フォン・リー

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フォン・リー
登場作品 宇宙の騎士テッカマンブレード
声優 横尾まり
デザイン TOIIIO
初登場SRW スーパーロボット大戦J
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プロフィール
種族 地球人テッカマン
性別
所属 アルゴス号→ラダム
テッカマン テッカマンソード
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フォン・リーは『宇宙の騎士テッカマンブレード』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

相羽家の長男、相羽ケンゴの婚約者。濃い顔立ちをした中国系の美女。

アルゴス号で宇宙を発つ前に、ケンゴから婚約指輪を渡されており、ケンゴの家族達からの提案で土星の周回軌道に乗った際に式を挙げる事になるも、ラダムとの遭遇でその夢が叶う事は無かった。

後にラダム母艦テッカマンソードとして目覚める。テッカマンとなった後もテッカマンオメガと化したケンゴへの愛情は変わる事は無かったが、テッカマン化の影響で半ば狂気染みたものとなっており、ケンゴを守るためならばその弟、相羽シンヤにケンゴの意に反してでもブラスター化を施したりと、手段は選ばなかった。

最終決戦では、ソルテッカマン2号機の干渉スペクトル砲を用いたバルザック・アシモフの手で致命傷を負わされながらもバルザックとブルーアース号を道連れにしている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦J
初登場作品。
スーパーロボット大戦W
第2部以降、本格的に戦線へ出向くようになる。第2部の前半ではテッカマンとなった如月アキと一戦を交え、愛する人のためにテッカマンとして戦う者同士、ライバルの関係となった。
終盤のブレードルートでは、相羽家に帰ってきたDボゥイやアキ、さらにユミ・フランソワと出会うも、愛する人の育った家で戦う事はせずに宣戦布告をする。
ブレード達がへ向かう途中、それを阻むために現れるも敗れるが、最後の力を振り絞ってテッカマンアキを道連れに自爆しようとした。しかし、応援に駆けつけたバーナード軍曹の身を挺した行動により阻止されて果てる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

相羽タカヤ(Dボゥイ) / テッカマンブレード
婚約者の弟。ラダムとなった後は裏切り者の彼を殺すべく様々な策を仕掛ける。一方、ブラスター化の影響で記憶が混乱している彼をもう一度ラダムに誘おうと持ちかけたりした。
如月アキ
原作では特に絡みはないが『W』では『宇宙の騎士テッカマンブレードII』の設定が加わり、アキが『ブレード』設定ながらテッカマンアキになったことで「愛する者のためにテッカマンとなって戦う」という共通点が生まれ、ライバル関係となった。Dボゥイに愛され、共に戦う彼女を羨み、嫉妬していた。
相羽ケンゴ
婚約者。後に結婚式を挙げる予定だった。ラダムとなった後は総司令官となり、フォンは基本的にケンゴからの命令にしか従わない。また、Wでは自分に振り向いてくれなくなった事で哀しみを覚えていた。
相羽シンヤ
婚約者の弟。テッカマンになって以降は自軍のサブリーダーである為、様付けで呼ぶ。自身はケンゴを守るためにシンヤは打倒タカヤのための利害一致で彼にブラスター化を施す。
相羽ミユキ
婚約者の妹。アルゴス号の出発前に相羽兄弟と共に結婚指輪の事で茶化されたりしていた。土星の周回軌道で式を挙げようと提案したのは彼女。それゆえか脱走した彼女を唯一傷つけなかった。
ゴダードモロトフ
アルゴス号の元同僚で同時期にテッカマンに覚醒。モロトフに対しては前線指揮官であるエビルの命令に背き、単独でアラスカ基地に強襲しようとする彼を黙殺する。
バルザック・アシモフ
最終決戦で相打ちとなる。
バーナード・オトゥール
原作では特に絡みはなかったが『W』ではフォンがアキを巻き込み自爆しようとした際に彼に乱入され、共に命を散らす。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ユミ・フランソワ / テッカマンイーベル
戦場で何度か戦闘になる他、相羽邸でも出会う事になる。その時はDボゥイに好意を抱く彼女の本心を一目で見抜く。
ダービット・クリューゲル / テッカマンゾマー
一度、フォンに対してナンパを仕掛けるものの、あっさりといなす。
ボン太くん
その姿を見て一瞬ときめく。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「あなたがエビルの指示を無視しようと私には関係ないわ。でもランス、あなたのしたことが結果的にオメガ様への反逆となるのなら、私は容赦しない!」
第38話、オメガの命令とエビルの指示に背き、単独でブレード討伐に動くモロトフに対して釘をさすフォンだが野心に燃える彼の耳には届かなかった。結局止めなかったのは見切りをつけたのだろうがブレードを倒せればそれで良しでランスの力なら最低でも相打ちで終わると考えたか。
「私は、オメガ様より命令を頂いてはおりませんので…」
第42話、オービタルリング内で。オメガに全てのラダム獣が降下することを告げたフォンは、エビルの姿が見えないことを指摘される。単独でブレード抹殺に動いた事を伝えると、なぜエビルと共に動かんのかと問われた後、この台詞でオメガへの指示なしに動くつもりはない、と彼への忠誠心を示す。
「オメガ様…ううん、ケンゴ…」
「ケンゴはいつも私を…見守ってくれた。どんな時でも…」
「今度は私がケンゴを…いや、オメガ様を守ってさしあげる番!たとえどんな姿になっても…!!」
上の台詞の後、オメガはフォンにシンヤと共にブレードを抹殺せよと命じ、彼女もこれを承諾する。オメガの姿が消えた後、フォンは左薬指に施されたルビーの婚約指輪を眺め、テッカマンに変貌する前の記憶を回想する。常に彼女を気遣っていたケンゴ。そして婚約指輪を手渡された時の喜び。その愛が歪な形に変わったとはいえ、フォンを突き動かす根源となっていた。そして、三段目の台詞と覚悟と共に彼女は赤いオーラを放ちながらソードにテックセット。エビルのいるアラスカへと向かう。
(母なるラダムと遭遇するのがあと1日遅れていたなら…ハッ、ラダムとなった身で余計な感傷だったわ)
第44話より。アルゴス号の出発前にケンゴにプロポーズされた思い出に浸っている時のモノローグ。
挙げるはずだった結婚式に未練を感じている事が窺える。
「ケンゴ……あなたを守るためなら、私は手段を選ばない。……たとえ、あなたの弟を死に追いやってでも――!」
愛する者を守るためならば、その人の肉親の命さえも捧げる。もはや、彼女の愛情は狂気へと変わっていた。
「月へは行かせない……。ケンゴは私が守る!」
干渉スペクトルを浴び、テックセットが解除されていてもおかしくない状態でありながら執念で持ち堪え、バルザックの駆るソルテッカマン2号機に挑む。
「ケンゴの所へは……行かせはしない――!」
「ケンゴ……」
干渉スペクトルによる影響やフェルミオン砲に何発も被弾したダメージでもはや限界のフォンだったが、最後の執念によってボルテッカを放ち、ブルーアース号を撃墜。その身を散らした。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「ならば、私はオメガ様への愛の力で迎え撃つ!」
『W』第33話依頼を受けるルート「VIRGIN FLUSH」に於けるガイとの戦闘前会話より。「正義の力を受けてみろ!」という言葉に対して、ノリのいい返事にガイは燃え上がった。フォンも熱血が好きなのだろうか……?
「…でも、安心していいわ。今日は戦いに来たんじゃないから」「…ここは私にとっても大事な場所。愛する人が生まれ、育った家…」
『W』第51話月面ルート「静止した時の二人」にて。時の止まった家に同行していたが、いたたまれなくなって庭に出たユミ・フランソワの前にフォンが現れた際、警戒するユミに対して。かつて相羽家に嫁入りする目前であったフォンにとっても、相羽邸は大事な場所。人類とラダムの最後の戦いを目前に、直後に庭に現れたDボゥイと奇しくも同じ目的で相羽邸を訪れていた。
「では、ここで宣戦布告するわ。そのあなた達を私が止めてみせる…愛するオメガ様のために」
アキ「あなた…ラダムに支配されてもケンゴさんへの愛情は残っているのね…」
「それが私の生きる意味よ。…あなたならわかるでしょう、テッカマンアキ?」
アキ「ええ…」
上記場面の続き。Dボゥイとアキが現れたことで、図らずとも宣戦布告の形となる。その中で、テッカマンとなった男への愛に殉ずるという共通点を持つアキと通じ合い、だからこそ退けない…女の矜持。
「あの家はケンゴにとっても大切な場所…。たとえ、覚えていなくても…」
同話前半パートに於けるテッカマンブレードとの戦闘前会話。先の相羽邸で出会った際、戦うことをしなかったことを何故だとブレードに言われた際の返し。ラダムとして立ちはだかりブレードを迎撃する中で、この言葉は嘘偽りない本心であった。
「そ、そんなものにだまされはしないぞ! 私の愛はオメガ様だけのものだ!」
同上。ボン太くんとの戦闘前会話。不覚にもボン太くんに萌えてしまうフォン。
「ケンゴ…もう私は駄目…。だから、最後は私の望む事をさせて…」
「私はお前がうらやましかった……」
「オメガとなったケンゴは自らの使命に生き、私へ振り向いてはくれなくなった……」
「だが、お前は自らテッカマンとなり、そして、ブレードと……タカヤと同じ目的のために生きている……」
「だから、お前を殺す! 私の残りの生命を燃やして!!」
撃破時。自らの生命の限界を悟り、アキに組み付いて本心を零す。この台詞と共に自爆しようとするが、寸でのところで量産型ソルテッカマンを駆り現れたバーナード軍曹が逆に組み付くことでアキから引きはがされたフォンは、最期の想いも虚しくバーナードと共に散る…。