グリッドマン
グリッドマン | |
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外国語表記 | Gridman[1] |
登場作品 | SSSS.GRIDMAN |
声優 | 緑川光 |
デザイン | 後藤正行 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
スペック | |
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分類 | 超人 |
全高 | 50m[2] |
重量 | 44000t[3] |
所属 | グリッドマン同盟 |
グリッドマンは『SSSS.GRIDMAN』の主人公の一人。
この項目では主に「イニシャル・ファイター」「プライマル・ファイター」について説明する。
概要
宝多六花の家が営むジャンクショップ「絢」の店内に置かれた旧式のパソコン「ジャンク」に宿る超人。自らを「ハイパーエージェント・グリッドマン」と名乗り、響裕太に己の使命を思い出すように呼び掛ける。だが、自身も記憶喪失であり、「危機から街を守る」という使命以外は思い出せずにいる。
怪獣が出現した際は裕太がプライマルアクセプターをジャンクに向け「アクセスフラッシュ」とコールする事で合体し、一定時間だけ実体化することが出来る。自由にサイズを変化させることが可能だが、サイズの大きさに比例してエネルギーの消耗も激しくなるため戦闘可能時間も短くなってしまう。グリッドマンのエネルギーはジャンクと連動しており、活動時間が短くなると額のビームランプが点滅し、ジャンクの稼働状態にも影響が及ぶ[4]。グリッドマンが戦うには裕太とジャンクの両方が必要不可欠であり、裕太とジャンクが引き離された場合は戦えないという弱点もある[5]。
新世紀中学生が変身するアシストウェポンと合体することで戦闘能力を向上させることが可能で、様々な戦場に対応可能。ただし、複数のアシストウェポンと一度に実体化するとジャンクの処理が追い付かずにフリーズしてしまう(この問題は後に解決法を思いついたことで解決した)。
基本的に真面目で勇敢、正義感が強い性格であり、記憶の大半を失いながらも、唯一覚えている「使命」を果たすことを第一に考えている。しかし、若干天然ボケな面もあり、恋に悩む裕太に頓珍漢な応援をしたり、内海に「(六花ママの前では)喋るな」と言われたそばから反射的に名乗ってしまったりしている。
その正体は、かつて現実世界の破壊をもくろんでコンピューターワールドに現れた、次元犯罪者を倒すためにやって来た正義のエージェント。本体は高エネルギー体で実体はなく、その姿(『電光超人グリッドマン』)はコンピューターワールドで戦う際に、協力者となった少年の描いたCGヒーロー・グリッドマンの姿と名を借りたもの。その犯罪者を倒したのちも、様々な世界でグリッドマンの姿でいくつかの事件に関わって来た。アレクシス・ケリヴを追って再びコンピューターワールドを訪れたが、不死不滅の存在であったアレクシスを倒すことができず、敗北。その人格は新世紀中学生と、根幹の部分をなす二つに分かれてしまい、その二つのうち一つはジャンクに、もう一つは創造主であるアカネの「設定」を外れ始めていた裕太に宿ることになった。
各形態
- Initial Fighter(イニシャル・ファイター)
- 裕太と初めてアクセスフラッシュした際の形態。能力が著しく制限され、カラーリングも水色、紫、灰色を基調としていた。
- Primal Fighter(プライマル・ファイター)
- サムライ・キャリバーがジャンクを最適化した事でInitial Fighterから変化した形態。能力が向上し、カラーリングも赤、青、白を基調とした物に変化した。フィクサービームの他に機能の大部分が新世紀中学生として本体と隔絶されて使用不可能となっていることに加え、グリッドマンが活動する舞台がコンピューターであることを考慮すると、一般的なPCでいう「セーフモード」に相当する状態と考えられる。
- 前日談小説『ダイアクロンVSグリッドマン』によれば、ヒカリ・カイザキとその亡弟が空想したヒーロー「シルバークラティオン」を元にした防御力特化型の強化形態であり、元々は電光超人の弱体化形態というわけではない。実際にこの状態では生存性が大きく上がる。ただしグリッドマンのグリッドマンたる所以であるフィクサービームが、追加装甲によって使用できなくなる。
- 電光超人グリッドマン
- Primal Fighterから外装が弾け飛び、その中から現れたグリッドマンの真の姿。特撮番組『電光超人グリッドマン』におけるグリッドマンの姿と同一。アレクシス・ケリヴとの最終決戦にて、自分が「響裕太に宿ったグリッドマン自身」であることに気付いた裕太と新世紀中学生たちが、アクセプターで一斉にアクセスフラッシュしたことで覚醒した。
- アンチを含む6人全員でアクセスフラッシュを行い、ジャンクに戦闘コード「GRIDMAN」を入力することでこの形態になる。ジャンクに表示されるパラメータは全て100%。
- その本質は全てを癒し、修復する「グリッドフィクサービーム」にあり、アレクシス・ケリヴとの最終決戦ではこの技でアカネとアレクシスの心を癒し、ツツジ台を修復した。
強化装備形態
- マックスグリッドマン
- バトルトラクトマックスと合体した姿。剛力合体超人。腕部が強化される他、タンカーキャノンによって遠距離戦にも対応出来る。
- 剛腕にはブースターも内蔵されており、超電撃キックの際に上昇や加速に使用された。
- バスターグリッドマン
- バスターボラーと合体した姿。武装合体超人。ガトリング砲や各種ミサイルによって火力が大幅に強化される。
- 目立つドリルは突進ではなくグリッドビーム強化に使われる。
- スカイグリッドマン
- スカイヴィッターと合体した姿。大空合体超人。脚部にブースターが装備され、飛行能力を得る。
- フルパワーグリッドマン
- 全アシストウェポンと合体した姿。超合体超人。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。本作ではMAGINEの一種として扱われる。
- 地上ルートでは「覚・醒」、宇宙ルートでは「破・壊」から参戦。エースパイロット認定時の獲得スキルプログラムは「技量アップ」。裕太と一体化した為かグリッドマンは男性パイロット扱いで、「秘密のディスク」の効果対象になる。
- イニシャルファイター状態は初登場時のスポット参戦のみで、武装の消費ENがそれぞれ+10されている。それ以降はプライマル・ファイターとなり、電光超人グリッドマンはフルパワーグリッドマンの武装、個別コマンドとして登場。
- 加入時にはジャンクを自軍が買い上げて母艦内に設置する[6]という大胆な形で自軍と行動を共にする。このため、原作第5回のように場所に困るという事態にはならない。[7]
- 各アシストウェポンは召喚攻撃として再現され、グリッドキャリバーエンド以外はグリッドマン(とジェイデッカー・ビルドタイガー)の撃墜数で解放されるサイドミッションや艦内ミッションをクリアすると一つずつ追加される。
- 格闘とグリッドビームはEN制だが威力が並、各アシストウェポンは高威力だが全て弾数制かつグリッドキャリバーエンド以外は各2発ずつとやや極端。ハイパーエージェント発動のために単機駆けを狙うなら攻撃力を上げて格闘で雑魚を制圧できるようにするか、Bセーブやカートリッジ・光子力3Dプリンター等で弾数を補填したい。ある程度余裕ができたら覚醒や決意マルチアクションを活かせる援護攻撃を修得するのも有効。どのみち武器の追加が継戦力・対応力の向上に繋がるため、グリッドマンを主力にするならサイドミッションの攻略は積極的に行いたい。
- キーミッション「炎の合体」にてそれまで手に入れてこなかったアシストウェポンが全て追加されると共に、イベントを進めるとフルパワーグリッドマンに合体可能になる。
- だが合体すると武装の癖が非常に強くなる為、ステージ序盤はグリッドマンのまま立ち回るなど工夫が必要。また、強化パーツやスキルプログラム、カスタムボーナス、エースボーナス、ドライストレーガーの強化などで、出撃時に既に合体可能な気力になってしまうと気力上昇時の合体可能カットインが見れなくなってしまう。
- 各武装にはジャンクの画面に敵機体が表示される演出があるのだが、Switch版の場合編集時点でのバージョンでは敵画像の解像度が極端に落ちる。不具合なのかハード的な都合なのかは不明。
- アレクシスとの最終決戦で獲得できる強化パーツ「戦闘コード:SSSS」は、S-アダプターに加えてグリッドマンが装備している時のみ攻撃力アップ+装甲アップ+射程+2という強力な効果を持つ。S-アダプター効果はおそらくタイトルのSSSSにかけたジョークと思われるが、覚醒したグリッドマンは特撮空間からアニメ空間まで踏破しているので、あながち間違ってもいない。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 電撃大斬剣グリッドマンキャリバー
- サムライ・キャリバーが変身したアシストウェポン。大型の片刃剣。
- 『30』では召喚攻撃の演出として登場。
必殺技
- グリッドビーム
- 両腕を交差させてエネルギーをチャージし、左腕のプライマルアクセプターを敵に向けて放つ必殺ビーム。
- 『30』では第1話の一連の流れを再現。
- グリッドライトセイバースラッシュ
- プライマルアクセプターから光の刃を伸ばし、敵を切り裂く。
- 『30』では格闘のトドメ演出で使用。
- フィクサービーム
- 胸部から腹部にかけて位置するクリスタル「トライジャスター」から放つ治癒光線。本来はコンピューターワールドを修復し、現実世界に及んだ影響を消すための技だが、副次効果として人の精神への治癒作用がある。
- プライマル・ファイターではトライジャスターが装甲で覆われているため使用できない。
- グリッドハイパービーム
- 特撮『電光超人グリッドマン』に登場。アニメ未登場。ジャンクにある全エネルギーをアクセプターに集中して放つグリッドマン最大の破壊光線。その威力はコンピューターワールドを消滅させるほどで、グリッドマン自身が消滅する可能性があった。
召喚攻撃
- グリッドキャリバーエンド
- 特殊な空間を形成し、背中のスラスターを吹かせて敵に突撃しながらグリッドマンキャリバーで敵を空間ごと一刀両断する。
- 立ち位置としては加入ミッションのイベントですぐ追加される初期必殺技。
- 他3つと比べて威力は少し低いが使用条件が気力120と軽く弾数も4あり、アシストウェポンが揃ってくれば少し硬めの雑魚戦にも使いやすくなる。
- マックスグリッドマン
- マックスグリッドマンに合体し、両拳とタンカーキャノンから放つマックスグリッドビームで攻撃。トドメ演出では更に超電撃キックで追撃する。
- 『30』ではサイドミッション「7人の刑事」またはキーミッション「勇者の魂」で追加。
- 極太ビームによる攻撃だが格闘属性で移動後可能1~2と近接戦闘向けの性能。
- バスターグリッドマン
- バスターグリッドマンに合体し、キャタピラユニットを前面に展開しバスターグリッドミサイルとガトリングビームガンで攻撃。トドメ演出では更にツインバスターグリッドビームで追撃する。
- 『30』では艦内ミッション「砲・撃」またはキーミッション「炎の合体」で追加。
- グリッドマン最長の射程を持つがアシストウェポンの中では唯一の射撃属性。そのため格闘に偏らせて育てているとこちらの攻撃力は伸び悩む。
- スカイグリッドマン
- スカイグリッドマンに合体し、背部の二問ビーム砲で攻撃。トドメ演出では更にアンプレーザーサーカスで追撃する。
- なお、劇中でのアンプレーザーサーカスはスカイヴィッター単独で使用するのみであり、スカイグリッドマン状態で使用するのはSRWオリジナルとなる。
- 『30』では艦内ミッション「飛・翔」またはキーミッション「炎の合体」で追加。
- マックスグリッドマン同様ビーム射撃の演出だが格闘属性。手元に穴がある変わりに最長射程が長く、移動後攻撃可能な事も含めて互いを補い合う性能。
特殊能力
- 超合体
- キーミッション「炎の合体」で追加。
- 気力130以上でフルパワーグリッドマンに合体可能。アシストウェポンはユニット扱いではないため単独で発動可能。
移動タイプ
サイズ
- 1L
カスタムボーナス
- グリッドマンの出撃時の気力+10。EN+50、移動力+1、装甲値+100。
- 『30』で採用。基本能力値を浅く広く高め、出撃時の気力も高める。
- 初期から闘争心L2を持つため、これに加えてエース獲得or闘争心L3に追加育成すれば開幕からグリッドキャリバーエンドを使えるようになり利便性が高まる。
機体BGM
- 「UNION」
- 『30』で採用。OP。DLC適用時は原曲となる。
パイロットステータス
精神コマンド
- 30
- 直感、信頼、気迫、決意、勇気、覚醒
- 気迫があるため育成無しでもアシストウェポンや超合体を開幕から発動でき、勇気のおかげでグリッドビームやバスターグリッドマンも使いやすい。
- 終盤は覚醒を交えた大技ラッシュも非常に強力。そのため魂を付与する消費系強化パーツを持たせる意義もより強い。
- その分集中・鉄壁が無く機体側も防御系技能が皆無で、防御面には難がある。フルカウンター習得の有力候補といえるだろう。
- 或いは、決意からのマルチアクションや覚醒で先手必勝を心掛よということなのかもしれない。これならばハイパーエージェントも発動させやすくなる。
- イニシャルファイター時は覚醒を習得できないが、この姿で出撃するのは初登場のスポット参戦時のみなので実プレイには影響しない。
特殊スキル
- 30
- ハイパーエージェント、HEROL9、底力L5、闘争心L2、精神耐性
- 「ハイパーエージェント」と「HERO」はグリッドマン専用スキル。前作のヒーローとは別物。
- 「ハイパーエージェント」は、「戦術マップ中、敵を5機以上撃墜すると、与ダメージ1.1倍、命中率+10%の効果を得る」というもの。
- 「グリッドマンが」撃墜する必要があるため、マルチアクションによる進撃や反撃狩りで意図的に撃墜数を稼がせないと発動しないままミッションが終わることもしばしば。
- 「HERO」は「スキルレベルに応じて、装甲値、クリティカル率が上昇し、武器消費ENが軽減される」というもの。レベル9まで育つとクリティカル率+20%、装甲値+250、EN消費量80%となる。消費軽減効果はEセーブとも重複するため、L2では64%、EXだと40%まで下げることが出来る。
- グリッドマン状態では主要武装が軒並み弾数制なのであまり恩恵を感じないため、これに関してはフルパワーグリッドマンになってからが本番。
エースボーナス
- 特殊スキル「ハイパーエージェント」の効果が、与ダメージ1.2倍、最終命中率+20%に強化される。
- 『30』で採用。厳しい条件自体は緩和されないものの、リターンが高まり、発動時に活躍させやすくなる。
人間関係
グリッドマン同盟
新世紀中学生
- サムライ・キャリバー、マックス、ボラー、ヴィット
- アシストウェポンに変身する四人組。共に戦う仲間。
- 正体はアレクシスに敗れた際に分裂した人格データで、要は分身。「中学生」の総称は、マックス曰く「かつて世界を救った中学生たち」に肖ったものらしい。
敵対者
- 新条アカネ
- 邪魔者としてグリッドマンの正体を探ろうとする。
- アンチ
- 打倒グリッドマンを存在意義とする彼に追われ続けていた。それらが全て失敗に終わり、生きる意味を失った末、グリッドマンの全てをコピーした新たなるグリッドマン「グリッドナイト」へと変身した。作中最後のアクセスフラッシュにも参加し、彼とも一体化した。
- アレクシス・ケリヴ
- 嘗て彼に一度敗北した事が示唆されている。
その他
- 六花ママ
- ジャンクは彼女の店に置かれている。
- ボイスドラマではうっかり彼女に挨拶してしまい、「めっちゃかっこいい声」と評された。
他作品との人間関係
ウルトラシリーズ
- ウルトラマン
- M78星雲光の国の戦士。『30』では進次郎と共闘した際に彼の事を知っているかのように語っている。どこかで会ったのか、それとも誰かに聞いたのかは定かではない。
リアル系
- ヒタチ・イズル
- 裕太の友人という事もあり、ヒーローを目指す彼を密かに見守っていた。ウルガルとの最終決戦では彼の持つヒーローとしての素質を認め、エールを送る。
名台詞
- 「私はハイパーエージェント・グリッドマン」
「思い出してくれ、君の使命を」 - 第1回より。裕太への語り掛け。なお、二度目に同じように語り掛けた際には「それはもう聞いたっす」と途中で遮られてしまっている。
- Primal Fighterになってからはこの問いかけをしなくなった。
- 『30』ではキャラクター事典及び中断メッセージで発してくれる。
- 「裕太、君の使命を果たすんだ」
裕太「え、たった今やったんじゃ」
「全ては始まったばかりだ」 - 同上。グールギラスの撃破に安堵した裕太だったが、それは始まりに過ぎなかった…。
- この言葉もそうだが、Initial Fighterの時は記憶の欠落が強調されており、使命が『何』なのか、『何』が始まったのか、いわゆる『主語』を全く話さないという特徴がある。
- 「それが、私と君のプライマルアクセプター。君の意思で私とアクセスフラッシュしてくれ」
- 第2回より。今後も合体出来るよう、裕太へプライマルアクセプターを装着させる。
- 「ならばもう迷いはない。私がお前を倒す!」
- 第3回より。自分は怪獣だと名乗り、グリッドマンを倒すのが使命だというアンチに対して。
- 「彼らは新世紀中学生。私と君達の味方だ」
- 同上。六花ママの店に集まったマックスやボラー、ヴィットを裕太達へ紹介する。
- 「どうした裕太。苦しそうだな」
- 第4回より。六花が合コンに行くと知り、彼女は年上好みじゃないか?と疑う裕太への問いかけ。
- 「私でも感知できなかった怪獣…」
- 同上。ゴングリーの出現が分からなかったことに肩を落とす。
- 「ここはどこだ…!?」
- 第5回より。裕太達が校外学習へ出かけたため、新世紀中学生が急遽ジャンクを購入。現地で電源を入れた際、連れてこられた場所に困惑する。
- 「私は最大出力サイズでも、70mが限界だ」
「そして、大きければそれだけエネルギーの消費が早く、裕太とのアクセスフラッシュを維持出来ない」 - 同上。裕太へ自身のサイズの限界と巨大化した際の欠点を伝える。
- 「おかしい、このUFO自体に意思を感じない」
- 第7回。何度でも復活するヂリバーUFOに違和感を覚える。
- 「この街に迫る危機の根源は、新条アカネと、そのアレクシス・ケリヴと名乗る者か」
- 同話より。裕太達の話と今まで判明した事実から、黒幕を断定する。
- 「どちらの意見も正しい。だからこそぶつかってしまうのかもしれない」
- 第8回。六花と内海の言い争いの際に。ボラーから当たり障りの無いことを言うなと叱られる。
- 「ああ!信じて待っていたぞ、みんな!」
- 第9回。夢の世界から覚めて自らの所へ駆けつけたグリッドマン同盟の皆を出迎える。
- 裕太「ありがとうグリッドマン。君のおかげで、俺達帰って来られた」
「だがまだ一人、目覚めさせなければならない人間がいる」 - 同話より。裕太達へアカネを救うことを提案する。
- 「新条アカネは、この世界の神なのか?」
- 第10回。裕太達も、街も、怪獣も、記憶も全てが創られた物なのかと悩む皆に対し。
- 「それは新条アカネにとって住みやすい環境、安らぎを求めたのだろう」
- 同話より。どうしてアカネはこの街を創ったのかという裕太への返答。
- 「怪獣は新条アカネの悪意のようなもので、生き物としての活動はしていない」
裕太「でも、あいつは最初からグリッドマンを憎むように生まれてきた」
「きっと怪獣である以上に生き物になってしまったのだ」 - 同話より。怪獣は生き物じゃないのかという六花達に、アンチの異質さを語る。
- 「私はハイパーエージェント・グリッドマンなのだから!」
- 第11回。裕太と同一存在という真実に達し、行くのを止めようとする内海へ決意を示す。
- 「そんなものは命では無い!!」
- 最終回。限りある命では無限の命を持つ私には勝てないと言うアレクシスに対して。
- 「そうか…私の力は、倒すためだけの力ではなく、私の本当の力は…!」
- 同話より。アレクシスに追い詰められた末にグリッドフィクサービームを放つ。ここから主題歌「UNION」をバックにグリッドマンの逆転劇が始まる。
- 「フィクサービームとはこの世界を修復する力!」
「この世界を創った、新条アカネの心を救う力だ!」 - 同話より。フィクサービームでアカネの心を癒して直し、街の修復を果たす。
- 「これが、命ある者の力だぁぁぁぁ!!!」
- 同話より。人間が持つ可能性の力を信じると、アレクシスへ止めの一撃を叩き込む[8]。
- 「ハイパーエージェントを代表して、君達の協力に感謝する」
「アレクシス・ケリヴは封印した。私達はハイパーワールドに帰還しなければならない」
「私達の使命は終わったのだ」 - 同話より。六花と内海へこれまでの感謝と別れを告げる。
- 「私は本当に信頼できる友達を持つことの大切さを、改めて思い知った」
- 同話より。六花と内海に礼を述べ、彼は新世紀中学生達と去って行った。
迷台詞
- 「裕太、どんなに敵が巨大でも、逃げずに立ち向うのだ!」
- 第4回より。六花達の合コンの相手が大学生と知った時の頓珍漢な応援。確かに相手は年上の男だが……。
- 「ところで、ここはいったい…」
- 第5回より。戦闘は無事に終わったものの、連れてこられた場所が最後まで分からず、困惑してしまう。この後説明されたのだろうか…。
- 「すまない…」
- ボイスドラマ第2.2回「この人、空気に乗らない人」より。六花ママに話しかけられた際、思わず挨拶してしまい、裕太に注意された際の謝罪。
- 「君も私のことは言えないな」
- 同上。六花ママに対しその場に居合わせたキャリバーのことを「心強い武器」(直後に内海が武士と訂正)と言ってしまった裕太に対しての苦言。
- 「あ、はい!」
- ボイスドラマ第5.5回「グリッドマンは悪くない」より。ジャンクごと運び込まれたファミレスで、店員に「グ、グリッドマン様ー?」と呼ばれて、反射的に裕太と声を揃えて返事してしまう。裕太がファミレスの順番待ちの用紙に「グリッドマン」と書いたのが原因なのだが、妙に明るい声で律儀に返事をしているところが笑いを誘う。
- 「たとえ記憶がなくとも、裕太の体には刻まれている。私が宿ってもなお、六花への思いは変わらなかったように」
- 最終回。目が覚めた本来の裕太からはまた記憶が失われてしまうのかと六花に問われた際の返答。一見良い台詞なのだが、よくよく考えると裕太が六花の事を好きだと勝手にバラしてしまっている。それでいいのかヒーロー……
- ちなみに裕太がグリッドマンだった時の記憶は「残っている」とのこと。
スパロボシリーズの名台詞
- 「裕太の友人である君のことをずっと見てきた…。そして、君がヒーローになるという夢を持っていることも知っている」
イズル「でも、僕は…なれないみたいです。大事な戦いなのにここで見ている事しか出来ないし」
「君が、そう決めたのならば、そうだろう」
イズル「でも…」
「君の生き方を決めるのは君だ。なぜなら、思うことで人は力を生み出せるのだから。思うままに飛び立つんだ、熱い夢の叫びのままに」
イズル「どうして、それを僕に?」
「もし、裕太と出会わなかったら君と一つになっていたかもしれない」
イズル「僕と?」
「決断する、諦めない。そして、仲間を信じる…。君はヒーローになれる何かを持っているから…」 - 「オペレーション・ヘヴンズゲート」より。ウルガルとの最終決戦を前に身体に変調をきたし、出撃を禁じられたイズル。ドライクロイツの苦戦を前にいてもたってもいられなくなったイズルに対し、グリッドマンは精神世界でエールを送る。グリッドマンの台詞の一部には『電光超人グリッドマン』のOPテーマ「夢のヒーロー」の歌詞が引用されている。
対決・名場面
- 覚醒
- 最終話より。本来の姿を取り戻した電光超人グリッドマン。新条アカネを取り込んだアレクシス・ケリヴと対決する。一度は連続攻撃で圧倒するが、アレクシスは何度倒してもすぐに復活、逆に追い込まれてしまう。絶体絶命の窮地の中、本来の力を思い出したグリッドマンは起死回生のグリッドフィクサービームを発射。かつて何度となくコンピューターワールドを修復してきた光がツツジ台を、アカネの心そのものを癒していく。六花たちの後押しもあり、アカネが現実と向き合う覚悟を決めたことで融合が維持できなくなるアレクシス。なおも悪あがきを続けようとする退屈な不死の怪物に、命あるもの…グリッドマンの鉄拳が炸裂する。
- スパロボ30では、部分的にしか映像化されないのもあって、知らない人が見るとやや話しの繋がりが分かりづらい面も。
余談
- 各合体形態の呼称は勇者シリーズで使用された合体名にちなむ。
- 剛力合体は『勇者指令ダグオン』のパワーダグオン、武装合体は『太陽の勇者ファイバード』の武装ファイバード、大空合体は『黄金勇者ゴルドラン』のスカイゴルドラン。いずれもSRW未参戦。
- 担当声優である緑川光氏は原典である『電光超人グリッドマン』においてもグリッドマンの声を担当していた。
- 企画段階では特撮版とは別人にする案もあったが、雨宮監督が緑川氏のCVを希望したことで、特撮版と同一人物とした上で、物語に謎を残すために記憶喪失に設定された経緯がある。
- 『電光超人グリッドマン』のグリッドマンも含めて、「鋼の超感謝祭2021」における緑川氏の発言にもある通りグリッドマン本人はロボットではない。
- しかし、原典のグリッドマンは実体を持たないエネルギー体がただのCGイラストであった「グリッドマン」の名と姿を借りている(形態としてはエクスカイザーなどに近い)状態であるため、立ち位置的にもロボットに近い珍しいタイプの変身ヒーローと言える。
- 原典『電光超人グリッドマン』放送終了後に存在した雑誌企画『電光超人グリッドマン魔王の逆襲』では、グリッドマンの弟である「グリッドマンシグマ」が登場している。『SSSS.GRIDMAN』やその続編『SSSS.DYNAZENON』にはシグマは登場しないが、その要素はグリッドナイトに引き継がれている。
- アニメ放送開始前からこのアニメ版デザインの着ぐるみが製作されており、各種イベントに出演している。
- 最終話において本来の姿を披露し、それまでボカされていた全貌が明らかになるという構成は、『SSSS.GRIDMAN』の脚本を担当した長谷川圭一氏が過去に手掛けた特撮『ウルトラマンネクサス』でも採用されている。また「過去シリーズの戦士が別世界で弱体化して記憶を失い、自身の正体と世界の謎を解き明かしていく」という点も同じく長谷川氏のメインライターを務めた『ULTRASEVEN X』との共通点が指摘されており、セルフオマージュの類であると思われる。
- 上記のアニメ版着ぐるみも特撮版着ぐるみと共演(自分自身との共演)している。この同一人物の共演は『ウルトラセブン』と『ULTRASEVEN X』、『ウルトラマンネクサス』とその前日談の『ULTRAMAN』でも行われた。
- 「主人公がアニメオリジナルの姿で登場し、最終話で原作と同じ姿に戻る」という演出は、『SSSS.GRIDMAN』以前にT雨宮哲氏が監督(シリーズディレクター)を務めたTRIGGER制作のアニメ『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』(SRW未参戦)でも用いられており、こちらを想起した視聴者も多い。
- SSSSという名称は特撮版をアメリカでローカライズした際に追加された呼称で、「Superhuman Samurai Syber Squad」の略。アニメ版では「才色兼備、才貌両全、最強女子、新条アカネ」を暗示し、最終話で明示された際は、「Special Signature to Save a Soul(魂を救うための特別な署名)」となっている。
商品情報
脚注
- ↑ 登場人物|SSSS.GRIDMAN 2022年1月5日閲覧。
- ↑ ミクロから70mの間で調節可能。
- ↑ 0から60000tの間で調節可能。
- ↑ 具体的には、ジャンクに備えつけられた赤いランプが警報音と共に点滅、火花と煙を吐くようになる。これは原典である実写版『電光超人グリッドマン』でもお馴染みの光景で、「ジャンクがパワーダウンするとグリッドマンは消滅してしまう」と説明されていた。
- ↑ そのため、第5回で裕太たちが山奥での校外学習中に怪獣と遭遇した時、彼とジャンクを引き合わせる為に新世紀中学生がジャンクショップからジャンク本体を買い取り裕太の下に運ぶという力技を行っている。
- ↑ 原作第5話では3万7429円であることが明かされたが、CREDITは消費されない。
- ↑ ボーナスミッション「走れ!常夏のヒーロー」では、ドライストレーガーからジャンクを持ち出す展開が描かれ、近くに電源が無かったため内海による自転車発電で電力を賄うという荒業も行われた。
- ↑ 余談だがこの台詞は『ポプテピピック』第14話において緑川氏版のポプ子によってパロディされている。