ゼツ・ラアス・ブラギオ
2013年10月1日 (火) 18:30時点における221.95.64.196 (トーク)による版
ゼツ・ラアス・ブラギオ(Zetz Las Blagio)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 声優:千葉繁(PSP版)
- 種族:ラ・ギアス人
- 性別:男
- 年齢:60歳代(推定)
- 所属:神聖ラングラン王国アカデミー→バゴニア連邦共和国
- 階級:練金学士→技術士官→国防責任者
バゴニア連邦共和国の練金学士。バゴニア製魔装機の開発に成功した功績で、国防の最高責任者という重要ポストに就任。バゴニア議会を扇動してラングランとの対立を煽り、さらには魔装機開発の功績から軍を自由に動かせる特権まで得ることになる(最新型魔装機の開発がよほど嬉しかったのかもしれないが、バゴニア政府の見識のなさが見て取れるエピソードである)。
約30年前には神聖ラングラン王国の練金学協会である王室アカデミーに所属していたが、自らの発明が世界に与える影響を考えなければならないという練金学のルールを破り、新技術だけを追い求め大量殺戮兵器を次々と開発。その結果アカデミーから追放され、おたずねものとして追われる身となっていた。ゼツは「アカデミーに認められず追放されたのは、優れた自らの頭脳への嫉妬によるもの」ととらえており、アカデミーとラングラン全体に対し復讐心を抱いている。精神コマンドのうち3つが「報復」で埋まっていることがこの人物を象徴している。
しかし、ゼツの勢いに飲まれてラングランに宣戦したバゴニアも、自軍の兵にまで洗脳を施したり、自国の英雄である剣聖シュメルを殺し脳髄を抉り出して魔装機ガッツォーに組み込むなどの異常ぶりにゼツを見放す。再び放逐されたショックからか、次にラングランに現れたときには精神崩壊を引き起こしていた(ルートによっては別の展開もある)。最後は魔装機神によって倒された。
他人の命を奪うことに何らためらいを持っておらず、また自尊心が強く他人からの忠告に一切耳を貸さないなど、かなり問題のある性格の持ち主。ラングランへの復讐心も逆恨みで、まさにマッドサイエンティストといった人物。ジノ曰く、バゴニアは変なじいさんがたくさん居るらしいが、その極め付けがゼツとのことである。
登場作品と役柄
魔装機神シリーズ
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 本職は技術屋なので、能力は最低。ガッツォーに乗っているときは凄まじく強いのだが、本人の能力によるものではないので、「手を汚さず」とはまさにこのこと。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ガッツォーの性能こそ健在であるが、バランス調整の結果2回行動なし再攻撃レベル2となり、大幅弱体化。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 既に死亡済みだが、30年前に靈装機ボーヰンの開発にかかわっていたことがグレプスの口から語られる。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
- 報復
- このコマンドを3つ持っている。本人がいかに復讐心(しかも逆恨み)の塊であるかを物語っている。
特殊技能(特殊スキル)
- 斬り返しL8、分身L7、再攻撃L8、気配察知L8
- 気配察知以外はシュメルの能力であり、ガッツォー搭乗時(システム上ではゼツがLV50になったとき)に取得する。その気配察知は早いレベルから習得・成長するため、本人の能力と思われる。
人間関係
- トーマス・プラット
- 元DCのパイロットでバゴニアの傭兵。戦争をゲームと考えている人物で、最後までゼツと行動を共にする。
- シュメル・ヒュール
- バゴニア国内では剣聖と呼ばれ英雄視されている人物だが、そんなシュメルから呼び捨てにされることも嫌っている。シュメルの剣の腕は認めており、バゴニア兵を人質に彼を拘束して脳をガッツォーに搭載する(阻止できるのは一部ルートのみ)。
- ロザリー・セルエ
- シュメルの居候。ルート次第で彼女を人質にとってシュメルを捕獲した上に、洗脳を施してマサキ達にぶつける。
- ジノ・バレンシア
- シュメルの弟子でバゴニア軍少佐。良識派ゆえに諫言してくるが、階級を盾に聞く耳をもたない。
- ファング・ザン・ビシアス
- 彼のマサキへの復讐心を煽って利用していたようだが、真実を知り、さらにシュメルの死を知った彼は、ゼツの前に立ちふさがる。
- セウラント・ペイ・ボラキス
- 元部下。自分以外の天才は存在しないと自称して憚らない誇大妄想狂であり、彼がゼツの元を去ったのはそのためである。
- キガ・ゾージュ
- 直接の面識はないが、オリジナルのガッツォーを評する場面がある。
名台詞
- 「ひょひょひょ、悔しいか、悔しいか?もっと悔しがれ!他人が苦しむのを見るほど、楽しい事はないわい」
- ロザリーを洗脳してマサキたちを攻撃させた際の台詞。この男がどれだけ鬼畜なのかが、分かるだろう。
- 「そんなもの、なんの得にもなりゃせんからの。ひょほほほほ」
- 「志士、意気に通ず」にて、シュメル捕縛のためにロザリーを人質にとった際、シュメルに「人の心は無いのか」と非難されたときの台詞。これを聞いてシュメルは「これでは我が国も長くはないな……」と漏らした。
- 「ん?心配か?だいじょうぶじゃ。シュメルの脳は、こうしてガッツォーの中で生きておる」
「もっとも、肉体の方は、もう必要ないから、ブタのエサにしてやったがの。うひゃひゃひゃひゃ!!」 - 捕らえられた師匠シュメルを心配するロザリーに対して言い放った。ゼツが犯した凶行の中でも、最も残酷なものである。
- しかし、バゴニア王国の英雄である「剣聖」を殺害した上にその脳をユニットに組み込む凶行を犯したゼツに待っていたのは追放処分、そしてこれが切欠でゼツは精神崩壊を起こしてしまう(尤も、彼の行動を省みると自業自得としか言いようがないが)。
- 「な、な、な、なんと!?バ、バカな……こんな事が……こんな事があってたまるかっ!!」
「この天才ゼツ様が、究極の魔装機ガッツォーが倒されるじゃと!?認めん、認めんぞぉぉぉっ!!」
「う、う、う、うおおおおおっ!!」 - 「ファング絶叫」での最期の台詞。
- 「ひょ?ひょひょひょひょ……何じゃ、これは……赤い……赤いものが、わしの腹から出ておる……」
「ふむ、なんじゃろうなあ?ひゃふふふふ……げふっ……ひょひょひょ……ひょ……」 - 「ガッツォーの脅威」での最期の台詞。復讐のみに生きてきた狂人は己の腹から血が流れ出てる事も理解しないまま、その狂気の結晶たるガッツォーと共に爆散したのであった。
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