覚醒人1号

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覚醒人1号
読み かくせいじん1ごう
登場作品 ベターマン
デザイン 大河原邦男
初登場SRW スーパーロボット大戦COMPACT3
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 ニューロノイド
全高 6.5 m
動力 リンカージェル
開発 モーディワープ
製造 アカマツ工業
所属 アカマツ工業
パイロット
【セリブヘッド】
蒼斧蛍汰
【ウームヘッド】
彩火乃紀
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覚醒人1号は『ベターマン』に登場したロボット。

概要

有限会社アカマツ工業製のニューロノイド。ただし、中枢制御ユニット、リンカージェルはブラックボックスであり、モーディワープ製。A.P.、A.V.の二つのモードを持ち、側転で上下にくるっと引っくり返る変形とずんぐりとした武骨なデザインが古臭くも斬新。

その運用目的から武装の類は一切装備していないのだが、「シナプス弾撃」を用いる事である程度の戦闘が可能。これが本機が持つ唯一の武器であり、最大最強の必殺技であると言える。と言っても、やはりそれほど強力な力を持っている訳ではないので、何度も最後はラミアに助けられる事となる。

操縦には2名のデュアルカインドを必要とし、この2人が大脳の働きを、中枢制御ユニットが小脳の働きをする事で稼働する。本機の生体ユニットには、バンドウイルカ12頭分の大脳皮質が利用されており、本来プログラムに無い水中での活動が可能であった。

最終決戦時に飛行ユニット兼リンカージェル透析機のグリアノイドが背部に装備された。これの開発を手伝ったのは獅子王雷牙で、技術協力を行ったのはGGGである。

A.V.(アクティブ)モード

移動や馬力が必要となる作業に適した形態。ケータの乗るセリブヘッドが上になる。この形態を取る事によって、ローラーダッシュが可能になり、シナプス弾撃を発射する事ができるようになる。また、一時的にスピードとパワーを強化する「ニトロ」も使用可能になる。ただし、リンカージェルの消耗が激しくなってしまう。

A.P.(アクセプト)モード

調査や分析に適した形態。ヒノキの乗るウームヘッドが上になる。覚醒人1号の基本形態であり、対象をアナライズする事ができる。両腕はペンチのような形になる。ローラーがないのは、恐らく調査を目的として慎重に前進する事が想定されているため。

登場作品と操縦者

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT3
初登場作品。戦闘もできる修理補給機として登場。主人公機なのに回復機というのは珍しい。だが参戦が遅く、唯でさえ周りが強豪ぞろいなのでアタッカーとして運用する必要性が薄い。目玉のTMシステムを使用したアナライズが行動1回に見合うかどうかがかなり微妙な効果というのも痛い(熱血クリティカルが重複するのが救いではあるが)。ただ、能力を見れば回復ができて3人乗りでEN回復を持つオーラバトラーと言ってもいいので、ケータデュアルカインドレベルが高くなる後半などに改造が進んでいれば十分主力として運用可能。乗り換えも自在で精神コマンドの穴を3人目のサブパイロットでフォローできるのも強み。

単独作品 

スーパーロボット大戦X-Ω
2019年12月のイベント「ベターマン対ガサラキ」期間限定参戦。本作では常にアクティブモードで固定。SR・SSRディフェンダーで、SSRは大器型。

装備・機能

武装・必殺武器

格闘
見るからに頑丈そうなアームで敵を殴る。
『X-Ω』では通常攻撃に使用。

武装

シナプス包膜
シナプス弾撃を泡に包み込む事で、物質を飛ばしたり、時間差を作ったりする。劇中で使用したのはティラン
『COMPACT3』では「シナプス弾撃・射撃」名義。
シナプス弾撃
相手の苦手とする物質を生成し、パンチと同時にそれを放出する技。アナライズで敵を解析、ブレークシンセサイズで物質を合成、Gセットで装填、シナプス弾撃で放つ。脳のニューロンとシナプスをモチーフとした名前。
『COMPACT3』では「シナプス弾撃・格闘」名義、『X-Ω』では「シナプス弾撃」名義で必殺スキルに採用。
シナプス弾撃フルパワー
グリアノイドが装備される際に追加される。劇中カンケルに対して単身挑んだケータが放った技。しかし、普通のデュアルカインドは2人揃わなければ、ブレイクシンセサイズを行うどころかニューロノイドを動かす事もできない。
射程1だがP属性ではないため、ヤナギ突撃カエデ覚醒などでフォローしないと、使いにくい。

特殊装備

バランサー
いわゆる尻尾。ニューロノイド自体が未完成の機種であるためバランスを取る為に必要だった。
アボイド
緊急回避プログラム。大概の機体には搭載されていると思われるが、とても柔軟性が高い。
ニトロ
いわゆるリミッター解除的な装備。見た目は変わらない。稼働限界の問題から、変形後は常時使用の事も多い。

特殊能力

変形
APとAVモードに変形する。原作再現としては良いのだが、戦力としても原作通り。
EN回復(小)
グリアノイド装備時に追加される。元々EN効率が悪く設定されているので、これでやっと普通。
修理装置
前半は空が飛べないので、機動力に難あり。飛ぶ必要がある場面が少ないのは救いというべきか。
補給装置
修理装置に同じ。

移動タイプ

グリアノイド装備後は飛行可能。

サイズ

S

機体BGM

「鎮-requiem-」
エンディング曲。『COMPACT3』で採用された。

関連機体

ティラン
実質的な覚醒人の後継機。フランス製。
ステルスガオー
グリアノイドに使われている技術の元。
公式サイトでは当時開発が進められていたガオファイガー用に開発されていたステルスガオーIIIのプロトタイプのウルテクエンジンではないか?と推測されている。
覚醒人Z号
『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』に名称のみ登場するニューロメカノイド。当初は覚醒人1号同様に蛍汰と火乃紀が搭乗する予定だったが、バイオネットが横浜で起こした事件の際に天海護戒道幾巳が搭乗し起動し、予想を大きく凌駕する性能を発揮したため『ガオガイゴー・プロジェクト』が発足することになった。
覚醒人凱号
勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING』の後日譚に登場するニューロメカノイド。Z計画の要としてGGGアカマツ工業の共同制作によってZ号を改修する形で造られた。搭乗するデュアルカインドは天海護戒道幾巳であり、ウームヘッドパイロットが天海護、セリブヘッドパイロットが戒道幾巳。アクティブモードでファイナルフュージョンすることによりガオガイゴーとなるため、ガオガイゴー時は戒道がメインパイロットとなる。ウルテクエンジンを搭載しているため単独飛行が可能になっている上に、グリアノイドを最初から内蔵式にしている。またGSライドはグリアノイドに搭載されている。ガイガー及びガオファーの後継機となるべく互換性を持たせてありガオガイガー(ガオファイガー)の予備であったガオーマシン各機と合体し、ガオガイガーのハイパーツールが一通り使用可能。そのため全長もガイガーと同程度、1号の3倍程あるはずである。なおデュアルインパルスを発生させる都合上、二人は浄解モードで搭乗する。
覚醒人V2
『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』に登場するニューロメカノイド。1号とZ号の間に位置する機体で基本構造は兄弟機に準ずるが、全長は1号の3倍程。足のローラーがクロウラー(無限軌道)になっている他、バランサーの横にウルテクエンジン搭載のグリアノイドの翼を標準装備している。