M9D ファルケ
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M9D ファルケ | |
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外国語表記 | M9D Falke |
登場作品 | |
声優 | 山口勝平(ドラゴンフライ) |
デザイン | 海老川兼武(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦W |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 第三世代型アーム・スレイブ |
AI | ドラゴンフライ |
開発 | ジオトロン・エレクトロニクス社ドルトムント工場 |
所属 | ミスリル |
パイロット | ベルファンガン・クルーゾー |
M9D ファルケは「フルメタル・パニックシリーズ」の登場メカ。
概要
E系列とは別系列(D系列)で製作されたM9。
本編の時系列では2機が作られ、そのうち1機がベルファンガン・クルーゾーの愛機となった。もう1機はARX-8 レーバテインの構成パーツに使用されている。もう1機分製造できるだけの予備パーツが存在したため、本編終了後の時系列となるメタリックガーディアンRPGリプレイ『黒鋼のワンダリング・ジャーニー』にて再製造され、アルの手配で異世界へと転移したクルーゾーの元へ届けられた。
頭部形状が大きく異なる他、肩部など一部の装甲の形状が異なる。ガーンズバックのバージョン違いであり、基本性能はペイロードに多少の余裕があることを除いて変わらないが、クルーゾーの操縦スキルにより高い性能を発揮する。
アーバレストと同様にラムダ・ドライバが搭載される予定だったが、その前に開発者が自殺したため果たされなかった。
名前の由来はドイツ語の隼。ドルトムントはドイツの実在都市である。
制御AIの名前はドラゴンフライ。クルーゾーが好きな『魔●の宅急便』の登場人物・トンボから取られたものらしい。アニメでは実際にトンボを演じた山口勝平氏が声を担当している。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今回は第37話or第41話で参戦。使い勝手のいいクリムゾンエッジが強力だが、合体攻撃の不採用やクルーゾーの精神が闘志止まりなために最大火力では他に譲る。地形適応を補うことも忘れずに。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 他のAS同様陸S宇宙Aになり使い勝手が向上。中盤で妖精の目と最強技のASマーシャルアーツが追加されるが、やはり空B。主力にするならAアダプターがほしい。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 初登場作品。2部も中盤になってからとかなり遅めの参戦。幸い改造段階をアーバレストから引き継ぐため、十分に改造してあれば戦える性能である。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦V
- 他のウルズメンバー同様に13話から加入し、27話で武装が追加される。
- 今回も合体攻撃は不採用であり、その為チームで運用した場合、中盤での武装追加までは攻撃力でM9二機にやや劣るが、単機で見たスペックは本機の方が上である。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2019年6月のイベント「世界を越える情熱」にて実装。大器型SSRアタッカーで、2019年5月に発売されたプラモデルに付属するオリジナル武装「HEATランス」を装備している。
- スーパーロボット大戦DD
- 2章Part8より参戦。回避特化タイプ。
装備・機能
武装・必殺武器
M9と別系のM9であるため、基本的に同じ装備を使用する。
武装
- AM11 12.7mmチェーンガン
- 頭部に内蔵。発射速度は1800発/分、装弾数は1500発である。
- XM18 ワイヤーガン
- 両腕部に装備している。スパロボ未採用。
- IAI 『クリムゾンエッジ』単分子カッター
- 刃がチェーンソー状になっているAS用ナイフ。グルカナイフのような形状で、M9に装備されているものよりも大型。左腿のハードポイントに鞘ごと懸架される。
- 『W』では「単分子カッター」、『第3次Z時獄篇』では「クリムゾンエッジ」名義。大型のためか『W』では射程が少し長い。コンボ(マルチコンボ)対応。デフォルトでは空中の敵に届かない。
- 『W』では本編で披露した寸勁によるトドメ演出、『第3次Z』ではアクロバティックな格闘コンボとクリムゾンエッジの連続攻撃で寸勁によるトドメ演出がある。
- 『DD』では斬撃属性のR必殺技に採用。メインアビリティは高機動 I」で、気力120以上の時に運動性が増加する。サブアビリティは「運動性アップ I」。
- エリコン・コントラヴェスGDC-B 40mmライフル
- AS用のアサルトライフル。腰のハードポイントに懸架可能。
- 『W』ではマルチコンボ対応武器。単分子カッターと性能が被っており、あまり使われない。
- 『DD』では実弾属性の通常攻撃に採用。R必殺技としてのメインアビリティは「ブレイクアタック I」で、ブレイク状態の敵ユニットとの戦闘時に攻撃力が増加する。サブアビリティは「運動性アップ I」。
- ヒューズVGM-A2(M) 『ヴァーサイルII』 多目的ミサイル
- 9連装ミサイルランチャーから発射。ランチャーは背部のハードポイントに懸架可能。
- 『第3次Z』で装備。ALL武器。ECSの効果で闘志・突撃がかかった状態から撃つのが定番。
- 『DD』では実弾属性のSR必殺技に採用。「ミサイルランチャー」名義。メインアビリティは「アタッカー II」で、気力120以上の時に攻撃力が増加する。サブアビリティは「運動性アップ II」。
- EHI/<オーテギネ>HEATランス
- 2019年5月18日発売のプラモデル「HG 1/60 M9Dファルケ Ver.IV」に付属するオリジナル武装。
- 先端が成形炸薬弾になっている長槍。炸薬は敵に突き刺してからリリースする。ロケット鉛筆のような構造となっており、リリース後に内部から炸薬弾が補充される。
- 『X-Ω』にて初採用。必殺スキルの演出で使用する。
特殊機能
- ECS
- 電磁迷彩システム。不可視の状態になるものの制限が多く、基本的に戦闘中には使用しない。
- 妖精の目
- 原作終盤、トゥアハー・デ・ダナン戦隊所属のM9各機に追加搭載される特殊センサー。ラムダ・ドライバによる不可視の力場が発生した際、その発生箇所および力場密度を感知してM9のモニターに転送し、「どこが厚くてどこが手薄か」を表示する装置。
必殺技
- ASマーシャルアーツ
- 『第3次Z天獄篇』で追加。クリムゾンエッジを構えて地面に突き刺した後、敵に接近して膝蹴り、背後に回り込んで裏拳、ローキックから抜き手で吹き飛ばし、パラジウム・リアクターを最大稼働して目に止まらぬ連撃を繰り出す。原作最終巻の特攻が元ネタと思われる。
- 最強武装なのにカスタムボーナスの対象にならない点が残念だったが、『V』では改善された。
- HEATランス(コンボ)
- 『X-Ω』で採用。クリムゾンエッジでの連続攻撃から、トドメにHEATランスを突き刺す。
- オン・ザ・エッジ
- 『DD』で採用されたSSR必殺技。クリムゾンエッジによる連続攻撃パターン。
- メインアビリティは「セミ・マスター・スレイブ(M9D)」で、ファルケ装備時に攻撃力・運動性が増加し、敵ユニットの弱点属性で攻撃時に、戦闘時のみ敵ユニットの防御力を減少させる。戦闘回数に応じて攻撃力・照準値・運動性が増加する。サブアビリティは「運動性アップ III」。
合体攻撃
合体攻撃のみENを消費する。
- ウルズ・スペシャル
- ファルケ、M9 ガーンズバック (マオ機)、M9 ガーンズバック (クルツ機)のコンビネーション攻撃。演出でM9 ガーンズバックがさらに2機出てくる。マオ機とクルツ機の援護射撃の後、ECSで姿を消していたガーンズバック2機が単分子カッターで突き刺し、ファルケが格闘コンボを叩き込む。最後は吹き飛ばした敵に対戦車ダガーを投げつけて爆殺。実装は『W』のみ。
特殊能力
- ECS
- 『J』と『W』では分身系能力の一種、『第3次Z』は「閃き・闘志・突撃の効果を得た状態で出撃」となっている。
- 剣装備
- 単分子カッターによる斬り払いを発動。
- 銃装備
- 撃ち落としを発動。
- 妖精の目
- 『第3次Z天獄篇』では中盤に追加され、気力130以上で与ダメージ1.1倍、クリティカル率+30%、バリア貫通の効果を得る。
移動タイプ
サイズ
- S
カスタムボーナス
- 運動性+15、『クリムゾン・エッジ』の攻撃力+200
- 『第3次Z』。運動性もそうだが攻撃力の底上げにより他のM9より頭一つ抜け出す。前述の通りクルーゾーは攻撃系の精神コマンドが「闘志」止まりなので主力として使うならば取得は必須と言える。
- 全ての格闘武器の攻撃力+200、運動性+15
- 『V』。格闘武器のASマーシャルアーツも攻撃力が上がるようになった。
関連機体
- M9 ガーンズバック
- ARX-8 レーバテイン
- M9D ファルケ改
- スパロボ未登場。TRPGリプレイ『黒鋼のワンダリング・ジャーニー』にて登場。再建造された後、クルーゾー共々異世界に飛ばされ、激戦の末半壊したファルケを現地のパーツで改修した機体。……と言えば聞こえが良いが、「合うパーツがこれしかなかった」との理由で下半身が馬型の反重力ユニットにされてしまっており、パカラッパカラッという効果音と共に空中を移動することができてしまう。
- ASの操縦方法が操縦者の動きをトレースするものであるため、二本足の人間が四本足の機体を操縦するのは本来ならば不可能だが、四足型マシンザウルスのデータを流用したプログラムによりその問題を解決している。
- これ以外にも88mm荷電粒子砲、通称ロングバスターライフルが追加されており、他のプレイヤーから「史上初のビーム兵器搭載AS」とも言われている。
- なお、原作者でありクルーゾーのプレイヤーでもある賀東氏からの提案とのこと。ちなみにこのリプレイはTRPG『フルメタル・パニック!RPG』とシステムを共有しているTRPG『メタリックガーディアン』(古今東西のロボット作品をオマージュしたロボットが登場しており、一言で言ってしまうとTRPG版スパロボ。ちなみに『黒鋼のワンダリング・ジャーニー』でPTっぽいロボットが実装された)とのクロスオーバーである。