EVA3号機
- 外国語表記:EVA-03 Production Type
- 登場作品:
- 分類:汎用人型決戦兵器(エヴァンゲリオン)
- 形式番号:EVA-03
- 全長:40~200m
- 重量:700~96000t
- 動力:電力供給(アンビリカルケーブル)
- 装甲:12000枚の特殊装甲
- 開発:NERV
- 所属:NERV
- 主なパイロット
- 【旧約版】鈴原トウジ(フォースチルドレン)
- 【新約版】式波・アスカ・ラングレー
概要
機体概要
『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する、汎用人型決戦兵器人造人間・エヴァンゲリオンのプロダクションタイプセカンドモデル。
頭部形状と機体色以外はEVA弐号機と同一。眼部はEVA弐号機の四眼は受け継がれておらず、EVA初号機の双眼に戻されている。機体色はブラック、認識コードはEVA-03。
コアとなっている人物は劇中では明示されなかったが、PS2ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン2』にて鈴原トウジの母親である事が説明されている。
元々は、アメリカ政府が強引に開発権を主張し、4号機と共にNERVのアメリカ支部で建造された機体であるが、第4使徒のコアを4号機に搭載した事故によってアメリカ第2支部が消滅。その結果、EVAを恐れる様になったアメリカ政府側の以降で、半ば押し付ける形でNERVアメリカ第1支部より本部へ送りつけられる事となった。ネルフ本部での実戦配備のため、アメリカ第一支部からの運送中、密かに使徒の浸食を受けてしまい、鈴原トウジが乗り込んで起動したところで、寄生していた使徒に制御を乗っ取られ、第13使徒バルディエルとなる。
SRWでは「EVA3号機」と数字部分が漢字表記ではないのはアメリカで製造された為であるが、他メディア(プラモデルやフィギュア、漫画等)では「EVA参号機」と表記されている事も多い。原作ではEVAとしての活躍は一切なく、今のところのSRW参戦は全てオリジナルの展開である。また、作品にもよるが使徒と対決する事も可能。
新劇場版
正式名称「汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型 3号機」。他のEVA同様カラーリングの変更が行われている。腹部装甲が白色、前頭部装甲が暗赤色へと変更されている。またパイロットは鈴原トウジではなく、式波・アスカ・ラングレーになった(3号機を気に入ったら、2号機同様に赤くしたいらしい)。パイロットは変更されたが、旧世紀版と同様ダミープラグに切り替わったEVA初号機に使徒として処理され、大破している。
登場作品と操縦者
TV版設定では、武装は他のEVAに共通している装備の強化版。機体性能は数値だけならEVAの中で最強である。ただし、後半に自軍に参加するが必殺技と呼べる武器がなく、その後も特に武装が追加されることがないため、力不足感は否めない。しかし、3号機の武装は名前こそ他のEVAのそれと同名だが攻撃力が高い。尤も、A.T.フィールドによる鉄壁の防御は健在であり、トウジの精神コマンドもアタッカー向けの為、ちゃんと改造してやればEVA弐号機に準じる程度の活躍は可能。
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F
- カラオケモード及び『完結編』の予告のみに登場。
- スーパーロボット大戦F完結編
- バッドエンドルートにおいて、渚カヲルの搭乗するラスボス機として登場。空中の相手に攻撃できないので、無傷で倒す事ができる。武器は二つしかない。
- バッドエンドルート以外では登場せず、話題のみとなるだけでその後は不明。本作のみ「参号機」と表記されている。
- なお『全スーパーロボット大戦電視大百科』では、「最初からS2機関を搭載した強化型EVA」という設定になっている。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 鈴原トウジの専用ユニット。使徒として登場し、隠し要素の複数の条件を満たす事で後に仲間として登場し、条件を満たせば部隊に参入する。性能的にはEVA4機の中で最も高く、強化パーツスロットが3つあるが、必殺武器が無い為、決め手には欠ける(フル改造を施した上で装甲系パーツを装着すると味方のEVAの中では最も数値が高くなる)。零号機改が後半で抜ける事を考えて性能がいい3号機を入手するのもいいだろう。
- 味方仕様として参戦したのは本作が初めてであり、武装は当時バンダイから発売されたHGシリーズのプラモデル版に用意されたものを参考にしたものと見られ、ニードルガンを除いて全く同じ。
- 条件を満たして参戦した場合はその後のマップで第14使徒ゼルエルと直接対決が可能となり、トウジと3号機にとっては最初で最後の対使徒戦となる。ある意味、元使徒VS使徒の対決にもなるわけであるが、トウジの初陣に現れた使徒が強烈なだけにメンバーの中では一番相手が悪すぎる初陣としか言い様がない。
- なお、αシリーズでは使徒として処理されて自軍に参戦しなかったのが正史らしく、以降の作品には登場しない(『α』での竜馬の台詞だとバルディエルのみを殲滅する様な事を言っているが、『第3次α』ではシンジフラグが立ち切らなかった(3号機が参戦しなかった)事を示唆する会話が存在し、また3号機が健在ならばトウジがイカロス基地へ召集がかからなかった事に矛盾が残る)。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
- DC版では大抵の機体がPS版より能力アップしているのだが、EVA3号機においてはプログレッシブナイフの攻撃力が微量だが低下するというマイナス修正が入っている。
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 新劇場版設定。起動実験を行うか凍結するかでルート分岐する。ユニットとしては「第9の使徒」名義のみ登場。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 鈴原トウジの専用ユニット。使徒として登場し、後に仲間として登場。今回は無条件で自軍に加入する。基本性能自体はEVA各機の中で最も高いが合体攻撃や必殺武器が無く、本作ではトウジが魂を修得しなくなってしまった為、火力では合体攻撃を持つEVA初号機、EVA弐号機に劣る。トウジが精神コマンド「鉄壁」を修得するが、補正はA.T.フィールド貫通後の数値に対してかかるため、「ダメージ16000まで無効」という事は出来ない。ただ、A.T.フィールドを貫通されるような攻撃を受けてもそれなりに安全に立ち回れるという点は魅力。
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 新劇場版設定でユニットとして登場。レアリティSSRのディフェンダー。アビリティにEVA系SSRユニット三種の神器[1]に加えHPが1/2以上で装甲が上昇する「テスト用プラグスーツ」を持つため、打たれ強さはEVA系トップクラス。ド根性を持つのでHPが減っても自前で回復可能と壁役として非常に優秀。前線を支えつつ溜まった雑魚を必殺スキル「ATフィールド展開」で消し飛ばすのが主な役割だが、熱血を覚えればボスキラーとしても活躍できる。EVA系共通の弱点として宇宙の適性がやや低いのがネック。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- 武装ではなく、その名の通り接近して殴りつける技。他の三機に比べて攻撃力は高い。
武装
- ニードル発射機構
- 左肩のウェポンラックに装備。弐号機が旧劇場版で使用したものと同一。
- 『α』で実装されている。
- EVA専用拳銃
- 肩部ウェポンラックに格納された専用の拳銃。
- SRWでは再現されない事も。
- プログレッシブナイフ
- 肩部ウェポンラックに格納された新型のプログナイフ。
- 使いやすいが、空の敵に対して攻撃できないのが欠点。切り払いはこれによって行なう。
- パレットライフル
- EVA共通の外部兵装の一つ。
- 『MX』ではP武器で、さらにダブルアタック可能な為、使いやすい。
- ポジトロンライフル
- EVA共通の外部兵装の一つ。
- 長射程で高威力な3号機の最強武器。暫定的な必殺武器である。
特殊能力
- 剣装備
- 切り払いを発動する。
- A.T.フィールド
- トウジの鉄壁による数値修正が、A.T.フィールド貫通後のダメージに掛かる仕様が残念。鉄壁が先に判定されたなら、最強の盾役になっていたのは確実である。
- アンビリカルケーブル
移動タイプ
サイズ
- L
機体BGM
名場面
- 3号機起動実験
- 松本での起動実験にて、トウジはEVA3号機の起動に成功するが、その直後第13使徒バルディエルに乗っ取られる。その後の結末はメディアによって異なる。
関連機体
- EVA初号機
- EVA弐号機
- EVA零号機 / EVA零号機改
- EVA4号機
- SRW未登場。3号機と同じくアメリカで建造されたエヴァ。形状は3号機と同一でカラーリングはシルバー。第4使徒シャムシェルの残骸から取得したS2機関の搭載起動実験中、事故により周辺地域を巻き込み消滅した。
- EVA量産機
- 第13使徒バルディエル
- 本機に寄生した使徒。
商品情報
- ↑ ダメージ軽減のATフィールド、最初からコア所持のアンビリカル・ケーブル、WAVEが進むごとに攻撃力が上昇するシンクロ率。レアリティSSRのEVAは全てのユニットがこの3つを持つ。