サリア
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サリア | |
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外国語表記 | Salia |
登場作品 | クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 |
声優 | 喜多村英梨 |
デザイン | 小野早香 |
本名 | サリア・テレシコワ[1] |
種族 | 地球人(ノーマ) |
性別 | 女 |
年齢 | 17歳 |
髪色 | 青紫 |
髪型 | ツーテール |
瞳の色 | 茶色 |
パーソナルカラー | 水色 |
所属 | アルゼナル→エンブリヲ親衛隊「ダイヤモンドローズ騎士団」→アルゼナル |
役職 | パラメイル第一中隊副隊長→隊長→ダイヤモンドローズ騎士団ナイトリーダー |
趣味 |
コスプレ 恋愛小説 |
概要
アルゼナルの兵士にして、パラメイル第一中隊の副隊長。後に隊長のゾーラが戦死したため、隊長職を引き継ぐ事となる。
真面目で努力家であり、若くして副隊長に就くなど兵士としては高い能力を持つが、その一方で「想定外の事態に対処しきれない」という欠点を持つ。
一見、冷静な性格だが、その実態は感情の起伏がかなり激しい残念で痛い子である。ストレス解消のために魔法少女のコスプレをして「プリティ・サリアン」を名乗ってなりきり遊びをする、という趣味を持つ他[2]、名称のセンスも趣味に大きく影響されたものだったり、恋愛小説(ヴィヴィアン曰く「男と女がチュッチュする本」)を好み、映画を見て感動のあまりに涙を流したり、自身が貧乳である事がコンプレックスだったり[3]…と、良くも悪くも根は年相応の少女と何ら変わりがない。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。担当声優の喜多村英梨氏は本作がスパロボシリーズ初出演となる。
- 第13話「禁断の海」から登場。カットインでは申し訳程度に揺れる。原作同様に一旦離脱して敵に回るが、程なくして戻ってくるので安心して育てられる。スキルとボーナスの恩恵もあり、アンジュと同じ感覚で使っていける。
- シナリオ上では迷走していく様子とエンブリヲへの盲信が、原作よりもやや強調されている。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
エースボーナス
- 出撃時のExC+2、最終命中率+10%、最終回避率+10%。
- 『V』で採用。
人間関係
- アンジュ
- アルゼナルへと来た彼女の世話係となるが、「筋肉豚」や「下半身デブ」等と罵倒する場面も少なくない。やがて、ヴィルキスを乗りこなした事で彼女に対し嫉妬を募らせるようになり、袂を分かつことになってしまう。
- ジル
- 彼女を尊敬し姉のように慕うが、ジルからはそっけない対応を受ける事が多い。通常は「司令」と呼ぶが、内輪では「ジル」か「アレクトラ」と呼んでいる。
- メイ
- 整備班長。妹分のような存在であり互いに仲が良い。
- ヴィヴィアン
- 第一中隊の同僚でルームメイト。サリアの趣味にも興味津々の様子。
- エルシャ
- 第一中隊の同僚で仲が良い。
- ヒルダ、ロザリー、クリス
- 当初アンジュに対し嫌がらせをしていた彼女達に頭を悩ませていた。
- ターニャ、イルマ
- パラメイル第三中隊の面々。後にダイヤモンドローズ騎士団の一員に。
- ジャスミン
- サリアの趣味を知る数少ない人物だったのだが、うっかりミスでアンジュに知られてしまうハメに。
- アン・エルガー
- 漫画版に登場したかつての同僚。訓練でトップ争いをしていたが、ドラゴンとの戦いにより死に別れている。
- エンブリヲ
- アルゼナル壊滅時のアンジュとの敗北から救われた事から、彼を妄信的に崇拝するようになる。しかし最後は囮役に使われたことで捨てられたことを悟り離反することになる。
他作品との人間関係
- ギャリソン時田
- 『V』にて、本物の執事である彼に会えた事に感激する。
- シン・アスカ
- 『V』では、アンジュへの対抗心を募らせるあまり迷走していく様子をかつての自分と重ねあわせて諭す場面が多い。実質、『V』におけるサリアは「もう一人のシン・アスカ」として描かれているといっても良い。
- ボン太くん
- 『V』では当然だが、その見た目に魅了されてしまい、捕獲しようとする。
名台詞
- 「こんな攻撃してくるなんて…過去のデータにも無い…」
- 第3話より。隊長就任直後の戦闘にて、ガレオン級のドラゴンを迎撃するも予想外の攻撃をされたことで弱気になる。
- 「どう、満足? こうして大金を手にすることが出来たのもアンジュが来てくれたおかげよね。戦闘中にアンジュを狙うの、もうやめなさい」
「色々あったけど、私たちはこのチームで上手くやっていかなくちゃいけない。アンジュも報酬の独り占め、やめなさい。放っておいても貴女なら稼げるんだから。これは隊長命令よ」 - 第7話より。アンジュが機転を利かせた事で新種のドラゴンを撃退。パラメイル第一中隊に大量の報酬が支払われた事で、面々に向けてアンジュに対する嫌がらせとアンジュの単独行動を諫める。
- 「解ってないから…見せてあげる。アレクトラの代わりに…私が!」
(誰より頑張ってきたのよ…私は!)
「どうして動いてくれないの…大好きなアレクトラの役に…立てなくなっちゃう…」 - 第11話より。アルゼナルに現れた焔龍號率いるドラゴンの軍勢の前にヴィルキスに独断で搭乗。しかし、使いこなす事が出来ずスクーナー級のドラゴンにすら苦戦し、努力する事でも叶わない壁を感じてしまう。結局、直後に現れたアンジュにより無理やり乗り換えされた。
- 「何が不満なの…!? あんたは選ばれたのよ、アレクトラに! 私の役目も…居場所も…全部奪われたんだからそのくらい…!」
「アンジュ…! アンジュ…! 許さない…勝ち逃げなんて許さないんだから…アンジュの下半身デブゥー!!」 - 第13話より。アンジュを制止しようとするものの、返り討ちに遭いサリアのアーキバスは中破。恨み節を言いながら海へと落下していくが…?
- 『V』では最後の一言がまさかのDVE。
- 「貴女…こんなに弱かったんだ。ううん、強くなったのは私。エンブリヲ様のおかげで私は変わったの」
- 第17話。エンブリヲの私兵として再登場しアンジュに牙を向ける。
- なお、この時期のサリアは自身を認めてくれる人が現れたと思っていたためか、言動が全体的にハイになっていた。
- 「私はエンブリヲ様に愛されてるの。誰にも愛されない貴女と違って」
- 第19話より。捕虜となったアンジュに対して「エンブリヲをジルに捨てられた(と思っていた)自分を救い、自身が本当に守るべき人で愛されている」とまで豪語する。
- 当然ながら視聴者から「利用されているだけ」と突っ込まれている。
- 「私にはエンブリヲ様しかいない…これ以上、私から奪わないで」
「出て行きなさい。エンブリヲ様が戻ってくる前に」
「…無様なあんたは見たくないもの」 - 第20話。エンブリヲの感覚責めの拷問に苦しむアンジュを見かねて助ける。台詞の中にアンジュへの複雑な思いが垣間見える。
- 「アンジュ、新しい世界ってどんな世界だと思う?」
「貴女がいない世界よ!!」 - 第23話より。自分が愛されるよう努力をしても、常にアンジュが前へ行き、ジルもエンブリヲもアンジュへと興味を持っていってしまう。ここに来てサリアは遂に、明確な憎悪をアンジュへとぶつける。
- 「私には何も無かった! どんなに頑張っても選ばれなかった…ヴィルキスにも、あなたにも! そんな私を、エンブリヲ様は選んでくれた! あなたなんてもういらないのよ!!」
- 第24話。戦場へ現れたジルと対峙し、涙ながらに叫ぶ。
迷台詞
本編
- 「今度勝手に漁ったら…本気で刺すよ?」
- 第4話より。私物が入った棚をヴィヴィアンに漁られた事に怒ってナイフを投げつける。一応、外すように投げていたが目がマジだった。
- 「アンジュは男と二人っきりだったってこと!?」
- 第7話より。タスクの存在を知って。気にするのはそこじゃない。
- 「愛の光を集めてギュッ♪ 恋のパワーをハートでキュン♪ 美少女聖騎士プリティ・サリアン! 貴方の隣に突撃よッ!」
(隊長日誌、3月5日追記。過度のストレスにより精神的メンテナンス実行)
「シャイニングラブエナジーで…私を大好きになぁれ!」 - 同上、苦労の多い職場でストレスが溜まる事で一人秘密の趣味に興じる。直後、アンジュが現れそっ閉じされた事で秘密を見られたとして入浴中のアンジュを襲撃するに至った。
- サリア役の喜多村英梨氏が同じく残念系な青い魔法少女キャラを何役かこなしていたため、一種の声優ネタのように思えるのは気のせいか。
- 『V』ではDVEな上、この格好のままアンジュを殺しに来るため余計にカオスなシーンと化す。
- ちなみに、ピンナップイラストには色違いの衣装を身に付けたアンジュおよびヒルダと共にサリアが魔法少女キャラのコスプレでポーズを決めたもの[4]が存在する。
- 「今よ! 陣形、シャイニングローズトライアングル!!」
- 第17話より。エルシャおよびクリスと共に連携攻撃をヴィルキスへと仕掛ける…のだが、自身の痛いセンスを前面に押し出した名称が嫌でも印象に残る。
- 実際、エルシャは渋い顔をし、クリスに至っては「ダサッ…」と吐き捨てる始末であった。
- 「アンジュの…筋肉ゴリラ…!!」
- 第20話。アンジュを逃がした直後、アンジュから「逃がしたより逃げられたことにした方が罪が軽くなるでしょ」と首を絞められ気絶させられる。立場が変わってもサリアはサリアであった。
次回予告
- 「隊長日誌、補足。本日私の秘密が暴露された。秘密とは密室で行う秘め事であり、人のプライバシーを探して喜ぶ品性下劣な脚本家は…シャイニングラブエナジーで抹殺よ!」
- 第7話次回予告より。『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』らしいメタさに溢れた台詞。
- 「海に突き落とされたのは4話前。最後の台詞は下半身デブ。再登場したら敵になってたなんて…」
アンジュ「貴方、スタッフに嫌われてるんじゃない?」
「…ふっ、アンジュ程じゃないわ」
アンジュ「え…え~!?」 - 第17話次回予告より。実際、アンジュの扱いも結構酷い。
スパロボシリーズの名台詞
- (アンジュと外からの人間のせいで第一中隊は、もうメチャクチャだわ...!)
(このままではアルゼナルの全てが変わってしまう...!) - 『V』アルゼナルルート第16話「絆、再び」より。
- 実は変化を怖れている事が伺える。あるいは、「他作品とのクロスオーバーをされる」事に対する一種のメタ発言だろうか?
- 「え!? ヴィルキスが2機…!?」
- 『V』アルゼナルルート第17話「舞い降りる翼」より…サブタイトルの時点で勘づいた人も多いと思われるが、多くのプレイヤーが予想したヴィルキスとストライクフリーダムガンダムを見た時の反応である。
- 『V』で「ストライクフリーダムガンダムはヴィルキスをベースに作られた」というクロスオーバーがある上に同系統のユニットである為、見間違えたのかもしれない。
- (こうなったら、アンジュよりも活躍してジルに私の実力を認めさせてみせる…!)
(たとえ、ヴィルキスに乗れなくてもジルを助けるのは私の役目よ…!) - 『V』西暦世界ルート第31話「永遠の自由」より。ヴィルキスに乗れない事に苛立ち、功を焦り始めるようになってしまう。その様子を見たシンは「何のために戦っているんだ」と諭すが…。
- 「クリス…。あなたもエンブリヲ様を裏切るつもり?」
クリス「う、裏切るって…あの人はあたし達の事を…」
「見返りを求めている事が既に浅ましいのよ! 私たちはダイヤモンドローズ騎士団! その生命も魂も、エンブリヲ様に捧げたはずよ!」 - 『V』西暦世界ルート第38話「歪む世界」。エンブリヲの本性に気付いたクリスの前に現れ銃を向ける。
- そうは言うが、当のサリアもまたエンブリヲに対して見返りを求めており、さらに原作でもここまでの愚行は行っていない。
- クリスとは対照的に、悪い方向にスパロボ補正が動いたと言えなくもない。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「待ちなさいよ、アンジュ! まだ、私のセリフが~!!」
- 中断メッセージより第一中隊総出の際にアンジュに〆を奪われる。こんな所まで残念なサリアであった。
- 「隊長日誌、◯月1日。ヴィヴィアンから勧められた『スーパーロボット大戦』なるゲームを始める」
「隊長日誌、◯月3日。気がつけば1日中『スーパーロボット大戦』で遊んでいた」 - 中断メッセージより。1週間も遊び続けたようでアンジュに突っ込まれていた。よく24時間以上遊び続けて爆死しなかったものだ...。
- 「『愛』の光を集めてギュッ♪ 『魂』のパワーで相手をドキュン♪ 美少女聖騎士、プリティ・サリアン♪ あなたのとなりに『突撃』よ! シャイニング『祝福』エナジーで、私が『幸運』になぁーれ!」
- 中断メッセージより恒例の精神コマンドネタだが、プリティ・サリアンのコスプレをした状態でやっている。この後、案の定アンジュに見られた事で殺しにかかった。
- ちなみにアンジュは「精神コマンドは魔法じゃない」と突っ込んでいたが、精神コマンドは「魔法のようなもの」と説明される事もある。
- 「イ、イエス・マム!」
- 『V』アルゼナルルート第15話より。スメラギの剣幕に押されて、思わず軍隊式の返答を返してしまう。
- (あれはふもふもランドのマスコットのボン太くん…。そのつぶらな瞳と愛らしい動きで老若男女に愛されるキャラクター…)
(非番の時に見に行こうと思って、準備を整えておいたけど、まさか、こんな所で会えるなんて…)
(どうする…?捕獲して私だけのものにして…駄目だ、それではロザリーと同じだ…!) - 『V』シークレットシナリオ「想いの形」にて。よく調べ上げているものである…。仮に彼女が捕獲したとして中身に絶句するであろうが…。
- 「やっと二人きりになれたわね…。さぁ、始めましょう」
「プリティサリアンの幻想王国 …。秘密のお茶会の幕が、今上がる」 - で、クリア時のシナリオデモにてボン太くんの元へプリティ・サリアンの恰好をしてやって来る。一体何をやっているのか…。
- 人によっては『某ブリリアントパークのようだ』と例えられた事も。
搭乗機体
- アーキバス サリア・カスタム
- カスタマイズが施されたアーキバス。水色のカラーリングと百合の花のマークが特徴。
- クレオパトラ
- エンブリヲ側に就いてからの搭乗機。通信機能やレーダーが強化されている。
- ヴィルキス
- 第11話にて搭乗。しかし、適性が無かったのでアンジュのように乗りこなすことは出来なかった。
余談
- サリアの劇中での動向を見ると、「魔法を使えず人間扱いされないノーマである故に、魔法を使えられるようになって他者から憧れ愛されたい願望があるのではないか?」という考察も存在している。
脚注
商品情報