、妙に潔癖症なところがある」と評しており、自身が皇妃となってからは疎遠になりつつあった。また、嚮主であるC.C.にも黙って、ギアス嚮団の研究員に、ギアス能力の高い素質を持つ子供を産む為の遺伝子改造を施してもらっていた事からも、「自分」しか無いマリアンヌにとって、C.C.もまた利用する為の存在でしかなかったのかもしれない。
+
:同志。ラウンズ時代は友人関係だったらしく、マリアンヌの極度なまでの奔放さには、C.C.ですらも振り回されていた。Cの世界を介して、ラグナレクの接続に協力しなくなったC.C.に、度々コードをシャルルに渡すよう説得していたらしいが、「自分が好きなだけ」である事に気付いていたC.C.からは最後まで拒絶され続けていた。
 +
:ノベライズ版ではC.C.を、「何だかんだで優しいというか、妙に潔癖症なところがある」と評しており、自身が皇妃となってからは疎遠になりつつあった。また、嚮主であるC.C.にも黙って、ギアス嚮団の研究員に、ギアス能力の高い素質を持つ子供を産む為の遺伝子改造を施してもらっていた事からも、「自分」しか無いマリアンヌにとって、C.C.もまた利用する為の存在でしかなかったのかもしれない。
 
;[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]]
 
;[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン]]
:ラウンズ時代からの同僚で、当時はナイトオブファイブであった。ラウンズのクーデター計画である「血の紋章事件」では、共にシャルル側についており、「ラグナレクの接続」の同志にもなっている。また、同じギアス能力者でもあり、その能力である「未来を読む」ギアスは、マリアンヌ以外に使った事は無いらしい。<br />マリアンヌに対して思慕の情を抱いていた節があり、スザクに討たれて死ぬ直前、マリアンヌの名を口にしていた。<br />ちなみに、マリアンヌ本人からは「昔から融通が利かない」と評されている。
+
:ラウンズ時代からの同僚。ラウンズのクーデター計画である「血の紋章事件」では、共にシャルル側についており、「ラグナレクの接続」の同志にもなっている。
 +
:マリアンヌに対して思慕の情を抱いていた節があり、スザクに討たれて死ぬ直前、マリアンヌの名を口にしていた。
 +
:マリアンヌ本人からは「昔から融通が利かない」と評されている。
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]
 
;[[ルルーシュ・ランペルージ]]
:自身が腹を痛めて産んだ息子で、慕われていたのだが、マリアンヌ自身は彼がラグナレクの接続に利用価値があったから、愛情深く接していたに過ぎず、本当の意味での「親」としての情は、持っていないに等しかった。結局その事で、ルルーシュからはシャルル共々「自分達を棄てた」と唾棄され、消滅させられてしまった。<br />ノベライズ版では、ギアス能力の素質を持たせる為の遺伝子改造を施した上で生んだ事や、ラグナレクの接続を果たす為のモルモット程度にしか見ていなかった事が明かされ、ルルーシュの出生に関わっている研究員をドン引きさせている。
+
:息子。彼が反逆した目的の一つはマリアンヌの死の解明だったが、マリアンヌの真意を知ったルルーシュからは、シャルル共々「善意を施したつもりで自分達を棄てた」と唾棄され、消滅させられてしまった。その後もルルーシュもゼロレクイエムのためにナナリーに嘘をつき遠ざけるなど皮肉にも両親と似た道をたどっている。
 +
:ノベライズ版では、ギアス能力の素質を持たせる為の遺伝子改造を施した上で生んだ事や、ラグナレクの接続を果たす為のモルモット程度にしか見ていなかった事が明かされ、ルルーシュの出生に関わっている研究員をドン引きさせている。
 
;[[ナナリー・ランペルージ]]
 
;[[ナナリー・ランペルージ]]
:自身が腹を痛めて産んだ娘であるのだが、息子のルルーシュと同様、本当の意味での「親」としての情は無かった。<br />ノベライズ版では、ルルーシュ同様、ギアス能力の素質を持たせる為の遺伝子改造を施した上で生んだ事や、ラグナレクの接続を果たす為のモルモット程度にしか見ていなかった事が明かされ、更によりギアス能力に高い資質を持った子供を生み出す為に、'''ルルーシュとナナリーを近親婚させて、ナナリーにルルーシュの子を産ませようと'''まで考えている等、道徳や倫理を完全無視している。挙句の果てに生まれて間もない頃のナナリーに'''「お兄ちゃんの子供を産んでみる?」'''と尋ねる始末であった。実際に、二人だけで生きてきたルルーシュとナナリーは、お互いを兄妹以上に想っている節がある為、シャレにならない話である(その上、「お兄ちゃんの子供を産んでみる?」と言われた後ナナリーはマリアンヌを注視していた)。<br />最後までナナリーが母・マリアンヌの本性を知ることがなかったことが、せめてもの幸いである。
+
:娘。V.V.からナナリーの身を守るために、シャルルを通じて彼女の記憶を改ざんし、ルルーシュ共々日本に送って身の安全を図ったが、それによってルルーシュとナナリーに生じた過酷な人生に対する関心は薄かった。
 +
:ノベライズ版では、ルルーシュ同様、ギアス能力の素質を持たせる為の遺伝子改造を施した上で生んだ事や、ラグナレクの接続を果たす為のモルモット程度にしか見ていなかった事が明かされ、更によりギアス能力に高い資質を持った子供を生み出す為に、'''ルルーシュとナナリーを近親婚させて、ナナリーにルルーシュの子を産ませようと'''まで考えている等、道徳や倫理を完全無視している。挙句の果てに生まれて間もない頃のナナリーに'''「お兄ちゃんの子供を産んでみる?」'''と尋ねる始末であった。実際に、二人だけで生きてきたルルーシュとナナリーは、お互いを兄妹以上に想っている節がある為、シャレにならない話である(その上、言われた後ナナリーはマリアンヌを注視していた)。
 
;[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]
 
;[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]
:同じ皇族で、「自分しかない」マリアンヌとは対照的に、「自分というものがない」存在。<br />ノベライズ版で、マリアンヌは彼を「自分とは正反対」であることを認め、「優等生」と評してはいるものの、自分自身がやりたい事の為に他人を欺く自分と違って、自分のやりたい事を一切持たない彼には苛立ちを覚えており、今も昔も見ているだけでイライラし、ジンマシンが出るほど嫌いだと、とにかく毛嫌いしている。これを聞いていたC.C.は、おそらくシュナイゼルの方も同じくらいマリアンヌを嫌っていると内心思っている。
+
:ノベライズ版では彼に激しい苛立ちを覚えており、今も昔も見ているだけでイライラしてジンマシンが出るほどだと、とにかく毛嫌いしている。<ref>これを聞いていたC.C.は、おそらくシュナイゼルの方も同じくらいマリアンヌを嫌っているだろうと推測している。</ref>
:一方、シュナイゼル本人がマリアンヌを評した場面はないが、実際C.C.の評価は間違っていないのかもしれない…。両者のキャラクターを鑑みると、ある意味五十歩百歩であるが。
 
 
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]/[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]/[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]
 
;[[コーネリア・リ・ブリタニア]]/[[ユーフェミア・リ・ブリタニア]]/[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]
:他の皇妃達の子供で、軍人としても皇族としても優秀だった自身を慕っていた。<br />ノベライズ版では、コーネリアは元ナイトオブツーであるベアトリスから、マリアンヌが陰で行っていたギアスの人体実験の数々を聞かされている。
+
:他の皇妃達の子供で、軍人としても皇族としても優秀だった自身を慕っていた。
 +
:ノベライズ版では、コーネリアは元ナイトオブツーであるベアトリスから、マリアンヌが陰で行っていたギアスの人体実験の数々を聞かされている。
 
;ベアトリス・ファランクス
 
;ベアトリス・ファランクス
 
:ノベライズ版のみに登場。元ナイトオブラウンズのナイトオブツーであった女性で、現在は特務総監を務める。マリアンヌが陰で行っていたギアスの人体実験の被験者にされていた過去があり、妹や弟はその実験の後遺症で死亡。自身も[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]攻防戦の直前には、余命半年の状態になっていた。
 
:ノベライズ版のみに登場。元ナイトオブラウンズのナイトオブツーであった女性で、現在は特務総監を務める。マリアンヌが陰で行っていたギアスの人体実験の被験者にされていた過去があり、妹や弟はその実験の後遺症で死亡。自身も[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]攻防戦の直前には、余命半年の状態になっていた。
 
;[[ジェレミア・ゴットバルト]]
 
;[[ジェレミア・ゴットバルト]]
:マリアンヌに忠誠を誓っており、アリエス離宮での事件の際にはその場にいながら何もできなかったことを激しく悔いていた。この事件を切っ掛けに彼は純潔派を結成させた。
+
:マリアンヌに忠誠を誓っており、アリエス離宮での事件の際にはその場にいながら何もできなかったことを激しく悔やみ、この事件を切っ掛けに彼は純血派を結成させた。
:なお、純血派結成の切っ掛けでもあった彼女の醜悪な本性を知った時の心境は如何程のものだったのかは最後まで明かされなかったが、少なくとも精神的な大打撃になったことは容易に想像できる。
+
:だが、『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では、彼もマリアンヌのあまりに醜悪な人間性を目の当たりにしたが故に「あの方(ルルーシュ)の母君でも何でもない」と断じられた。
 
;[[アーニャ・アールストレイム]]
 
;[[アーニャ・アールストレイム]]
:不幸にも、マリアンヌが死の淵にあった所に居合わせてしまったのが原因で、[[ギアス]]で身体を乗っ取られてしまい(おかげで戦闘中にも支障をきたしてしまっている)、更にはシャルルによって、度々記憶を改竄されてしまっている。ある意味でマリアンヌによる一番の被害者と評する意見も少なくない。
+
:行儀見習いとして屋敷に訪れていた際に不幸にも、マリアンヌが死の淵にあった所に居合わせてしまったのが原因で、[[ギアス]]で身体を乗っ取られてしまい(おかげで戦闘中にも支障をきたしてしまっている)、更にはシャルルによって、度々記憶を改竄されてしまっている。ある意味でマリアンヌによる一番の被害者と評する意見も少なくない。
 
;[[ヴィレッタ・ヌゥ]]
 
;[[ヴィレッタ・ヌゥ]]
 
:本編では面識が無いが、マジコ!氏の漫画版では宮廷に仕えていたヴィレッタの身体をギアスで乗っ取っている。いわば、本編におけるアーニャの役割の一部を担っている。
 
:本編では面識が無いが、マジコ!氏の漫画版では宮廷に仕えていたヴィレッタの身体をギアスで乗っ取っている。いわば、本編におけるアーニャの役割の一部を担っている。
 
;[[黒の騎士団]]
 
;[[黒の騎士団]]
 
:小説版ではシュナイゼルの誘導に乗せられて[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]](ルルーシュ)を追放した彼らを[[行政特区日本]]の虐殺事件の件などを理由に感情論では理解できても、ブリタニアに勝利したわけでもないのにその目前で裏切りを実行したため、馬鹿にしている。
 
:小説版ではシュナイゼルの誘導に乗せられて[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]](ルルーシュ)を追放した彼らを[[行政特区日本]]の虐殺事件の件などを理由に感情論では理解できても、ブリタニアに勝利したわけでもないのにその目前で裏切りを実行したため、馬鹿にしている。
:もっとも、マリアンヌは常識外れの感性を持っているため、彼等の行動に共感はできないようである。
+
;アッシュフォード家
 +
:元後援者。かつては一大コンツェルンを経営する帝国有数の財力を誇った大[[貴族]]で、マリアンヌもKMF開発部門のテストパイロットを務めていたことがあった。
 +
:マリアンヌのナイトオブラウンズへの抜擢と皇妃就任の際には、庶民出身故に貴族社会に基盤を持たない彼女の後ろ盾となり、一時は国政にも関与するほどの権勢を振るった。しかし、当主であったルーベン・アッシュフォードの日頃からの浪費と、全精力を傾けて開発に力を注いでいた第三世代KMF「ガニメデ」の採用がマリアンヌ暗殺によって叶わなかったことが祟り、一気に没落してしまった。
 +
;カーリー・ディゼル
 +
:スマホゲーム『ロストストーリーズ』のメインキャラ。宮中での数少ない友人で、自身と並ぶ剣士。彼女の内面に秘めた狂気を感じているが否定する事はなく、「ラグナレクの接続」の同士に誘う。
 +
 
 +
== 他作品との人間関係 ==
 +
;[[エンブリヲ]]
 +
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』での協力者だが、内心では散々な評価をしている。
 +
;[[ショット・ウェポン]]、[[ガーゴイル]]
 +
:『X』での協力者。
 +
;[[魔獣エンデ]]
 +
:『X』にて、ルルーシュのギアスでシャルルに関するすべての記憶を消された直後、彼に捕食された。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
 
=== TV版 ===
 
=== TV版 ===
 
;「あら、やだ。私がそんなに理想的な母親だと思っていたの?」
 
;「あら、やだ。私がそんなに理想的な母親だと思っていたの?」
111行目: 182行目:
 
;「大きくなったわね、ルルーシュ」
 
;「大きくなったわね、ルルーシュ」
 
:Cの世界へ行き、ルルーシュの前に現れての一言。一見すると嬉しそうには見えるが、軽い調子から再会した事に何の感慨もない事が伺える。
 
:Cの世界へ行き、ルルーシュの前に現れての一言。一見すると嬉しそうには見えるが、軽い調子から再会した事に何の感慨もない事が伺える。
 +
;「アーニャ・アールストレイム・・・、1週間前から行儀見習いに来ていた少女・・・」
 +
:生身の肉体での最期の言葉。V.V.に銃撃され、致命傷を負ったことで自らのギアス能力に目覚め、その場に居合わせた彼女に自身の精神を渡らせる。何故幼いアーニャがその場に居たかを視聴者に説明するための言葉でもあるのだろう。
 
;「バラバラだったみんながまた一つになれるというのは良い事だわ。死んだ人とだってまた会えるんだもの。ユーフェミアだって…」
 
;「バラバラだったみんながまた一つになれるというのは良い事だわ。死んだ人とだってまた会えるんだもの。ユーフェミアだって…」
:ルルーシュから「願いは[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]と同じか?」と問われて。この発言にスザクは嫌悪感を表す。
+
:ルルーシュから「願いは[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]と同じか?」と問われて。この発言に彼女を失ったスザクは嫌悪感を表す(彼女の死因はルルーシュも含まれていたが)。
;「ユフィと話をさせてあげるために助けたというのに!」
+
;「[[ユーフェミア・リ・ブリタニア|ユフィ]]と話をさせてあげるために助けたのに!」
:そしてルルーシュに計画を妨害され止めに入ろうとするが、スザクに'''「それを押し付けと言うんだ!!」'''と応えられ剣を向けられる。
+
:そしてルルーシュに計画を妨害され止めに入ろうとするが、スザクに'''「それを押し付けと言うんだ!!」'''と反発され、剣を向けられる。ユーフェミアと会わせるために助けたのだから、スザクは自分たちに賛同して当然と言わんばかりの言い草は非常に傲慢と言わざるを得ない。
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;「キャアアアアアアアアアアアアアッ―――!!」
 +
:シャルルと共にCの世界に飲み込まれた際の断末魔。
  
 
=== ノベライズ版 ===
 
=== ノベライズ版 ===
 
;「ああいう人間はね、政治なんかやらせずに教会の懺悔室に置いとけばいいのよ。少なくとも、懺悔に来た相手が望む振る舞いはできるし、悩んでる人間を舌先三寸で言いくるめる事だけはできるんだから」
 
;「ああいう人間はね、政治なんかやらせずに教会の懺悔室に置いとけばいいのよ。少なくとも、懺悔に来た相手が望む振る舞いはできるし、悩んでる人間を舌先三寸で言いくるめる事だけはできるんだから」
:神根島に向かう際、マリアンヌが語った[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の評価。自身と正反対で自己を持とうとしない彼が、政治家を務めている事が心底から気に入らないようであるが、C.C.からは「それはお前も同じ様な気がするが…」と、ツッこまれている。
+
:神根島に向かう際に語った、[[シュナイゼル・エル・ブリタニア|シュナイゼル]]の評価。自身と正反対で自己を持とうとしない彼が、政治家を務めている事が心底から気に入らないようである。
 +
;「あ、あなたは人類から理想郷を取り上げるつもり!?」
 +
:思考エレベーターが崩壊し、自身とシャルルの身体が消滅を初めてしまい、そしてルルーシュからこれまでの事を全否定された際の恨み節。
 +
:しかし、ルルーシュからは「その自分勝手な理想の為に、俺達という現実を振り返ろうともしなかった!」と激高と共に否定される。
 
;「ええ。だって、ルルーシュやナナリーは母さんの宝物だもの。ずっと一緒にいて守って上げるわ。ずっとずっと」 <br />(ただし……あなた達が私とあの方の邪魔をしない限り、だけどね)
 
;「ええ。だって、ルルーシュやナナリーは母さんの宝物だもの。ずっと一緒にいて守って上げるわ。ずっとずっと」 <br />(ただし……あなた達が私とあの方の邪魔をしない限り、だけどね)
 
:3歳だったルルーシュに泣きつかれての台詞とモノローグ。この時点でもはや親の言葉とは思えない台詞を(心中でだが)発しており、その本性が伺える。なお、この直前に彼女はルルーシュに対して人を斬る時の目を向けており、傍にいた[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン|ビスマルク]]が思わず飛び出しかけていた。
 
:3歳だったルルーシュに泣きつかれての台詞とモノローグ。この時点でもはや親の言葉とは思えない台詞を(心中でだが)発しており、その本性が伺える。なお、この直前に彼女はルルーシュに対して人を斬る時の目を向けており、傍にいた[[ビスマルク・ヴァルトシュタイン|ビスマルク]]が思わず飛び出しかけていた。
結局、後年になってルルーシュはマリアンヌの本性を知って、両親を憎悪し、計画の実行は彼によって阻止されることになったのは皮肉な結果である。
+
:結局、後年になってルルーシュはマリアンヌの本性を知ることによって、シャルルのみならずマリアンヌをも憎悪し、計画の実行は彼によって阻止されることになったのは皮肉な結果である。
 +
=== その他 ===
 +
;「ふふっ。間違っているわよ、C.C.。戦争なんてとっくに起こっている。人類史上、戦いがなかったことなどない。平和なんて夢のようなものよ」
 +
:『ロストストーリーズ』キャラストーリー「まるでお揃いのドレスを仕立てるように」にて。ルルーシュに似た口癖を言いつつ持論を述べている。
 +
;「私はね、人の意識は肉体に縛られていると思うの」<br />「それなら、人の肉体が拡張するのであれば、人の意識も拡張するのかもしれないわね。小さな器から大きな器に移れば、人の意識もその大きさに合わせて拡張するかもしれない」
 +
:『ロストストーリーズ』キャラストーリー「まるでお揃いのドレスを仕立てるように」にて。マリアンヌの持論と推論。この考えゆえにナイトメアフレームを気に入っていた様子。
 +
;「ラグナレクの接続によって人の意識の境界線がなくなるの。それはとてもいいことだわ」<br />「人々がひとつになれば、争うことはなくなる。だって、争うという意味自体がなくなるのだから」 <br />「世界の仕組みそのものから変わるわ。人は死という概念からも解放されるのだから」
 +
:『ロストストーリーズ』「マリアンヌ[人々がひとつになれば]」ホーム画面にて。マリアンヌの行動は「平和はこの世界に実現できない」という持論故の善意となっている。計画が成功すれば死者も生者も幸せになると考えるからこそ、子供のこと以上に計画を優先した。
 +
;「私たちの理想を聞けば、ルルーシュもきっとわかってくれるはず。だってあの子は私に似て賢い子だもの」<br />「ルルーシュもナナリーもみんな、これで幸せになれるわ」
 +
:『ロストストーリーズ』「マリアンヌ[人々がひとつになれば]」ホーム画面にて。
 +
;「読書は好きよ。色んな知識を得るのは楽しいもの」
 +
:『ロストストーリーズ』「マリアンヌ[人々がひとつになれば]」ホーム画面にて。その頭脳は息子に受け継がれた。
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
;「どこヘ行く気、C.C.? 私の言う事が聞けないって言うの」<br />「らしくないわよ、あなたがそういう事を言うなんて」<br />「ルルーシュに全てを話しても無駄よ。もうすぐアーカーシャの剣は起動するんだから」
 
;「どこヘ行く気、C.C.? 私の言う事が聞けないって言うの」<br />「らしくないわよ、あなたがそういう事を言うなんて」<br />「ルルーシュに全てを話しても無駄よ。もうすぐアーカーシャの剣は起動するんだから」
:再世篇の黒の騎士団ルート第50話「超合集国決議第壱号」より、同行を拒否したC.C.に対しても大した動揺はないだが…
+
:『2次Z』再世篇の黒の騎士団ルート第50話「超合集国決議第壱号」より、同行を拒否したC.C.に対しても大した動揺はない。
 +
;「いい腕をしてるわね、イレブン」
 +
:『X』における戦闘台詞の一つ。スザクやカレンから攻撃を受けた際に発することがある。普段の天真爛漫さは鳴りを潜めて冷静に言い放っており、彼らの操縦技量はマリアンヌから見ても相当なものであるようだ。
 +
;「つまらない…恋人だったら、叩き潰してあの子の泣き顔が見られたのに」
 +
:「X」にて[[紅月カレン|カレン]]に「結局、あなたってルルーシュの何?」という疑問を投げ、それに「友達」と答えた彼女の返事に対し。おおよそ母親の言う台詞ではない。下手をすれば、[[シャーリー・フェネット|公的な彼女]]に牙を剥いていたのだろうか…。
 +
;「フフ…今回は負けを認めるしかないみたい…」
 +
:「X」における撃墜時の台詞。倒されてもあの余裕でありとことんまでメンバーを馬鹿にしているのが強い(まあ、そのあと強い報復も待っていることだが…)。
 +
;(さよならエンブリヲ…。やはり貴方では足りなかったようね。でも、問題ないわ。私にはあの力があるから…)
 +
:『X』第46話「新たなる皇帝」で先にエンブリヲを撃破した際に言う独白。始めからエンブリヲを捨て駒にするつもりだったようである。
 +
;「い…いや…!あああああああっ!!」
 +
:同上、マリアンヌ撃破時にルルーシュが掛けたギアスを受けた際の台詞。これですべての因縁に決着をつけたように見えたが…。
 +
;「喰わ…れる…」
 +
:彼女の断末魔。決着をつけたものの、新たなる謎が残ってしまい、ルルーシュも呆然とする様子を見せている。
 +
 
 +
== 搭乗・関連機体 ==
 +
;ガニメデ
 +
:テストパイロットを務める。
 +
;[[モルドレッド]]
 +
:アーニャ憑依時にて搭乗。
 +
:『X』では本人が乗り込んでくるため、ジェレミアやアーニャとの対決も可能。
 +
;クイングリント
 +
:スマホ用ゲーム『ロストストーリーズ』で設定された専用機。[[グロースター]]を限界以上に強化した機体で、マリアンヌ以外には、ほぼ扱えない。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*DS版RPGの序盤においてC.C.をナナリーに紹介する際に現れる選択肢に、『新しいお母様だ』と冗談を言う選択肢があるがこれを選択するとナナリーはその場で激しく取り乱し'''自殺してしまう'''<br />RPG版の開発にあたって設定が開示されていたのかは定かでないが、銃撃の模造記憶が蘇ったにしても突発的過ぎることや即座に自殺に至るのはあまりにも不自然過ぎることから、こちらのナナリーは母親の本性についてひょっとすると何かしらの認識を持っていたのかもしれない…
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*DS版RPGの序盤においてC.C.をナナリーに紹介する際に現れる選択肢に、『新しいお母様だ』と冗談を言う選択肢があるが、これを選択するとナナリーはその場で激しく取り乱し'''自殺してしまう'''。開発時期を顧みれば、R2の設定を踏まえた描写という訳ではないと思われるが……。ちなみに、この後更にルルーシュがショックで後追い自殺を行い、C.C.が「とんだ見込み違いだった」とルルーシュに失望して怒りを露わにするという非常に珍しい結末まで用意されている。
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2024年10月28日 (月) 15:03時点における最新版

マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
外国語表記 Marianne vi Britannia
登場作品

コードギアスシリーズ

声優 百々麻子
デザイン 木村貴宏
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
異名 閃光のマリアンヌ
種族 地球人(ブリタニア人)
性別
生年月日 皇暦1979年11月22日
星座 射手座
年齢 30歳(享年)
血液型 B型
所属 神聖ブリタニア帝国
称号 第5皇妃
資格 ギアス
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マリアンヌ・ヴィ・ブリタニアは『コードギアス 反逆のルルーシュ』および『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

神聖ブリタニア帝国の第5皇妃で、ルルーシュナナリーの実母でもある。旧姓は「マリアンヌ・ランぺルージ」。

軍人時代は、超人的なKMF操縦技術と柔軟な発想力で幾度もの死線を乗り越えていた事から、「閃光のマリアンヌ」という異名で呼ばれていた。コーネリアジェレミアといった一部のブリタニアの皇族や軍人達からは慕われ、皇帝であるシャルル・ジ・ブリタニアからも、彼自らがプロポーズする程までに皇妃の中でも特別目に掛けられており、他の皇妃達(特にクロヴィスの母親)には嫉妬心を抱かれていた。

数年前、アリエス宮にてテロリストからナナリーを庇い、死亡してしまったとされていたが…。

人物[編集 | ソースを編集]

原作アニメ版[編集 | ソースを編集]

他のブリタニア皇妃と違い庶民出身で軍人にもなっていたが故か、性格は明朗かつ大人しくするという事が出来ない行動的であったが、悪戯好きな面もあり、奔放で冷静さを崩す事の無いC.C.ですらも日常的に振り回されっぱなしな状態であったという。
『コードギアスGenesic Re;CODE』によればハロウィンで幼い頃のルルーシュが仕掛けを作った悪戯で使用人たちが恐怖のあまり気絶しまくる事態になった際にはさすがにルルーシュを叱ったとのこと。

ソーシャルゲーム『ロストストーリーズ』にて人となりが掘り下げられており、読書好きで頭が非常に切れる人物ゆえに結論も早く「人類史上、戦いがなかったことなどない」とあっけらかんと語りながらもこの世界には絶望。それゆえラグナレクの接続に希望を抱き、「ルルーシュもナナリーもみんな、ラグナレクの接続で幸せになれる」と考えているほか、自分に似て賢いルルーシュはこの考えを理解してくれると思い込みが過ぎていた。

ナナリーの記憶を改ざんし、ルルーシュ共々日本に行かせた理由は、V.V.から彼らの身を守ることを目的としているなど、マリアンヌ本人としては子供達に愛情はあった。もっとも、シャルルと彼女の計画が成功すれば故人を含む全人類の意識が共有されるため、日本侵攻の際には彼女もシャルルと共にルルーシュとナナリーの保護する等の行動は一切行う事はなかったため、世間一般的な親子愛とは程遠い状態だったのは事実でもある。それでも第二次東京決戦ではアーニャに撃墜されかけたルルーシュを助ける行動はとっていた。

本心としては「嘘」を嫌う非常に気難しい(V.V.はルルーシュがよく似ていると評した)シャルルと偽りなしに愛し合い、ラグナレクの接続なしに嘘のない関係を築いたほぼ唯一の人物でもある。その仲睦まじさは、V.V.に弟を奪われるという恐怖・嫉妬心(C.C.に言わせれば逆にV.V.はマリアンヌに惚れていたとのこと)を抱かせた。結果的に愛憎に呑まれたV.V.は計画の同志であるはずのマリアンヌ暗殺という凶行に走っている。漫画『双貌のオズ』では、シャルルが密かにマリアンヌの遺体を兄にも知らせず大事に保管しており、「計画が成就すれば遺体なんて関係ないはずなのに自分にそのことを隠す嘘をついた弟」にV.V.が内心怒っている場面がある。

二つ名の「閃光」は頭の回転の速さを指したものらしく、純粋な戦闘能力がどれほどかは不明。『皇道』のビジュアルコメンタリーによれば、谷口さんは本当に強くて、生きていたらトップクラスと想定していたが、脚本段階で大河内さんが「ルルーシュの母親」と考えるとしっくりこなくて、口八丁で幻惑させたりとかする全部をひっくるめた上で人間力として強かったということになったと語られている。公式X「ルルーシュの母親だけあって、頭の切れ、回転の早さから呼ばれるようになったんですね。」と評されている。

ノベライズ版[編集 | ソースを編集]

ノベライズ版では、シャルルよりも遥かにエゴに満ちた思考や、目的の為には倫理や道徳をも平気で無視する醜悪なキャラクターとして描かれている。

シャルルと同様、アーカーシャの剣が神を殺す計画に賛同していたマリアンヌは、自らがギアス能力の発現において重要となる「R因子」の素質が低い事から、C.C.に内密でギアス嚮団の研究員に協力させ、自らの身体の卵細胞に遺伝子改造を施し、シャルルとの間にギアス能力の高い素質を持った子供が生まれる様にしている。その結果、生まれた二人の子供が、ルルーシュとナナリーの二人であった。

自分の子供として生まれてくるにも拘らず、マリアンヌはC.C.やV.V.の持っている「コード」の適応力が高い『モノ』であるのならば、それ以外の事はどうでも良いと言っており、マリアンヌの卵子の遺伝子的改造に関わっていた研究員は、倫理を無視しすぎている事から、遺伝子改造の計画を実行に移す前から、計画の再考を促していたのだが、マリアンヌ自身はまったく意に返さないどころか、我が子が世界を救う英雄になるのを望む事の何がいけないのかと言っている。そして、実際にルルーシュとナナリーの二人が生まれているのだが、二人が平均以上ながらも、自分の予想を下回るR因子の数値であった事から、「拍子抜けした」と早々に見切りを付けるかのような反応を示し、『ラグナレクの接続を実行する為の保険』とまで評しており、とても母親が子供を見て言うとは思えない発言に、研究員はドン引きしていた(内心では、二人を実験用マウスの様に口にしていると評されている)。更にはよりギアス能力者としての能力を高める子を生み出す為に、R因子の数値が一応平均以上であるルルーシュとナナリーが成長したら、近親婚をさせてナナリーにルルーシュの子を産ませようとした事さえもある(現実でも王族や皇族の近親婚はあったがこちらはあくまで政治的なものである)。

ナナリーの目が見えなくなっているのは、シャルルのギアスの影響であるのだが、ナナリーから視力を奪う事をシャルルに示唆したのはマリアンヌの方である。シャルルは、V.V.によってナナリーがマリアンヌ殺害の仮の目撃者にされているとはいえ、ナナリーから本来の記憶を改竄するだけでなく視力まで奪ってしまう事には抵抗感を持っていたが、マリアンヌの強い押しがあった事で、やむなくギアスで記憶の改竄と視力を奪っている。マリアンヌがここまでしてナナリーから視力を奪ったのは、彼女のみに特別植え付けていたC.C.の遺伝子にも含まれていた因子である「C感応因子」の力を促進させようとした為であり、これによって、成長したナナリーはやがて、精神接触能力を覚醒させ、他人の心の中や記憶が読める(嘘を見抜ける)様になっている。ナナリーが赤ん坊の頃、彼女がこの要素を持っている事を知っていたマリアンヌは、「視覚や聴覚といった生きていく為に必要な五感の内のどれかを、わざと潰してしまえば、五感以外の感覚を無意識に鍛え始めるのではないか」と、物騒な事まで言い出しており、さすがに顔面蒼白になった研究員に止められ、マリアンヌ自身も、ナナリーやルルーシュを気に入っていたシャルルに咎められる事を望んでいなかった為、「この時」は実行はしなかった。

なお、「嘘を嫌う」シャルルに本心を隠していたり、シャルルがそんな人の心を持たない彼女に惚れた理由については不明瞭となっている。

『スーパーロボット大戦X』ではこちらのキャラクターを基準としたキャラ付けがなされている。

その他[編集 | ソースを編集]

パラレルワールドである『ナイトメア・オブ・ナナリー』では小説版設定の醜悪な内面は悉くカットされ、純粋にシャルルと共に理想を目指し、ルルーシュとナナリーへの「親」としての愛情も確かに持った高潔な人物として描かれ、最終的にはナナリーとの対峙の末、自分とシャルルの理想が間違っていることを潔く認めていた。

スピンオフ作品である『ナナリー・in・ワンダーランド』では「ハートの女王」として登場。「ハートの王」のシャルルを窘める一方、クロッケー対決で「負けた者の首をちょん切る」と(しかも笑顔で)やはり物騒な事を言い出す。

来歴[編集 | ソースを編集]

本編開始前[編集 | ソースを編集]

元は庶民出身であったが、騎士侯の身分からナイトオブラウンズのナイトオブシックスにまで出世し、アッシュフォード家のKMF計画において、第3世代型KMF「ガニメデ」のテストパイロットを務める事で、後のKMF開発に大きく影響する程の多大な功績を残している。

しかし、本編開始の8年前、マリアンヌがラグナレクの接続無しにシャルルと分かり合っていた事から、シャルルが誓いを破る事を恐れたV.V.によってアリエス宮に呼ばれたマリアンヌは、彼に機関銃で撃たれ、瀕死の重傷を負う。しかし、当時行儀見習いとしてアリエス宮にいたアーニャ・アールストレイムが、偶然その場を目撃した事で、死の淵でギアス能力を発現させたマリアンヌは、その能力をもって自らの精神をアーニャの身体に憑依させる形で生き延びた。V.V.はこの件を、「テロリスト」に殺害された事にしている。
Cの世界を介する形でシャルルと交信したマリアンヌは、自らの死の真相を伝えた後、アーニャの中での生存を隠す為に、ギアスでアーニャの記憶を度重なる形で改竄している。また、V.V.が仮の目撃者としているナナリーが、自身の死の真相に気付かない様にする為に、彼女の記憶と視力を奪うよう示唆し、その後、ルルーシュとナナリーの二人を、人質という形で日本へ送り込んでいる。だが、C.C.はマリアンヌの事件後、シャルルやマリアンヌへの協力を拒むようになり、ギアス嚮団からも去ってしまっている。

本編開始の5年前、ラグナレクの接続には、形は同じでも質の異なるV.V.とC.C.両方のコードが必要であった事から、Cの世界を介してC.C.との交信が可能になっていたマリアンヌは、C.C.と取引を行う。マオ以上にC.C.の願いを叶えてくれる存在を教えてもらい、新たに『契約』する代わりに、それでもC.C.の願いを果たせなかったら、もう一度自分達のラグナレクの接続に協力する」という取引をマリアンヌと行ったC.C.は、願いを叶えてくれる人物であるルルーシュに接触するために日本へ向かい、そこでクロヴィス率いるブリタニア軍に捕縛されている。そして、『無印』の本編開始時に、C.C.は護送の途中で扇グループに連れ去られ、最終的にはルルーシュと接触し、契約を行った。つまり、ルルーシュとC.C.の接触は偶然ではなく、そもそもマリアンヌによって仕組まれたものであったのだった。

本編開始前(ノベライズ版)[編集 | ソースを編集]

本編開始の20年前に起きた、当時ナイトオブファイブであったビスマルクとナイトオブシックスである自身を除いた、9人のラウンズのメンバーによるクーデター事件「血の紋章事件」の際には、自らの手でナイトオブワンを討ち取っており、この功績を切っ掛けに(シャルルからプロポーズされたのもあって)、シャルルの5番目の皇妃となる。

皇妃になってからは、その奔放さから、カプリコーンの離宮で30人の皇妃相手に大立ち回りを演じたり、謁見の間を馬で駆け回ったといった破天荒なエピソードもあった。やがて、ラウンズ時代の同僚であったビスマルクと共に、シャルルとV.V.、C.C.の考案していた「ラグナレクの接続」の同志となり、C.C.との親交を深めたマリアンヌは、彼女とギアスの「契約」を行い、更には彼女にも内密でギアス嚮団の研究員に協力させた後、シャルルとの間にルルーシュとナナリーの二人の子供を生んだ。

なお、ラグナレクの接続を実現する為に、高いギアス能力をもった人間を必要としていたマリアンヌは、ルルーシュとナナリーが生まれる前から産んだ後も、シャルルと共に影でギアス能力の人体実験を行っており、老若男女を問わず被験者にしていた実験記録をシュナイゼルの許可を得て見たカノン・マルディーニは、「気分が悪くなった」と評している。

R2編[編集 | ソースを編集]

「無印」時は、C.C.とルルーシュの接触以降から傍観に徹している。時折アーニャの身体を乗っ取り、Cの世界を介してC.C.と交信を行っては、シャルルに協力してコードを渡すよう説得をしていたらしいが、その都度C.C.からは、協力を拒まれていた模様。

ルルーシュが黒の騎士団のメンバーの裏切りを受けて追放された後、彼が神根島に向かったシャルルを追って打倒しようとした事から、アーニャの身体を乗っ取ってC.C.に接触し、コードと記憶を蘇らせる。その後、C.C.を連れてモルドレッドで神根島へと向かい、一芝居打ってビスマルクを退けた後、神根島で気を失っていたスザクにも接触し、遺跡とC.C.のコードの力を使って、アーニャから自らの意識を引き剥がしたマリアンヌは、シャルルとルルーシュのいる「Cの世界」へと向かう。

Cの世界でルルーシュと再会を果たしたマリアンヌは、シャルルと共に、自らの死やルルーシュとナナリーが日本に送り込まれた真相を教え、そしてルルーシュのC.C.との出会いやブリタニアへの反逆は、ラグナレクの接続を果たす為に仕組まれていた物に過ぎない事実を語り、自らのしてきた事が全くの無駄であった事実を知ったルルーシュを、大きく愕然とさせ、彼に憎悪されることになる。

マリアンヌを追ってきたC.C.のコードを、V.V.から奪ったシャルルのコードと合わせる事で、アーカーシャの剣を起動させ、ラグナレクの接続を果たそうとしたが、ルルーシュからは計画の実現を優先する為に、自分やナナリーを棄てただけでなく、自分達の安全を無視して日本に攻撃を仕掛けた事実や、自分達の作ろうとしている優しい世界が「自分に優しい世界」である事を指摘され、C.C.と共にCの世界へ来ていたスザクからも、ユーフェミアが望んだ事ではないと断じられる。そして、ラグナレクの接続を拒絶したC.C.からも、「自分が好きなだけ」と指摘された。そしてルルーシュから「お前たちは俺を捨てた」と言われて絶句してしまう。

ルルーシュの絶対尊守のギアスによってアーカーシャの剣が崩壊を始めた後、ルルーシュのギアス(願い)を受け入れたCの世界の集合無意識から、「時の歩みを止めようとする者」と見なされたのか、最後は不老不死のコードを持っていたシャルルと共に、Cの世界に飲み込まれる結末となった。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。NPC。ほぼ原作通りの展開で活躍。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
アマルガム追跡ルート37話「神への誘い」で、神根島の遺跡を訪れたルルーシュの前にシャルルと共に再び現れる。ルルーシュ含めZ-BLUEが見ているのが絶望のイメージで同時に未来の形でもあると告げるが、シャルルに比べると交わす言葉が少ない。また、本作ではとうとうルルーシュからはシャルル同様に本名で呼び捨てにされるようになる。

VXT三部作[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X
原作終了後ではあるが、とある理由によりアル・ワースにて仮初の肉体を得て復活を果たし、終盤にボスとして立ちはだかる。戦闘の機会は一度しかないが、声はもちろんカットインまで付いている。担当声優の百々麻子氏も今作がスパロボシリーズ初参加。
相変わらず飄々とした爛漫さで振る舞うが、目的のためには手段を選ばないエゴイスト振りは変わっておらず、夫シャルルの復活と計画の再興のために暗躍する。自分たちを見限り、Cの世界へと消滅させたルルーシュに対しては、表面には余り出さないがかなり根に持っており、尚も抵抗・否定する彼に対し、ついにはその本性を露わにして「もう息子とは思わない」と言い放って冷酷な敵意を向ける。
戦力の充実したエクスクロスやギアスキャンセラーを持つジェレミアを前にしてるにもかかわらず勝算があると見込んでいるのは、後に魔従教団とコンタクトを取っているからだということが明らかになるが、結果それが災いし、ルルーシュのギアスによってシャルルに関する記憶を抹消された際に絶望し、そこにつけ込んだ何者かに喰われるという自業自得ともいうべき最期を遂げた。このことについてホープスは「禁断の領域に踏み込んでしまった」と語っている。
作中でも最強クラスの天才的な技量を誇るパイロットだったとされるマリアンヌだが、実際の戦闘はアーニャの肉体を乗っ取った状態でビスマルクの攻撃を防いだ一瞬だけで、原作アニメでも本人の戦闘シーンが描かれることはなかった。そのため、スパロボオリジナルの要素も入った展開と言える。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力[編集 | ソースを編集]

他の版権ラスボスにも引けを取らないほど全体的にかなり高く、中でも射撃回避技量が頭一つ抜けている。成長タイプの関係上防御がやや控えめなものの、底力レベルが高いことやシールドの存在も相まって弱点になっていない。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

X
先見感応祝福期待希望
全てが自分に向けられているので歪みに歪んでいる、何ともはやなラインナップ。

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

X
天才底力L6、精神耐性サイズ差補正無視L3、ガードL3、ダッシュ
なんと天才と極を両方所持。この組み合わせは過去にも例はあったが彼女の場合はそれに加えて底力まで所持している。
終盤の版権ボスでは所持が当たり前だった2回行動や、技量の高さが強さにそのまま直結するプレッシャー再攻撃を持っていないのが救いだが、クリティカル率やシールド発生率が高いだけでも十分驚異だと思われる。
特に小型機故の機動性と天才・極との相性が凄まじく、加えて底力も発動してしまうと半端なパイロットでは掠めるのもやっと。必中や感応を如何に温存するかが問われるだろう。

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

気力120以上で、自軍フェイズ開始時に「加速」「必中」「閃き」がかかる。
X』で採用。「閃光」の二つ名らしいボーナスで、特に必中が厄介だが、実際に習得することはないので一安心。

人間関係[編集 | ソースを編集]

シャルル・ジ・ブリタニア
夫。人格面を主として色んな意味で良くも悪くも彼とマリアンヌは対照的な夫婦である。数多くの皇妃の中でも特別目を掛けられ、他の皇妃達からは嫉妬されていた程。
やがて、彼やV.V.の計画していたラグナレクの接続の同志となるも、それを抜きに元から彼と理解しあっていたらしく、V.V.から内心では恐れられる事になった。
V.V.
夫の兄で、共にラグナレクの接続を計画し、自らはビスマルクと共に同志となった。しかし、ラグナレクの接続無しにシャルルと理解しあっていた事から、シャルルとの誓いが破られかねない存在と見なされ、テロリストの襲撃に見せかけて銃撃される。しかし、アーニャの肉体を介して精神体になって生き延びていた事までは、知らなかった模様。
C.C.曰く、心の奥底ではマリアンヌの事を愛していたらしく、銃撃による殺害の動機は、嫉妬心も含まれていた様である。
C.C.
同志。ラウンズ時代は友人関係だったらしく、マリアンヌの極度なまでの奔放さには、C.C.ですらも振り回されていた。Cの世界を介して、ラグナレクの接続に協力しなくなったC.C.に、度々コードをシャルルに渡すよう説得していたらしいが、「自分が好きなだけ」である事に気付いていたC.C.からは最後まで拒絶され続けていた。
ノベライズ版ではC.C.を、「何だかんだで優しいというか、妙に潔癖症なところがある」と評しており、自身が皇妃となってからは疎遠になりつつあった。また、嚮主であるC.C.にも黙って、ギアス嚮団の研究員に、ギアス能力の高い素質を持つ子供を産む為の遺伝子改造を施してもらっていた事からも、「自分」しか無いマリアンヌにとって、C.C.もまた利用する為の存在でしかなかったのかもしれない。
ビスマルク・ヴァルトシュタイン
ラウンズ時代からの同僚。ラウンズのクーデター計画である「血の紋章事件」では、共にシャルル側についており、「ラグナレクの接続」の同志にもなっている。
マリアンヌに対して思慕の情を抱いていた節があり、スザクに討たれて死ぬ直前、マリアンヌの名を口にしていた。
マリアンヌ本人からは「昔から融通が利かない」と評されている。
ルルーシュ・ランペルージ
息子。彼が反逆した目的の一つはマリアンヌの死の解明だったが、マリアンヌの真意を知ったルルーシュからは、シャルル共々「善意を施したつもりで自分達を棄てた」と唾棄され、消滅させられてしまった。その後もルルーシュもゼロレクイエムのためにナナリーに嘘をつき遠ざけるなど皮肉にも両親と似た道をたどっている。
ノベライズ版では、ギアス能力の素質を持たせる為の遺伝子改造を施した上で生んだ事や、ラグナレクの接続を果たす為のモルモット程度にしか見ていなかった事が明かされ、ルルーシュの出生に関わっている研究員をドン引きさせている。
ナナリー・ランペルージ
娘。V.V.からナナリーの身を守るために、シャルルを通じて彼女の記憶を改ざんし、ルルーシュ共々日本に送って身の安全を図ったが、それによってルルーシュとナナリーに生じた過酷な人生に対する関心は薄かった。
ノベライズ版では、ルルーシュ同様、ギアス能力の素質を持たせる為の遺伝子改造を施した上で生んだ事や、ラグナレクの接続を果たす為のモルモット程度にしか見ていなかった事が明かされ、更によりギアス能力に高い資質を持った子供を生み出す為に、ルルーシュとナナリーを近親婚させて、ナナリーにルルーシュの子を産ませようとまで考えている等、道徳や倫理を完全無視している。挙句の果てに生まれて間もない頃のナナリーに「お兄ちゃんの子供を産んでみる?」と尋ねる始末であった。実際に、二人だけで生きてきたルルーシュとナナリーは、お互いを兄妹以上に想っている節がある為、シャレにならない話である(その上、言われた後ナナリーはマリアンヌを注視していた)。
シュナイゼル・エル・ブリタニア
ノベライズ版では彼に激しい苛立ちを覚えており、今も昔も見ているだけでイライラしてジンマシンが出るほどだと、とにかく毛嫌いしている。[1]
コーネリア・リ・ブリタニア/ユーフェミア・リ・ブリタニア/クロヴィス・ラ・ブリタニア
他の皇妃達の子供で、軍人としても皇族としても優秀だった自身を慕っていた。
ノベライズ版では、コーネリアは元ナイトオブツーであるベアトリスから、マリアンヌが陰で行っていたギアスの人体実験の数々を聞かされている。
ベアトリス・ファランクス
ノベライズ版のみに登場。元ナイトオブラウンズのナイトオブツーであった女性で、現在は特務総監を務める。マリアンヌが陰で行っていたギアスの人体実験の被験者にされていた過去があり、妹や弟はその実験の後遺症で死亡。自身もダモクレス攻防戦の直前には、余命半年の状態になっていた。
ジェレミア・ゴットバルト
マリアンヌに忠誠を誓っており、アリエス離宮での事件の際にはその場にいながら何もできなかったことを激しく悔やみ、この事件を切っ掛けに彼は純血派を結成させた。
だが、『X』では、彼もマリアンヌのあまりに醜悪な人間性を目の当たりにしたが故に「あの方(ルルーシュ)の母君でも何でもない」と断じられた。
アーニャ・アールストレイム
行儀見習いとして屋敷に訪れていた際に不幸にも、マリアンヌが死の淵にあった所に居合わせてしまったのが原因で、ギアスで身体を乗っ取られてしまい(おかげで戦闘中にも支障をきたしてしまっている)、更にはシャルルによって、度々記憶を改竄されてしまっている。ある意味でマリアンヌによる一番の被害者と評する意見も少なくない。
ヴィレッタ・ヌゥ
本編では面識が無いが、マジコ!氏の漫画版では宮廷に仕えていたヴィレッタの身体をギアスで乗っ取っている。いわば、本編におけるアーニャの役割の一部を担っている。
黒の騎士団
小説版ではシュナイゼルの誘導に乗せられてゼロ(ルルーシュ)を追放した彼らを行政特区日本の虐殺事件の件などを理由に感情論では理解できても、ブリタニアに勝利したわけでもないのにその目前で裏切りを実行したため、馬鹿にしている。
アッシュフォード家
元後援者。かつては一大コンツェルンを経営する帝国有数の財力を誇った大貴族で、マリアンヌもKMF開発部門のテストパイロットを務めていたことがあった。
マリアンヌのナイトオブラウンズへの抜擢と皇妃就任の際には、庶民出身故に貴族社会に基盤を持たない彼女の後ろ盾となり、一時は国政にも関与するほどの権勢を振るった。しかし、当主であったルーベン・アッシュフォードの日頃からの浪費と、全精力を傾けて開発に力を注いでいた第三世代KMF「ガニメデ」の採用がマリアンヌ暗殺によって叶わなかったことが祟り、一気に没落してしまった。
カーリー・ディゼル
スマホゲーム『ロストストーリーズ』のメインキャラ。宮中での数少ない友人で、自身と並ぶ剣士。彼女の内面に秘めた狂気を感じているが否定する事はなく、「ラグナレクの接続」の同士に誘う。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

エンブリヲ
X』での協力者だが、内心では散々な評価をしている。
ショット・ウェポンガーゴイル
『X』での協力者。
魔獣エンデ
『X』にて、ルルーシュのギアスでシャルルに関するすべての記憶を消された直後、彼に捕食された。

名台詞[編集 | ソースを編集]

TV版[編集 | ソースを編集]

「あら、やだ。私がそんなに理想的な母親だと思っていたの?」
C.C.の内面世界で『ルルーシュが心配で出てきたか?』と問われた際の返答。アーニャに取りついていたその正体を見せるとともに、醜悪な本性を表し始めた瞬間である。
「ちっ、起きるの早すぎ」
気絶中のスザクの顔に悪戯描きしようとしたところ、本人が起きて失敗した時。スザクと接触することはともかく、意味もなく悪戯しようとする悪癖を出そうとした。
「大きくなったわね、ルルーシュ」
Cの世界へ行き、ルルーシュの前に現れての一言。一見すると嬉しそうには見えるが、軽い調子から再会した事に何の感慨もない事が伺える。
「アーニャ・アールストレイム・・・、1週間前から行儀見習いに来ていた少女・・・」
生身の肉体での最期の言葉。V.V.に銃撃され、致命傷を負ったことで自らのギアス能力に目覚め、その場に居合わせた彼女に自身の精神を渡らせる。何故幼いアーニャがその場に居たかを視聴者に説明するための言葉でもあるのだろう。
「バラバラだったみんながまた一つになれるというのは良い事だわ。死んだ人とだってまた会えるんだもの。ユーフェミアだって…」
ルルーシュから「願いはシャルルと同じか?」と問われて。この発言に彼女を失ったスザクは嫌悪感を表す(彼女の死因はルルーシュも含まれていたが)。
ユフィと話をさせてあげるために助けたのに!」
そしてルルーシュに計画を妨害され止めに入ろうとするが、スザクに「それを押し付けと言うんだ!!」と反発され、剣を向けられる。ユーフェミアと会わせるために助けたのだから、スザクは自分たちに賛同して当然と言わんばかりの言い草は非常に傲慢と言わざるを得ない。
「キャアアアアアアアアアアアアアッ―――!!」
シャルルと共にCの世界に飲み込まれた際の断末魔。

ノベライズ版[編集 | ソースを編集]

「ああいう人間はね、政治なんかやらせずに教会の懺悔室に置いとけばいいのよ。少なくとも、懺悔に来た相手が望む振る舞いはできるし、悩んでる人間を舌先三寸で言いくるめる事だけはできるんだから」
神根島に向かう際に語った、シュナイゼルの評価。自身と正反対で自己を持とうとしない彼が、政治家を務めている事が心底から気に入らないようである。
「あ、あなたは人類から理想郷を取り上げるつもり!?」
思考エレベーターが崩壊し、自身とシャルルの身体が消滅を初めてしまい、そしてルルーシュからこれまでの事を全否定された際の恨み節。
しかし、ルルーシュからは「その自分勝手な理想の為に、俺達という現実を振り返ろうともしなかった!」と激高と共に否定される。
「ええ。だって、ルルーシュやナナリーは母さんの宝物だもの。ずっと一緒にいて守って上げるわ。ずっとずっと」
(ただし……あなた達が私とあの方の邪魔をしない限り、だけどね)
3歳だったルルーシュに泣きつかれての台詞とモノローグ。この時点でもはや親の言葉とは思えない台詞を(心中でだが)発しており、その本性が伺える。なお、この直前に彼女はルルーシュに対して人を斬る時の目を向けており、傍にいたビスマルクが思わず飛び出しかけていた。
結局、後年になってルルーシュはマリアンヌの本性を知ることによって、シャルルのみならずマリアンヌをも憎悪し、計画の実行は彼によって阻止されることになったのは皮肉な結果である。

その他[編集 | ソースを編集]

「ふふっ。間違っているわよ、C.C.。戦争なんてとっくに起こっている。人類史上、戦いがなかったことなどない。平和なんて夢のようなものよ」
『ロストストーリーズ』キャラストーリー「まるでお揃いのドレスを仕立てるように」にて。ルルーシュに似た口癖を言いつつ持論を述べている。
「私はね、人の意識は肉体に縛られていると思うの」
「それなら、人の肉体が拡張するのであれば、人の意識も拡張するのかもしれないわね。小さな器から大きな器に移れば、人の意識もその大きさに合わせて拡張するかもしれない」
『ロストストーリーズ』キャラストーリー「まるでお揃いのドレスを仕立てるように」にて。マリアンヌの持論と推論。この考えゆえにナイトメアフレームを気に入っていた様子。
「ラグナレクの接続によって人の意識の境界線がなくなるの。それはとてもいいことだわ」
「人々がひとつになれば、争うことはなくなる。だって、争うという意味自体がなくなるのだから」
「世界の仕組みそのものから変わるわ。人は死という概念からも解放されるのだから」
『ロストストーリーズ』「マリアンヌ[人々がひとつになれば]」ホーム画面にて。マリアンヌの行動は「平和はこの世界に実現できない」という持論故の善意となっている。計画が成功すれば死者も生者も幸せになると考えるからこそ、子供のこと以上に計画を優先した。
「私たちの理想を聞けば、ルルーシュもきっとわかってくれるはず。だってあの子は私に似て賢い子だもの」
「ルルーシュもナナリーもみんな、これで幸せになれるわ」
『ロストストーリーズ』「マリアンヌ[人々がひとつになれば]」ホーム画面にて。
「読書は好きよ。色んな知識を得るのは楽しいもの」
『ロストストーリーズ』「マリアンヌ[人々がひとつになれば]」ホーム画面にて。その頭脳は息子に受け継がれた。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「どこヘ行く気、C.C.? 私の言う事が聞けないって言うの」
「らしくないわよ、あなたがそういう事を言うなんて」
「ルルーシュに全てを話しても無駄よ。もうすぐアーカーシャの剣は起動するんだから」
『2次Z』再世篇の黒の騎士団ルート第50話「超合集国決議第壱号」より、同行を拒否したC.C.に対しても大した動揺はない。
「いい腕をしてるわね、イレブン」
『X』における戦闘台詞の一つ。スザクやカレンから攻撃を受けた際に発することがある。普段の天真爛漫さは鳴りを潜めて冷静に言い放っており、彼らの操縦技量はマリアンヌから見ても相当なものであるようだ。
「つまらない…恋人だったら、叩き潰してあの子の泣き顔が見られたのに」
「X」にてカレンに「結局、あなたってルルーシュの何?」という疑問を投げ、それに「友達」と答えた彼女の返事に対し。おおよそ母親の言う台詞ではない。下手をすれば、公的な彼女に牙を剥いていたのだろうか…。
「フフ…今回は負けを認めるしかないみたい…」
「X」における撃墜時の台詞。倒されてもあの余裕でありとことんまでメンバーを馬鹿にしているのが強い(まあ、そのあと強い報復も待っていることだが…)。
(さよならエンブリヲ…。やはり貴方では足りなかったようね。でも、問題ないわ。私にはあの力があるから…)
『X』第46話「新たなる皇帝」で先にエンブリヲを撃破した際に言う独白。始めからエンブリヲを捨て駒にするつもりだったようである。
「い…いや…!あああああああっ!!」
同上、マリアンヌ撃破時にルルーシュが掛けたギアスを受けた際の台詞。これですべての因縁に決着をつけたように見えたが…。
「喰わ…れる…」
彼女の断末魔。決着をつけたものの、新たなる謎が残ってしまい、ルルーシュも呆然とする様子を見せている。

搭乗・関連機体[編集 | ソースを編集]

ガニメデ
テストパイロットを務める。
モルドレッド
アーニャ憑依時にて搭乗。
『X』では本人が乗り込んでくるため、ジェレミアやアーニャとの対決も可能。
クイングリント
スマホ用ゲーム『ロストストーリーズ』で設定された専用機。グロースターを限界以上に強化した機体で、マリアンヌ以外には、ほぼ扱えない。

余談[編集 | ソースを編集]

  • DS版RPGの序盤においてC.C.をナナリーに紹介する際に現れる選択肢に、『新しいお母様だ』と冗談を言う選択肢があるが、これを選択するとナナリーはその場で激しく取り乱し自殺してしまう。開発時期を顧みれば、R2の設定を踏まえた描写という訳ではないと思われるが……。ちなみに、この後更にルルーシュがショックで後追い自殺を行い、C.C.が「とんだ見込み違いだった」とルルーシュに失望して怒りを露わにするという非常に珍しい結末まで用意されている。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. これを聞いていたC.C.は、おそらくシュナイゼルの方も同じくらいマリアンヌを嫌っているだろうと推測している。