「勇者警察ジェイデッカー」の版間の差分

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かつてバラ色の未来と言われた21世紀。しかし、科学の発展は人類に明るい未来だけを与えはしなかった。最新の科学技術はロボットを使用した凶悪犯罪やバイオ怪物の出現といったハイテク事件を生み、またこれまで考えられなかった災害までも引き起こした。
 
かつてバラ色の未来と言われた21世紀。しかし、科学の発展は人類に明るい未来だけを与えはしなかった。最新の科学技術はロボットを使用した凶悪犯罪やバイオ怪物の出現といったハイテク事件を生み、またこれまで考えられなかった災害までも引き起こした。
  
これらの事件に対して、警視庁は極秘裏にロボット警察隊「ブレイブポリス」を組織することを決定する。しかし、その1号機デッカードを開発していた秘密工場に小学生の[[友永勇太]]が迷い込んでしまう。勇太と交流したデッカードにはいつしか心が芽生え、その意思はメモリーをリセットされても消えることはなかった。
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これらの事件に対して、警視庁は極秘裏にロボット警察隊「[[ブレイブポリス]]」を組織することを決定する。しかし、その1号機デッカードを開発していた秘密工場に小学生の[[友永勇太]]が迷い込んでしまう。勇太と交流したデッカードにはいつしか心が芽生え、その意思はメモリーをリセットされても消えることはなかった。
  
この事実を重視した[[冴島十三|冴島警視総監]]は勇太を特別に少年警察官に認め、ブレイブポリスを率いるボスに任命するのだった。
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この事実を重視した[[冴島十三|冴島]]警視総監は勇太を特別に少年警察官に認め、ブレイブポリスを率いるボスに任命するのだった。
  
 
==登場人物==
 
==登場人物==
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===エクセレント社===
 
===エクセレント社===
 
;[[エヴァ・フォルツォイク]]
 
;[[エヴァ・フォルツォイク]]
:超AIの原型を開発した天才科学者。違法な人体実験をしたため逮捕され、[[ライゾウ・カッシュ|コールドスリープの刑]]に処されている。
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:超AIの原型を開発した天才[[科学者・技術者|科学者]]。違法な人体実験をしたため逮捕され、[[ライゾウ・カッシュ|コールドスリープの刑]]に処されている。
 
;[[ノイバー・フォルツォイク]]
 
;[[ノイバー・フォルツォイク]]
 
:エヴァの息子。母を逮捕した世界を憎み、世界の滅亡を画策する。
 
:エヴァの息子。母を逮捕した世界を憎み、世界の滅亡を画策する。
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:警視庁本部ビルに隣接して建てられた<ref>現実では警察総合庁舎のある場所。</ref>、ブレイブポリスの待機場所。'''ブレイブポリスの人型形態に合わせた巨大サイズの備品'''が用意されている。
 
:警視庁本部ビルに隣接して建てられた<ref>現実では警察総合庁舎のある場所。</ref>、ブレイブポリスの待機場所。'''ブレイブポリスの人型形態に合わせた巨大サイズの備品'''が用意されている。
 
:放映当時、実際に「ジェイデッカールーム」の名称でおもちゃが販売された。『30』で共演した『[[勇者王ガオガイガー]]』でも「DXガオガイガー基地」として同様のおもちゃが販売されている。
 
:放映当時、実際に「ジェイデッカールーム」の名称でおもちゃが販売された。『30』で共演した『[[勇者王ガオガイガー]]』でも「DXガオガイガー基地」として同様のおもちゃが販売されている。
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;勇者警察手帳
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:ブレイブポリス共通の警察手帳型通信機。友永勇太のはBPシリーズ合体指令装置にもなる。
 
;フォルツォイクロン
 
;フォルツォイクロン
 
:エヴァ・フォルツォイクが発明した思考サーキット。ロボット技術に革命を起こし、超AIの基礎技術となったためデッカード達を含む現行の全てのロボットに搭載されている。
 
:エヴァ・フォルツォイクが発明した思考サーキット。ロボット技術に革命を起こし、超AIの基礎技術となったためデッカード達を含む現行の全てのロボットに搭載されている。
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===単独作品===
 
===単独作品===
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
:初参戦作品。同カテゴリということで『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン|ガオガイガー]]』シリーズとのクロスオーバーが濃厚で、「[[ガルーダ|造られた]][[アンチ|命]]」という点にスポットを当ててか『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』や『[[SSSS.GRIDMAN]]』との絡みも多い。
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:初参戦作品。同カテゴリということで『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン|ガオガイガー]]』シリーズとのクロスオーバーが濃厚で、「造られた命」という点にスポットを当ててか『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』や『[[SSSS.GRIDMAN]]』との絡みも多い。またキャラクターデザイン担当が同じことからか、『[[魔法騎士レイアース]]』とのクロスオーバーもある。
:本編開始以前に[[GGG]]で超AIの運用が確立されていたが、[[勇者王ガオガイガーFINAL|GGGの地球圏追放]]と[[エヴァ・フォルツォイク]]による人体実験の発覚によって以降の開発が進まなくなった、という設定になっている。そのため、ブレイブポリス計画は文字通り「新たな勇者を作り出す」ための計画とされ、デッカールームが[[ドライストレーガー]]内に設置されている。また、エクセレント社が[[アナハイム・エレクトロニクス]]の凋落後に台頭し始め、[[地球連邦政府]]すらもなかなか手を出せない大企業として描かれており、[[バイオネット]]の戦力も使用するなど序盤から暗躍する。
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:本編開始以前に[[GGG]]で超AIの運用が確立されていたが、[[勇者王ガオガイガーFINAL|GGGの地球圏追放]]と[[エヴァ・フォルツォイク]]による人体実験の発覚によって以降の開発が進まなくなった、という設定になっている。そのため、ブレイブポリス計画は文字通り「新たな勇者を作り出す」ための計画とされている。
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:本作ではデッカールームが[[ドライストレーガー]]内に設置されている。また、エクセレント社が[[アナハイム・エレクトロニクス]]の凋落後に台頭し始め、[[地球連邦政府]]すらもなかなか手を出せない大企業として描かれており、[[バイオネット]]の戦力も使用するなど序盤から暗躍する。
 
:フォルツォイクロンは地球製の全てのロボットに搭載されているという設定になっており、[[ヘビーメタル]]や異世界系を除く全機体に適用される。
 
:フォルツォイクロンは地球製の全てのロボットに搭載されているという設定になっており、[[ヘビーメタル]]や異世界系を除く全機体に適用される。
 
:基本的にエクセレント社やフォルツォイク親子関連以外の原作再現は控えめで日本の滞在も少なく、原作にて個性派揃いであった単独犯罪者は[[ドクトル・ガウス]]以外は登場しない。
 
:基本的にエクセレント社やフォルツォイク親子関連以外の原作再現は控えめで日本の滞在も少なく、原作にて個性派揃いであった単独犯罪者は[[ドクトル・ガウス]]以外は登場しない。
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*当作品のスパロボ参戦については日本での人気は元より、韓国での人気も後押しになっている<ref>1996年より当地で放映された。なお、ローカライズの際に日本特有の要素である[[ジェイデッカー]]のネーミングや旭日章の意匠などが変更され、タイトルも「ロボット捜査隊Kコップ」となっている。</ref>。スパロボ30のPV公開後、韓国のイベントにて放映された寺田P・最上Pの談話では、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』・『[[スーパーロボット大戦X|X]]』・『[[スーパーロボット大戦T|T]]』発売後のアンケートで韓国からの参戦要望が多かったことが述べられており、またサービスとしていち早くジェイデッカーのシナリオの画像などが公開された<ref>https://www.youtube.com/watch?v=JMBWK5LyPzY&ab_channel=RULICON</ref>。
 
*当作品のスパロボ参戦については日本での人気は元より、韓国での人気も後押しになっている<ref>1996年より当地で放映された。なお、ローカライズの際に日本特有の要素である[[ジェイデッカー]]のネーミングや旭日章の意匠などが変更され、タイトルも「ロボット捜査隊Kコップ」となっている。</ref>。スパロボ30のPV公開後、韓国のイベントにて放映された寺田P・最上Pの談話では、『[[スーパーロボット大戦V|V]]』・『[[スーパーロボット大戦X|X]]』・『[[スーパーロボット大戦T|T]]』発売後のアンケートで韓国からの参戦要望が多かったことが述べられており、またサービスとしていち早くジェイデッカーのシナリオの画像などが公開された<ref>https://www.youtube.com/watch?v=JMBWK5LyPzY&ab_channel=RULICON</ref>。
 
*ジェイデッカー放送当時の1994年はJリーグブームの真っ只中であり、ジェイデッカーの「ジェイ」はJリーグに由来したもので<ref>正確にはJリーグブームでなんでも「日本」を「J」と言い換えるのが流行ったとのこと。 https://twitter.com/takama2_shinji/status/1455664942422446080</ref>、「サッカー刑事」のドリルボーイもサッカー人気にあやかったものであると監督の高松信司氏がTwitterで発言している<ref>https://twitter.com/takama2_shinji/status/1455503995489767425</ref>。
 
*ジェイデッカー放送当時の1994年はJリーグブームの真っ只中であり、ジェイデッカーの「ジェイ」はJリーグに由来したもので<ref>正確にはJリーグブームでなんでも「日本」を「J」と言い換えるのが流行ったとのこと。 https://twitter.com/takama2_shinji/status/1455664942422446080</ref>、「サッカー刑事」のドリルボーイもサッカー人気にあやかったものであると監督の高松信司氏がTwitterで発言している<ref>https://twitter.com/takama2_shinji/status/1455503995489767425</ref>。
<!--== 商品情報 ==-->
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*前述の通り、キャラクターデザインは『魔法騎士レイアース』と同じく石田敦子氏であり、当時『月刊OUT 1995年3月号』に掲載された奥谷かひろ氏によるパロディ漫画「アニメがいっぱい」では、勇太とくるみがエヴァとノイバーを見て、あまりの違いに勇太が「「ジェイデッカー」のキャラじゃない」と嘆き、くるみが「そのキラキラと、ヒラヒラは[[セフィーロ|セ○ィーロ]]! あんたたちセフィー○の人間でしょ!」と指摘していた。
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== 商品情報 ==
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2024年3月31日 (日) 15:12時点における最新版

勇者警察ジェイデッカー
原作 矢立肇
監督 高松信司
シリーズ構成 川崎ヒロユキ
キャラクターデザイン 石田敦子
メカニックデザイン 大河原邦男
音楽 岩崎文紀
制作 名古屋テレビ
サンライズ
東急エージェンシー
放送局 テレビ朝日系
放送期間 1994年2月5日 - 1995年1月28日
話数 全48話
シリーズ 勇者シリーズ
初登場SRW スーパーロボット大戦30
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勇者警察ジェイデッカー』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。

概要[編集 | ソースを編集]

勇者シリーズ」第5作。監督は前作『勇者特急マイトガイン』に引き続いて高松信司氏が担当している。

前作で登場した「超AI」の設定を昇華し「心」をテーマにした物語を展開。前作では個別ロボットの活躍が少なかったため各ロボットの個性付けを意識しており、刑事モノの要素を加えることでシリーズの中でも際立って印象的に描かれた。個別の活躍エピソードも多く、時には犯罪者は一切登場しない回も存在するほど人間ドラマに寄せた作風となっている。

一見、前作のように現実味のある近未来といった趣きだが、妖精怪獣、地底人に異星人といった超常的な存在が登場するなどバラエティに富んだ世界観となっている。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

かつてバラ色の未来と言われた21世紀。しかし、科学の発展は人類に明るい未来だけを与えはしなかった。最新の科学技術はロボットを使用した凶悪犯罪やバイオ怪物の出現といったハイテク事件を生み、またこれまで考えられなかった災害までも引き起こした。

これらの事件に対して、警視庁は極秘裏にロボット警察隊「ブレイブポリス」を組織することを決定する。しかし、その1号機デッカードを開発していた秘密工場に小学生の友永勇太が迷い込んでしまう。勇太と交流したデッカードにはいつしか心が芽生え、その意思はメモリーをリセットされても消えることはなかった。

この事実を重視した冴島警視総監は勇太を特別に少年警察官に認め、ブレイブポリスを率いるボスに任命するのだった。

登場人物[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

警視庁[編集 | ソースを編集]

友永勇太
本作の主人公。ブレイブポリスのボスに任命された小学4年生。
レジーナ・アルジーン
スコットランドヤードから赴任してきた天才少女。
冴島十三
ブレイブポリス計画を主導する警視総監。
東一門
ブレイブポリス計画に疑問を抱きながらも協力する副総監。
藤堂俊助
ブレイブポリスの開発責任者。

ブレイブポリスの関係者[編集 | ソースを編集]

友永あずき
友永家の長女。不在の両親に代わり勇太たちの面倒を見る。
友永くるみ
友永家の次女。
うるにゃん
勇太の飼い猫。
柏崎雅也
友永家の近所に住む大学生。あずきから好意を寄せられる。
大村大作、糸畑さなえ、ムドラー
友永家のご近所さんたち。デッカードをパト吉と呼んで親しんでいる。
ムドラーはカレー屋「ぴりぴり亭」を経営しており、『30』では強化パーツ「ぴりぴり亭のカレー」が登場。
喜多川勝気愛原絵美里鷹野菊麿
勇太のクラスメイトたちでパワージョーを慕う。
尾上せいあ
陸上防衛軍の一等陸佐。マクレーンと互いに認め合う女性。
君塚綾子
フリールポライター。ダンプソンと親しい。

エクセレント社[編集 | ソースを編集]

エヴァ・フォルツォイク
超AIの原型を開発した天才科学者。違法な人体実験をしたため逮捕され、コールドスリープの刑に処されている。
ノイバー・フォルツォイク
エヴァの息子。母を逮捕した世界を憎み、世界の滅亡を画策する。
ビクティム・オーランド
AI技術者。ジェイデッカー打倒を目指す悪の科学者。
新庄健
元警視庁所属のAI技術者。

その他[編集 | ソースを編集]

ドクトル・ガウス
犯罪に手を染める科学者。
カピア
地球を訪れた異星人
ハイジャス人
銀河警察を名乗る異星人。
バラック星人
犯罪者の異星人。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ブレイブポリス[編集 | ソースを編集]

デッカードチーム [編集 | ソースを編集]

デッカード
ブレイブポリス1号機。パトカーから変形する勇者刑事。
ジェイデッカー
デッカードがジェイローダーと警察合体した姿。
ファイヤージェイデッカー
ジェイデッカーとデュークファイヤーが大警察合体した姿。
デューク
スコットランドヤードから来た騎士刑事。救急車に変形する。
デュークファイヤー
デュークがファイヤーローダーと救急合体した姿。
ガンマックス
ハイウェイパトロール用の白バイ刑事。
ガンマックスアーマー
ガンマックスがガンバイクと合体した強化形態。

ビルドチーム[編集 | ソースを編集]

マクレーン
ビルドチームのリーダー。クレーン車から変形するコンバット刑事。
パワージョー
パワーショベルから変形するカンフー刑事。
ダンプソン
ダンプカーから変形するレスラー刑事。
ドリルボーイ
ビルドチームの追加メンバー。ドリル戦車とドリルジェットに3段変形するサッカー刑事。
ビルドタイガー
ビルドチームが建設合体した姿。
スーパービルドタイガー
ドリルボーイを含めたビルドチームが超建設合体した姿。

影の刑事[編集 | ソースを編集]

シャドウ丸
潜入捜査を担当し、6つの形態に変形する忍者刑事。
カゲロウ
シャドウ丸のプロトタイプ。

エクセレント社[編集 | ソースを編集]

アビスガード
潜水母艦アビスの護衛用メカ。
チーフテン
ビクティムが開発した超AI搭載型戦闘ロボット。
チーフテンI
赤い装甲の1号機。
チーフテンII
青い装甲の2号機
アーマードチーフテン
チーフテンの改修機であるハイパーチーフテン1号機と2号機の合体機。
ブラックチーフテン
チーフテンシリーズの量産機。

その他[編集 | ソースを編集]

デスマグネ
ドクトル・ガウスが開発した磁力を使うメカ。
バラグロン
バラック星人の巨大ロボット。
ビクティム
ビクティムの超AIを移植したロボット。
ビッグ・マザー
フォルツォイク親子の巨大空中要塞。
マッド・マザー
フォルツォイク親子の最大戦力にして、ビッグ・マザーの制御中枢ユニット。

用語[編集 | ソースを編集]

ブレイブポリス
警視庁の推進する「ブレイブポリス計画」で結成されたロボット刑事部隊。各国でも同様に結成されている。
超AI
ブレイブポリスの制御用に開発された新型AI。勇太との触れ合いにより心を獲得したデッカードの超AIが他の機体にもコピーされているが、それぞれで性格は異なっている。
エクセレント社
表向きは民間企業だが裏では兵器開発を行っている。敵レギュラーが存在しない本作で唯一の敵レギュラーと呼べる組織。
デッカールーム
警視庁本部ビルに隣接して建てられた[1]、ブレイブポリスの待機場所。ブレイブポリスの人型形態に合わせた巨大サイズの備品が用意されている。
放映当時、実際に「ジェイデッカールーム」の名称でおもちゃが販売された。『30』で共演した『勇者王ガオガイガー』でも「DXガオガイガー基地」として同様のおもちゃが販売されている。
勇者警察手帳
ブレイブポリス共通の警察手帳型通信機。友永勇太のはBPシリーズ合体指令装置にもなる。
フォルツォイクロン
エヴァ・フォルツォイクが発明した思考サーキット。ロボット技術に革命を起こし、超AIの基礎技術となったためデッカード達を含む現行の全てのロボットに搭載されている。
ハーメルンシステム
フォルツォイクロンに仕掛けられていたシステムトラップ。エヴァが来たるロボット時代を予見して仕掛けておいたもので、ある種の音波によって搭載したメカを自在に操ることを可能とする。

楽曲[編集 | ソースを編集]

オープニングテーマ
「HEART TO HEART」
作詞 - 渡辺なつみ / 作曲・編曲 - 鶴由雄 / 歌 - 彩子
高松監督曰く、映像は刑事ドラマ『太陽にほえろ』にインスパイアされたものであると述べている[2]。夕日をバックにしたタイトル、勇太を始めとしたブレイブポリスのメンバーが紹介され、メンバーが増えるたびに更新される部分などを踏襲している。
『30』で採用。プレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
エンディングテーマ
「笑顔は君の忘れ物」
作詞 - 横山武 / 作曲・編曲 - 鶴由雄 / 歌 - 佐藤有香
オープニング同様、EDの勇太とうるにゃんとSD化したビークルモードのブレイブポリスのメンバーの流れは新たなブレイブポリスのメンバーが登場するたびに更新される。高松監督曰く、「最初の時点でデュークまで全部作画してあった」とのこと[3]
余談だが歌を担当した佐藤有香女史は、勇者シリーズ第3作『伝説の勇者ダ・ガーン』のOP・EDも担当している。

登場作と扱われ方[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦30
初参戦作品。同カテゴリということで『ガオガイガー』シリーズとのクロスオーバーが濃厚で、「造られた命」という点にスポットを当ててか『超電磁ロボ コン・バトラーV』や『SSSS.GRIDMAN』との絡みも多い。またキャラクターデザイン担当が同じことからか、『魔法騎士レイアース』とのクロスオーバーもある。
本編開始以前にGGGで超AIの運用が確立されていたが、GGGの地球圏追放エヴァ・フォルツォイクによる人体実験の発覚によって以降の開発が進まなくなった、という設定になっている。そのため、ブレイブポリス計画は文字通り「新たな勇者を作り出す」ための計画とされている。
本作ではデッカールームがドライストレーガー内に設置されている。また、エクセレント社がアナハイム・エレクトロニクスの凋落後に台頭し始め、地球連邦政府すらもなかなか手を出せない大企業として描かれており、バイオネットの戦力も使用するなど序盤から暗躍する。
フォルツォイクロンは地球製の全てのロボットに搭載されているという設定になっており、ヘビーメタルや異世界系を除く全機体に適用される。
基本的にエクセレント社やフォルツォイク親子関連以外の原作再現は控えめで日本の滞在も少なく、原作にて個性派揃いであった単独犯罪者はドクトル・ガウス以外は登場しない。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 登場敵キャラクター 備考 再現スパロボ
1 ロボット刑事登場 デスマグネ デッカード登場 30
2 その名はジェイデッカー フライトバトラー
バルバロッサ
ジェイデッカー登場
3 心ある仲間たち 隕石生物ガイゾナイト
ダストゴン
ビルドチーム登場
4 ボスは小学4年生 スクリュードライバー
ブラックルシアン
5 人造巨龍ガワン 人造巨龍ガワン
6 トレンドにご用心 ピエロロボ
7 大倒壊 30
8 完成!ビルドタイガー ビルドタイガー登場 30
9 消えた彫像の謎 ブロンズコング
10 影の刑事 カゲロウ シャドウ丸登場 30
11 激闘!シャドウ丸 アビスガード
12 よみがえる古代昆虫 古代昆虫バラメス
13 ロボット強盗団を追え デスメタル
14 6人目の仲間 ギガゼクター
メカ昆虫
昆虫人間
ドリルボーイ登場
15 3万年の友情 スーパービルドタイガー登場
16 帰ってきた宿敵 鋼鉄巨兵マルス
17 邪神インティ 邪神インティ
18 パンダ注意報!? 巨大パンダ
19 爆走!白バイ刑事 ダブロボット
砂時計
ガンマックス登場
20 狂った砂時計
21 手錠の逃亡者 バイクロス マックスキャノン登場
22 仮面勇者ダンプソン 闘牛ロボ
23 ぼくの妖精フェアリー ジャイロボット
24 7人の刑事 総集編
25 デッカード殉職 チーフテンI・II
サタンジェイデッカー
シンキングソード“断”
デュークレジーナ登場 30
26 新しいリーダー デュークファイヤー登場
27 完璧な涙
28 デッカード再び メカザウラー デッカード復活
29 合体!ファイヤージェイデッカー ハイパーチーフテンI・II
アーマードチーフテン
ファイヤージェイデッカー登場 30
30 地下都市SOS!
31 姿なき犯罪者 サイコガンナー 女装回
32 台風が来た! ウェザード
33 小さな勇者
34 パワージョーの恋 ヤヌス
35 勇者警察ブレイブポリスパワーアップ計画 アームガン
36 故郷は遠く バイオメカ
37 鯨神げいしん狩り ゴッドホエール
38 オバケだよ全員集合
39 マシンの魂 トレーラーロボ
40 ブレイブポリス解散!
41 レジーナ・追憶 総集編
42 宇宙からの侵略者 バラック星人
バラグロン
43 シャドウ丸大砲変化!
必殺!! ブレイブキャノン
 
44 奪われたボス! ブラックチーフテン
ビッグ・マザー
マッド・マザー
ビクティム
 
45 ビッグ・マザー
46 史上最大の犯罪
47 ハートtoハート
48 さよなら勇太ボス ハイジャス人

余談[編集 | ソースを編集]

  • デッカードを始めとした本作のロボット達は、勇者シリーズ全体の中でも特に小柄(シリーズのコアロボットの大きさが概ね10m程度が主流なので、およそ半分程度となる)である。恐らく、人間との交流を描かれる機会が多い作風ゆえ、人間と同じ画面に収める都合上、あまり巨大に描くことが出来なかったのだろう。
  • 当作品のスパロボ参戦については日本での人気は元より、韓国での人気も後押しになっている[4]。スパロボ30のPV公開後、韓国のイベントにて放映された寺田P・最上Pの談話では、『V』・『X』・『T』発売後のアンケートで韓国からの参戦要望が多かったことが述べられており、またサービスとしていち早くジェイデッカーのシナリオの画像などが公開された[5]
  • ジェイデッカー放送当時の1994年はJリーグブームの真っ只中であり、ジェイデッカーの「ジェイ」はJリーグに由来したもので[6]、「サッカー刑事」のドリルボーイもサッカー人気にあやかったものであると監督の高松信司氏がTwitterで発言している[7]
  • 前述の通り、キャラクターデザインは『魔法騎士レイアース』と同じく石田敦子氏であり、当時『月刊OUT 1995年3月号』に掲載された奥谷かひろ氏によるパロディ漫画「アニメがいっぱい」では、勇太とくるみがエヴァとノイバーを見て、あまりの違いに勇太が「「ジェイデッカー」のキャラじゃない」と嘆き、くるみが「そのキラキラと、ヒラヒラはセ○ィーロ! あんたたちセフィー○の人間でしょ!」と指摘していた。

商品情報[編集 | ソースを編集]

DVD[編集 | ソースを編集]

楽曲[編集 | ソースを編集]

書籍[編集 | ソースを編集]

レンタルビデオ・動画配信[編集 | ソースを編集]

サイト名 取扱いの有無 備考
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リンク[編集 | ソースを編集]

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脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 現実では警察総合庁舎のある場所。
  2. LD付属解説書『J FILE 勇者警察ジェイデッカー設定資料 VOL,5』より。
  3. LD付属解説書『J FILE 勇者警察ジェイデッカー設定資料 VOL,1』より。
  4. 1996年より当地で放映された。なお、ローカライズの際に日本特有の要素であるジェイデッカーのネーミングや旭日章の意匠などが変更され、タイトルも「ロボット捜査隊Kコップ」となっている。
  5. https://www.youtube.com/watch?v=JMBWK5LyPzY&ab_channel=RULICON
  6. 正確にはJリーグブームでなんでも「日本」を「J」と言い換えるのが流行ったとのこと。 https://twitter.com/takama2_shinji/status/1455664942422446080
  7. https://twitter.com/takama2_shinji/status/1455503995489767425