「リュウ・ドルク」の版間の差分
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2016年5月12日 (木) 11:24時点における版
リュウ・ドルク(Ryu Dolk)
- 登場作品:獣神ライガー
- 声優:梁田清之
- 種族:地球人(日本人?)
- 性別:男
- 生年月日:1974年5月27日
- 年齢:25歳
- 身長:185.0m
- 体重:72.0kg
- 好きな色:血の色
- 趣味:戦闘
- 所属:ドラゴ帝国 ⇒ 離脱
- キャラクターデザイン:内田順久
ドラゴ帝国の幹部で、大牙剣のライバル。専用バイオアーマー・ドルガを駆り、獣神ライガーと幾度と無く剣を交える。邪神ドラゴの末裔、即ち女帝ザーラの縁戚とされており、親衛隊とも別個の、女帝直属の将校として四天王の管轄外にいる。頭部のヘッドギアは防具であり、成人した時に授かったもの。自分の存在を示すものでもある。
他のドラゴナイトは巨大化して戦うのだが、彼だけ等身大のままバイオアーマーを操縦して戦う、言うなれば獣神ライガーと同じバトルスタイルを用いる異質なドラゴ帝国人だったが、その正体は物語の終盤で明らかとなる。実は剣や神代姉妹と同じ善神アーガマの末裔で、幼い頃に女帝ザーラに攫われた神代姉妹の兄(本名は不明)である。真実を知った後はドラゴ帝国を離反し、剣と共に戦う事となる。邪神ドラゴとの決戦後は、邪神に囚われたゆいを助け出すため単身邪神の封印に飛び込んでゆいを助けるも、彼自身は姿を消し生死不明となる。
声優の梁田氏はNEOにも登場する武蔵坊弁慶など、低音を生かしたがっしりとしたキャラクターを演じることが多いが、デビュー初期はもう少し高い声域で、ザビーネ・シャルなど二枚目を演じることが多かった。ゲーム作品でのザビーネでは映画公開時と与える印象がやや異なる演技を披露しているが、『スーパーロボット大戦NEO』の為に新収録したリュウ・ドルクは、放映当時に近い声質で演じている。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦NEO
- 初登場作品。序盤から敵として登場し、中盤までイオニア一行の前に強敵として幾度と無く立ち塞がる。中盤に仲間に加わり、仲間になった後もダ・サイダーと共に「かつて強敵だった頼もしい仲間」として強い存在感を放っており、IMでも戦闘でも大いに出番がある。以降もかつて敵だったキャラが仲間に加わる度に喜びの声を漏らす場面も多い。邪神ドラゴとの決戦後は原作どおり単身で封印に飛び込むのだが、無事生還する。しかし、エンディングでは結局行方をくらませてしまう。
- 余談だが、本作では彼が敵として登場する場面、あるいは味方として活躍する場面の度に「宿命のライバル」というオリジナルBGMが流れるのだが、この曲を『ライガー』の曲と勘違いするユーザーが続出した。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 原作終了後設定の為行方不明となっていたが、第6章メイン25話-3「邪神ドラゴ」にて邪神ドラゴとの戦いの最中に帰還。剣やコネクト・フォースと共に再び邪神ドラゴと対峙する。
- 『NEO』で好評だった「宿命のライバル」が魔竜王ドルガ(ドルガドラゴン)のデフォルトBGMに採用されている。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- NEO
- 底力、アーガマの血
- アーガマの血はスキルLvに応じ、気力上限アップ及び敵撃墜時の気力上昇にプラス補正。最大で気力上限+30、敵撃墜時の気力+5。
- OE
- アーガマの血、底力:CT率、闘争心、無頼
固有エースボーナス
パイロットBGM
- 「宿命のライバル」
- 『NEO』での敵対時の戦闘BGM(前述の通り、味方になった後もドルクの活躍場面で流れる)。同作のオリジナルBGM。他のキャラクターでも一応流れることはあるがドルクの印象が強すぎるため違和感しかなく、実質彼専用のBGMとして鮮烈な印象を残す。OEではデフォルトのBGM。
- 「怒りの獣神」
- 原作の前期OP曲。味方加入後の基本戦闘BGMなのだが、「宿命のライバル」の印象が強すぎるために、BGM変更で「宿命のライバル」を戦闘BGMにするプレイヤーが多いとか。
人間関係
- 大牙剣
- ライバル。漫画版ではライガーと同じバトルスタイルから、生粋のドラゴ帝国人でないことを見抜かれる。
- 神代ゆい
- 妹の一人。まいに比べて会話するシーンが多かった。
漫画版では上述の理由に加え、「玩具展開」というメタな論拠で、生粋のドラゴ帝国人でないことを指摘される。 - 神代まい
- 妹の一人だが、ゆいに比べて交流はあまり無かった。
- 女帝ザーラ
- 主君。彼女からの寵愛を受けていたが、真実を知った後は離反する。
とはいえ、「唯一の肉親」と慕っていたこともあり、彼女が邪神ドラゴに捕まった時は、殺し合った後にも関わらず、その身を案じていた。 - ドル・サタン
- ドルクに敵愾心を持っていたが同時に愛してもいた。単身ザーラを討ち取ろうとしたドルクの窮地を身を挺して救い、ドルガの腕の中で息絶える。
- ドル・ガイスト
- お互い相容れない存在。
他作品との人間関係
- ダ・サイダー
- 性格こそ全く違えど、ドルクと多くの共通点を持つ人物。『NEO』の中盤にはドルクが自身の出生の秘密を完全に知り、ドラゴ帝国への叛意を露にした際、ザーラに「ドルクには人間界に居場所が無い」と言われてしまった際、彼はかつて自分も同じ境遇だった事もありレスカと共にドルクを庇っており、彼から一喝されて共に戦う仲間になる事を促される。その後も何度か絡みがあり、邪神ドラゴとの決戦の後にドルクが無事生還した際には、『ライガー』の登場人物以外のキャラでは真っ先にドルクの生還を喜んでいる。
- 『OE』でも共演してはいるが、そのあんまりな言動にあきれ返る事も。
- レスカ
- 前述のとおり、ダ・サイダーと共にザーラの言葉から彼を庇っている。ちなみに、中の人がゆいと同じであるという事も関係しているのかもしれない。
- ガルデン
- 彼もまたドルクと多くの共通点を持つ人物。『NEO』では直接絡む場面はそこまで多くないが、彼の出生の秘密を知った際には、自身の境遇を省みて彼の心情に理解を示しており、彼が仲間に加わってくれる事を願っていた。それだけに、彼がアドリアに洗脳されて敵として登場した際は、彼が洗脳されている事に気付く前に竜馬と共に怒ってしまう場面も。
- ベルゼブ
- 中の人が同じ。『NEO』では彼が仲間に加わった際、自分もそうだった事もあり、かつての敵同士が手を取り合う姿を非常に嬉しく思っていた。
- マグナムエース
- 『NEO』では彼の誇り高く誠実な人柄を認めており、それだけに同じ「機械」でありながら性根の腐りきったドル・ガイストに怒りを露にする場面もあった。
- 安倍晴明
- 『NEO』ではドラゴ帝国時代の同僚。直接絡む場面はあまり無いが、敵対した後には彼に対する特殊戦闘台詞が存在。
名台詞
共通
- 「ふふふふふふふ…戦士とは、美しき野獣であるべき。…が、今のお前はガラクタの寄せ集めに過ぎぬ」
- メタルナイトを開発、自身も改造しているドル・ガイストに対して。彼の戦士としての価値観はこの一言に集約されるといっても過言ではない。
- 「来たれ…ドルガよ!」
- ドルガを召喚する際の台詞。
- 「ドルガ!チャージドラゴン!!」
- ドルガドラゴンに変身する際の掛け声。スパロボNEOでは序盤のこのイベントに悩まされたプレイヤーも少なくないはず。漫画版では「魔竜変身!」というオリジナルの掛け声がある。
漫画版
- 「やるな!これほどの好敵手と会うのは初めてだ!嬉しいぞ、ライガー!」
- 封印の岩を巡ってライガーと一騎打ちをした際の称賛。これまで絶対な強者であったドルクにとってライガーはやっと出会えた互角に戦える強敵。心が躍らずにはいられなかった。
- 「馬鹿者!そのような汚い勝利を私が喜ぶと思うのか!?」
- ドル・アーミーが剣の祖父を人質に取った際に激情し彼を処刑した際の台詞。美しき野獣である彼にとっては姑息で卑怯な手段など自分に対する最大の侮辱であった。
- 「馬鹿め!真の武道を知らぬ奴め!」
「普通に考えると拳骨で殴ると痛いと感じるがそれは表面的な痛さだ!」
「掌で強く突いた場合表面が痛くは無いが内部に大きなダメージを与える!所詮貴様は二流の戦士だ!」 - 掌での打撃でライガーにダメージを与えた際の説明。彼が剣術だけではなく武道にも大きく秀でていることがよくわかる。
- 「たとえそれが本当でも私が戦いたいのはライガー!お前だぁぁああっ!」
- 自身がアーガマの血を引く者であるということがわかった際の言葉。普通に戦士としての誇りを優先させた言葉のはずなのだが、この前のシーンでまいとゆいがメタ発言で証言していた為キレたようにも取れる。
- 「私はドラゴ帝国の一員として人間を殺してきた!償いをさせてくれ!」
- 最終決戦、ライガー達を道ずれに自爆しようとするザーラに特攻する際の台詞。こうして誇り高き野獣は自らの命を犠牲にして世界の平和を守ったのだった。
スパロボシリーズの名台詞
- 「意味ならある」
「奴が誇りをかけた時点でそこに戦う意味が発生したのだ」
「戦士として生きてきた私にはわかる。奴が今、どれだけの覚悟を決めているのかがな」 - 『NEO』第33話「僕らの夢は絶対無敵!」にてワルーサの死後自分達に戦いを挑んできたベルゼブに戸惑う仁達に対して。ドルクの声がベルゼブと同じ梁田清之氏であることを考えると中々意味深である。
搭乗機体
余談
- 『マジンカイザーSKL』の前日談を描いた小説『PROJECT KAISER 誕生編』(書籍『魔神大戦21』収録)では、スターシステムによりリュウ・ドルクと同名の人物がWSOと関連を持つ企業の代表として登場している。