RX-7

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RX-7
登場作品 トップをねらえ!
初登場SRW スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 機体
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スペック
デザイン 大畑晃一
分類 マシーン兵器
生産形態 量産機
型式番号 RX-7
全高 8.8 m
重量 3.62 t
開発 日産自動車およびフォルクスワーゲンの共同開発
所属 トップ部隊
主なパイロット タカヤノリコ
アマノカズミ
ユング・フロイト
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RX-7は『トップをねらえ!』の登場メカ

この項目ではバリエーションである「RX-7 ナウシカ」「RX-7 ジゼル」「RX-7 ミーシャ」についても説明する。

概要

トップ部隊の主力格闘用機動兵器。

西暦2008年の日米戦争で日本軍の空間自衛隊が使用したRX-1を母体として開発されており、外宇宙航海においての多目的使用を前提に作られている。

訓練用の機体が地球のトップ部隊養成学校で使用されており、沖ジョでは学年ごとに色が分けられていた。

世界中の精鋭の集まりであるトップ部隊によって運用される機体であるため、全機各自の国家でライセンス生産されたものに搭乗しており、頭部デザインおよびカラーリングの変更が認められている。このため、量産型ではあるが全ての機体がカスタマイズされた専用機のような状態になっている。

宇宙怪獣戦を想定して開発されており、電撃系の武装を多く装備していたが、その戦闘力は兵隊タイプにすら及ばず、2戦目の火星沖会戦にてトップ部隊はほぼ壊滅状態へと追いやられ、人類の認識の甘さが露呈する結果となった。

その後はシズラーが量産されるに伴って主力機の座を譲るが、宇宙港での誘導などの各種雑用のほか、最終決戦ではヱルトリウムやスーパーヱクセリヲン級のレーザー砲座の砲手が乗り込んでレーザー砲を発砲していた。

フィクションではあるが、開発元が実在する自動車メーカーというロボットアニメでも珍しい設定である[1]。また、機体の名前の由来はスポーツカー「サバンナRX-7」であり、日産自動車でもフォルクスワーゲンでもなくマツダ社製である。

バリエーション

ナウシカ
タカヤノリコ機。一応前期主役機と言える。
コーチによってその秘めた才能を見いだされ、見事トップ部隊へと昇格し、沖ジョからヱクセリヲンへと配属されたノリコに与えられた機体。日本から2名のみ選出されたトップのためにカスタマイズされた機体であり、母国の技術の粋が凝らされている。
だが実戦経験が皆無であったノリコは、宇宙空間での初戦にて恐慌状態に陥ってしまい、何もできないまま戦闘が終了してしまった。
火星沖会戦においてはユングのパートナーのリンダが故障した自機の代わりに搭乗するもあえなく破壊されてしまった。
ジゼル
アマノカズミ機。頭部のエッジが特徴。
ミーシャ
ユング・フロイト機。星のマーキングが特徴。

登場作品と操縦者

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
初登場作品。プロローグ及び中盤以降にガンバスターシズラー黒までの繋ぎとして3機とも登場する。ミーシャのみ武器が若干異なる以外は同じ性能なので、見た目以外に大きな違いはない。性能は完全にリアル系でパイロットと全く合っておらず、最長射程も1で改造引継ぎもない。火力と燃費は良いが、おとなしく倉庫番でもさせておいた方がいいだろう。必殺技が原作と比べてやたらと派手になっているのが救いだろうか。
スーパーロボット大戦α for Dreamcast
特に『α』から変更はない。

単独作品

スーパーロボット大戦T
第11話「遠い星から来た災厄」、第21話「小さな火を胸に」にてナウシカが、地上ルート第13話「復活のZ」にてジゼルとミーシャがユニットアイコンのみ登場

装備・機能

武装・必殺武器

武装

プラズマビアンキ
電撃ロッド。「プラズマ」と付くが、特にプラズマは関係ない。これを用いた技に「ジャコビニ流星アタック」がある。
なお、ビアンキとはイタリア語で「白」の意で、これと同じ名を持つイタリアの自転車メーカーが存在している。
プラズマランサー
電撃ランス。宇宙怪獣を内部から焼き尽くす。
兵隊を撃破する威力を持つが、そもそも接近戦は死を意味するような状態であったため、焼け石に水であった。
トライアングル・クロー(SRW未登場)
下腕部に収納されたナイフ。
カリホルニウム核爆弾(SRW未登場)
1機1発装備する核ランチャー。露払いに使用する。
兵隊を撃破できたが、圧倒的な数の前にはあまり意味をなさなかった。
スプレーガン(SRW未登場)
某量産兵器のオマージュ。性能も同じようなものだと思われる。

必殺技

イナズマキック
マシーン兵器を用いた必殺技の一つ。いわゆる「ライダーキック」。ナウシカとジゼルが使う。
ゲームにおいては最強武器であるが、あくまで格闘術の一種であって、特別な効果は持たないただのキックである。
イナズマ反転キック
ジャコビニ流星アタック
ミーシャがプラズマビアンキを用い使用。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。

移動タイプ

サイズ

S

機体BGM

「全艦発進せよ(M30)」

関連機体

コスモアタッカーV(SRW未登場)
RX-7と共に運用される宇宙戦闘機。火力はRX-7を遥かに上回っており、「兵隊」相手ならば充分対抗できる。

余談

  • 原作の設定通りならば核兵器を運用するので、スパロボ的にはガンダム試作2号機並の危険性を持っているはずだが、南極条約という枷があるためか劇中で使用することはなかった。
  • RX-7が核弾頭として使用しているカリホルニウム(原子番号「98」、元素記号「Cf」)は現実に存在している核物質である。実際、核兵器の小型化が容易になる理由で研究が行われていた時期があり、『トップ』以前にも様々なSF作品に登場した。
    • しかし、カリホルニウムは100gあたりの値段が7兆円(!)もする超高額商品なので、研究はあっと言う間に廃れてしまった。『トップ』の世界観では大量生産の手法が確立したのだろう。なお、『トップ』本編で「半減期が3時間」と語られていることから、使用されているのは「カリホルニウム247」と思われる。
  • RX-7 ノリコ機の愛称「ナウシカ」はタカヤノリコが無類のアニメファンであることから、スタジオジブリ制作のアニメ映画『風の谷のナウシカ』が元ネタと思われる。
    • なお、『トップをねらえ!』の監督である庵野秀明氏は、アニメ映画『風の谷のナウシカ』の原画スタッフ(主に巨神兵の登場パートを担当)であった。また後年、庵野氏は『風の谷のナウシカ』のスピンオフである特撮短編映画作品『巨神兵東京に現わる 劇場版』(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』と同時上映)を制作している。

脚注

  1. ただし、日産自動車およびフォルクスワーゲン両社の許諾を得ているかは不明。もっとも、現実世界においても自動車メーカーおよびその関連企業が、戦車や戦闘機といった兵器の製造工程に関わる場合もある。余談だが、日産自動車は2012年のアニメーション作品『輪廻のラグランジェ』に登場するロボットのデザインを行っている。