エステバリスカスタム
エステバリスカスタム | |
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外国語表記 | Aestivalis Custom |
登場作品 | 劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness- |
分類 | エステバリス |
全高 |
リョーコ機:8.23 m ヒカル機:8.24 m イズミ機:8.25 m |
重量 | 1.3 t |
動力 | 重力波アンテナ兼電力バッテリー |
原型機 | エステバリスII |
開発 | ネルガル重工 |
主なパイロット | スバル・リョーコ、アマノ・ヒカル、マキ・イズミ |
概要
「重力波コントロールを2個にすれば出力も2倍」という、ほとんど思いつきのようなスバル・リョーコの提案を採用したネルガルがカスタマイズし、実際は新型に相当するスペックを達成した。重力波コントロールの増設やフレームの改良が行われ、熟練パイロットにしか扱えない機体になった。
初期はリョーコ機のみだが、その後はアマノ・ヒカルとマキ・イズミに同型が配備されていたので、既に量産を見通した設計であったことが窺い知れる。
機体
- リョーコ機
- スバル・リョーコの専用機で、カラーリングは赤。指揮官用のセンサーの役割を持つアンテナが特徴。
- ヒカル機
- アマノ・ヒカルの専用機で、カラーリングは黄色。
- イズミ機
- マキ・イズミの専用機で、カラーリングは緑。
- ガイ機
- ダイゴウジ・ガイの専用機で、カラーリングは青。ガイはTV版の序盤で死亡しているため、スパロボにのみ登場するオリジナルの機体である。とは言えデザインはTV版の頭部そのままにカスタムのフレームをくっつけただけ。
- アキト機
- テンカワ・アキトの専用機で、カラーリングはピンク(登場直後はアキト機であることを隠すため薄い紫で塗られている)。ブラックサレナのコアとなるエステバリス。ブラックサレナのコアという性質上、ラピッド・ライフルなどの携行兵器を持たずワイヤードフィスト、脚部ダッシュローラーがオミットされている。そのため、ブラックサレナのハンドカノンを使う事を考えなければ、攻撃手段がディストーション・アタックに限定される。
- エステバリスカスタムという名称に関してはスパロボ独自の設定。実際にはブラックサレナのロールアウトの時期にはエステバリスカスタム(のベースとなるエステバリスII)は開発されておらず、TV版のアキト機を元に改修に改修を重ねたものである。
登場作品と操縦者
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦R
- 3人娘の機体とアキト機が登場(ガイはスーパーエステバリスに搭乗する)。換装はできなくなるが、強化前のエステバリスとほとんど変わらない感覚で使用できる。
- スーパーロボット大戦W
- 第二部から参戦。ダイゴウジ・ガイ専用機が登場。性能はリョーコ機と同じ。アキト機は他のメンバーのカスタム機よりも性能および火力が高いが武器が少ない。ナイフもランサーもなくなるので、格闘が得意なアキト・ガイ・リョーコの場合、考えようによっては弱体化している。2人以外でもこの仕様になったお陰で切り払いがなくなり、単体でバリアを貫通出来る武器がなくなった。代わりに合体攻撃でバリア貫通が可能だが、3人娘・アキト&ガイとも揃うまで話数がかかる。それでもラピッドライフルしか装備のないエステバリスIIと比べれば、単機でもある程度戦える。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- エステ3人娘の機体が登場した。本作ではディストーションアタックがフィールド貫通武器だが、主力は合体攻撃。合体攻撃が燃費・攻撃力の両面で破格の超高性能のため、気力さえ上がれば合体攻撃を3機で連発することが可能。その特性ゆえ、援護攻撃に利用すると相当なダメージ効率が見込める。強化パーツで射程を延ばすと、その使い勝手は更に向上する。因みに、リョーコは「魂」を持つので、リアル系でも最強クラスのダメージを叩き出すことが可能。反面、運動性はそれほど高くないため、強化パーツやEWACでカバーしたい。
- なお、アキト機は没データとして存在してはいる(大半は三人娘の機体と同じだがハンドカノンのデモが用意されている)が本編では使用できず、ブラックサレナのディストーション・アタックSの演出で登場する。
- スーパーロボット大戦MX PORTABLE
- PS2版に準拠。お気に入りを3作品指定できるため、本作をお気に入りにするプレイヤーも多いと思われる。
- スーパーロボット大戦V
- エステ3人娘の機体が登場。ただし、本作ではプレイヤー機体として使えるのはリョーコ機だけで、他2機はユニット化せずフォーメーションアタックで演出のみの登場。アキト機はMX同様、ディストーション・アタックSの演出で登場する。
装備・機能
アキト機以外は旧エステバリスの特徴だった換装能力が廃止され、武装も全体的に少なくなった。その代わり『砲戦フレームの長射程と空戦・0G戦フレームの機動力』という、いいとこ取りの性能となっている。機体性能や地形適応も向上しており、戦う場所をほぼ選ばなくなった。ナデシコからの無限エネルギー供給や、強力な合体攻撃も健在である。
武装・必殺武器
武装
- ラピッド・ライフル / ゲキガンショット(アキト機以外)
- 標準武装で、携帯火器の一つ。
- 大型レールガン / ゲキガンカノン(アキト機以外)
- 長身の重力レール・ガン。携帯火器の一つ。エステバリスカスタム唯一の長射程武器。
- SRWではナデシコとの同時運用を考えた場合、射程と地形適応が噛み合う事で互いに連携がとり易くなっている。
- イミディエットナイフ
- エステバリス専用の短刀。
- ゲームでは装備していないため、剣装備がない=切り払いできなくなっている。
- ハンドカノン(アキト機のみ)
- 両手に装備したビーム銃。ブラックサレナの状態では、高機動ユニットを装備していない場合のみ使用可能。
- SRWでは実弾扱いだが劇中設定ではビーム兵器であり、劇中エステバリスIIのフィールド貫通描写がそれを裏付ける。
必殺技
- ディストーション・アタック / ゲキガンフレア
- ディストーションフィールドによる突貫攻撃。『W』の劇場版設定のアキト機は右フックの後左アッパーでコックピットを殴り潰し離脱した後、カメラアイから落涙するようにオイルが漏れるリアルカットインが入る他、オイルが一筋の涙になって流れ落ちるアレンジが加えられている。ガイ機は夕日をバックにガイ・スーパーアッパーを決める。シルエットもゲキガンガーになっている。
召喚攻撃
合体攻撃
- フォーメーションアタック
- リョーコ、ヒカル、イズミによる連係攻撃。『W』では攻撃力の高い格闘と、射程が僅かに長い射撃の2タイプが存在し、両者ともバリア貫通属性が追加された。
- 『V』ではリョーコ機の召喚攻撃になった。
- ダブルゲキガンフレア
- ガイとアキトによる友情の必殺技。『W』では、幻の両者劇場版設定のダブルゲキガンフレアが実現した。『W』ではバリア貫通属性がある。
特殊能力
- 銃装備
- 『W』で採用。撃ち落としを発動。
- ディストーションフィールド
- ビーム兵器とグラビティ兵器のダメージを一定値まで無効化し、それ以外の属性のダメージを軽減する複合タイプのバリア。
- 要・重力波ビーム / 重力波アンテナ
- ナデシコB、またはナデシコCを中心とした一定範囲内にいる場合、毎ターンENが全回復する。作品によって能力名の表記が異なるが、効果は同じ。
- 換装(アキト機のみ)
- 『W』で採用。ブラックサレナや高機動型ブラックサレナへの換装ができる。インターミッションや出撃準備のときのみ可能で搭載換装はできない。
移動タイプ
サイズ
- S
カスタムボーナス
- 全ての格闘武器の攻撃力が+200され、CRT+30。
機体BGM
- 「GO!エステバリス」
- 「GO!エステバリス」、「エステバリス(I、II、III)」の楽曲のアレンジバージョン。『W』以前の作品で採用。
- 「ナデシコのテーマII」
- 『W』で採用されたデフォルトテーマ。
- 「Three Angels」
- 『W』で採用された3人娘用デフォルトテーマ。
- 「ブラックサレナIII」
- アキト機のデフォルトテーマ。
- 「レッツゴー ゲキ・ガンガー3」
- 『W』でダブルゲキガンフレアの使用時に必ず流れるBGM。
商品情報