フルメタル・パニック!

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フルメタル・パニック!

概要

原作は賀東招二の同名小説(富士見ファンタジア文庫)。原作長編は2010年8月に完結したが、今後も短編作品の執筆は継続され、別作者による外伝作品『フルメタル・パニック! アナザー』も開始している。

巨大ロボットモノであるが、携行する銃、航空機・艦船などロボット以外の兵器の大半が現実に存在するマシンで占められており、ロボット自体も現実の戦車と同様にヘリ等による輸送が可能な大きさに設定されている。時代設定も伴ってロボット要素を抜けば現実に存在しうる世界観であると思えてしまうのが作風の特徴である。

この世界では、ソ連でペレストロイカを推進したミハイル・ゴルバチョフ書記長が暗殺されている。そのためソ連が崩壊しておらず、アフガン紛争がロボット兵器ASアーム・スレイブ)の投入により早期に終結したことになっており、未だにソ連を初めとした東側諸国が勢力を持っているだけではなく、冷戦構造はむしろ拡大され、ドイツ、朝鮮半島、ベトナムに継いで中国までもが南北に分断されている(ただし、ドイツは史実通り統合している)。
主人公・相良宗介が所属する傭兵部隊ミスリルは、そんな不安定な国際情勢の中、秩序安定を図る目的で結成された部隊であり、世界各地に姿を現す。

アニメ第一作は長編の『戦うボーイ・ミーツ・ガール』『疾るワン・ナイト・スタンド』『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』の3作をベースにオリジナル話と短編からピックアップされた話を加えたものであり、これ以後の長編は『フルメタル・パニック! The Second Raid』で、短編は『フルメタル・パニック?ふもっふ』で、それぞれ映像化されている。

スパロボにおいては、『スーパーロボット大戦J』では第一作と『~ふもっふ』が、『スーパーロボット大戦W』では三作を纏めて『フルメタル・パニックシリーズ』として、クレジットタイトルとなっている。

作品からは宗介、クルツ、マオ、TSRからはクルーゾーが常時使用可能パイロットとして参戦している。本編のテクニカルかつ高度な駆け引きを駆使して戦うことを再現するためか、能力値は四人とも実力者揃いなリアル系の中でも非常に高いものとなっている。反対に乗機は単体での火力に難があるがM9とファルケには合体攻撃、アーバレストには合体攻撃とラムダ・ドライバがあるため、十分主力として使っていける。

作者の賀東招二氏は大のスパロボファンであり、劇中設定も「スパロボ参戦の際に使用しやすいもの」を考えて作られているらしい。なお、賀東氏のプレイスタイルは量産機でクリアするタイプだそうである。ちなみに原作小説の次巻予告は装甲騎兵ボトムズの次回予告のオマージュである。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ミスリル関係者

相良宗介
メリッサ・マオ
クルツ・ウェーバー
テレサ・テスタロッサ
アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン
リチャード・ヘンリー・マデューカス
ゲイル・マッカラン

ミスリル関係のAI

アル
フライデー
ダーナ

陣代高校

千鳥かなめ
常盤恭子
風間信二
神楽坂恵里

テロリスト

A21

クガヤマ・タクマ
セイナ

ヘルマジスタン

ザイード

アマルガム

ガウルン

その他

赤城龍之介
アニメオリジナルキャラとして登場した陸上自衛隊練馬基地所属の一等陸曹。同隊のAS部隊「練馬レッドドラゴン」の隊長。声こそ違うものの、格好・台詞などなど、どこからどう見ても『機』から始まるスパロボでもおなじみのロボットアニメ『シ』から始まるキャラクターをモチーフにしたとしか思えない。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ミスリルアーム・スレイブ

ダナン

その他アーム・スレイブ(一般、アマルガム

主題歌とBGM

『tomorrow』
歌・下川みくに
オープニングテーマ 。
『枯れない花』
歌・下川みくに
エンディングテーマ。
『特攻野郎?』
劇中・次回予告BGM。スパロボではボン太君のBGMとして使われているのでふもっふのものと思われがちだが、初出はこちら。

登場作と扱われ方

スーパーロボット大戦J
学校名こそ作中明らかにされていないモノの、神楽坂教諭の存在や生徒会長云々という発言から、男主人公紫雲統夜や、『マジンカイザー』の兜甲児等が、本作において主要舞台の一つである陣代高校の生徒らしい。また登場するASが作品開始当初、軍の主力を担ってもいるようだ(『ガンダムSEED』のMSが配備されるより前に、ボアザン星人を相手にM6の部隊が展開している)。
スーパーロボット大戦W
JとおなじくASが軍の主力である。

用語

技術

アーム・スレイブ
略称AS。『フルメタル・パニックシリーズ』の、主力兵器。
ラムダ・ドライバ
物理法則を無視した力場を発生させるシステム。システムの内容はブラックボックスによるもので、登場人物たちも懐疑的な視線を向けている。
ウィスパード
生まれながらにして、様々なオーバーテクノロジーを『知っている』存在。
原作小説版に置いても長らくオーバーテクノロジーを知覚している理由が明瞭にされていなかったが、『せまるニック・オブ・タイム』にてようやくウィスパード発生の原理が説明された。

組織

ミスリル
アマルガム
A21
ヘルマジスタン
陣代高校
宗介やかなめが通っている都立高校。

主要スタッフ

制作会社
GONZO
監督
千明孝一
キャラクターデザイン
堀内修
メカニカルデザイン
海老川兼武
謂原敏明
音楽
佐橋俊彦

話題

非アニメ化シナリオの内、『磯の香りのクック・ロビン』というシナリオに置いて、「ダイクウマリュウキングガイ」なる架空の貝が登場する。この名前は申し訳程度だがアナグラムになっている

その他、本作はハリウッドで実写映画化のアナウンスもなされており、今後の動向が注目される。

商品情報

DVD

サントラ

資料リンク

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