オールキャンセラー

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オールキャンセラー(All Cancellation)

スーパーロボット大戦Zにて初登場した、すべての特殊効果攻撃を無効にする耐性系特殊能力直撃で能力をキャンセルさせられるフルブロックに対して、こちらは直撃も通さない。

防げるのは『ユニットの状態異常』。「EN」「運動性」「照準値」「装甲値」「気力低下」「SP低下」「能力半減」「戦闘不能」が該当する。

無効化されるのはあくまで特殊効果判定のみで、「精神コマンド」の分析脱力かく乱、「エースボーナス」やネゴシエイターなどのパイロットの技能 による効果、熱気バサラの「歌」による気力減少は有効である。

所持ユニット

基本的に版権作品の大ボス及びラスボスが所持している。

Zシリーズ

第3次Zでは強化パーツ「GEMアーマー」「SOLアーマー」の効果として味方ユニットに付加できる。

ガンレオン(『Z』のみ)
『Z』のランド編主人公機。厳密には機体ではなく、パイロット隊長効果によってオールキャンセラーの同様の効果を得ている状態。「隊長効果」の為、小隊長の状態だと小隊全員に適用されるのが強みだが、同時に小隊員時だと効果を発揮しない点に注意。ちなみに第2次Zで小隊制廃止に伴い非所持。
カオス・レオー / カオス・アングイス / カオス・カペル / レムレース / カオス・レムレース
ジ・エーデルが開発した上位機体らは全て所持している。このうちカオス・レオーとカオス・カペルの味方仕様は、前者は削除、後者は対精神攻撃に差し替えとなっている。
ラゼンガン
このオールキャンセラーの他にS-アダプターを持ち、ハードモードの場合はエースボーナスによって最大気力200の化け物となって襲い掛かってくる。
アスクレプス
時獄篇ではスポット参戦限定の味方ユニット。
ソーラーアクエリオン
第3次Zで所有。
プラン1055 ベリアル
天獄篇より。それに加え、ラムダ・ドライバ全属性のダメージを90%カットという破格の性能を持つ。おまけに発動気力は無制限、消費ENは0という代物である。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX』で初採用。早期に強力な特殊効果武器を持つ味方ユニットが参入するためか序盤のボスでも所持している場合がある。[1]一応、味方には「スペック低下無効」(ロボットブロックに相当)の戦術指揮と精神耐性でオールキャンセラーの効果を再現できる。

『BX』でもラスボス格の専用能力だが、特殊能力「スペック低下無効」を持つの量産機と中ボスユニットも増えた。

リベル・レギス
UXで最初に登場するオールキャンセラー持ち。尤も性能を見るに上述の大ボスクラスなのは明らかなのでギャップは感じられないかもしれない。逆にアンチクロス勢はネームレス・ワン以外はどの機体も所持していない。
スケルトン
ラスボスクラスの特権というイメージの強かった本能力が同作では多くの敵ユニットが持つようになったことを端的に表している。
呂布トールギス / ゴゴール
なんとキャンペーンマップでも所持している(キャンペーンマップの敵ユニットは基本的にボスクラスでもオールキャンセラーは外されている)。

関連する用語

対精神攻撃
オールキャンセラーと同じくZから登場した能力。「気力低下」「SP低下」「戦闘不能」「能力半減」の特殊効果を完全に無効化し、直撃も受け付けない。
精神耐性
対精神攻撃の特殊スキル版。初代Z以降、直撃による無効化が不能になっている。再世篇からは脱力を部分的に防ぐ能力も追加され、敵側にとって有用なスキルになった。
小隊長能力 / 隊長効果
小隊制が採用されている作品では特殊効果を無効化するタイプの能力も幾つか採用されている。こちらも直撃で無効化されない。
フルブロック
第3次αで登場したオールキャンセラーの前身。オールキャンセラーと同じく全ての特殊効果を無効化できるが、直撃には無力。オールキャンセラー登場後は、OGシリーズでのみ採用。
  1. 事実、『L』ではオールキャンセラーがなかったため、特殊効果武器が猛威を振るった前科もある。