桂木桂
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桂木桂(Kei Katsuragi)
- 登場作品
- 超時空世紀オーガス
- 超時空世紀オーガス02(SRW未参戦)
- 声優:速水奨
- 種族:地球人(日本人)
- 性別:男
- 年齢:20歳
- 所属:フリーダム・スペース・コープス⇒グローマ(ファクトリー)
- 主な搭乗機:ブロンコII→オーガス
- キャラクターデザイン:美樹本晴彦
『超時空世紀オーガス』の主人公。
軌道エレベーターで敵国と争った際、形勢が不利となったことから、未調整の時空振動弾を発動。その結果、様々な平行世界の交じり合う「相克界」を作り出し、その世界の「特異点」となった男。
パイロットやメカニックとしての技量に優れている一方、女性好きなプレイボーイでもあり、事を深く考えない枠に囚われない性格。だが、チラムにより特異点として狙われる中、エマーンで出会ったミムジィや旧友オルソン、そして実は自分の娘であったアテナとの関係の中、次第に使命感を持ち合わせるようになった。
最後には世界を安定させるために過去の自分と決別。オルソンと共に特異点として時空修復を行い、自らの行いの責任を取った。
続編の『超時空世紀オーガス02』でもある人物の回想映像で登場する。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 初参戦。強運と再攻撃を初期から持っており、機体も小隊戦向きなために重要な資金稼ぎ要員。また『オーガス』のストーリーが大きく関わるためにランド編では話の主軸にいる事が多い。小隊長能力は「男性に対する攻撃力+20%、女性に対する攻撃力-20%」という一見ふざけたものだが、ゲームのシステムでは敵の一般兵はもちろん、AIやケルビム兵のような性別が無いキャラまで「男性」と判断されるため、実質的に名前付きの女性パイロット以外の全ての敵に対して気力関係無しにアタッカーが発動している状態(メルトランやトロイエ隊がいたら危なかったが)。しかも、隊長効果扱いなので、小隊員の攻撃力まで上昇するという優れ物。機体がSサイズなのにやけに強いのはこれが原因で、サイズ差補正無視をつけるともう止まらない。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 敵の技量の上昇により再攻撃が中々発動しない。安定させるためには技量を20ほど養成しよう。エースボーナスは前作の小隊長能力に似ており強力。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 今回、アテナとオルソンが召喚攻撃扱いとなり、実質的に桂1人だけの参戦となる。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力
αシリーズのブンドル局長に次いで、このユニークすぎる能力を具える。
- 男性への攻撃力+20%、女性への攻撃力-20%
- Zで採用。上記のとおり強力。
固有エースボーナス
- 女性パイロット(敵・味方問わず)と隣接時、与ダメージ1.2倍
- 第2次Zで採用。位置取りに制限があるが女性が隣にさえいれば男性相手でも通用する。なお、このエースボーナス、たとえ隣にいるのがアンブローンであっても、次元獣化したエスターであっても問題なく発動する。女好き恐るべし……。当然、本編では食指が動かなかったマリリンでも発動する。ただし、隣にいるのがヒリングの場合はヒリングが性別なしという設定ゆえか発動しない。
人間関係
- オルソン・D・ヴェルヌ
- 桂の友人であり、戦友。但し人格は正反対であり、硬派で男女問わず面倒見がいい。彼からティナの死、娘アテナの存在を知らされる。
- ミムジィ・ラース
- 桂に惹かれ、恋に落ち、そして彼の双子の子供を宿す。桂が当初アテナのことを気に掛けていたときは嫉妬していたが、後に親子であることを知ると彼女の桂への頑なな態度を気に掛けていた(自身が桂の子供を身篭ったことも一因)。
- アテナ・ヘンダーソン
- 桂が時空振動弾を発動する前のティナとの逢瀬によって生まれた子。ティナの所有していた自身の写真はティナの父によって焼却処分されたため、アテナは桂の顔を知らなかった。桂もアテナのことを知らなかったため、当初は自分と似た戦い方をする彼女に対して戸惑っていた。お互いが親子と知り、彼女から罵られた際には「(自分が)人間じゃないみたいな言い方をされた」とショックを受けていた。ミムジィが自分の子を妊娠したことを知るとさらに彼女の態度は頑なになり、明確な殺意まで抱かれていた。最終的に和解して、「お父様」と呼ばれたときはうれしく思ったようである。
- ティナ・ヘンダーソン
- 時空崩壊前の桂の恋人の一人。時空崩壊の結果、桂が辿り着いた時間より20年前の時代に飛ばされ、その世界でアテナを産む。桂と再会する前に死亡した。
なお、原作第一話の冒頭が桂と彼女のベッドシーンであるのはある意味語り草。この時に彼女はアテナを妊娠したと思われる。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
- ガロード・ラン
- Zでは親しく、割と頼られる機会も多い。彼のティファへの恋を応援している。
- ロアビィ・ロイ
- プレイボーイ同士。Zでは彼の恋を応援した。
- アスラン・ザラ
- Zのランド編38話に、シンとキラのことしか頭に入っていないアスランの優柔不断な行動に「こういう奴はコロッと騙されて突っ走る」と彼の欠点を指摘する。再世篇ではマルグリットにセクハラ行為をしようとしたところを彼に止められる。
- アムロ・レイ
- Zではお互いの腕を認め合っており、桂も彼に対しては敬語を使っている。
- シャギア・フロスト、オルバ・フロスト
- Zでは特異点である桂の身柄の確保を狙った。
- キラ・ヤマト
- ジロンと共に彼を素直に仲間と受け入れており、彼がオーブで生存を見せた際には「ああいうのは、見た目によらず、以外にしぶといもんだ」と、素直に喜んでいた。
リアル系
- ホランド・ノヴァク、ゲイン・ビジョウ
- Zにおいて彼らと「お父さん仲間」になる。第2次Zでも並行世界のホランドを激励する。
- レントン・サーストン
- Zではエウレカに桂の心を見ないよう警告するなど、彼から或る意味、危険人物扱いされていたが基本的に関係は良好。並行世界の彼とも仲は良く、第2次Z 再世篇ではパレス・インサラウムからの脱走時、エウレカを救出出来なかった事を謝罪している。
- ゲイナー・サンガ
- Zでは色々と下世話を焼く。
- ジロン・アモス
- Zでは親しく、割と頼られる機会も多い。
- ミハエル・ブラン
- 第2次Z 破界篇では彼よりも恋愛経験が豊富なため敬意を持たれ、「桂さん」と呼ばれている。彼と師弟関係を築いたようである。
- クラン・クラン
- 第2次Z 破界篇では桂がミシェルに自分を師匠と呼ぶように言った際に、「ロクでもない師弟関係だ!」と彼女から呆れられる。
- キリコ・キュービィー
- 第2次Z 再世篇で、彼がワイズマンの後継者になる際の戦闘前会話で、見た目や性格が正反対だったが、惚れた女一筋な所は似たもの同士と共感していたらしい。
スーパー系
- シモン
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇EDで彼を激励する。
- ロージェノム
- 不器用ながらも自分の娘アテナを愛する桂にとって、娘ニアを人形のように扱い、挙句の果てに捨てた彼は怒りの対象であった。
バンプレストオリジナル
- ランド・トラビス
- よく一緒につるんでいる。
- セツコ・オハラ
- 初対面時、ちょっかいをかけようとする。
- デンゼル・ハマー
- そんな桂を睨んだ。
- トビー・ワトソン
- 色々と気が合っていた。
- レーベン・ゲネラール
- 桂が女好きなのに対し彼は病的な女嫌いと対照的で、桂はエーデルに忠誠を誓う彼を「あんな女に忠誠を誓うようじゃ女を見る目も無いようだな!」と評した。
- ツィーネ・エスピオ
- 実は時空振動弾の発動で部下を失ったために桂を恨んでいる。バンプレストオリジナルキャラクターが版権作品のキャラクターに因縁を持つのはかなり珍しい。
- アサキム・ドーウィン
- ZではZEUTHにとって因縁深い敵であったが個人レベルの接点は殆どない。第2次Z 破界篇では時空振動によって第2次Zの世界に転移してきた際最初に遭遇し、直後の戦闘では協力体制をとる。このとき彼のほうは強い烙印(スティグマ)の反応を追っており、それが桂自身だったことを悟ったようである。尚、Zの公式的な展開がどのようなものであるかは不明瞭な部分もあるが、桂の台詞から、少なくともアサキムは最終決戦で仲間にはなっておらず、直前の軌道エレベーターでの戦いに敗れて退場していたことが分かる。
- クロウ・ブルースト
- ロジャーや万丈とともにスフィアやアサキムの秘密を彼に聞かせるメンバーに入った。直後に命は惜しいが借金返済のためにブラスタに搭乗し続けると聞いて、クロウを笑顔で激励した。
- アイム・ライアード
- 「お前ほど真っ黒な奴は初めてだよ」と評する。つまり、アサキムやジ・エーデル・ベルナル以上に邪悪だと言っている。彼からも「全ての混沌の始原」、「特異点の中の特異点」と呼ばれる。おそらく時空振動弾を発動させたためだと思われる。
- マルグリット・ピステール
- 再世篇では彼女のある発言に対し味を占めセクハラしようとするも、アスランに止められる。
- マリリン・キャット
- 再世篇ではアンブローンの命を受けた彼女に捕獲される。その際に色仕掛けをされたらしいが、彼女に対しては自分の中の何かが反応しなかった為か、食指が動かなかった様子。さすがにエースボーナスは発動するが。
名台詞
- 「結構だ!お前が何と言おうとあのお腹の子はミムジィと俺の子だ!」
- ミムジィが彼の子を妊娠したことが発覚し、アテナが「認めないわよ!あたしの姉妹(きょうだい)なんて!」と発言したあとに返答した言葉。オルソンも否定的な見解を示していたため、このあとしばらく苛ついていた。
- 「自分の娘を助けるのに、何か理由がいるのか?」
- アテナをいん石との衝突から助け、「何故、私を助けたの?」と問われた際の返答。たとえ憎まれていても娘を助けることに躊躇などしない彼の一面が伺える。
- 「ゆっくり話し合おう、アテナ!なんと言われようと俺は君の行く末を心配しているんだ」
- 自分に対して頑なな態度をとり続けるアテナに対して言った言葉。しかし、彼女からは「心配する相手が違うのでは?」と一蹴されてしまった。
スパロボシリーズの名台詞
- 「おい、オルソン!俺達…遂にスパロボに出ちまったぜ!」
- ZのラジオCMでの台詞。オルソンに呼び掛けているが、原作のオルソン役の声優である鈴置洋孝氏が既に故人という事を省みると、オルソンへの呼び掛けは別の意味合いも持たせているようにも思える。
- 「その声…もしやと思ったけどやっぱりセツコちゃんか」
「俺って女の子の声は絶対に忘れないんだよね」 - Zのセツコルート第15話におけるセリフ。でも、彼女の正体は第59話になるまで看破できなかった。
- 「素直に言えよ、アスラン。議長の敵になった俺達を討つんだろ?」
「相変わらず一途な男だよ…!こういう奴ってのは、ころっと騙されて突っ走っちまうんだよな!」 - Zのランドルート第38話にてアスランと交戦させたときのセリフ。アスランの優柔不断な発言ップリを指摘している。アスランの性格的弱点と、彼と大して年の変わらない桂の冷静な観察眼は対照的。
- 「レーベン大尉…! あんたは女性恐怖症と言うより病的な女嫌いのようだが…」
「あんな女に忠誠を誓うようじゃ女を見る目もないようだな!」 - Zの第47話におけるレーベンとの戦闘前会話。本性を現したレーベンを桂はこの言葉で批判した。事実、レーベンは死の間際までエーデルの正体に気付くことはなかった為、ある意味的中していたと言えるだろう。
- 「そう怒るなって。そこらは意識しないでやっていくって決めたじゃないか」
- 第2次Z 破界篇において、時空振動に巻き込まれて暗黒大陸に跳ばされた直後、危機感を見せない自身に怒るアテナに対して。話し合いで普段は親子であることは意識しないことを決めたらしい。事実、本編でZEXISのメンバーにアテナと親子であることを明確に説明する場面はない(ミシェルやクランにアテナの「保護者」であることを仄めかす程度)。
- 「駄目だぜ、ミシェル。他の女の子はともかくアテナには指一本触れさせない。」
- 第2次Z 破界篇でミシェルがアテナに関心を寄せたときに言った言葉。実の娘を恋人と再会するまでは守ろうとしているようである。桂とアテナの親子関係を知らないミシェルは自分と同じく女好きの桂にこの台詞を言われて面食らっていた。
- 「俺を師匠と呼びな、ミシェル」
- シェリル不在時にランカの送迎役をアルトに委ねるのはアンフェアと述べた際、その判断をいたく評価したミシェルから賞賛されての返答。ここに、めでたく「ロクでもない師弟関係」が誕生した。
- 「可愛い子が大好きってのは否定しないよ…つまり、俺のレーダーに引っかからなかったあんたに問題があるのさ」
- 第2次Z 再世篇中盤で、自らの「色仕掛け」に落ちなかった事に不満を漏らすマリリンへのカウンター。彼女にとっては痛恨の一撃だった模様で直後、「…殺してやろうか?」と自身への殺意を剥き出しにされる。
- 「見てろよ、魔法使いのお婆さんに化け猫ちゃん。この桂木桂様を甘く見た事を後悔させてやる」
- マリリン&アンブローンへの悪態を吐きつつ、パレス・インサラウムからの脱出の機会を虎視眈々と窺う。
- 「言っとくけど、俺…結構、怒ってるんだぜ!」
- ZEXISに復帰後の初戦闘で、手荒い身体検査をしてくれたインサラウムへ静かな怒気を放ち、彼等への「お礼参り」を敢行する。
- 「男も女も無いような生物になっちまう事の何処が素晴らしい進化だよ!」
「その姿を見る限り、俺はあんた等の示す進化ってのはノーサンキューだな!」 - 第2次Z 再世篇終盤でのコーウェン&スティンガーとの戦闘前会話。彼等の提示する進化を「つまらないもの」と一蹴した上で、そのおぞましき威容へ嫌悪感を露にする。