テューディ・ラスム・イクナート

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テューディ・ラスム・イクナート(Thudy Lasm Ikunart)

ウェンディの双子の姉。生まれてすぐに死んでしまうが、ウェンディの中で思念という形で生き続けており、記憶や感情も共有している。一人の人間として生きることができなかったことに怨念を抱いている。
ラングラン王都壊滅の際ウェンディの負った傷が原因で、時々ウェンディに語りかけてくるようになる。はじめはウェンディに協力的だったようだが、次第にウェンディ曰く「闇しかなかった」という本性を露にし、ウェンディの意識が弱っている時は体を乗っ取るまでとなった(その際本来青系の髪の毛が赤くなる)。

愛情に飢えている面があり、ウェンディと感情を共有していたせいか、その欲求はマサキに向けられる。一種の霊体であるせいか、プラーナの強さは魔装機神LOEに登場するキャラの中でナンバー1である。そのためか、魔装機に搭乗することは容易かった。

おそらくウェンディ以上の頭脳の持ち主であり、幻の17番目の魔装機イスマイルを最強クラスの性能にまで引き上げたり、デュラクシールの設計図を完璧に記憶し、その記憶だけで機体を作り上げるなど、元々は全てにおいて天性の資質を持っていたことになる。

ラセツ・ノバステらと共謀するが、内心ではラ・ギアスそのものを破壊せんと目論む。しかしマサキとリューネの説得により、ウェンディが持っていたオリハルコニウムのペンダントが共鳴して、テューディの人格は打ち消された。だが、なおも憎しみの心は消えず、思念が実体化して再びマサキの前に立ちふさがるが、遂に倒された。内心ではウェンディの明るい未来を共に歩みたかったと望みを語り、イスマイルと共に消滅した。ルートによってはウェンディの身体を支配することに成功し、マサキたちと戦う場合もある。逆にイブンの手によって完全にウェンディと切り離されてしまう展開もある。

魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD』のルートによってはその魂が報われず、ウェンディに対する愛憎を抱いていたが、今度はウェンディのほうから諌められることになり、ウェンディと共に意思を共有することを望み、テューディ自身もそれを望む形となり、完全和解。人格という形で生き続ける事となった。この辺りの関係は『αシリーズ』おけるイルイナシムとの似たケースといえる。

魔装機神III PRIDE OF JUSTICE』では仲間として登場、ウェンディと時々入れ替わってはマサキにあれこれ言ってくる。今までは腹黒い部分が際立っていたが、今作では余興でウェンディに代わって歌を唄ったり、マサキのある褒め言葉に大きく動揺する、エリアルの工具に見惚れる等、ある意味ウェンディの姉らしい一面を見せている。

彼女曰く「思念の実体化は珍しいか」と語っている。破壊神ヴォルクルスもまた思念が実体化した存在であり、時同じくしてヴォルクルスと一体化したルオゾールが復活していることからして、この当時はラ・ギアスのプラーナは闇に傾いていたのだろう。

登場作品と役柄

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
シュテドニアスに関わるルートには必ず彼女が登場する。その能力値は全魔装機パイロットでもトップ3に入るほど。しかしながら、乗機のイスマイルが大地系なので、風系のサイバスターはまさに天敵である。なんとも皮肉。ゼツと同様に精神コマンドに3つも報復があるのはこの世への恨みゆえか。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
初回限定版の魔装機神Iでウェンディ共々大原さやか氏が声を担当している。魔装機神IIでは北部・ウェンディルートでのみ登場。アンティラス隊と再び対峙することとなるが、ウェンディとの和解が成立する。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
高圧的な性格や邪悪なプラーナを発しているらしいのはこれまでと変わらないが、今作では上記のとおりコミカルな場面も多く、アンティラス隊の面々にはほぼ受け入れられている模様。またウェンディとは瞬時に入れ替わることができるほか、お互いに意思疎通もできるなど、ある少女と同じような状態になっている。ただ今までのようにテューディが表に出て暗躍するようなことは全く無く、ウェンディや面々のフォロワーとしての出番が多い。

人間関係

ウェンディ・ラスム・イクナート
双子の妹であり宿主。闇の中で誰にも知られずに生きざるを得ない自分と比べて、普通の生を全うしているウェンディを激しく憎んでいる。魔装機神IIの北部ルートでは完全に彼女と和解した。
マサキ・アンドー
ウェンディの影響なのか、誘惑しようとする。再度復活の際に対する和解後はあっけらとした。魔装機神IIIのラングランルート終盤では彼のある褒め言葉には大きく狼狽したが…?
リューネ・ゾルダーク
女としてはマサキについて回ることに鬱陶しさを感じている。和解後については不明。
テュッティ・ノールバック
再び復活した際には名前が似ているだけで、かなり鬱陶しい態度である(顔は赤面だが…)。テュッティは愛憎劇は嫌だろうか?
エルシーネ・テレジア
彼女によって再び復活させられるが、これはエルシーネの「治療」であること。エルシーネはマサキらを動揺させるつもりだったが、一方でウェンディへの治療をさせてしまう辺り、彼女なりの優しさ…と受け取られる。

名台詞

「ウェンディか……あんな意気地なしの女などより、私はどうだ?あんなやつより、私の方がよっぽどお前を満足させてやるよ、マサキ」
「貴様……リューネか……しゃくにさわる小娘……貴様さえいなければマサキは……」
「非情の天使」より。最後の一言はリューネと仲の良いウェンディにとっても偽らざる本音であったのかもしれない。
「殺してやる……殺してやるぞ!!私の存在を消し去った、この世界全てを……私の苦悩を何一つ知らず、のうのうと生きてきた、全ての生きとし生けるもの……思い知るがいい!!」
「非情の天使」より。長きにわたって膨らんだ怨念ゆえか、世界そのものを憎むに至った。
「さて……マサキ、お前が私のものになってくれるなら、命は助けてやるぞ」
「貴様もか……マサキ……みんな、みんな私ではなく、ウェンディを選ぶ……ならば、死ねいっ!!」
「テューディ覚醒」より。マサキを誘うが、「ウェンディなら考える」と拒絶されると感情をあらわにする。
テューディ「ウェンディ……私は……お前がうらやましい……私には……何も……なかった……」
マサキ「何もなかったんじゃねえ……お前は、それを拒否したんだよ……差し延べる手を……な」
テューディ「ああ……そうか……ウェンディ……それが……私の……」
「逆襲のラセツ」より。イスマイルに搭乗して魔装機神隊と戦い、敗れたときの台詞。
「ああ……そうか…そうだったのか。私は……私を受け入れてくれる者を求めていた……それだけだったのか」
魔装機神IIにおける和解時のテューディの真の望み。この後、眠りについたが…。
「あなたを~抱きしめて~♪ 離さないわ~いつまでも~♪」
魔装機神III第3話におけるシナリオデモにて、宴会の最中において鍋奉行に夢中のマサキに接近しようとしたリューネをみたその時、絶妙(?)なタイミングでウェンディと入れ替わった。
なお、この時歌っているのはアイドルソングであるが、周囲から「テューディが歌うと怖い」だの、「変わった隠し芸」と言われてしまう。どうしてこうなった…。
「待て。ウェンディではなく、私の勝利と言ってもらいたいな」
で、鍋奉行で夢中となったマサキが彼女から発する邪悪なプラーナを感じ取って止めて「ウェンディの勝ち」と挙げたベッキーに対して。
…リューネも言ったが、突っ込みどころはそこか。