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=== 携帯機シリーズ === | === 携帯機シリーズ === |
2024年6月16日 (日) 13:29時点における版
コルベット | |
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登場作品 | 宇宙の騎士テッカマンブレード |
声優 | 大滝進矢 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦J |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
所属 | 地球連合防衛軍 |
軍階級 | 准将 |
コルベットは『宇宙の騎士テッカマンブレード』の登場人物。
概要
地球連合防衛軍の准将。
根っからの軍人気質であり、ラダムとの激戦であるラダム戦役の中でハインリッヒ・フォン・フリーマン率いるスペースナイツと対立し、やがては狂気へと憑りつかれていく事になる。
人物
スキンヘッドの頭をした威圧的な風貌が特徴で、性格を一言で言えば「俗物」。敵であるラダムを殲滅する意志は強いものの、それは人類を守る使命感からでは無く、「ラダムを殲滅した自らが人類を救った英雄になる」という独善的かつ強烈な英雄願望からである。その悪い意味での功名心の強さ故に、自らが手柄を得る事を何よりも優先・執着し、目的の為ならば手段を選ばない卑劣さから他者に犠牲を強いる事も厭わない等、極めて危険な人物と言える。レビン曰く「真空管ハゲ」。
フリーマンとは士官学校で同期の間柄だが、その時期より彼に対し凄まじい嫉妬も入り混じった対抗心を抱いており、軍から外れて独自の権限を持つ彼の組織であるスペースナイツの事も疎ましく思っている。この為、非常事態においても挑発的な態度や露骨な妨害工作まで行う等、陰湿さを見せる事が多く、スペーツナイツに身を寄せていたラダムと対等に戦えるDボゥイことテッカマンブレードを自分の元に引き込もうと躍起になっていた。
一方、「オペレーションサンセット」を発案し自ら指揮を執る形で成功させ、更には訓練すれば誰でも扱え得る地球製のテッカマンであるソルテッカマン、フェルミオン兵器の開発を推進する等、軍人として一定の功績を挙げている。特にソルテッカマンやフェルミオン兵器の開発に関しては、テッカマンオメガ打倒後も地球へ侵攻してくるラダムへの対策において重要な物となっていたのだが、結局それらの功績は「コルベット本人の増長」という悪い形で発揮されてしまう事になり、最終的には狂気に取り付かれた果てに、自らが破滅するまでに至っている。
彼も一応は味方サイドの人間ではあり、決して無能ではないのだが、その性格と強行的な手段故に敵よりも邪魔な味方扱いされていく部分等、どことなく『闘将ダイモス』の三輪防人と似通った点が多い。
劇中の様相
ラダム侵攻以前には連合軍の設立に尽力する等、軍人として優秀さをそれなりに見せていたコルベットであったが、その連合軍の力を持ってしても全く太刀打ち出来無いラダム獣やラダムテッカマン達の力の前に苦汁を嘗めさせられていた。そんな中、フリーマン率いる「スペースナイツ」がラダムテッカマンの一人であるレッカマンブレード(Dボゥイ)を保護し、ラダム獣やラダムテッカマン達と対等に戦えるDボゥイの力に目を付けた結果、様々な方法でテッカマンブレードの力を連合軍に取り込もうとしたが、地球連合の大統領でさえ難色を示す自らの横暴な行いが災い、当人はおろかフリーマンを始めとするスペースナイツ側からも拒否され続け、反感を抱かれる事になった。
その後、テッカマンブレードに隠された危険性を知り掌返しな態度を見せながらも、何が何でもテッカマンの力を軍の戦力として欲しようとする身勝手な考えを抱いていたコルベットは、連合軍で独自にテッカマンを生み出す事を考案。地球星テッカマンであるソルテッカマンの開発を推進し、従軍記者としてスペースナイツ基地に潜入させていた連合防衛軍軍人であるバルザック・アシモフ少佐にテッカマン関連の研究データを盗ませ[1]、連合防衛軍科学班所属の科学者であるDr.マルロー(SRW未登場)によってソルテッカマンは完成する事になった。そして、バルザックをソルテッカマン1号機の装着者に任命し、連合軍によるラダムの撃破を成功させるのだが、これを切っ掛けに増長する様になったコルベットは、暴走に等しい行為を繰り返していく事になる。
用済みになったDボゥイを始末しようとバルザックに捕獲させるも、その後に実行したオービタルリング奪回作戦では、テッカマンエビルにバルザックの搭乗するソルテッカマンは返り討ちに遭う形で敗北。上層部に責められる中、Dボゥイを救出しようと連合防衛軍基地に潜入していたノアル・ベルースが装着者不在となっていたソルテッカマン2号機を持ち出して出撃するも、エネルギー切れを起こして戦線離脱してしまう。結局は復活したブレードによってラダムは撃退されるものの、バルザックの搭乗するソルテッカマン1号機はあっけなく敗れた挙句に行方不明となってしまい、2号機はそのままノアルに持ち逃げされてスペースナイツの戦力となってしまう等、散々な結果となってしまう。
自らの計画が半ば御破算になるどころか進退まで窮まったコルベットは、ラダムの拠点であると見ていたオービタルリングに超高分子フェルミオンミサイルを撃ち込むという強硬策を実行に移そうとし、フリーマン達スペースナイツの面々に、ミサイル発射までにラダムを引き付ける囮になるよう強要。だが、実際のラダムの本拠地は月の裏側であり、ましてやこれを実行に移す事は、オービタルリングが完全に崩壊するだけでなく、その破片が地球の赤道周辺に落下して何億人もの犠牲者が出てしまうという、ラダム側に決定的な打撃を与えられないどころか人類側に多大な犠牲を出すという失策では済まされない「暴挙」となる物であった。しかし、自らが地球を救った英雄になるという狂気的な妄執に取り付かれたコルベットは、自らの愚行によって生じる犠牲も「たかが数億人」で切り捨て、ラダムの本当の本拠地について話そうとするフリーマンの言葉にもはや耳を貸そうともせず、更には中止を進言する部下すらも射殺して黙らせる等、正気とは思えない様な暴走を繰り返していく。そして、自らを駆け付けたブレードの説得も「出鱈目」と吐き捨てるばかりか、自らが英雄になったと確信し狂気の笑みを浮かべる姿にフリーマンや本田は戦慄し、ブレードもまた彼を「悪魔」と唾棄。遂にはフェルミオンミサイルを発射してしまうが、最後はペガスと共に放ったブレードのハイコートボルテッカによってフェルミオンミサイルを破壊され、その衝撃波に基地ごと巻き込まれる形で、断末魔を挙げながら死亡した。コルベットの暴走を止めて大勢の地球人を守る為とはいえ、結果的にブレードは大勢の連合防衛軍人の命を奪ってしまう事態となり、更にこの後には悲劇的な『別れ』を経験する事になる等、彼にとって精神的に多大な重圧を受ける事になった。
登場作品と役柄
原作ではブレードの放ったハイコートボルテッカで破壊されたフェルミオンミサイルの爆発で死亡したのだが、ゲームでは今のところ、毎回ブレードがいないルートで死亡する。ちなみに出演作ではブルーコスモスの犬に成り下がっており、出演作を間違えるユーザーもちらほら。顔アイコンで軍服が襟の一部しか写っていないため、SEEDの地球連合の軍服にも見えるのも原因か。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦J
- 初登場作品。地球連合軍の幹部として序盤から登場。『機動戦士ガンダムSEED』の原作におけるブルーコスモス派の急先鋒であったウィリアム・サザーランド大佐(SRW未登場)の役割も担っており、アズラエルと様々な悪巧みを企てる事になる(むしろ原作のサザーランドより目立つ)。無論、自軍では他シリーズにおけるダイモスの三輪長官同様に嫌われ者扱いでブレードのいないルートでバイタルネットによって核ミサイルを跳ね返され死亡してしまう。
- スーパーロボット大戦W
- 『J』と同様でブルーコスモスの一員。バルザックに「バックのおかげで指令の椅子に座っている無能」と内心嘲られる。ブルーコスモスが本格的に登場する第2部に先駆けて第1部から登場。木連に支援を行っていたプラントに制裁の名目で核ミサイルを使用するための準備をアズラエルに命じられた時、ドミニオンに侵入した叢雲劾に一人置いていかれたことによって錯乱したアズラエルからフェルミオンミサイル発射を命じられた時は渋る等アズラエルの命令を嫌がる素振りを見せたが、最期はフェルミオンミサイル発射を阻止すべくアークエンジェルが発射したローエングリン直撃によりコントロールを失ったドミニオンを慣性によりコルベット乗る艦に衝突させられ、フェルミオンミサイルの誘爆に巻き込まれて死亡してしまう。またしてもブレードルートとは逆のルートでの死亡である。
人間関係
- ハインリッヒ・フォン・フリーマン
- 士官学校時代の同期。
- Dボゥイ(テッカマンブレード)
- 軍でさえ倒せないラダムを一人で蹴散らす様を見て以来、あの手この手で掌握しようと企んだ。
- バルザック・アシモフ
- コルベットの命を受け、UPF通信社の従軍記者としてスペースナイツに接触。彼が収集したテッカマンのデータからソルテッカマンが開発されることになる。
- レビン
- 彼(?)に「真空管ハゲ」呼ばわりされ毛嫌いされるが、その事を知る由はない。
スパロボでは「真空管ハゲ」呼ばわりを他のキャラがしていることが多く、Wではノアルが通称として広まっているかのように口にしていた。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- キラ・ヤマト
- Jでは反コーディネイター的な立場もあって、「裏切者のコーディネイター」と侮蔑的な扱いをし、トール達を怒らせる。この辺りは原作でキラをコーディネイターという事で侮蔑したジェラード・ガルシアの役割を担っている。
- トール・ケーニヒ、ミリアリア・ハウ
- Jでキラを侮蔑した為、反発を受ける。
- マリュー・ラミアス
- Jでは当初は部下と上司の関係であるが、彼女の力量を疑問視し、一方的な厳しい叱責を行う。
- ムルタ・アズラエル
- JでもWでも、彼の腹心(あるいは腰巾着)というイメージが強いが、(デビルガンダムを破壊され)不機嫌の余りわざわざ不貞寝のために自室に戻った彼に呆れる一幕も。Wではほぼアズラエルが原因で命を落としてしまう。
リアル系
- アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
- JではテッカマンもDボゥイ、コーディネイターのキラと並んでグラドス人の彼をも侮蔑した発言をする。
- ミスマル・ユリカ
- JやWで競演してるが、波長は合わずに苦々しく思っている。
ただ、マリューとは違い、毅然とした反論を返されている。 - ミスマル・コウイチロウ
- JやWでは対立関係。
- ハルカ・ミナト、メグミ・レイナード
- Jでは彼女らにも嫌われており、ミナトにはハゲ親父と陰口をたたかれている。
- フォレストン
- Wでは対立関係。
- リクレイマー
- Jではガバナーを通して、彼らを支援していた。
スーパー系
- 大河幸太郎
- Wでは対立関係。
バンプレストオリジナル
- メルア・メルナ・メイア
- 彼女から「真空管ハゲ」と陰口をたたかれていた。
- カズマ・アーディガン
- 彼にも「ハゲ親父」と馬鹿にされ、激しく嫌われている。
- アカネ・アーディガン
- 「真空管ハゲ」のあだ名を「中身が時代遅れ」という意味だと解釈した。
名台詞
- (フン、下らん。こんな会議、いくらやろうと無意味だ…)
- 第2話の初登場時に。オービタルリングを占領し、地球を蹂躙するラダムの猛攻は監視衛星からここ、連合防衛軍本部指令所に送られるだけであり、そこではただ不毛な議論を繰り返すだけであった。だが、あいも変わらず続く様に呆れるコルベットはこの独白の後、思わぬ映像を目の当たりにする…。
- 「フフフ…フッハッハッハ…勝てる、勝てるぞ。あの兵器さえあれば、我々は奴らに勝てる!ハッハッハッハ…ハッハッハッハッハ…!!」
- 第2話ラスト、個室でひとり監視衛星から送られたラダムを圧倒するテッカマンブレードの映像を見ながら。スペースシップすらなく、連合軍の兵器すら倒せなかったラダム獣をたった一人で蹴散らすテッカマンさえ手に入れば人類の勝利はおろか、自身の栄光すらも我が物になる、と確信したコルベットは野心を滾らせながら哄笑するのだった。
- 「フリーマン、ワシはできるだけ紳士的に事を収めようと思った。が、どうやらそうもいかんようだな!」
- 検査結果を手渡し、頑なにDボゥイを引き渡す事を拒むフリーマンに対し、痺れを切らしたコルベットは力づくでも手に入れんと部下を利用して強硬手段を取る。
- 「フン。忠誠心厚き部下を持って、結構な事だな」
- フリーマンの危機にブリッジから身を乗り出す部下に対して。
- 「フッ、フリーマン。君も呆けたのかね?ワシの主力部隊を侮ってもらっては困る。既にワシはこの基地に、特殊部隊ブラウンベレーを配置しておる。彼らと部隊を連動すれば、このワシの立つ床だけを残し、周り全てを焼け野原にするなど訳はない。さあ、さっさと諦めろ。フリーマン!」
- フリーマンに「(スイッチを)押した所であなたも一蓮托生ですよ」と言われた後、一笑しながら自身の主力部隊を自慢して。
- 「フッ、お前がDボゥイ…テッカマンブレードか!」
「フン、元気があって結構だ!」 - スペースナイツが中央ルームに集合した後、両手でDボゥイの顔を掴んでまじまじと見ながら。コルベットは映像で見た甲冑姿と異なる生身姿に興味を示すが、強引に振り払われてしまう。その様に対し、彼は余計に己の配下にしたくなったと思い下段の台詞で余裕な態度を示す。
- 「ぬぅぅ…攻撃開始ぃっ!!」
「どうだ!まだ言う事を聞かんのか!?」 - コルベットの脅迫に気圧されず、「撃てるのか?撃ってみろよ!俺が欲しいんじゃないのか?えぇ!?軍のおっさんよ!!」と挑発するDボゥイ。やがて、とうとう堪忍袋の緒が切れてしまった彼はスイッチを押し、外宇宙開発機構への攻撃命令を下してしまう。
- 「はっ!も、勿論、テッカマンを軍の指揮下に置くべく要請しております…!」
- 大統領からの思わぬ通信に狼狽するコルベットだが、「銃器を使って脅すのが要請かね?」と問われて返す言葉がなくなってしまう。この後、一喝されてしまいスペースナイツをテッカマンを中心とした特殊戦闘部隊として再編成された事、そして攻撃を中止して落下パーツを破壊するために協力せよ、と告げられて、この命令に渋々と従うのだった。
- 「テッカマンブレードか…小僧めぇ…これで、これで終わりだと思うなよ…!!」
- 第3話ラスト、テッカマンを手中に収められなかったことに対し、コルベットは追従していた部下達と共に静かに指令ルームを去りながら忌々しげに呟く。
- (我々連合防衛軍こそが、テッカマンの性能を120%引き出せるのだ。恨まんでくれよ、フリーマン…)
- 第5話、外宇宙開発機構を掌握し、飛行ラダム獣の巣・ラダムバルーン破壊失敗した場合にスペースナイツを連合防衛軍の管理下に置く事を告げた後、モニター越しからフリーマンを見つめて。
- (フッフッフッフッフ…作戦が失敗すれば、あの力が我々のものとなる。仮に成功したとしても、成層圏の悪魔が一掃されれば、軍にとっても好都合だ…)
- 第5話Bパート、ラダムバルーン迎撃に向かうブルーアース号を見ながら。ノアルとは違った意味で常に最悪の状況を想定しているといえよう。
- 「テッカマンを軍に渡さんからこう言う事態になるんだ!この責任をどう取るつもりだ、フリーマン!?今からでも遅くない。テッカマンを引き渡し、後は軍に任せるんだ!」
- 第7話、テックセット不能に陥ったブレードを見計らうかのようにラダム獣は地球上のあらゆる都市を襲撃、軍も成す術もなく蹂躙されてしまう。この状況に憤慨するコルベットは会議室でフリーマンを問い詰めるが当の本人は冷静にと切り返し、あくまでも自分達のやり方でけじめをつける、と言い会議室を後にする。意地でもテッカマンを手放さないつもりか、とコルベットはただ歯噛みするのだった。
- 「くそぉ…軍の手にテッカマンさえあれば…フリーマンめぇ…!」
「……フフ…よかろう。スペースナイツに要請しよう。ただし、土産つきでな…!」 - 第8話より。人類を襲う脅威はラダム獣だけでなかった。地球を守る盾になるはずだったオービタルリングのレーザー迎撃システムもまた、ラダムの占領により地表を焼く恐るべき脅威となっていた。コルベットはラダム降下作戦を阻止しているテッカマンさえあれば、激しく苛立つが、とあるひらめきでバルザックをスペースナイツ本部に潜入させることを決断するのだった。
- 「……反応弾、発射っ!!」
- 第15話、暴走するテッカマンブレードに反応弾発射を命ずる際に。この時、軍にとって、そして自身にとっての最大の切り札となれたであろうテッカマンを自ら手放さなければならない事を歯噛みして口惜しむかのような苦渋の表情と、それを振り払うかのように拳を振るオーバーアクションが印象的。
- 「今回の事態で、テッカマンブレードが諸刃の剣である事がわかった。もはやテッカマンは信用がおけん!作戦を急げ!以上だ」
- 第15話ラスト、テッカマンブレードの危険性を知ったコルベットは従軍記者として潜入していたバルザックにテッカマンのデータを取るように命令する。
- (フン、フリーマン…今度ばかりはワシが笑う番だ…)
- 第19話冒頭、オペレーションヘブンを発動する際の独白。ソルテッカマンという切り札を得たコルベットからすればラダムを殲滅するなどたやすいと考えていた模様。
- 「ご安心ください。間もなくソルテッカマン2号機が発進します。そうなれば、ラダム獣などひとたまりもありません」
- 第20話、ラダム獣の総攻撃を受ける連合防衛軍本部で、無責任な将官たちの批判にさらされるが、ソルテッカマン2号機の存在を開示するや否や、見事な手のひら返しをされる(しかも、その2号機が窮地に陥るや、またも態度を反転される)。スペースナイツからすれば同じ穴のムジナではあるのだが、コルベットの苦労を垣間見られるワンシーンである。
- 「歴史に名を残した軍人は必ず運命的な決断をしている。アルデンヌの森を突破したグーデリアン、モスクワを守り抜いたゲオルギー・ジューコフ、そしてノルマンディ上陸作戦を指揮したアイゼンハワーとモンゴメリー。彼らは皆、無謀とも言える作戦を成功させたが故に勝利を手にしたのだ」
「反対意見などに耳を貸すな!我々はラダムに勝利すればそれで良いのだ!」 - フェルミオンミサイルによるオービタルリング破壊作戦を決行する前に部下に意気込みを語った際の言葉。後にフリーマンが予測した通りなら、オービタルリング破壊作戦が成功しても、ミサイルから放出されたフェルミオンエネルギーとオービタルリングの破片が地球に降り注ぎ、何億もの人命が失われることになる。一方のコルベットは作戦に伴う被害の大きさを分かっていながら、第2次世界大戦の英雄たちを引き合いに出して自らの行為を正当化しようとしており、自らの名誉のこと以外頭にないということが伺える。
- 「誰にも邪魔はさせん!ワシが地球を救うのだ!このワシが地球上で最も偉大な英雄となるのだ!どうだ、羨ましいかブレード!」
- フェルミオンミサイルの発射を中止させるべく発射場に乗り込んできたブレードに対して放った言葉。このときのコルベットは名誉欲に取り付かれるあまり正気を失っており、フリーマンやDボゥイにラダムの本拠地は月だと教えられてもデタラメだと決めつけ、スペースナイツにミサイル発射の制止を要請した部下を射殺し、あまつさえ中指を立ててブレードを挑発するなど完全に暴走していた。その狂気じみた姿をフリーマンや本田は恐れ、ブレードは悪魔と評した。
スパロボシリーズの名台詞
- 「青き清浄なる世界のために」
- JとWではこの台詞を多用する。ブルーコスモスの手先に成り下がっているので『機動戦士ガンダムSEED』の登場キャラと勘違いしたプレイヤーもいたのでは?
- コルベット「無論このわしも、諸君の活躍には期待しておる。頑張ってくれたまえ。作戦開始まで数日ある。休暇でもとって英気を養うがよかろう」
ユリカ「はい。ありがとうございます、准将」
コルベット「うむ、そういう素直な態度をとっておれば、わしとて嫌なことは言わずにすむというものだ。作戦にはわしも同行する」 - Jの第23話にて、自軍に休暇を与えた場面。普段とは考えられない態度からか、自軍のメンバーからは逆に気持ち悪がられていた。
- 「前進だ。気に入ろうが気に入るまいが、攻撃の機会を逃すわけにはいかん」
- Jの41話にて、不貞寝を決め込むアズラエルを尻目に、攻撃の命令を下す。
- ↑ ただし、バルザックの正体をフリーマンは見抜いていた様で、連合防衛軍に地球星のテッカマンを生み出させるべく敢えて泳がせていた。