アルティメットダンクーガ

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アルティメットダンクーガ
登場作品 超獣機神ダンクーガオリジナル
デザイン 大張正己(STUDIO G-1NEO)[1]
初登場SRW スーパーロボット大戦30
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 巨大ロボット
所属 獣戦機隊
乗員人数 4名
主なパイロット
【メイン】
藤原忍
【サブ】
結城沙羅
式部雅人
司馬亮
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アルティメットダンクーガとは、『超獣機神ダンクーガ』の設定を基にしたSRWオリジナル機体

概要[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦30』のダウンロードコンテンツエキスパンションパック」にて初登場したスパロボオリジナル機体。

ダンクーガに追加装甲となる獣戦機「ダイリューガ」を装備する形で合体した、いわば「フルアーマーダンクーガ」であり、剥き出しとなっていた各コックピットが覆われている。更に飛行用の大型の翼とブースターを装備している。攻撃力・防御力が上昇し、更に合体稼働時間と航続距離も格段に増加している。操縦者への負担も軽減されているが運動性は通常のダンクーガよりも低下しており、そのためかの中国拳法を生かした鉄拳は使用していない。また、増加装甲の関係で200ミリ榴弾砲以外の本体火器は大半が使用できなくなっているため、「断空砲フォーメーション」は使用できなくなっている。

胸部のレリーフは獣戦機隊のエンブレムである。

構成機体[編集 | ソースを編集]

ダンクーガ
本体を構成。
イーグルファイター
頭部を構成。
ランドライガー
右足を構成。
ランドクーガー
左足を構成。
ビッグモス
首から脛まで全て構成。
ダイリューガ
いわゆるグレート合体方式で全身に装備。新たに合体している型の獣戦機。モチーフはガンドール
『30』登場時点で設定されていたがその存在には触れられず、玩具レーベル「THE合体」での立体化に伴い存在が明らかとなった[2]

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦30
初登場作品。DLC「エキスパンションパック」にて追加参戦。
実に『α』以来となる獣戦機隊メンバー全員が気合熱血持ちの構成となった。
野性化による高いダメージボーナス・4人乗りによる潤沢な精神かつ「覚醒」「決意」を揃えるなど、突出した性能を誇るファイナル・ガオガイガーにも決して劣らないパフォーマンスを持つ強ユニット。
あちらと比べるとパイロットの人数や「」の有無、機体の特殊能力、MAP兵器が無く基本性能でも劣る反面、野生化によって精神コマンド抜きでも安定して高いダメージを与えられることに加えて、「覚醒」を自力習得するのと最強武器がデフォルトで射程2かつ燃費が良いことが強み。『1ターンあたりの与ダメージの合計値』という点では、確実にこちらに軍配が上がる。
何より、参戦タイミングに圧倒的な差があり、地上ルートなら自由行動が解放された時点[3]で参入可能。同時期に行けるDLC関連のマップと比べると、敵がやや強い点は要注意だが、多少無理をしてでも最速のタイミングで手に入れる価値がある強さ。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

ミサイル・ランチャー
頭部両脇にあるイーグルファイターの武装「4連ミサイル」を発射する。射程がやや長めの射撃武装。
配置的に従来のダンクーガでも使えるはずだが、SRWでは合体後に使用したのはアルティメットダンクーガが初。
『30』では2番目に射程の長い武器で、気軽に使える反撃用の武器なのだが、攻撃力が低いのが難点。
200ミリ榴弾砲
背部に装備されたビッグモスの主砲。断空砲使用時に展開しエネルギー弾を発射。
4連大口径砲
榴弾砲両脇に装備された2連装×2基の副砲。断空砲でエネルギー弾を発射。
ブースター部ビーム砲
ブースター上部の砲門からビームを発射する。断空砲で使用。
ブースト・ウィング・カッター
赤熱した翼ですれ違い様に切り裂く、いわゆるスクランダーカット
『30』では移動後に使える基本武装としては射程がやや長い反面、飛行のために十分な距離を確保する必要がある為か、射程1に穴がある。先述したミサイルランチャーの攻撃力が低いため、強化パーツで射程を補強した上で、こちらを反撃用の武器として使うと良い。
断空剣
ガンドール砲を小型化して作った、「心にて悪しき空間を断つ」剣。普段は柄のみで腰に収納されており、使用時はレーザーが刀身を形成する。
『30』ではOVA『失われた者たちへの鎮魂歌』にてムゲ帝王へのトドメとして使用された投擲を再現。コンテは大張正己氏が担当している[4]
投擲しか行っていない割に、従来の断空剣と同じ短射程・移動後攻撃可能の格闘攻撃扱い。消費ENに対して攻撃力が高く、「野生化」の効果もあって非常に燃費に優れた強力な武器となっている。

必殺技[編集 | ソースを編集]

断空砲
背から展開した200ミリ榴弾砲と4連大口径砲、飛行用ブースターの合計7つの砲門からビームを放つ。それぞれのビームは途中で融合し、巨大な一つのビームとなる。発射時には足裏のクローを展開して地面を掴み、姿勢を固定する。
従来は砲身を頭上から前に向ける形で展開していたが、アルティメットはブースターごと背から引き出すのみで、機体を前傾させることで砲身を前に向ける構造になっている。
『30』では準最強武器。消費ENはやや多いが、大抵の敵を沈められる高い攻撃力を持つ。射程も長く、反撃用の武器としても有用だが、気軽に連発できるような消費ENではない点には要注意。
断空真剣
断空剣の剣先に分離した副翼を合体させて構成する必殺武装。攻撃動作は突撃してのシンプルな一刀両断。
使用時に口元をマスクで覆ったり、断空剣に追加パーツを被せるギミック等、ダンクーガノヴァ・マックスゴッドからの逆輸入要素が多い。
『30』における最強武器。攻撃力が非常に高いが、EセーブEXが必須レベルの消費ENで、対ボス戦における切り札のような武器。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

サイズ[編集 | ソースを編集]

1L

カスタムボーナス[編集 | ソースを編集]

最大EN+100、移動力+1。
『30』で採用。本機に足りないものを補ってくれる、優秀なボーナス。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「愛よファラウェイ」
『30』にて採用。TV版前期OPだが、『スーパーロボット大戦Scramble Commander』におけるアレンジがベースとなっている。
「吹きすさぶ逆風」
『30』スポット参戦時のBGM。スパロボオリジナル曲。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ファイナルダンクーガ
本機とは異なるダンクーガの強化形態。
ダンクーガBURN ガンドール
長谷川裕一の同人作品『長谷川裕一ひとりスーパーロボット大戦 大外伝』に登場。『超獣機神ダンクーガBURN』に登場したダンクーガBURNに支援メカ「ガンドール」が合体した形態。ドラゴン型戦獣機との合体という意味ではアルティメットダンクーガの先駆けとなる。SRW未登場。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 名称はアルティメットダンクーガが寺田貴信氏、ダイリューガが大張正己氏考案[5]
  • ファイナルダンクーガはダンクーガにブラックウイングが合体した機体、アルティメットダンクーガはダンクーガにダイリューガが合体した機体、という違いがある。
    • そのためファイナルはアラン・イゴール生存というスパロボオリジナル要素あっての機体であり、アルティメットは原作通りにアランが死亡した場合の、その延長線上にある強化形態、という見方ができる。
      • 尤も、あくまで本機が「ダンクーガ本体に増加装甲たるダイリューガを鎧のように装着し、飛行ブースターを付けた形態」である以上、理論上・物理的には「アルティメットダンクーガのダイリューガ(飛行ブースターは除く)」と「ファイナルダンクーガのブラックウイング」は同時に取り付けることが可能なはずである。つまり、今後「アルティメットダンクーガの飛行ブースターを、ブラックウイングへと変更した形態」、言うなれば「ファイナルアルティメットダンクーガ」(もしくはアルティメットファイナルダンクーガ)が登場する余地も残されているといえる。
  • 腕の追加装甲にはの爪のようなパーツがあり、下腹部には竜の顔のような意匠が見られることから、ダイリューガの情報公開以前から追加装甲部分はガンドールを意識しており、さらに独立した何らかのメカに変形するのでは?と推測されていた。
    • なお、ダイリューガがガンドールをモチーフとしているのは寺田貴信氏の意向によるもの[6]
  • ダイリューガの存在が明かされたもののアルティメット存在時のアランの生死については未だに不明瞭である。ブラックウイングが失われているため原作通りに戦死したのか、それともダイリューガに乗り換えたのだろうか…。
  • デザイナーの大張正己氏はほぼビッグモスであるダンクーガの構成を冗談交じりに語る事もあるのだが、アルティメットダンクーガの情報公開時に「もう、が80%とは言わせんッ‥!」[7]とファンサービス的な意味も含めて以前のダンクーガとは大きく違う事をアピールしている。

脚注[編集 | ソースを編集]