敷島正造

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敷島正造
読み しきじま しょうぞう
登場作品 合身戦隊メカンダーロボ
声優 滝雅也
デザイン 岡迫亘弘
初登場SRW スーパーロボット大戦COMPACT3
SRWでの分類 NPC
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プロフィール
異名 ミスターX
種族 地球人(日本人)
性別
年齢 50歳
所属 キング・ダイヤモンド
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敷島正造は『合身戦隊メカンダーロボ』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

敷島竜介ミカ兄妹の実父にして、「IPS」こと国際物理秘密研究所の所長。またメカンダーロボ及びキング・ダイヤモンドをはじめとする超兵器群の開発者でもあり、メカンダーのパイロットたる合身戦隊の司令官も兼任する。

地球防衛軍からは「ミスターX」という異名で呼ばれており、彼らからの要請に応じて合身戦隊やメカンダーロボを出撃させる。

常に大局を見据えた采配を執る一方で、運を天に任せるギャンブラー気質が強い事も否定出来ず、一概に「優秀な指揮官」とは言い切れない評価の難しいキャラクターである。また口下手な面が有り、本来ならオブラートに包むべき言葉を直球で発してしまい、実子である竜介やミカからの批難を浴びるなど「父親」としても些か疑問符が付くが、内心では彼らの無事を祈っており決して非情なだけの人物では無い。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT3
初登場作品。

人間関係[編集 | ソースを編集]

敷島竜介
長男。第17話に於ける静止衛星攻略会議で、あたかも合身戦隊へ特攻死を命じるかのような失言を口にし実子たる竜介から失望されてしまうが、後に作戦を展開する中で自身の真意を理解される。
敷島ミカ
長女。何かと無断出撃を繰り返す彼女の問題行動に頭を悩ます場面が多々見受けられる。
ジミー・オリオン
地球へ漂着してきた彼を保護し、合身戦隊の一員に加える。
八島小次郎
彼の運動能力を買い、合身戦隊へスカウトする。
第8話では彼から静止衛星の撃滅法について詰問されるも、この時点では未だ模索中であり曖昧な返答しか出来なかった。
グワンダ・ギリ
機械工学の世界的権威で敷島の助手的存在。キング・ダイヤモンド(空母モード)の操縦も担当する。SRW未登場。
山本勝之
地球防衛軍総司令官。防衛軍司令部とキング・ダイヤモンドとの間にホットラインを繋いで、モニター越しに作戦会議へ参加する事も有る。SRW未登場。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ブライト・ノア
COMPACT3』では彼の指揮能力を評価し、アーガマ隊へ合身戦隊とメカンダーロボを託す。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「メカンダーは搭乗員のお前達や制作者の私だけのものでは無い、地球の希望だ! 地球を守る希望の星なのだ」
「…それだけは、どんな事があっても消してはならん」
第2話で初陣に於けるメカンダーMAXへの合体に手間取ったジミー達の不甲斐なさを一喝した後、彼らへ今一度メカンダーロボの重要性を説き覚悟を促す。
「止め給えジミー! 合身戦隊メカンダーロボは竜介、小次郎と君の3人が揃ってこそコンギスター軍団に太刀打ち出来るのだ。その君を、徒に死地へ追い遣るような事は出来ない!」
第7話で合身戦隊をハワイ島へ誘き寄せるコンギスター軍団の罠に、それを承知で向かおうとするジミーを制止した際の台詞。この時、本編中では「徒」を「あだ」と読んでおり「あだに死地へ~」と耳慣れない文言に成ってしまっているが、恐らくは「徒(いたずら)」の読み間違いと思われる。
「…いや。ジミーや竜介だって、君と同じようにオメガミサイルが怖いだろうよ」
第8話でオメガミサイルに対する脅威を、さほど気に掛けていないような態度のジミー&竜介へ毒づく小次郎に彼らの心情を代弁するが、やんわりとした敷島の物言いは却ってミサイルに怯える小次郎の癇癪を招く事に。
「今、我々がコンギスター軍団に挑戦するだけの武力は無い」
「だが、正義と勇気と知性は我々の方が優れていると信じる。それこそ最高の武器だ」
「今はその武器をフルに使って切り抜けるしか無い。そして最後まで、我々を見守るよう神に祈るのだ」
第11話より。日本への帰還ルートであるスエズ運河にコンギスターが待ち伏せしている事を先読みし、彼らの裏を掻いて前線基地攻略に向かう…かと思いきや、その動きすらも更に裏を掻く為のフェイクである事を次げた際、敷島の思惑が今イチ理解できず困惑する合身戦隊の面々へ上記の持論を展開する。とは言え、結局「神頼みの運任せ」である事を最後に漏らす辺り敷島の采配に一抹の不安を抱かずにはいられぬ台詞でもある。
「分かっておる。しかしジミーには悪いが、これはコンギスターにも通じる弱点だ」
「利用出来る物はどんな物でも利用するのだ! このオーロラの下を行けば、コンギスターも追ってこない」
同上。コンギスターの弱点たる電磁波およびプロトンの発生源がオーロラに有り、その影響がガニメデ星人たるジミーにも及ぶ[1]事を知りつつ、追撃から逃れるべく敢えてオーロラの下を進み続けている旨をミカへと告げる。鎮痛剤も効かぬ程の苦痛に絶叫するジミーの姿と、彼の痛みすら利用する実父の非情さを目の当たりにして、ミカは涙するしか無かった。
「心や人間は一度失うと作れんが、キング・ダイヤモンドは造り直す事が出来る!」
「ありがとう、合身戦隊メカンダーロボの諸君!」
第14話ラストで小型円盤群からの総攻撃を受け撃沈寸前まで破壊されてしまったキング・ダイヤモンドの許へ、メカ獣を撃破して帰還するメカンダーロボを見据えつつ空母基地の再建を力強く誓う。
「竜介、どんな計画や作戦でも絶対に確実という事は有り得ないのだ。危険は紙一重で付いて回る」
「例え成功率が千に一つでも万に一つでも、やらねば成らんのだ」
第17話で乗鞍岳山頂に建造中のパラボラアンテナ基地から妨害電波を放射して静止衛星の機能を麻痺させている間、近距離まで接近したメカンダーMAXが衛星を破壊するという静止衛星攻略法について、「敵に基地の存在を察知されぬ事を前提にした都合の良すぎる穴だらけの計画」と声を荒げる竜介からの指摘に、上述の台詞で彼を説き伏せようとするが…。
「その通りだ……ハッ!?」
「…君達は合身戦隊メカンダーロボだ…地球の攻防を懸けたこの戦いに私は…君達に何時でも死を覚悟していて貰いたい!」
直後、妨害電波が途切れた途端にメカンダーMAXが撃墜されてしまう不安から「死ねと言うんですか、僕達に!?」と噛み付いてくる竜介へ、それを肯定するかのような言葉を口にしてしまう。流石に敷島も失言だった事に気付くが、謝罪も弁解もせず合身戦隊の面々へ改めて相応の覚悟を促す。然しながら、司令室内に漂う気まずい空気を払拭させるには程遠く、敷島への「しこり」を抱えたまま合身戦隊は任務へ就く事に。適切な言葉を紡げない敷島の不器用さが露わに成った一幕。
「言えば、彼らは引き返すだろう。その引き返す事を許さず、作戦を遂行するように命じても、地上の事を知れば彼らに不安が残る。不安は、暗黒の宇宙で恐怖を呼び、1秒2秒を争うこの戦いに重大なミスを引き起こす」
同上。竜介の懸念通り、パラボラアンテナ基地がコンギスター軍団から襲撃される事態に陥るも、その旨を合身戦隊へ伏せ飽くまでも作戦の最優先事項たる静止衛星破壊へ専念させようとする。
「戦いとは、こんなものだ。何れに勝機が有るか、それは結果と成って歴史に記され初めて分かるものなのだ」
アンテナ基地の破壊に因って竜介達の命が危険に晒される事を恐れたミカからの批難へ、上述の台詞を冷淡に言い放つ。肉親への情が微塵も感じられぬ実父の言葉に、ミカは絶句するが…。
「あと2分…頼むぞ山本、3人の若者の命が……」
妨害電波放射2分前、合身戦隊の命運が懸かったアンテナ基地死守を、防衛軍の脆弱な戦力に委ねつつ作戦の推移を見守る。それまで何かと心証の悪い台詞ばかり口にしてきた敷島が、この局面に於いて漸く己が本心を吐露する。

関連機体[編集 | ソースを編集]

メカンダーロボ
メカンダーMAX
キング・ダイヤモンド
同艦の司令室に常駐し作戦指揮を執る。当初、同艦が空母モードへ変形し、更には移動能力すら具えていた事をグワンダ以外の合身戦隊メンバーは全く知らされておらず、この点からも敷島の用心深さが窺える。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 生身のジミーがサイボーグ体と同じく激痛に苛まれた理由は、ガニメデ王家のブレスレットが原因。