来主操
来主操 | |
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読み | くるす みさお |
登場作品 | 蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH |
声優 | 木村良平 |
デザイン | 平井久司 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦UX |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | フェストゥム(スフィンクス型) |
性別 | 男(外見) |
所属 | フェストゥム |
来主操は『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』の登場キャラクター。
概要[編集 | ソースを編集]
フェストゥムにとって来るべき救世主であり、崇高なる価値観を意味する言葉である『操』をもたらす存在。
少年の姿をしているが、その正体はフェストゥム。それもミョルニアなどのようなマスター型ではなく、単なるスフィンクス型でありながら人間の姿で活動している。ミールが不在の状態で誕生したことが別個の意思を持つ要因となった。言動は無邪気な子供のようであり、「空が綺麗」と語るなどフェストゥムとは思えないほど感情表現が豊か。なお、「来主操」という名前はフェストゥムとしての彼の存在を皆城総士が人間の言語で表したものらしい。
戦艦を使って竜宮島に上陸し、島との対話を望む。しかしその内容は「竜宮島のミールと自分たちのミールを同化させ、共に人類や他のミールと戦ってほしい」という降伏勧告同然のものであり、当然竜宮島側には受け入れられなかった。要求が受け入れられない以上は竜宮島を攻撃する他なく、ミールの命令と戦いを望まない自身の感情の間で苦悩し、真壁一騎にも説得されるが、結局ミールには逆らえず、マークザインの中に封印されていたマークニヒトを解き放ち、追ってきたマークザインと一騎をも同化してミールと合流する。
第二次蒼穹作戦ではマークニヒトを駆って敵として立ち塞がるが、姿を取り戻した一騎の決死の説得を受け入れ、戦いをやめることをミールに伝える。しかしそこに人類軍が現れ、爆撃でアルヴィスごとミールを葬ろうとする。それを身を呈して防ぎ、そして最後に「空を見る」ことができるように一騎の目を治し、そして自分が守り続けてきた総士を一騎の元に残し、自身は消滅した。
登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]
携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。担当声優の木村氏はスパロボ初出演(木村氏は『HEROMAN』のサイモン・カイナ役としても出演している)。初登場後しばらくUXに同行し、「神」に近しい存在であるデウスエクスマキナに彼らが挑む姿を目の当たりにすることになるのが原作と大きく異なる点。最終的には原作通りの結末を迎えてしまうことになるが、隠し要素の条件を満たせば復活を果たし、味方として短期間ながら使用できる。カリ・ユガとの戦いの後、UXを元の世界に戻すための力の1つとなった。尚、撃墜時に落とすスキルパーツは原作で食べていた「一騎カレー」である。操自身の能力は高いが、マークニヒトの最大火力は低いためボス戦ではやや厳しい。活躍させるなら機体の改造はもちろん、スキルパーツによる補強も必須。命中や回避に関しては特に問題ない。ニヒトの最強武装はルガーランスなのでスキルパーツを振るなら格闘値を優先的に。
- 「来主」と呼ばれるイメージが強いユーザーも多いと思われる(原作中で彼と主に話したのが、基本的に他人を名字で呼ぶ一騎であるのが要因と言える)が、愛称表記は名前の「操」。
- 中断メッセージにも登場し、総士のスパロボのデータを使って遊ぼうとしていた。
パイロットステータス[編集 | ソースを編集]
各スキルとボーナス能力(味方仕様のみ)による命中・回避強化補正が最大の強み。ただしニヒトは合体攻撃とクロッシング・システムが無く、初期火力はさすがに一騎達には及ばない。
能力値[編集 | ソースを編集]
個々の能力はエースクラスに及ばないものの、総合力で上位に食い込んでくる実力者。ファフナー勢では一騎に次ぐ。
精神コマンド[編集 | ソースを編集]
特殊スキル[編集 | ソースを編集]
人間関係[編集 | ソースを編集]
- 真壁一騎
- 彼と多くの言葉を交わし、影響を受けていく。
- 皆城総士
- 「空が綺麗」という感情を共有できる相手として親しみを持ち、人類軍の攻撃や自らのミールから彼の存在を守り続けてきた。
- 真壁史彦
- 竜宮島上陸後、最初に対話した相手。
他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]
- 劉備ガンダム、刹那・F・セイエイ、早瀬浩一
- 『UX』では未来へ向かうために対話の道を切り開き、神にも運命にも屈することなく立ち向かい、可能性を掴み取っていく彼らの姿に、大きな感銘を受ける。
- イルボラ・サロ
- 『UX』ではフラグを満たせば同じシナリオで仲間になる。イルボラと相対した際は読心能力でイルボラの真意を悟るが、ジョウとの決着を望むイルボラはそれを意に反さず、操もまた自らの決意を貫くために迷うことなく戦いに挑む。
- なお、イルボラは初見であるにも関わらず、操がフェストゥムである事を見抜いている。
- ハザード・パシャ
- 『UX』ではミールに対して核攻撃を実行した元凶。第二次蒼穹作戦でも美羽のいるエルシャンクへ核攻撃を行い、それを庇った操に致命傷を負わせる。
- もはや怨敵と呼んで差し支えない存在だが、条件を満たして生き残った際は憎しみを抑えて対峙、ハザードたちに操られたバジュラを救うべく、アルティメット・クロスの一員として彼に挑む。
- バジュラ
- 『UX』では人類軍に弄ばれる彼らの声を聞き、『助けたい』と思った事が消滅したはずの操が再び人の姿を取り戻す切っ掛けとなった。
名台詞[編集 | ソースを編集]
- 「俺の存在は……君たちで言う指みたいなものだよ。君の指は君に命令しない、でしょ?」
- ミールとフェストゥムの関係をわかりやすく示す台詞。「ミールには逆らえない」という考えの顕れでもある。
- 「ずっと探してたんだ。俺以外に空が綺麗だって思う存在を。そしたら彼はいた」
- 一騎に「なんでお前は総士を助ける」と問われて。
- 「俺だって…君の言うとおりにしたら、もう俺じゃなくなるよ…」
- 一騎との対話の中で、人間とは戦わないと宣言する一騎に対して。
- 「俺たちの島を…!」
「なんて憎しみ…! やめてミール! そんなもの俺に背負わせないで…!!」 - 第二次蒼穹作戦での問答。「憎しみ」に触れた事で苦痛を感じている事が解る。
- 『UX』では後半を元にした戦闘台詞が存在し、2行目の第2弾PVでも発していたため印象に残りやすい。
- 「ミールは新しく生まれるはずだった! 君たち人類の火が何もかも変えたんだ!!」
- 同じく第二次蒼穹作戦での問答。ここまでの彼は「傷つけたくない」という旨の発言が主だったが、初めて人類に対する怒りを露わにする。
- 「ミール……俺はもう……戦いたくない……!!」
- 一騎の説得の末に、自分の感情をミールに示す。
- 『UX』ではDVE。
- 「彼女を消すな! ミィィィィル!!」
- 人類軍による攻撃、同化されようとする美羽。彼はこの叫びと共に核ミサイルに立ち向かう。
- 『UX』でのこの場面は核ミサイルが美羽に迫るという形になっているので「彼女を消すな」だけなのだが、「ミィィィィル!」の叫びは戦闘台詞に生かされていたりする(ややテンションは抑え目になっているが)。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
UX[編集 | ソースを編集]
- 「上手く伝えられないって……悲しいよね」
- バジュラに対する特殊戦闘台詞。
- 「彼らを苦しみから救ってあげたいんだ。そのために…俺は、ここに帰ってきた!」
- 第49話「侵略の終焉」にて。人類軍から理不尽に脅かされるバジュラを救うべく、再び生まれ落ちたフェストゥムが最後の希望の光の元へと駆けつける。その決意はジェフリーからも種族の違いを超えて「バジュラを救うために現れた我々の同志」と認められた。
- 「命を奪ってしまった苦しみ…。バジュラにこれ以上、知って欲しくない」
「だから、俺は選んだんだ!ここにいることを!」 - 同上。バジュラとの戦闘前会話。
- 「君たちにやられた仲間が大勢いる…それはとても悲しい」
「でも、憎しみで戦ってはいけないってもう俺は学んだから…これ以上、憎しみを広げないために俺は戦うよ!」 - 同上。ハザードとの戦闘前会話。醜悪な野望のためにフェストゥムを核で焼き払い、バジュラの自由を奪ったハザード――だが、彼はそんな男に復讐をするのではなく、「憎しみ」を広げないためにも憎しみを抑え、かつてフェストゥムを全て「否定」しようとした男によって作り出され、人類を「否定」しようとした同族が搭乗したファフナーを、操は今再び駆る。ハザードによって生まれ続ける悲劇を「否定」し、この世界の友人たちの「存在」を守るために。
- 対するハザードはその事を全く理解できず(尤も、操の素性にも気付いていない様子であるが)、邪魔をしようとする操をもう一度「消し炭」にしようとする。
- 「そう、君の想いは…」
イルボラ「フェストゥムの少年よ。我が意を読めたとしても、歩みまで止められると思うな!」
「わかっているよ。君がそこにいることを選んだように、俺もここにいる理由があるんだ!」 - 同上。イルボラとの戦闘前会話。操はフェストゥムとしての読心能力でイルボラの心理を読み取り、裏切りをはじめとする一連の行動の真の理由を知る。しかし、イルボラはあくまでその理由に関って来るジョウとの決着を望み、操もバジュラを救うという理由で戦うため互いに理由が相容れず、戦いを挑む。
- 「消えかける意識の中で、俺はずっと彼らの声を聞いていた。そして、思ったんだ…彼らを『助けたい』って…気がついたら、俺はマークニヒトの中で人の姿を取り戻していたよ」
- UXと合流するまでの経緯。彼もまた、フェストゥムでありながら『生命』の始まりに至ったのだろう。ミールという『全』に抗う『個』として。
- 中年の声「人と人はフォールド通信で繋がり合い、そこに苦悩や孤独は存在しない…君になら理解できるはずだ!我々が構築するネットワークこそが、究極の進化への道だと!」
「そうだね。俺がミールとひとつだった時、確かに孤独じゃなかったよ。でも、俺たちは苦しくても、自分の意志を持つ道を選んだ!それが命だって学んだから!」 - 第50話「恋離飛翼 〜サヨナラノツバサ〜」に於けるクイーン・フロンティアとの戦闘前会話。フェストゥムである操は、一つに繋がることが孤独の無い理想だと語る電脳貴族に対し、同じような性質を持つ故にそれが事実であると認めつつも、ミールと言う『全』を離れ『個』の意思を持つことを選び、『命』を知った操は、それを強く否定する。全てを一つにするのではなく、「自分」として「ここにいる」ことを選んだフェストゥム……彼らの意志を叩き付けるように、マークニヒトが飛ぶ。
- 「みんなが、君たちを守りたいと思っているんだ」
「バジュラも、ELSも、フェストゥムも…!」
「この宇宙に生きるすべての命が、君たちの意志を…!」 - 同上。クイーン・フロンティアの攻撃からマクロス・クォーターを庇ったバジュラ…そして駆けつけたフェストゥムとELS。言葉を持たない彼らの意志を操が代弁する。
- 「俺たちは、命の意味がわからなかったんだ」
「だから、始まりも終わりもない、何もかもが一つになった世界へと帰ろうとしていたんだ」 - 第51話「STRANGE EONS」のIMにおいて。「命の始まり」について面々が語る中、フェストゥムの同化と「祝福」について明かす。「命」がどういうものか知らなかったフェストゥムは、全てを取り込み一つにすることで、かつてそうであった「何もかもが一つになった世界」への回帰を試みていたらしい。
- 「ありがとう。君達に出会えて、嬉しかったよ」
- 最終話「命の始まり」のクリア時、甲洋やフェイと共にUXを導く力となった際に。一騎達を送り出して姿を消した操だが、「ここにいる」ことを選んだその意志は残り、今も竜宮島から蒼穹を見つめている。いつかまた生まれて来る、その時まで。
- 「お疲れ様! あのね、俺、君に言いたい事があったんだ」
「総士が言ってたんだ。俺がこうして存在していられるのは、プレイヤー…君のおかげだって」
「だからさ、ありがとう。また君と会えると嬉しいな!」 - 中断メッセージにて加入時以降の中断メッセージで流れる。プレイヤー自身にまさかの感謝という、ファンなら感涙必至のメッセージである。原作でも今作でも悲劇的な結末を迎えてしまっただけに、嬉しさも一入といったところだろう。
スパロボシリーズの迷台詞[編集 | ソースを編集]
- 「!! これが、プレイデータが変わってた痛み…消えた痛み…。悲しい…耐えられない…!わかった…最初からプレイするよ…」
- 中断メッセージにて。総士のデータでプレイしている最中に、一騎に総士がどう思うか、わからないのかと諌められ、最初からプレイすることを決めた。UXにおける『ファフナー』周りのシナリオは色々と想像を絶する展開の連発なので、是非とも最初から通しでプレイして貰いたいものである。
- しかし「自分用にソフトを買う」という発想が出ない辺り、フェストゥム達は売買の概念をまだ理解できていないのかも知れない……間違って総士のデータを上書きセーブしないか心配である。同作には弟のデータを勝手に使った姉も居たりする訳だし。
- ……と思っていたら遠い宇宙の彼方にもっと酷いプレイヤーが居る事が判明。宇宙は広い。
搭乗機体[編集 | ソースを編集]
余談[編集 | ソースを編集]
- 脚本の冲方丁氏曰く「真のヒロイン」との事。