アテナ・ヘンダーソン
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アテナ・ヘンダーソン | |
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登場作品 | 超時空世紀オーガス |
声優 | 勝生真沙子 |
デザイン | 美樹本晴彦 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Z |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 18歳 |
所属 | チラム→ファクトリー |
軍階級 | 少尉 |
アテナ・ヘンダーソンは『超時空世紀オーガス』の登場人物。
概要
チラムの女性エースパイロット。愛国心が強く、軍の特異点奪取作戦のため桂木桂を追う。
実は桂のかつての恋人ティナ・ヘンダーソンの娘で、第1話での、時空変動の前の彼女との「逢瀬」の時に出来た子。
時空転移のタイムラグのせいで母の臨終を看取ってやれなかった上、同年齢のミムジィと付き合い、挙句の果てに、その子供を身篭らせた事で母の事を忘れたと思い桂を恨んでいたが、後に桂と和解してグローマに参入する。母・ティナの面倒を見てくれたオルソンを「おじ様」と慕い、上官としての敬愛から、やがて愛情を抱いてゆく。
なお天才的パイロットである父の桂から受け継ぎ、その相棒で同等の実力を持つオルソンに鍛えられたパイロットとしての腕は本物。操縦の癖も似かよっているようで、戦った桂は「鏡の中の俺と戦っているみたいだ」ともらしたこともある。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。序盤は敵として登場するが、中盤以降仲間になる。中の人の関係なのかガンダム系への特殊戦闘台詞もある。
- 戦闘能力は、桂やオルソンに匹敵する強力なパイロットだが、小隊長能力や合体攻撃の有無で2人に微妙に差をつけられており、小隊員として「直撃」を使ってることの方が多いかもしれない。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 今回は桂との親子2人しか参戦しない。会話でもあまり出番はないが『マクロスF』のメンバーとの絡みが最も多い。オルソンが登場しないため、寂しそうな表情を見せていた。EDでも出番は父共々少ない。
- また、桂への援護攻撃の台詞が、前作の仲間になった直後のものに戻っている。原作同様ミムジィが妊娠したことで、また桂への態度が頑なになったのだろうか(桂も同様の台詞に戻っている)。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 今回は桂の召喚攻撃要員でユニットとしては使えない。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- エンディングにて登場。
関連作品
パイロットステータス
高い回避率と射撃能力に加え、精神コマンドも戦闘に特化したものを揃えているので、主力に援護にと局面に応じた運用が可能となる。
能力値
『Z』では、デフォルトでの回避率が桂・オルソンを凌ぎ、射撃値も両者に迫る数値に設定されている。女性パイロットでここまで能力値が高いのは他だとハマーンくらい。
精神コマンド
特殊スキル
隊長効果
- 命中率+10%、回避率+10%
- 『Z』で採用。
エースボーナス
- 命中率・回避率・クリティカル率+10%
- 『第2次Z破界篇』で採用。常時「見切り」の効果。これにより気力130以上で天才と同値の修正が常にかかることになる。Zの小隊長能力の効果に加え、クリティカル率まで上がるのが嬉しい。
人間関係
- ティナ・ヘンダーソン
- 母。アテナは彼女のことを「お母様」と呼ぶ。時折、桂のことを娘アテナに話して聞かせていた。
- オルソン・D・ヴェルヌ
- 父の友人であり、アテナに戦闘テクニックを叩き込んだ師匠ともいえる人物。私的な場では彼を「おじ様」と呼んで慕う。彼に理想の父のイメージを重ねていた。
- 後に彼に女としての愛を向ける。桂と自身が親子であることは、彼によって明かされた。
- 桂木桂
- 父。ティナの元にあった桂の写真は祖父によって処分されたため、アテナは桂の顔を知らなかった。当初は父であることを知らず、チラム軍の意向に従って彼を追跡していた。
- 空間転移に彼とともに巻き込まれた際、お互い親子であることは知らずに初めて語り合う。
- 後に、親子であることを知った際には、これまで母と自分を残して姿を消したことを非難した。しかし、最終的には和解し、最終回では彼を「お父様」と呼んだ。
- マイケル・ヘンダーソン
- 祖父。桂を娘ティナに手を出す泥棒猫と嫌っていたため、彼の写真を焼却処分してしまい、アテナは父の顔を知ることができなかった。アテナの名付け親。SRW未登場。
- ミムジィ・ラース
- 彼女に恨みの気持ちはないが、彼女が桂と親密な関係になり、桂の子供を宿したことから、アテナの桂への態度はより苛立ちの募るものとなった。一度彼女が命の危険に晒されたとき、見捨てかけたこともある(すぐに引き返したが)。最終的に父と和解したことで、そのあたりの気持ちの整理もついた模様。
他作品との人間関係
- アキ
- 『Z』では彼女を保護した。
- ミハエル・ブラン
- 女好きである彼に目を付けられた。が、父親がしっかりガードを固めている。
- クラン・クラン
- ボビー中尉の言動になれることができずに戸惑っているアテナを心配していた。
- また、アテナに関心を向けたミシェルに対して、「そうやっておまえはアテナを毒牙にかけようとするか!」と一喝した。
- ボビー・マルゴ
- 彼のことを「乙女の心を持つ男」と称して、驚かされることが多々ある。いまだに彼の言動には慣れることができないらしい。
名台詞
- (こうまで私の手の内を読むとは・・・何故、そんな戦法が使える!?)
- 桂と初めて戦った時の独白。桂が「鏡の中の自分と戦っているみたいだ」と評したようにアテナも自分と似た戦い方をする相手に戸惑っていた。親子である上に、アテナの戦いの師匠が桂の相棒であるオルソンなので、このように感じるのも必然といえた。
- 「百歩譲って、本当にあなたが私の父親だったとしてもよ…私は絶対にあなたを許さないわ!」
- 桂を実の父親と知った直後に、彼に言った言葉。この後、母ティナと自分をチラムに置きっぱなしにしたこと、母が苦労して死んだこと、桂が自分と同年代のミムジィと親密な関係になっていること等のうらみつらみを涙を流しながら桂に語った。
- 「ひどいわ、おじ様!どうして私にそんな話を聞かせたのよ?私が父に会いたいって言っていたから!?それとも、この男がおじ様の親友で私と戦わせたくないから…?どうせならおじ様が私の父だって言ってくれたら…」
- こちらは、真実を語ったオルソンに向けて言った言葉。アテナが去った後、桂は「人間じゃないみたいな言い方された」とショックを受けていた。
- 「ああ、お母様教えて!あの男が本当に私の父親なの?」
- 上記の台詞の後、桂たちのもとを去って、ナイキックのコクピット内で涙を流しながら、今は亡き母ティナに問いかけた。この後、母が父(桂)のことを語っていた時のことを思い出していた。
- 「もう少しDシステムに被害をあたえさせてから始末するべきだったかな?」
- 特異点を必要としない時空修復のDシステムをチラムが完成させ、試運転時にムウの無人デバイスの襲撃に遭い、そのデバイスを破壊した時に不敵な笑みとともに発した言葉。特異点としてのオルソンの価値を再び戻そうとするアテナにとってDシステムは邪魔以外の何者でもないというのが見て取れる台詞。
- 「認めないわよ!私の姉妹(きょうだい)なんて!」
- ミムジィの妊娠が発覚した後、桂に向かっていった言葉。母・ティナのことを思うと父の行動は許しがたいものであったようだが怒りばかりではなく、言った後には複雑な表情をみせた。
- (これが任務でなければ撃ち落としてやるのに!)
- 上記の会話の後、気晴らしにオーガスで出撃した桂を護衛している時のモノローグ。彼女にとって母・ティナの存在は大きく、その母を不幸にしたと見なしている桂への憎悪が伺える。
- 「心配する相手が違うのでは?」
- 桂から「君の行く末を心配しているんだ」と言われた後に間髪入れず、こう返答した。アテナは、直前で桂がミムジィと親密にしていたのを目撃したため、この時はろくに桂と目も合わせなかった。彼女からそう言われた桂は、唖然とした表情で立ち去っていくアテナを見つめるしかなかった。
- 「気をつけて、お父様」
- 最終話にて、時空修復に向かう桂から母・ティナの写真が入ったペンダントを渡した際に。遂に桂を父親として認めた。
- 桂自身も「やっとお父様か。初めは貴様だからな、道のりは遠かったよ」と心底嬉しかったようだ。
スパロボシリーズの名台詞
- 「認めたくないけど…いいコンビネーションだ!」
「お父様、続きます!」 - 援護攻撃時の台詞。『Z』で仲間になった直後は前者、最終話で後者に切り替わるのだが、『第2次Z破界篇』および『第2次Z再世篇』では残念ながら前者に戻ってしまった。
- 「何をのんきに構えている!お前は事態を把握しているのか!」
「くっ、こんな能天気な男が私のお父様とは、やはり納得できないものがある!」 - 『第2次Z破界篇』にて空間転移で暗黒大陸に跳ばされた際、危機感や焦りを見せない桂に対して言った言葉。
- 父親である桂を「能天気な男」と呼ぶなど相当呆れている様子。直前では「お前」と呼んでいることから、普段は「お父様」とは呼んでいないようである。
- ちなみに『第2次Z破界篇』および『第2次Z再世篇』のシナリオパートでは一度も「お父様」と呼ぶ場面が無い。
- 「ど、どうしてもボビー大尉のアレには慣れる事が出来なくて…女好きの男というのは嫌になる程、見てきたが、乙女の心を持つ男というのは…」
- ボビーの言動に戸惑っている様子。この後、ボビーにほめられ、戸惑いながら礼をいう等、原作では見られなかった戸惑い様を見せ、ミシェルに目を付けられることになる。