ガズム
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ガズム | |
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登場作品 | |
性別 | 男 |
所属 | イディクス |
概要
イディクスの幹部の一人。エルリックもしくはレムを憑体としている。一人称は”俺”。『欠片』の濃度が高いため、自分達を含めた欠片が本来のル=コボルを構成していた精神生命体の一部であり最終的に2000年前の人格へと統合されると理解している。そのことを知らず欠片の吸収を単なるパワーアップ手段と思ってル=コボルだけが強くなるのを疎ましく考えるイスペイルとは対象的に、自分自身であるル=コボルに忠実で実質イディクスのナンバー2のポジションであった。中盤辺りから登場し色々な作戦を練り、戦闘ではゼナディーエを駆り戦う。しかし相手への認識の甘さから失敗する事が多く、また、憑体であるエルリックやレムの残留思念に苦しむ場面もあった。
最後はミスト達の活躍によって憑体のエルリックもしくはレムを奪還され、自らゼナディーエへと憑依し抵抗するものの持ちこたえられず、リグレット・バスターの二撃目によって消滅した。なお、ずっと憑依していて作中には登場しないが、構成している欠片が惑星クルスの種々多様な生物の悪意の融合体であったため元の生物を反映した本来の姿は混沌としたものだった。
大言壮語を吐く割には失敗したり、残留思念のお陰で苦しんだり、その事でヴェリニーに叱責されうろたえる等、彼自身もイスペイルやヴェリニー同様、どこか抜けた描写が目立った。また、彼が憑依していたエルリックやレムに彼の記憶の一部が残ってしまったため、結果的にイディクスの情報を教えてしまう事になってしまうなど、とことん報われないキャラである。
なお、ゼナディーエの部品にしているため彼のみ専属のガズム兵&量産機を所持しておらず、そのためかイスペイルの取り巻きを利用したり様々な組織の量産機を自動操縦にした物を投入してくる。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 中盤辺りから登場。アンジェリカをヒロインにしていた場合レムを、シェルディアをヒロインにしていた場合はエルリックを憑体とする。ちなみにレムでも口調がおっさん臭いらしく、部隊のメンバーからはオッサンみたいな喋り方しやがってなどと言われる(まあ中身は男だけど)。
パイロットBGM
- 「Edax-滅呼-」
人間関係
- ル=コボル
- 主君。絶対的な忠誠を誓う。
- イスペイル
- 同僚。意外と信頼しており、好き勝手にやってた彼に「ル=コボル様が目覚めるから気をつけろ」と忠告を送っている。
- ヴェリニー
- 同僚。仲がいいらしく、一緒に行動する事が多い。自身が残留思念のために不調の時に独断専行でヴェリニーが戦死してしまった事には強く責任を感じていた。
- ヴェリニー兵
- ヴェリニーの復活を望む彼女達の懇願に、以前と同じ形では不可能であると断りながらも、真摯な対応を取る。
- ミスト・レックス
- ミストの知り合いに憑依しているため、強烈な怒りを買う。ミストをたいしたことないと侮っていた節があるが、サコン先生の入れ知恵でやられる羽目になった。
- アンジェリカ・シャルティール
- シェルディアルートでは因縁ができる。
- シェルディア・ルージュ
- アンジェリカルートでは因縁ができる。
- エルリック・シャルティール
- シェルディアルートでは彼に憑依する。
- レム・ルージュ
- アンジェリカルートでは彼女に憑依する。
版権作品との人間関係
- ピンクカバ
- 自軍部隊を壊滅させるべく、計画に利用する。
- カギ爪の男
- ヴェリニーの遺志を受け、彼の計画する幸せの時を阻止しようとする。
- ファサリナ
- レムを憑体としている場合、顔を見たとき彼女は驚きを隠せない様子を見せた。
- ヴァン
- カギ爪の男の阻止を宣言した直後、自らの復讐を果たすべく現れた彼に対してその気概を認め、「しくじるな」と一言告げると一旦その場を引き下がる。
名台詞
- 「ヴェリニー、さぞ悔しかったろう…心残りだったろう…お前の『欠片』は必ず回収してル=コボル様に直接吸収していただくように取り計らうからな…!」
- 「悲しき呪縛を解け」のシナリオエンドデモにおいて。その後、結局プラネット・クライシスを実行してイスペイルの欠片ともどもガズムが吸収するようにル=コボルから命令が下り、この件を取り計らってもらうことは無かったが、代わりに遺言のほうはプラネット・クライシス実行を遅らせて果たしたいと進言して、ル=コボルも有益である事に加えてもヴェリニーのこれまでの功績にも免じて作戦を許可した。
- (ヴェリニーとなった者達よ。ル=コボル様の下で一つになる日までしばしの別れだ…)
- ヴェリニーへの惜別の言葉。
- 「これもヴェリニーの遺言でな…。お前の計画を絶対に阻止しろと言われている」
- 第32話「リセットされる世界・前編」より。幸せの時を決行しようとするカギ爪の男の前に姿を現し、ヴェリニーの死を告げた直後に彼に「幸せの時」の阻止を宣告する。直後にカギ爪の男の表情も一変し、それまでの穏やかな表情から狂気がより滲み出た表情に変貌している事から、カギ爪の男も(無自覚ではあるが)自らを阻止しに現れたガズムに対して怒りを覚えたものと思われる。
- 「お前達はまもなくこの宇宙から消滅する運命なわけだが…お前達には、我が同胞であるイスペイルとヴェリニーを 倒された恨みがある…そこで俺は、お前達が滅ぶ前に仲間の復讐をさせてもらおうと思う…」
「今から3時間後…俺はお前達に決戦を挑む!同胞が味わった苦しみよりもはるかにつらい地獄の苦しみをお前達に味わわせてやる!」 - 「リセットされる世界・後編」においてプラネット・クライシスの前にその手で直接、仲間の仇を討とうとした。
- (…まさかこの憑代は、俺よりもル=コボル様に近い存在だとでも…?)
- 実際、ルートが違えばル=コボルの憑代になる。
- 「ば、馬鹿な…憑代との結合が…引きはがされて…目の前にこれだけの「欠片」があるというのに…むざむざ…ぐわあああっ!」
- 第32話「リセットされる世界・後編」より。二つの地球を前にしての決戦にて、ソルヴリアス・レックスの『リグレット・バスター』を食らった直後の台詞。
- 「お、お前達の…せいで…俺は…こんな事になった…。もはや俺は『欠片』になるしかない…だがその前に…お前達を倒し…お前達の『欠片』を奪って…生き延びて…やる…お前達の『欠片』は…素晴らしい…。俺などより…遥かに…どれだけ時間がかかるかわからぬが…お前達の『欠片』は…ル=コボル様に…溶かしていただく…そうすれば…ル=コボル様は…いや、我々は…!」
- 上記の場面の後、リグレットバスターで憑代から引きはがされ、自らの敗北を悟りながらも、ゼナディーエに憑依して必死にミスト達を追い詰めんとする。自らを犠牲にしてでもイディクスの悲願を成就せんとする、彼の篤い忠義心が強く滲み出た台詞。なお、ル=コボルたちイディクスは無数の精神生命体の集合体であり、ガズムは多くの欠片を吸収したためル=コボルもガズムの意思は「我々」の総意に近いと言っていた。
- 「…ル…コボル様…申し訳ありません…。後の事は…お任せしま…」
- 最期の台詞。ヴェリニー同様、最期の瞬間まで篤い忠義を見せた。
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