メデューサ将軍

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メデューサ
登場作品 合身戦隊メカンダーロボ
声優 藤夏子
デザイン 岡迫亘弘
初登場SRW スーパーロボット大戦COMPACT3
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 ガニメデ星人(生体サイボーグ
性別
年齢 地球人の40歳に相当
出身 ガニメデ星
所属 コンギスター軍団
役職 将軍
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メデューサ将軍は『合身戦隊メカンダーロボ』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

コンギスター軍団の幹部の1人。

冷徹で醜悪な容貌の女将軍だが、実はジミーの母が改造された姿。夜のわずかな時間のみガニメデ星王族特有の特異体質でヘドロン皇帝の洗脳が解けて元の姿に戻ることができ、メカインコを飛ばしてジミーに情報を流している。

オズメル大将軍とは作戦面で言い争うことが多いが、彼女にも詰めが甘い部分がある。そのため、作戦は失敗続きだったが、ドラゴンドリラーに乗り込み、ついにメカンダーロボの破壊に成功。止めを刺そうとした途端に元の姿に戻ってしまい、メカインコによってメカンダーロボにジミーが搭乗していることを知ってしまう。息子と殺し合いをしていたことと、母親と名乗れなくなった己の身を嘆き、メカンダーMAXの脱出を助けた後、息子に王族のブレスレットを託し、ドラゴンドリラーを自爆させてジミーの母としての姿のまま死亡した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

COMPACTシリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦COMPACT3
初登場作品。搭乗機はクマンダードラゴンドリラー。元の姿に戻った時もメデューサと表記されている。シーン6で乗機のドラゴンドリラーを撃墜するとイベントが発生し、メカンダーロボの隣のマスまで移動してメカンダーロボを破壊してしまう。そして元の姿に戻ってブレスレットを息子に託して自爆するのは原作同様なのだが、メカンダーロボが破壊されているので、親子の会話中にジミーの台詞時はカーソルが母艦を指してしまう。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ヘドロン皇帝
主君。
オズメル大将軍
階級的には上司だがタメ口で彼に意見したり「若造」と悪態を吐くなど仲が悪く、作戦面で言い争う事も多い。
第6話では搭乗していたメカ獣ニュードム(SRW未登場)を彼に因って遠隔操作され、メカンダーロボごとオメガミサイルの標的に据えられるなど、時には対立劇が殺意レベルにまでエスカレートする事もある。
ジミー・オリオン
実子にして宿敵。彼のサイボーグ手術を免除して貰うように命を賭してヘドロン皇帝へ直訴した結果、受諾される。
ただしメカインコ曰く変身してしまうと「愛情」よりも「殺意」の方が上回り、ジミーと出会えば即座に彼を殺そうとするとの事。
メカインコ(インコール[1]
ジミーの母親の愛玩動物的存在として、ガニメデ星が侵略される以前から飼われていたロボット鳥で、彼女がサイボーグに改造されて以降も自室に待機している。母親のメッセージを離れた場所に居る第三者へ伝える「無線機」としての機能も内蔵。
第23話で対話可能な程の人工知能も搭載していた事が明かされ、記憶を取り戻した母親に対し「愛息子ジミーと幾多の殺し合いを続けてきた事」「息子が操縦するメカンダーロボを完全破壊に追い遣ってしまった事」「正気を保てるのは一時的に過ぎず、再び変身すれば息子を殺めてしまう事」等を告げ、彼女に「母親」として息子と接する事が叶わぬ現実を突き付けた。
最後は自決寸前の母親から大空に解き放たれ、何処へかと飛び去っていった。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ドレイク・ルフト
『C3』シーン6にて彼から共闘を持ちかけられ、共にアーガマ隊とゴラオンを狙う。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「抹殺してしまうべきだ、オズメル大将軍。どんなに小さな危険でも未然に取り除く…それが懸命な指揮官というものだ!」
第1話で単身突っ込んでくるメカンダー・プレーン1に興味を抱き、搭乗員の「生け捕り」を命じるオズメル大将軍へ即座に「抹殺」を主張。メカンダー1の存在を「危険」と看做す辺りメデューサの洞察力の鋭さが窺えるが、同時に上役たるオズメルとの不仲をも浮き彫りにしたシーンでもある。
「何、手間取っている? とんでもない、追い詰められた鼠にちょっと指先を咬まれただけではないか!」
第3話でシンキラー損失の失態をヘドロン皇帝に報告するオズメルの言葉尻を捉えての反論。直後、強気なスタンスを崩さないメデューサは皇帝に「数日での日本征服」を確約する。
「フン! オズメル大将軍、ヘドロン皇帝は負け惜しみが最もお嫌いですよ?」
第5話より。警戒の手薄なマレー半島クラ地峡[2]に合身戦隊が接近している事を知り驚愕するも、直ぐに「奴らを充分に誘き寄せる為の策(意訳)」と反論するオズメルの虚勢を見透かし、ストレートな厭味をぶつける。直後のオズメルのリアクション込みで、若干コント臭が漂う遣り取りである。
「舞台装置に欠陥が有ったようです」
「これでは幾ら踊り子が良くても、舞台装置の見劣りは否定できませんねオズメル大将軍? ホホホホ…」
第11話より。キング・ダイヤモンドに自信満々で仕掛けた「舞台装置=機雷地帯」を回避され唖然とするオズメルへ、出撃前に彼から吐かれた皮肉を意趣返しとばかりに模倣して茶化す。
「大将軍もオーロラの下に立ってみては如何です? 苦しみが味わえます」
同上。メカンダーMAX撃破の好機を逃した失態について責めるオズメルへ、原因がオーロラの発生で生じた電磁波に有る事を説明した後、自然現象という想定外だった妨害者の存在に絶句する彼へダメ押しとばかりに厭味を放つ。流石のオズメルも「うるさい!」と一喝するのが関の山だった模様。
「あの闘いで私は数百人の部下と数千のヘドロボットを失ったのです。それを貴方は笑うのですか!?」
第12話でメカンダーMAXに円盤空母をはじめとする大編隊を壊滅させられ激怒していた際、玉座にふんぞり返りつつメデューサの失態を嘲笑うオズメルへ猛然と噛み付く。一方で、生命を持たぬヘドロボットすら「部下」として扱っている辺りに、ジミーの母親としての本質が窺える台詞でもある。
「大将軍ともあろう者が部下に責任を擦り付けるとはみっともない!」
第14話に於けるユルンガス博士との対話で、合身戦隊に苦戦している現状を「意気地の無い部下を持つと苦労する」と皮肉交じりに愚痴るオズメルの責任転嫁発言へ噛み付くも、返す刀で彼から炎の杖を突き付けられ苦悶する。
「オメガミサイルに関しての最終責任はメカを担当している貴方に有ると思いますが、オズメル大将軍!」
「…何ならヘドロン皇帝陛下の前で決着をつけましょうか?」
第15話でユルンガス博士戦死の責任を擦り付けてくるオズメルに対し、そもそもの原因が静止衛星の整備不足という凡ミスに有る事を指摘した上で、メカニック全般を統括する彼の不手際を逆に責め立て挑発する。皇帝の眼前で責任追及されるのは分が悪いと判断したのか、さしものオズメルも話を切り上げる事に。
「5ヶ所を攻撃するよりは1ヶ所! 我々が攻撃するのは秘密基地のみです。いたずらに兵力を分散させる事はありません」
第18話より。キング・ダイヤモンドが偽装している可能性の有る5ヶ所の競技場に対してオズメルが同時攻撃を主張した際、それを非効率的と一蹴しガーダー(SRW未登場)の諜報活動に因る確実な居場所の特定を重視する。
「小僧共はどれほど追い詰められようと、必ずメカンダーロボと合身します」
「それでも我ら勇敢なコンギスター軍団の兵士達は、幾度も奴らを危機に追い込みました! しかし、メカンダーロボは…」
「我々が思いも因らぬ闘魂と、知恵と、勇気で不死鳥のように起き上がり、最後に勝利を勝ち取ってしまうのです」
第20話より。過去の戦闘データに目を通しつつ合身前のメカンダーMAXを狙おうと画策するオズメルに対し、それが一朝一夕には行かぬ事を更なるデータで示しながら熟考を促す。部下達の功績を讃える一方で、如何なる逆境も跳ね除ける「小僧共」にも一目置いている辺り、メデューサの思慮深さが窺える。
「ハハハハ…やった! とうとう、この手でメカンダーロボを斃したぞぉ───ッ!!」
第23話より。ドラゴンドリラーの猛攻の前に完膚なきまでに叩きのめされた挙句、地表に激突して炎上するスクラップ同然のメカンダーロボを見下ろしなら、宿願を果たした悦びに酔い痴れるが直後、悩まされ続けていた謎の頭痛が再発し…。
「さようならジミー…私はお前の母なのに、やっと会えた親子なのに私はこの手でお前を抱けない…」
「ああ…さようならジミー…」
同上。ドラゴンドリラーによるメカンダー撃破達成という最悪のタイミングでジミーの母に戻ってしまったメデューサ。メカインコに全ての事情を説明され、爆発炎上するメカンダーから気絶したジミー達の脱出を助けるが、その肉体は再びサイボーグのものに変わりつつあった。ようやく再会できた我が子に触れることも話すことも出来ないままの別れに慟哭するが、これ以上「メデューサ将軍」がジミーを傷つけぬよう、ドラゴンドリラーと共に爆煙の中へ消えていった…。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 第2話の回想シーンでのみ、この名で呼ばれていた。
  2. 本編内では「クラ渓谷」と呼称。