ザシュフォード・ザン・ヴァルハレヴィア

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ザシュフォード・ザン・ヴァルハレヴィア(Zashford Xan Valhalevia)

通称はザッシュ。ラングラン王国のカークス将軍の息子。

魔装機神操者であるマサキやヤンロンに強い憧れを抱いている。自身が力不足であることを理解していたのか、男として一人前の実力を身につけたいとの想いが強いようで、初登場時には魔装機操者になりたいという夢をマサキに語っていた。

ラングラン王都の壊滅後は独自に抵抗軍を旗揚げした父・カークスの下で軍人となっていたが、地上から召還されヤンロンと共に行動していたリューネ・ゾルダークと出会い、彼女に一目惚れして、共に行動することとなる。しかし、父の下を離れることで父が野心に取り付かれていることに気づき、リューネらと共に父と対峙する道を選ぶ。結局、カークスはリューネやヤンロンの手で引導を渡され、切り札であったエウリードと共に討ち果たされることとなった。

その後は父の使っていた魔装機ガルガードと共に単身修行の旅へと出る。LOE第二章では修行を終えてマサキ達と合流、元々持っていた素質を開花させ、一人前の魔装機操者へと成長した。

全体的には彼の自覚通り、ぼっちゃん育ちであるためにどうにも頼りない描写が目立ち、童顔がその印象に拍車をかけている。かなりの赤面症でもあり、意中の相手であるリューネの前では当初まともに会話ができておらず、またミオにちょっとした冗談をぶつけられただけでもシドロモドロになってしまう場面もあった。

一応、修行を終えたLOE後半ではそれなりに逞しくなったようであり、ルートによってはバゴニアの軍人ジノ・バレンシアから不易久遠流の技を授かることもあるので、戦闘能力的には魔装機神操者並の実力者にまで成長を遂げる。だが、リューネは基本的にマサキ一筋なので、彼の熱心なアプローチが報われることはなさそうである。

登場作品と役柄

旧シリーズ

スーパーロボット大戦EX
「ザシュフォード・ヴァルハレビア」名義。当初はカークス軍所属で、ルート次第では一度だけ戦うがすぐ仲間になる。最終話でカークスに落とされると戦死するという特殊なイベントがある。
第4次スーパーロボット大戦S
名前のみ登場。地上に出たリューネを心配している模様。

魔装機神シリーズ

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
「ザシュフォード・ザン・ヴァルハレビア」名義。当初はガルガードの操縦訓練をしていたが、後に合流。使い勝手も良く、熱血気合を早い段階で覚える。必殺技の威力も高い。十分に主力クラス。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
PSP版で音声追加、姓の表記が「ヴァルハレヴィア」となった。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
アンティラスショップの話題が出てくるシナリオではミオに女装させられたり、自身を女装させたがる変質者に狙われたりしている。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
姉のレミアと入れ替わりに、近衛騎士団に呼び戻される。

OGシリーズ

第2次スーパーロボット大戦OG
「EX」と同様リューネルートで登場。カークスとの決戦後永久離脱…と思いきや改造費還元対象外であり、その後「リューネ・カプリッチオ」でなんとリューネ、プレシアと共に地上に出てくる。彼もまた撃墜数による隠し必殺技解禁対象であるため、解禁したい場合は序盤でしっかり活躍させておくこと……もっとも、ラ・ギアス編での参戦期間はわずか3話しかないのだが。
そして合流後の注意点として、終盤の分岐では宇宙ルートについてくるにもかかわらず、宇宙適応がB。スラスターモジュールか養成でフォローしておくこと(同様のことがプレシアとモニカにも言える)。
没台詞としてリューネやヤンロンに対する戦闘台詞が存在している。EXにおけるマサキ合流ルートのシナリオも一部採用する予定だったのかもしれない(同ルートではザッシュと交戦の機会がある)。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

精神コマンド

戦闘系、支援系の精神コマンドをバランスよく覚えることが多い。

スーパーロボット大戦EX
加速気合熱血根性幸運
EX(PS)
根性加速信頼気合熱血
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
ド根性ひらめき熱血気合激励
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
ド根性不屈努力加速熱血、自由選択

特殊技能(特殊スキル)

EX(PS)
切り払い(L8)

パイロットBGM

「熱風!疾風!サイバスター」
EXのみ。
「終わりなき戦い」
LOE以後の汎用曲。

人間関係

カークス・ザン・ヴァルハレヴィア
父親だが彼とは全然似ていない。
レミア・ザニア・ヴァルハレヴィア
姉。ザッシュ曰く、どんな強敵も彼女のプレッシャーにはかなわないとのこと。長らく設定のみの存在だったが、Ⅲにおいて遂に初登場する。
マサキ・アンドー
魔装機神操者であるために憧れているが、恋敵でもある。
リューネ・ゾルダーク
EXで彼女に一目惚れし積極的にアプローチを仕掛ける。また、父親を否定したという共通点がある。基本的に全く脈はないのだが、EXではマサキと彼女が喧嘩した隙を突いて、一度だけ彼女とデートの約束を取り付けたことがある。しかしこの約束は結局実現していないようで、むしろEXで彼が死亡する展開となった際にリューネが彼を思いだすための材料として扱われている感が強い。つまり、残念ながら俗に言うところの死亡フラグであったようである(ただし、彼が死亡する展開は正史ではない)。ちなみにこの時のやり取りは第2次OGでも再現され、マサキ絡みで三角関係が発生するとヒリュウの面々に騒がれる一幕がある(無論、ラ・ギアスでのマサキの女性関係は知られていない)。
ホワン・ヤンロン
尊敬する魔装機神操者の一人。戦友でもある。
ジノ・バレンシア
彼から必殺技を学び、ザッシュは雷冥剣を編み出す。
サフィーネ・グレイス
魔装機神IIではルート次第で彼女に振り回されることになる。ちなみに、ザッシュもサフィーネもEXではプレイヤーの行動次第で死亡してしまうという共通点がある。

名台詞

戦闘台詞

「迅雷耳を掩うに暇あらず。天雲の雷の音に我侍り……応神! 黒き霹靂!!」
「迅雷耳を掩うに暇あらず」とは、相手の行動が素早く、防ぐ暇のないことの例え。急に鳴りだした雷に耳を塞ぐ間もなかったという意。出典は『晋書』(石勒載記)から。
「冥き夜の雷光……雷冥剣!」
雷冥剣の前置き。
「千早振る 神鳴り聞こゆる 山の端に 我が身を借りて 意を写さしむ」
鏖戦迅雷の前置きとして詠みあげる一句(五八五七七の字余り)。この後、「誅伐!鏖戦迅雷!」と続ける。武芸の師に仰いだジノ少佐の影響だろうか。
「本当に護る必要があるのか、この人を……」
シュウ・シラカワを援護防御したときの台詞。まぁ、味方機中トップクラスの装甲と専用スキルで異常に硬いグランゾンを護る必要があるのかというと確かに怪しいが。ちなみに、同様の呟きを洩らすのはザシュフォードだけではない。少なくないメンバーが「グランゾンの方が私の搭乗機より堅い」と不満を述べる。

スーパーロボット大戦EX

「父さん…ぼくも父さんの考えは間違っていると思います。どうしてフェイル殿下ではダメなのです?」
シナリオ「カークスの目」から。彼がいささか頼りなく見える場面は基本的に女性関係であり、父親に対しては畏怖することなく堂々と自分の意見を伝えている。
「じゃ、決まりですね! 胞子の谷!」
リューネとデートの約束を取り付けたときのもの。…が、後世で言う死亡フラグというやつである。
「ハハ…ごめん、リューネさん…デートの約束…守れ…そう…に…」
カークスに撃墜された時の最期の台詞。覚悟の上での出陣とはいえ惨い。さすがに正史にはならなかったが。
…実は復活を使うと蘇ったりするが。

魔装機神シリーズ

「リューネさん、見ててください! 僕の新必殺技!! 名付けて……黒き霹靂(へきれき)!!」
黒き霹靂は気力1で使用可能になる技。当時、無改造プレイに挑んだ多くのプレイヤーがあまりの使い勝手の良さに涙した切り札である。本当は気力10で使用可能になる必殺技だったに違いない。
「お前かっ! 僕に変な事を言ったのはっ!」
(手下)「お、怒った顔もまた可愛いな」
「こ、このっ……また言ったなっ!!」
IIのシナリオ「どきっ☆男だらけの戦闘シーン」から。彼を懸想する男との一幕。どうも女顔なのを物凄く気にしているらしい。

搭乗機体

ガディフォール
ガルガード