ミスリル

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ミスリル(Mithril)とは、『フルメタル・パニックシリーズ』に登場する軍事組織

概要

いかなる国家にも属さず、軍事力を用いた直接行動による平和維持活動を主とする対テロ極秘傭兵組織。軍事的な緊張状態にある紛争地帯等に出没し、テロリストや独裁政権を殲滅する事が目的である。米軍の10年先を行く技術力を有している。

作戦本部はシドニーに存在し、作戦部・情報部・研究部で構成されている。そのうち作戦部は4つの戦隊に分かれており、主人公である相良宗介は西太平洋戦隊所属。同隊はメリダ島基地を本拠としている。また、ミスリル陸戦部隊は初期対応班(PRT)と特別対応班(SRT)に分かれており、普段作戦を遂行するのはPRTだが、手に負えない高難度な作戦はSRTが遂行することになる。ただし、SRTほどではないが、PRTも歴戦の兵士達の集団である。

ミスリルは多くのダミー企業を隠れ蓑にしており、表向き宗介達陸戦部隊は警備会社「アルギュロス」の、マデューカス達艦船の乗員は海運会社「ウマンタック」の社員ということになっている。また、ミスリルは傭兵集団なので軍隊ではないが、階級制度を採用している。

なお、ミスリルとは、ファンタジー小説の名作『指輪物語』をはじめとしたJ・R・R・トールキンの作品群に登場する、架空の金属の名称である。『指輪物語』の影響下にある後世の様々なファンタジー作品に引用されているため、架空の金属の中では高い知名度を誇る。

登場作品

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
獣戦機隊アラン・イゴールもここに属している。今作ではボン太くんをミスリルが局地戦用戦闘スーツとして試験的に開発する。
スーパーロボット大戦W

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
今作ではS.M.SチームD等、旧ZEXISメンバーの一部も参加している。実質序盤におけるプレイヤー部隊と言って良い組織である。
なお、Zシリーズにおけるミスリルは「破界事変再世戦争の裏で活動していた」という設定で、「以前は似た様な組織であるソレスタルビーイングドラゴンズハイヴとは、微妙な理念や手段の違い等を理由に共闘しなかった」事が語られている。
その為か、彼らが行動方針を変えてZEXISとして戦っていた事やその頃の詳細は宗介やクルツ達前線の兵士にはあまり伝えられていなかったらしく、Z-BLUEへの合流後に初めて(ダンクーガノヴァ・マックスゴッドの存在や初代ロックオンの死等)事実を知らされるという流れが多い。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
原作同様、序盤で敵対組織アマルガムによってほぼ壊滅状態に陥る。

単独シリーズ

スーパーロボット大戦V

人物

テレサ・テスタロッサ
西太平洋戦隊指揮官
リチャード・ヘンリー・マデューカス
西太平洋戦隊副官。
アンドレイ・セルゲイビッチ・カリーニン
西太平洋戦隊陸戦隊指揮官。
ゲイル・マッカラン
コールサインは「ウルズ1」(殉職)。
ベルファンガン・クルーゾー
コールサインは「ウルズ1」(後任)。
メリッサ・マオ
コールサインは「ウルズ2」。
クルツ・ウェーバー
コールサインは「ウルズ6」。
相良宗介
コールサインは「ウルズ7」。
レイス
情報部エージェント。

他作品の協力者

獣戦機隊
J』では、ミスリル東アジア戦隊所属。
アラン・イゴール
『J』ではミスリル所属。精力的に活動しているが、マデューカスからは「スタンドプレーが多い」と苦言を呈される等、割と問題児扱いされている。
キリコ・キュービィーチームDS.M.S
第3次Z時獄篇』ではミスリルに傭兵として雇われたり、協力関係となる。コールサインは、キリコが「ドッグ1」、チームDが「デンジャー1」となっている。
ハサウェイ・ノア
V』ではΞガンダムテストパイロットとしてミスリルに協力している。