「ガンダムF91」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
5行目: | 5行目: | ||
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムF91}} | *{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダムF91}} | ||
| デザイン = {{メカニックデザイン|大河原邦男}} | | デザイン = {{メカニックデザイン|大河原邦男}} | ||
− | | 初登場SRW = | + | | 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦]] |
| SRWでの分類 = [[機体]] | | SRWでの分類 = [[機体]] | ||
}} | }} | ||
11行目: | 11行目: | ||
{{登場メカ概要 | {{登場メカ概要 | ||
| タイトル = スペック | | タイトル = スペック | ||
− | |||
| 愛称 = '''ガンダムF91''' | | 愛称 = '''ガンダムF91''' | ||
− | | 分類 = | + | | 分類 = 汎用[[モビルスーツ]] |
| 生産形態 = 試作機 | | 生産形態 = 試作機 | ||
| 型式番号 = [[型式番号::F91]] | | 型式番号 = [[型式番号::F91]] | ||
30行目: | 29行目: | ||
| 主なパイロット = [[パイロット::シーブック・アノー]] | | 主なパイロット = [[パイロット::シーブック・アノー]] | ||
}} | }} | ||
− | '''ガンダムF91'''は『[[ | + | '''ガンダムF91'''は『[[ガンダムシリーズ]]』の[[登場メカ]]であり、『[[機動戦士ガンダムF91]]』の主役メカ。 |
− | |||
== 概要 == | == 概要 == | ||
[[サナリィ]]が「フォーミュラー計画」によって開発した[[地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。 | [[サナリィ]]が「フォーミュラー計画」によって開発した[[地球連邦軍]]の試作型[[モビルスーツ]]。 | ||
− | + | 正式名称は「F91」であり、「ガンダムF91」の名前はスペースアーク艦長代理[[レアリー・エドベリ]]が名づけた部隊内での通称である。小説版下巻では「サナリィの開発チームでも『ガンダム』という愛称は出たが、正規の開発研究チームによって開発された機体にはふさわしくないという理由で却下された」と語られている。 | |
− | [[ガンダムF90V|F90 Vタイプ]]を基にしており、「'''現時点でのモビルスーツの限界性能の達成'''」を目標に、あらゆる技術を盛り込んでいる。そのため、非常に高性能な機体として完成したが、過去に[[ニュータイプ]] | + | [[ガンダムF90V|F90 Vタイプ]]を基にしており、「'''現時点でのモビルスーツの限界性能の達成'''」を目標に、あらゆる技術を盛り込んでいる。そのため、非常に高性能な機体として完成したが、過去に[[ニュータイプ]]と呼ばれた者でしか真価を発揮できない機体と言われた。 |
− | 装甲には[[サイコフレーム]] | + | 装甲には[[サイコフレーム]]で培われた「マルチプル・コントラクション・アーマー(MCA)」と呼ばれる新技術が導入されている。これはモビルスーツの構造材自体に電子機器を埋め込む事で装甲と電子機器の機能を併せ持たせる多機能装甲である。 |
− | + | さらに小型で高出力のジェネレーターを搭載したことで従来機を大きく上回る機動力を獲得したほか、[[ビームシールド]]や[[ビームライフル|V.S.B.R.(ヴェスバー)]]の装備も可能となった。 | |
− | + | 頭部には[[バイオ・コンピュータ]]が搭載されており、リニアシートの[[バイオセンサー]]がパイロットの技量に応じて普段は機体にリミッターを掛ける事によって扱い易くなっている。 | |
=== 最大稼働モード === | === 最大稼働モード === | ||
− | + | コンピューターの判断でリミッターが解除されると最大稼働モードが発動し、フェイスカバーや各部に装備された放熱フィンが展開する事で強制冷却が行われる。これは[[バイオ・コンピュータ]]が熱に弱いという弱点があるためである。このとき装甲の表面に「M.E.P.E.('''ME'''tal '''P'''eel-off '''E'''ffect=金属剥離効果)」が発生し、これによっても機体の冷却が行われるが、この剥離した装甲を敵機のセンサーが誤認してしまい、あたかも本機が「[[分身|質量のある残像]]」のように見えるという現象が起こっている。 | |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | + | 対[[ラフレシア]]戦では多大な効果を上げたが、元々最大稼働状態まで持っていけるパイロットが存在しなかったため、所謂机上の空論状態で調整不足であり、実のところ欠陥機能である。モード終了時に機体各所のセンサーが破損し<ref>機体の全天周囲モニターが所々、投影されてない。</ref>、敵機である[[ザビーネ・シャル]]の[[デナン・ゲー]]を視認はおろかふれあい会話を利用した通信傍受のためにワイヤーを接続されたことすら認識できなかった。 | |
− | |||
− | |||
=== 劇中での様相 === | === 劇中での様相 === | ||
− | + | 本機は第2次オールズモビル戦役(『[[機動戦士ガンダムF90|機動戦士ガンダム フォーミュラー戦記0122]]』)にてベルフ・スクレット少尉が乗り込んだ。この時は未完成だったため、普通の学習型コンピューターを搭載している。 | |
− | + | その後フロンティアIに搬入され、バイオ・コンピュータに換装された。 | |
− | + | [[コスモ・バビロニア建国戦争]]ではスペースアークに搭載されており、[[シーブック・アノー]]が搭乗。[[クロスボーン・バンガード]]のモビルスーツ部隊を退け、[[カロッゾ・ロナ]]の[[ラフレシア]]を撃墜したが、本機も中破している。 | |
『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』で歴史の教科書にシーブックとF91が載っていたことや、「ザビーネと何度も戦った」という場面で回想されるのがF91だったことを踏まえると、その後修復され、コスモ・バビロニア戦争終結まで活躍したものと思われる。 | 『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』で歴史の教科書にシーブックとF91が載っていたことや、「ザビーネと何度も戦った」という場面で回想されるのがF91だったことを踏まえると、その後修復され、コスモ・バビロニア戦争終結まで活躍したものと思われる。 | ||
その後、連邦軍に正式採用され、[[量産型ガンダムF91]]が開発されている。それに伴ってデチューンが行われているが、配備数が少ないことから使いこなせるパイロットはごく少数であったようである。 | その後、連邦軍に正式採用され、[[量産型ガンダムF91]]が開発されている。それに伴ってデチューンが行われているが、配備数が少ないことから使いこなせるパイロットはごく少数であったようである。 | ||
+ | |||
+ | === 装備バリエーション === | ||
+ | ;バックウェポンタイプ | ||
+ | :旧称「'''パワードウェポンタイプ'''」。ヴェスバーが完成しなかった場合を想定して立案されたタイプであり、ヴェスバーの代わりに4連ビームガトリングガンと対艦連装ミサイルランチャーが組み合わさったウェポンユニットを背面に装備している。 | ||
+ | ;ツインヴェスバータイプ | ||
+ | :ヴェスバーをさらに2基装備したタイプ。追加されたヴェスバーは[[フリーダムガンダム|肩部から展開]]する形となる。エネルギー消費と装備の増加に合わせジェネレータとバックパックも仕様変更されている。 | ||
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | [[ニュータイプ]]適性を必要とせず、質量のある残像が[[分身]]扱いなのも相まって[[オールドタイプ]] | + | [[ニュータイプ]]適性を必要とせず、質量のある残像が[[分身]]扱いなのも相まって[[オールドタイプ]]垂涎の機体の筆頭だが、大抵はシーブックがそのまま乗ることになる。『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では特殊能力「リミッター解除」を発動するためNT技能を必要とするようになった。 |
『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』より「分身ビームバズーカ」(後の「MEPE攻撃」)が実装され「必殺技」を持つMSの先駆けとなった。 | 『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』より「分身ビームバズーカ」(後の「MEPE攻撃」)が実装され「必殺技」を持つMSの先駆けとなった。 | ||
− | + | なお、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では序盤にF91が自軍に加わるが、特に何の説明もされない為、見落とさないように要注意。 | |
+ | |||
+ | 正式名称がF91のため、「ガンダム」を付けず単に「F91」と表記している作品も多い。 | ||
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦]] |
− | :シナリオ「ダカールの制圧」より参戦。後半ヴェスバーが追加されるが、以降のシリーズと違って[[射程]]1。しかし、[[移動力]] | + | :シナリオ「ダカールの制圧」より参戦。後半ヴェスバーが追加されるが、以降のシリーズと違って[[射程]]1。しかし、[[移動力]]が高く間接攻撃を無効化するボスキラーとして活躍する。また、4分の1の確率で敵の攻撃を盾で防御してダメージを半減させるという特殊能力もある。PS版では以降のシリーズと同等の性能になった。 |
− | : | + | :FC版では最終的な攻撃力はガンダム系で最も低い。(初代は途中離脱するので対象外) |
− | + | :;[[第2次スーパーロボット大戦G]] | |
− | ::ルートによって加入時期が違い、序盤に加入した場合はしばらくヴェスバーが故障中。但し第2次では同時修理だった[[ΖΖガンダム]] | + | ::ルートによって加入時期が違い、序盤に加入した場合はしばらくヴェスバーが故障中。但し第2次では同時修理だった[[ΖΖガンダム]]よりも修理が前倒しされているため、早期から本領発揮が可能できる上、中間武装としてビームランチャーも存在。序盤はかなり頼りになるはず。シーブックが[[必中]]を覚えないので[[ジュンコ・ジェンコ|ジュンコ]]などに持っていかれやすい。ヴェスバーの射程が7になったため、[[グランゾン]]相手だと無力。 |
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦]] |
− | : | + | :中盤から使用可能。ヴェスバーはハイメガランチャーとほぼ同等の攻撃力だが、射程が短く燃費も悪く、移動力も[[Ζガンダム]]より低い。Ζにも同じことがいえるが、このユニットのメインウェポンよりファンネルの方が命中率・射程・弾数のいずれも優秀なので、終盤はスタメン落ちするだろう。 |
− | + | :PS版では非ビーム兵器になり、射程をパーツで強化することも可能になった。切り払いされないのも強みであり、特にMSの回避能力が極端に低くなっている今作では分身を持つ本機を最後まで使っていくのも有効な選択肢となっている。 | |
− | : | + | ;[[スーパーロボット大戦EX]] |
− | + | :ヴェスバーが高威力・長射程・非ビーム兵器と非常に強力な上、燃費も非常に良いためゲーム終盤まで主戦力として活躍が可能。作中のMSの中でも群を抜いて強い。[[ソディウム級移動要塞|移動要塞]]や[[ヴォルクルス]]といった厄介なボスの多い本作だが、これらを余裕で射程外から削り倒せるほど。PS版ではヴェスバーの射程がほぼ半減し燃費も悪化したため弱体化、[[分身]]の発動条件も厳しくなったためボスキラーとして扱うのは難しくなってしまった。 | |
− | ; | + | :SFC版はヴェスバーが滑らかにアニメーションする。しかし、次回作でこの演出がカットされてしまう。 |
− | : | + | ;[[第4次スーパーロボット大戦]] |
+ | :ヴェスバーがビーム兵器に戻り、さらに[[気力]]110と制限もついた。消費[[EN]]は90と燃費も悪い。その上[[陸]]適応もBなため、与えるダメージは陸適応Aの[[Ζガンダム]]とさほど変わらなかったりする。移動後の対空攻撃に困りがちな本作の仕様上、メガマシンキャノンがなまじ便利なだけに些か惜しまれるところ。 | ||
:性能が気力に大きく依存してる機体にもかかわらずシーブックが「[[気合]]」を習得しないため、「気合」を持つパイロットにF91は譲り、彼自身は[[Ζガンダム]]、[[ビギナ・ギナ]]あたりに乗ったほうが効果的。だが、本作で「気合」「熱血」を両立したガンダム系パイロットは少なく、[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]、[[クェス・パラヤ|クェス]]、[[アナベル・ガトー|ガトー]]、そして副主人公と、ルート分岐や隠し要素に左右されるキャラばかり。基本的には参入条件が最も緩い副主人公を乗せ、他が参入できた場合は「ガトー>クェス>ハサウェイ」あたりの優先度で使ってみるのがいいだろう。 | :性能が気力に大きく依存してる機体にもかかわらずシーブックが「[[気合]]」を習得しないため、「気合」を持つパイロットにF91は譲り、彼自身は[[Ζガンダム]]、[[ビギナ・ギナ]]あたりに乗ったほうが効果的。だが、本作で「気合」「熱血」を両立したガンダム系パイロットは少なく、[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]、[[クェス・パラヤ|クェス]]、[[アナベル・ガトー|ガトー]]、そして副主人公と、ルート分岐や隠し要素に左右されるキャラばかり。基本的には参入条件が最も緩い副主人公を乗せ、他が参入できた場合は「ガトー>クェス>ハサウェイ」あたりの優先度で使ってみるのがいいだろう。 | ||
− | :; | + | :;[[第4次スーパーロボット大戦S]] |
− | :: | + | ::ヴェスバーの必要[[気力]]が100に変更された上、威力もアップ、消費ENは50になった。更にシーブックに[[気合]]が付いたので安心して彼を乗せられるようになった。 |
− | + | ::陸の地形適応がBからAに上がったほか、エネルギーが20、装甲値が40底上げされた。 | |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦F完結編]] |
− | : | + | :完結編開始早々に[[ビギナ・ギナ]]と共に加入。登場話こそ、[[HP]]が減った状態で敵に囲まれているため苦戦を強いられるが、性能的には本作最強[[MS]]の一角であることは間違いなく、以後終盤まで末長く[[エース]]機としてお世話になる。 |
− | : | + | :必要気力自体がなくなったヴェスバーは[[ファンネル]]と違い[[切り払い]]されず、[[ヘビーメタル]]相手には[[シールド防御]]を無効化する([[対ビームコーティング|ビームコート]]が優先されるため)ことができるのが強みだが、燃費はかなり悪く、すぐガス欠になる。[[分身]]能力を活かすためにもなるべく[[補給]]に頼らない運用をしたいので、ENを[[改造]]した上で更に[[プロペラントタンク]]を積むなどして対処したい。 |
− | + | :ヴェスバーのアニメーションが復活したが、上位ハードでの環境にも関わらずパラパラマンガのようになってしまった。(同じ環境下でリメイクされたPS版第2次~EXも同様) | |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
− | : | + | :中盤で参加。最後まで活躍出来る性能で、ヴェスバーは[[ファンネル]]と違って[[ニュータイプ]]補正で射程が延びない代わりに、距離補正が通常通り機能する点が大きい。弾数制のビームランチャーが追加された。ヴェスバーの気力が溜まるまではこちらで戦おう。 |
− | : | + | :;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]] |
− | |||
::全般的に武器の攻撃力がアップ。攻撃力以外の性能もビームライフルが移動後使用可能になり、ヴェスバーの必要気力も低下したためより実用的になった。追加された[[ガンダムF90V]]との[[合体攻撃]]、ダブルヴェスバーは強力だがENも相応に消費する。またヴェスバーを撃ったときに銃身の後部から放熱される演出が採用された。 | ::全般的に武器の攻撃力がアップ。攻撃力以外の性能もビームライフルが移動後使用可能になり、ヴェスバーの必要気力も低下したためより実用的になった。追加された[[ガンダムF90V]]との[[合体攻撃]]、ダブルヴェスバーは強力だがENも相応に消費する。またヴェスバーを撃ったときに銃身の後部から放熱される演出が採用された。 | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦α]] |
− | :前々作の戦後、シーブックはF91を個人で所有していたらしく、[[アイビス・ダグラス|アイビス]]編第1話では[[クロスボーン・ガンダムX1]]受け取り前の[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]] | + | :前々作の戦後、シーブックはF91を個人で所有していたらしく、[[アイビス・ダグラス|アイビス]]編第1話では[[クロスボーン・ガンダムX1]]受け取り前の[[キンケドゥ・ナウ|キンケドゥ]]が乗っている状態で登場する。他ルートでは特に乗り手なし。全体的に高性能で、[[飛行]]可能・[[分身]]・[[全体攻撃]]持ちなど、かなり便利な機体なので重宝するはず。 |
− | + | :本作からMEPE攻撃がNT専用になったので、ニュータイプであること+[[分身]]との相性を考えると、パイロットは射撃が低めだが[[不屈]]&[[気合]]を覚える[[トビア・アロナクス|トビア]]が良い。精神コマンド以外の相性の良さなら、[[νガンダム]](あるいは[[Hi-νガンダム]])加入までが長い[[アムロ・レイ|アムロ]]、小隊長能力とEセーブを噛み合わせて燃費を良くできる[[ウモン・サモン|ウモン爺さん]]がお勧め。また『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』の設定に則って[[量産型ガンダムF91]]も登場する。 | |
− | :本作からMEPE攻撃がNT専用になったので、ニュータイプであること+[[分身]]との相性を考えると、パイロットは射撃が低めだが[[不屈]]&[[気合]]を覚える[[トビア・アロナクス|トビア]]が良い。精神コマンド以外の相性の良さなら、[[νガンダム]](あるいは[[Hi-νガンダム]])加入までが長い[[アムロ・レイ|アムロ]]、小隊長能力とEセーブを噛み合わせて燃費を良くできる[[ウモン・サモン|ウモン爺さん]] | ||
:ちなみに本人の能力とは相性が悪いが、キンケドゥ搭乗時の専用セリフも多いので、ロマン派はキンケドゥがお勧め。 | :ちなみに本人の能力とは相性が悪いが、キンケドゥ搭乗時の専用セリフも多いので、ロマン派はキンケドゥがお勧め。 | ||
=== COMPACTシリーズ === | === COMPACTシリーズ === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT]] |
− | + | :後半から登場。ヴェスバーの攻撃力は高めだが、消費ENも大きい。BGMが映画のイメージソングである「君を見つめて」になった。 | |
− | :; | + | :;[[スーパーロボット大戦COMPACT for WSC]] |
− | :: | + | ::グラフィックが『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』のものに変更。武装にも分身ビームバズーカが追加されたが、ヴェスバーよりも威力が低い。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部]] |
:終盤に加入。必殺技として分身ビームバズーカ(後のMEPE攻撃)が追加(正しくは「分身ビームランチャー」だと思われるが…)。これを皮切りに、[[主人公]][[MS]]にも必殺技が追加されるようになった。主力兵器であるヴェスバーは、攻撃力こそ落ちたものの燃費は改善しており、十分主力として戦える。難点は加入が非常に遅い点。『[[スーパーロボット大戦COMPACT|COMPACT]]』に引き続き、BGMは「君をみつめて」を採用。 | :終盤に加入。必殺技として分身ビームバズーカ(後のMEPE攻撃)が追加(正しくは「分身ビームランチャー」だと思われるが…)。これを皮切りに、[[主人公]][[MS]]にも必殺技が追加されるようになった。主力兵器であるヴェスバーは、攻撃力こそ落ちたものの燃費は改善しており、十分主力として戦える。難点は加入が非常に遅い点。『[[スーパーロボット大戦COMPACT|COMPACT]]』に引き続き、BGMは「君をみつめて」を採用。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第3部]] |
:序盤と終盤に使用可能。シーブックの[[精神コマンド]]次第では他人に奪われる。なぜか第2部の頃より、[[運動性]]が下げられてしまった。 | :序盤と終盤に使用可能。シーブックの[[精神コマンド]]次第では他人に奪われる。なぜか第2部の頃より、[[運動性]]が下げられてしまった。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦IMPACT]] |
− | :グラフィックは『[[スーパーロボット大戦α|α]] | + | :グラフィックは『[[スーパーロボット大戦α|α]]』の流用だが、ビームライフルとヴェスバーのグラフィックが強化され、MEPE攻撃も追加された。武器改造効率は悪い方だが、パーツスロットが3つあるので[[V-UPユニット]]との相性も良く十分補える。機体性能を活かした反撃戦法向き。シーブックの能力は戦闘向けになったが[[気合]]を覚えないので、速攻重視なら[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]や[[プルツー]]を乗せるのも手。BGMは『COMPACT』で高評価だった「君をみつめて」を採用。しっかりとイントロから流れる。 |
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦]] |
− | : | + | :発売時は最新のガンダムだったため、ガンダムチームでは群を抜いて高い性能を持つ。 |
:HDリメイク版では『クロスボーン・ガンダム』のキンケドゥの台詞や、コミックボンボン版の名台詞まで言い放つ。 | :HDリメイク版では『クロスボーン・ガンダム』のキンケドゥの台詞や、コミックボンボン版の名台詞まで言い放つ。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦64]]([[リンクバトラー]]) |
:リンクバトラーと連動することで参戦するため、序盤から使用することが可能。性能は『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』とほぼ同等で非常に高く、特に運動性は[[νガンダム]]よりも高い水準となるなど磨きがかかっている。 | :リンクバトラーと連動することで参戦するため、序盤から使用することが可能。性能は『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』とほぼ同等で非常に高く、特に運動性は[[νガンダム]]よりも高い水準となるなど磨きがかかっている。 | ||
:武装面ではビームランチャーが追加されたが、本作ではヴェスバー同様EN消費武器のため、あまり使い勝手は良くない。やはりヴェスバーが筆頭兵器で本作でも非常に強力だが、燃費の悪さは相変わらずでEN改造は必須。ただし、改造段階が7段階になったためにフル改造しても最大5発しか打てず、改造だけではリカバリーしきれない。別途EN回復手段は必ず用意すること。 | :武装面ではビームランチャーが追加されたが、本作ではヴェスバー同様EN消費武器のため、あまり使い勝手は良くない。やはりヴェスバーが筆頭兵器で本作でも非常に強力だが、燃費の悪さは相変わらずでEN改造は必須。ただし、改造段階が7段階になったためにフル改造しても最大5発しか打てず、改造だけではリカバリーしきれない。別途EN回復手段は必ず用意すること。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] |
:2013年9月の参戦枠で登場。機体単独では『第2次α』以来10年ぶり、『F91』設定のシーブックとのセットでは『IMPACT』以来'''12年ぶりの参戦'''になる。立ち絵は新しく描き下ろされたものが使われている。 | :2013年9月の参戦枠で登場。機体単独では『第2次α』以来10年ぶり、『F91』設定のシーブックとのセットでは『IMPACT』以来'''12年ぶりの参戦'''になる。立ち絵は新しく描き下ろされたものが使われている。 | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦X-Ω]] |
:2016年8月の復刻イベント「アクシズの攻防」より実装。大器型SSRシューター。必殺スキルはダッシュ乱舞型の「M.E.P.E攻撃」。 | :2016年8月の復刻イベント「アクシズの攻防」より実装。大器型SSRシューター。必殺スキルはダッシュ乱舞型の「M.E.P.E攻撃」。 | ||
:飛行可能で、攻撃を5回当てるごとにダメージが上昇する「バイオコンピューター」と敵を撃破するごとに攻撃力と移動力が上がる「MCA構造」により長期戦になるほどに能力が上がっていく。また、「質量を持った残像」は他の分身系アビリティと異なり常時発動のため、生存率も高い。総合的には雑魚を食わせて攻撃力を上げてボスに渾身の一撃を叩き込む形になる。 | :飛行可能で、攻撃を5回当てるごとにダメージが上昇する「バイオコンピューター」と敵を撃破するごとに攻撃力と移動力が上がる「MCA構造」により長期戦になるほどに能力が上がっていく。また、「質量を持った残像」は他の分身系アビリティと異なり常時発動のため、生存率も高い。総合的には雑魚を食わせて攻撃力を上げてボスに渾身の一撃を叩き込む形になる。 | ||
:精神スキルが「熱血」止まりのため爆発力ではアムロやカミーユより劣るのが欠点。逆に手数を増やす「覚醒」はバイオコンピューターとの相性が良い。 | :精神スキルが「熱血」止まりのため爆発力ではアムロやカミーユより劣るのが欠点。逆に手数を増やす「覚醒」はバイオコンピューターとの相性が良い。 | ||
− | : | + | :後にレアリティ覚醒でSSRアタッカータイプが、2018年3月のイベント「復讐が覆う宇宙」にて大器型SSRディフェンダーがそれぞれ追加。 |
− | : | + | ;[[スーパーロボット大戦X]] |
+ | :据え置き機では15年振りの参戦。グラフィックは『V』における[[量産型ガンダムF91]]に近いが、肩の放熱フィンが展開していない他、色合いや顔の書き込み、ビームライフルや足の向きなどが微妙に異なっており、アニメーションは完全新規の物になっている。また、正式名称が「F91」のみとなっている。 | ||
+ | :今回は飛行不可。流石に前作のカウンターが強かったためか、V.S.B.R.はカスタムボーナスでカウンター属性が付加されるようになっている。分身とリミッター解除が追加されるのは宇宙ルート34話という中盤からとなる。それまでは[[突撃]]やスキル[[先制攻撃]]でフォローしよう。 | ||
+ | :最強武器のリミッター解除は射程が長めのP武器でバリア貫通・サイズ差補正無視を備え優秀だが、消費ENも多めなので調子に乗っているとガス欠を起こす。 | ||
− | === | + | === [[コンパチヒーローシリーズ]] === |
− | + | シリーズ開始時最新のガンダムだったこともあり、参戦率は高い。 | |
+ | ;[[ヒーロー戦記]] | ||
+ | :シーブックが乗り、終盤に一時合流してすぐに離脱後、最後にまた仲間になる。隠しユニットである[[サイバスター]]、[[グランゾン]]を仲間にしなければそのまま最終メンバーとなる。 | ||
+ | :最初の合流時には低レベルだが、再合流時には何があったのかレベルが大幅に上がっており(離脱時のイベントを考慮すると理由は分かるが…)、そのまま即戦力として使える。他の4人目同様装備は変更できないが、武器はガンダム系(アムロ)の最強装備、防具も最強1つ前の装備なので、実はサイバスターやグランゾンより装備は優秀である。仮にレベル99にすると、両者と遜色ない強さになるが殲滅力は他の二機に劣る(敵全体への攻撃がバルカンだけしかない)。 | ||
+ | ;[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]] | ||
+ | :冒頭にアムロの乗機として登場するが、整備中であった為[[ランバ・ラル]]隊に破壊される。終盤シーブックの乗機候補の1つとして再登場。搭乗時は分身やフェイスオープンといった技を使用できる。 | ||
;[[シャッフルファイト]] | ;[[シャッフルファイト]] | ||
:最終章スタート時に登場。[[グレートマジンガー]]&[[ゴッドシグマ]]と共に[[ア・バオア・クー]]の防衛任務に就いていたが、復活したガルシアスの奇襲に遭い惨敗。自らも負傷したもののカードメタルの力によって回復し、最終決戦に臨む。[[ゲッタードラゴン]]をも凌ぐ攻撃力の高さと、[[νガンダム]]に肉迫する程の素早さを併せ持った自軍最強候補の1人。 | :最終章スタート時に登場。[[グレートマジンガー]]&[[ゴッドシグマ]]と共に[[ア・バオア・クー]]の防衛任務に就いていたが、復活したガルシアスの奇襲に遭い惨敗。自らも負傷したもののカードメタルの力によって回復し、最終決戦に臨む。[[ゲッタードラゴン]]をも凌ぐ攻撃力の高さと、[[νガンダム]]に肉迫する程の素早さを併せ持った自軍最強候補の1人。 | ||
− | ;[[ | + | ;ザ・グレイトバトルII ラストファイターツイン |
− | : | + | :全キャラ中最も防御力が高く攻撃力が低いという特徴を持つ。必殺技はLv1で分身しながらヴェスバーを乱射する原作に沿ったものなのだが、Lv2で「オーバーリミッター」でリミッター解除しフェイスオープンした口からピンク色の高出力ビームを発射、Lv3で「サイコガンダム召喚」呼び出したサイコガンダムが画面を覗き込み両腕のビーム砲で敵を蜂の巣にするというバンプレストオリジナルの技を使用する。 |
− | : | + | ;ザ・グレイトバトルIII |
+ | :剣と魔法のファンタジーな世界観に合わせ、F91もファンタジックな鎧と剣を纏っている。なお、同時期に展開していた[[SDガンダム外伝]]シリーズでは既にF91モチーフの「灼熱騎士ガンダムF91」が登場していたが、本作では「騎士」というより「冒険者」に近いスタイルでイメージの差別化をしている。 | ||
+ | :王から授かった武器と鎧は炎の魔力を宿しており、タメ攻撃などで炎の剣技を放つことが出来る。 | ||
+ | :魔法の腕輪を買うことで鎧と武器がレベルアップし、銅→銀→金→青色に変化。 | ||
+ | :剣を担いで移動するのだが、かなり重いのか放置すると後ろに倒れそうになり慌ててバランスをとるというコミカルな姿を見ることも。 | ||
+ | ;バトルドッジボール 闘球大激突! | ||
+ | :「SDガンダムヒーローズ」チームのリーダーを務める。チーム全体の特徴として防御力が高いが、リーダーらしくその他の能力もバランス良く整っているので、RPGモードの「真・闘球王伝説」でも主人公として使いやすい。 | ||
+ | :必殺シュートはもちろんヴェスバーを三連射する「ヴェスバーショット」。 | ||
+ | ;バトルドッジボールII | ||
+ | :バランスの良い投手として登場。「ガンダムヒーローズ」に所属。 | ||
+ | :ヴェスバーから龍状のビーム弾を発射する「小龍砲」「ダブル小龍砲」というオリジナル技を必殺技として使用する。 | ||
+ | ;バトルサッカー フィールドの覇者 | ||
+ | : | ||
+ | ;バトルベースボール | ||
+ | : | ||
+ | ;バーサスヒーロー 格闘王への道 | ||
+ | : | ||
+ | ;[[バトルクラッシャー (ゲーム)|バトルクラッシャー]] | ||
+ | : | ||
+ | ;スーパーヒーロージェネレーション | ||
+ | : | ||
+ | ;ロストヒーローズII | ||
+ | : | ||
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
160行目: | 177行目: | ||
==== 武装 ==== | ==== 武装 ==== | ||
;バルカン砲 | ;バルカン砲 | ||
− | : | + | :頭部に2門内蔵されている近接防御用の武装。 |
:『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では「頭部バルカン」名義だが、メガマシンキャノンとの同時攻撃になっている。 | :『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では「頭部バルカン」名義だが、メガマシンキャノンとの同時攻撃になっている。 | ||
;メガマシンキャノン | ;メガマシンキャノン | ||
:胸部に2門内蔵されている。 | :胸部に2門内蔵されている。 | ||
:強力な武器ではないが、[[旧シリーズ]]ではP属性・有射程武器として意外と使える。 | :強力な武器ではないが、[[旧シリーズ]]ではP属性・有射程武器として意外と使える。 | ||
− | ;V.S.B.R. | + | ;V.S.B.R.(ヴェスバー) |
− | : | + | :バックパックに2門装備した新型ビーム兵器。「'''V'''ariable '''S'''peed '''B'''eam '''R'''ifle(可変速[[ビームライフル]])」の頭文字を取ったもので、その名の通り、低速で高威力のビームから高速で高貫通力のビームまでを撃ち分けられる。不使用時はAMBACとしても機能する。 |
− | : | + | :可変速ということから、ビームを弱から強まで調整できる兵器と勘違いされるケースが有るが、出力調整はそこまで変化に富むものではなく(通常射撃でもオーバーキルな威力を持つため、シーブックは「こいつは強力過ぎる」として使用を控えめにしていた)、主な用途はあくまでビームの速度を変えてビームの性質を変化させる事にある。例えば高速で貫通力の高いビーム、低速で破壊力を重視したビームといった具合<ref>実体弾火器で言う所の徹甲弾や榴弾等の弾種変更のイメージがこれに近い。</ref>。最大出力時には[[戦艦]]の主砲すら凌駕する威力があり、高速発射時には一般のビームライフルの発射するビームに対して圧倒的な防御力を誇るビームシールドを貫通してしまうほどである。[[宇宙世紀]]0130年代においても最強クラスの[[ビーム兵器]]であった。 |
− | + | :本体に固定されているために射角が限定されてしまうという欠点もあるが、分離して使う事も可能。これは大容量コンデンサーを内蔵した恩恵である<ref>ちなみにアナハイムがF90Vの盗用データを元に開発したシルエットガンダムもヴェスバーを装備しているが、大容量コンデンサーの解析が不完全(かつF90Vでは大容量コンデンサや分離機構が無かった為)なため分離しての使用が不可能となっている。</ref>。また、マニピュレーターでトリガーを引かずとも射撃可能で、劇中ではシーブックは背後の敵に対して装着状態で手を添えないで射撃している。ただし分離脱着可能な仕様は不用意な装備の脱落喪失の可能性を生み出し、実際劇中で左側のヴェスバーはビギナ・ギナの接触によって脱落喪失してしまっている。 | |
− | : | + | :旧シリーズではカタカナ表記で登場する。気力が上がった後のメインウェポンであり、旧シリーズにおける最強武器である。古い攻略本では稀に「ヴェス'''パ'''ー」という表記をされていたが、表記ミスである。同じく旧シリーズではビームシールドを貫いた性能を再現するため、設定上ビーム兵装でありながらビーム属性を持っていなかった。貫通力の高さの表現か、『第2次α』では[[全体攻撃]]。 |
− | :旧シリーズではカタカナ表記で登場する。気力が上がった後のメインウェポンであり、旧シリーズにおける最強武器である。古い攻略本では稀に「ヴェス'''パ''' | + | :SRWでは2門を同時に発射するが、原作では量産型共々1門だけを発射する場面が多い。 |
− | |||
− | : | ||
− | |||
;[[ビームシールド|ビーム・シールド]] | ;[[ビームシールド|ビーム・シールド]] | ||
− | : | + | :ビームを楯状に展開する。左腕に発生器を装備。使用時にはアームが展開してせり上がる。使用には本体のエネルギーが必要だが、コンデンサーを内蔵しており外してもある程度は使用可能。 |
− | : | + | :ビームシールド発生器の予備を右腰に収容しており、本来の使用用途か不明だが予備をビームを発生状態にして投擲するという攻撃も行っていた(パイロットのシーブックは[[キンケドゥ・ナウ|後年]]、同様の手段で量産型F91のヴェスバーを防御している)。 |
:SRWではシールド防御の際に使用するが、ダメージの軽減量は通常のシールドと同じなので、MSの性能上あまりお世話になることはない。 | :SRWではシールド防御の際に使用するが、ダメージの軽減量は通常のシールドと同じなので、MSの性能上あまりお世話になることはない。 | ||
;[[ビームサーベル|ビーム・サーベル]] | ;[[ビームサーベル|ビーム・サーベル]] | ||
− | : | + | :左腰に2本格納。劇中では手首ごと回転させる広範囲斬りが印象的。ラフレシア戦では大量にまとわりつくテンタクラーロッドを何本も切り捨てたが最後は手首ごと切り落とされてしまった。 |
:移動後に使える有射程武器のメガマシンキャノンがあるため、こちらの出番は少ない。 | :移動後に使える有射程武器のメガマシンキャノンがあるため、こちらの出番は少ない。 | ||
− | : | + | :『X』ではメガマシンキャノンを撃ちながら接近→ビーム・シールドでシールドバッシュ→サーベルで斬りつける連続攻撃になっている。 |
;[[ビームライフル|ビーム・ライフル]] | ;[[ビームライフル|ビーム・ライフル]] | ||
:本機の基本携行兵装。通常の単射の他に、連射機能も持つ。 | :本機の基本携行兵装。通常の単射の他に、連射機能も持つ。 | ||
− | |||
:『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』や『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では移動後に使える。装弾数などの点で、気力が上がるまではメインウェポンになる武器。 | :『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』や『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では移動後に使える。装弾数などの点で、気力が上がるまではメインウェポンになる武器。 | ||
;ビームランチャー | ;ビームランチャー | ||
− | : | + | :大型の携帯式ビーム発射機。不使用時は腰部にマウントされている。一部資料ではビームバズーカ名義である場合もある。ラフレシア戦ではビームライフルやヴェスバーが次々破壊されていく中、最後まで残った火器であり決着の決め手となった。セシリー探索時には放棄されている。 |
− | |||
− | |||
− | |||
:比較的攻撃力が高く射程もそれなりにあるため、主に反撃で手数を出すときに重宝する武器。しかしむしろ下記のMEPE攻撃で使う武器として見る機会も多いと思われる。 | :比較的攻撃力が高く射程もそれなりにあるため、主に反撃で手数を出すときに重宝する武器。しかしむしろ下記のMEPE攻撃で使う武器として見る機会も多いと思われる。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
==== 必殺技 ==== | ==== 必殺技 ==== | ||
;分身ビームバズーカ / MEPE攻撃 / リミッター解除 | ;分身ビームバズーカ / MEPE攻撃 / リミッター解除 | ||
− | : | + | :機体の[[バイオ・コンピュータ]]がパイロットの技量を査定し、限界性能を引き出す機能を応用した、本機の「必殺技」と呼ぶべき攻撃。MEPEにより機体表面の剥離した装甲がある程度の質量を持つことで「質量を持った残像」になり、敵機のセンサーを撹乱し、あたかも分身して攻撃を仕掛けたかのように見せる。 |
− | :初出の『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]] | + | :初出の『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』では「分身ビームバズーカ」という名称だった。その後は長らくMEPE攻撃という名称だったが、『X』に参戦した際には「リミッター解除」と名前が改められた。MEPEは金属剥離現象であって攻撃ではないので、技の名前としてはこちらの方が正しい(MEPEを利用した攻撃=分身殺法的なニュアンスだったのであろうが)。 |
− | :『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では''' | + | :『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』では'''無数の分身がビームランチャーを撃っている'''という、[[飛影|とある忍者ロボ]]もかくやという演出であった。『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では最大稼働モードでライフルとランチャーを連射しながら接近・旋回、機体アップと共に零距離ビームランチャーという流れ。『[[スーパーロボット大戦X|X]]』では原作での[[ラフレシア]]戦を再現しており、トドメ演出では接近してビームランチャーを撃ち込む前に、フェイスオープンのリアルカットインが入る。やたら原作再現にこだわっており、ご丁寧に原作での最大稼働モードに移行し画面手前に寄った際に一度フェイスオープンし、画面が切り替わった次のカットでランチャーを連射している時には既にカバーが閉じているという部分まで再現している。 |
:『X』では[[Hi-νガンダム]]のオールレンジ・アタックと同様にパイロット制限が無いため、ニュータイプ技能持ちであれば誰でも使用可能。余談だが『X』限定版において『ETERNAL WIND』をサビから再生に設定してこの技を使用した場合、イベント会話等が発生しなければ丁度ループ直前までで戦闘が終わるようになっている。 | :『X』では[[Hi-νガンダム]]のオールレンジ・アタックと同様にパイロット制限が無いため、ニュータイプ技能持ちであれば誰でも使用可能。余談だが『X』限定版において『ETERNAL WIND』をサビから再生に設定してこの技を使用した場合、イベント会話等が発生しなければ丁度ループ直前までで戦闘が終わるようになっている。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
− | |||
=== [[合体攻撃]] === | === [[合体攻撃]] === | ||
222行目: | 221行目: | ||
:運動性や照準値の強化の他、宇宙適応がSに上がるのがポイント。シーブックの側の養成を忘れないように。 | :運動性や照準値の強化の他、宇宙適応がSに上がるのがポイント。シーブックの側の養成を忘れないように。 | ||
;[[分身]] / M.E.P.E. | ;[[分身]] / M.E.P.E. | ||
− | : | + | :MEPE(詳しくは[[#機体概要|前述]])によって、「質量を持った残像」を発生させることで敵を撹乱し、攻撃を無効化する。最大稼動モードであることが条件だが、「パイロットが機体の最大稼動に対応可能である」と[[バイオ・コンピュータ]]が判断する必要がある。[[気力]]130以上という条件はそれを再現したものと思われる。この能力の関係上、パイロットには[[気合]]など気力上昇系の能力があると望ましい。 |
:『X』では能力名が「M.E.P.E.」となり、エフェクトが専用のものとなった。 | :『X』では能力名が「M.E.P.E.」となり、エフェクトが専用のものとなった。 | ||
− | |||
− | |||
=== 移動タイプ === | === 移動タイプ === | ||
;[[陸]]のみ / [[空]]・[[陸]] | ;[[陸]]のみ / [[空]]・[[陸]] | ||
− | :劇中では空中を[[飛行]] | + | :劇中では空中を[[飛行]]しているような描写がある。ファンの間では、「コロニーの特性を利用したものであり、重力下で飛行することは出来ない」、あるいは「この時代以降のMSは、軽量化や高性能化により(長距離航行はともかく)戦闘中に滞空するくらいならば特殊な装置がなくても可能である」など考察されているが、設定等では一切触れられてないので詳細は不明である。 |
:この解釈は作品によって様々で、『SDガンダム Gジェネレーションシリーズ』等のゲームでは適性は低いながらも飛行可能であるとしている作品もある。SRWでは基本的に飛行できないが、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では飛行可能で、地形適応もAとなっている。 | :この解釈は作品によって様々で、『SDガンダム Gジェネレーションシリーズ』等のゲームでは適性は低いながらも飛行可能であるとしている作品もある。SRWでは基本的に飛行できないが、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』では飛行可能で、地形適応もAとなっている。 | ||
254行目: | 251行目: | ||
== 対決・名場面 == | == 対決・名場面 == | ||
− | ; | + | ;F91、フロンティアIへ(『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』より) |
− | : | + | :オールズモビルとの戦いが終わり、フロンティアIへと向かう戦艦エイブラム。ベルフは共に戦場を駆けたF90(1号機)とF91を「今までありがとよ」と見送り、[[バイオ・コンピュータ]]に換装されたF91はようやく完成。そして、物語は[[コスモ・バビロニア建国戦争]]へと繋がっていくのだった。 |
− | + | ;対[[ビギナ・ギナ]] | |
− | |||
:セシリーの[[ビギナ・ギナ]]と交戦。危うく撃墜しそうになったが、シーブックがセシリーの心の叫びを聞き、戦場で再会を果たす。 | :セシリーの[[ビギナ・ギナ]]と交戦。危うく撃墜しそうになったが、シーブックがセシリーの心の叫びを聞き、戦場で再会を果たす。 | ||
− | ;[[バグ (メカ)|バグ]] | + | ;対[[バグ (メカ)|バグ]] |
− | : | + | :ビルギットを殺され、自らを囮に回転ビームサーベルとヴェスバーの背後に向けての発射で全滅させた。 |
− | ; | + | ;対[[ラフレシア]] |
− | : | + | :ビギナ・ギナとの共同戦線だが、無数のテンタクラーロッドとビームの波状攻撃に苦戦する。猛攻を捌ききれず損傷していく2機のMS。ビギナ・ギナは捕らえられ、セシリーも宇宙に放り出されてしまうが、その時F91の最大稼働モードが発動、'''質量を持った残像'''でラフレシアを翻弄する。最後は至近距離からのビームランチャーと、それを追ったラフレシア自身の攻撃により妖花は宇宙に散った。 |
;セシリーの花 | ;セシリーの花 | ||
:宇宙に放り出されたセシリーを、シーブックは自身の力とF91の[[バイオ・コンピュータ]]の力を使って見つけ出す。 | :宇宙に放り出されたセシリーを、シーブックは自身の力とF91の[[バイオ・コンピュータ]]の力を使って見つけ出す。 | ||
− | == | + | == 関連機体 == |
− | + | *本Wikiではスパロボ関連のものを取り上げる。未登場のものについては[http://wiki.cre.jp/GUNDAM/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 ガンダムwiki]を参照されたし。 | |
=== 強化型・バリエーション機 === | === 強化型・バリエーション機 === | ||
;[[量産型ガンダムF91]] | ;[[量産型ガンダムF91]] | ||
:F91の[[量産型|量産モデル]]。 | :F91の[[量産型|量産モデル]]。 | ||
− | ;[[ | + | ;[[ガンダムF91 (ハリソン専用)]] |
:ハリソン専用機。 | :ハリソン専用機。 | ||
284行目: | 280行目: | ||
;[[ユニコーンガンダム]] | ;[[ユニコーンガンダム]] | ||
:機体フレームそのものにLSIクラスのコンピューターチップを金属粒子レベルで鋳込んだサイコフレームが採用されている。UCはフレームのみだが、F91はフレームと装甲そのものにも採用している。 | :機体フレームそのものにLSIクラスのコンピューターチップを金属粒子レベルで鋳込んだサイコフレームが採用されている。UCはフレームのみだが、F91はフレームと装甲そのものにも採用している。 | ||
− | : | + | :作品発表順はは『F91』が先で、『UC』は後(近年では初期の設定よりも高性能となり、サイコフレームそのものが搭載されているとされている)。 |
− | + | ;ガンダムF91HD | |
− | + | :ゲーム『[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]』に登場したバンプレストオリジナル機。機動族の若き指揮官。メガ・ヴェスバーを装備。 | |
− | ; | ||
− | :[[ | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | |||
− | |||
*一部の書籍(フィルムコミック)にて、試験型[[ミノフスキードライブ]]を装備していたとするものもあるが、後に登場した「F99 レコードブレイカー」の設定との辻褄が合わないため詳細は不明である。一部では「ミノフスキーフライト」の誤記ではないかとも言われている。 | *一部の書籍(フィルムコミック)にて、試験型[[ミノフスキードライブ]]を装備していたとするものもあるが、後に登場した「F99 レコードブレイカー」の設定との辻褄が合わないため詳細は不明である。一部では「ミノフスキーフライト」の誤記ではないかとも言われている。 | ||
− | *第2次オールズモビル戦役を扱った『機動戦士ガンダム | + | *第2次オールズモビル戦役を扱った『機動戦士ガンダム フォーミュラー戦記0122』の後半では、ゲームバランスの都合上百機近い[[クロスボーン・バンガード]]のモビルスーツをF91一機で倒す必要がある。このため一部のファンの間では「クリア後~建国戦争にかけてのクロスボーンは大量の戦力を失って相当弱体化していたのではないか」と拡大解釈される事もある。 |
**また、この時のF91が未完成だったため当時のパイロットであったベルフ・スクレットの[[スペースコロニー|フロンティアⅠ]]へ搬入させる際の台詞'''「これで本当に完成したら一体どんな化け物になっちまうんだ?」'''という台詞も有名。 | **また、この時のF91が未完成だったため当時のパイロットであったベルフ・スクレットの[[スペースコロニー|フロンティアⅠ]]へ搬入させる際の台詞'''「これで本当に完成したら一体どんな化け物になっちまうんだ?」'''という台詞も有名。 | ||
− | * | + | *機体の開発自体はかなり早期に行われており、機体そのものは宇宙世紀0116年に出来上がっている。しかしバイオコンピュータの調整に難航、その後『機動戦士ガンダム フォーミュラー戦記0122』を経過し『機動戦士ガンダムF91』本編である宇宙世紀0122年でやっと完成するという、実に6年と完成までに非常に時間がかかったMSでもある。 |
− | * | + | *ファンネルやハイメガキャノン同様ヴェスバー使用時にその名を叫ぶキャラクターもいるが、パイロットであるシーブック及び[[キンケドゥ・ナウ]]演じる辻谷耕史氏の場合、発音のし辛さにより戦闘台詞を没にしたという逸話を持ち、メインパイロットであるにも関わらず、長年台詞の実装が無かったが『X』で追加収録、めでたく実装された。なお、『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』で[[エルピー・プル]]にこの武器を使わせると、「言いにくい」と愚痴をこぼす。 |
*ラフレシアの最終局面にてフェイスオープン時の口に当たる部分で廃熱をしているのだが、この際黄色いエフェクトが飛び出ていたので、F91が口からビームを放っていると勘違いしてしまう視聴者が多数いた。 | *ラフレシアの最終局面にてフェイスオープン時の口に当たる部分で廃熱をしているのだが、この際黄色いエフェクトが飛び出ていたので、F91が口からビームを放っていると勘違いしてしまう視聴者が多数いた。 | ||
**しかし後年のガンダムシリーズには実際に[[デビルガンダム|口から]][[レイダーガンダム|ビームを出す]]ガンダムも登場している。また、これを逆手にとって、『[[ガンダムビルドファイターズ]]』では本当に口からビームを発射できるガンダムF91イマジンという機体が登場した。 | **しかし後年のガンダムシリーズには実際に[[デビルガンダム|口から]][[レイダーガンダム|ビームを出す]]ガンダムも登場している。また、これを逆手にとって、『[[ガンダムビルドファイターズ]]』では本当に口からビームを発射できるガンダムF91イマジンという機体が登場した。 | ||
− | |||
− | |||
− | |||
== 脚注 == | == 脚注 == | ||
− | <references/> | + | <references /> |
== 商品情報 == | == 商品情報 == |