葵杏奈
葵杏奈 | |
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読み | あおい あんな |
外国語表記 | Anna Aoi |
登場作品 | |
声優 | 中原麻衣 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd |
SRWでの分類 |
パイロット サブパイロット |
プロフィール | |
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改名後 | 猿渡杏奈 |
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
生年月日 | 2030年5月5日 |
年齢 | 17歳 |
身長 | 151 cm |
スリーサイズ | B84 W53 H83 |
血液型 | B型 |
所属 | ダンナーベース |
葵杏奈は『神魂合体ゴーダンナー!!』のヒロイン。
概要
ダンナーベース所長葵霧子とロボット工学の権威である葵達也の間に生まれた娘。「巨神戦争」にてゴーダンナーのパイロットである猿渡ゴオに命を救われた事で彼に憧れ、後に交流を経て結婚する事になるが、思わぬ運命に導かれる形でネオオクサーのパイロットとなり、ゴオと共に戦う道を選ぶ。
ゴーダンナーのストーリーは、杏奈を中心にして物語が展開し、後に後継機に乗り換える点からも、ヒロインであるのと同時に「もう一人の主人公」であると言える。
人物
ゴオと婚約した間柄であるが、まだ17歳の美少女で、芽花園学園に通う高校生。
明朗快活な性格で、考えるよりも先に身体が動くタイプであるが、やや危なっかしいと言えるまでの行動力を発揮する事も多い。家事全般をそつなくこなし、世話好きな面もある。容姿端麗にスタイルも抜群である事から、所属しているロボット部では、マドンナ的存在として多くの男子生徒達の憧れの存在で、ゴオの弟で学園の同級生でもある猿渡忍からも思いを寄せられているが、自身はあくまでもゴオ一筋である。ぴんぴんという名前の雌猫を飼っている。
パイロットとしての技量や運動神経において天性の資質の持ち主で、訓練用ロボットを手足の様に乗りこなし、ゴオが課したパイロット適性を図る為の訓練の数々もこなして見せており、射撃戦闘のシミュレーションではレベルAを難無くクリアし、後にレベルSでもトップのスコアを叩き出している。藤村静流からは「動体視力だけなら常人の域を超えている」、ゴオ本人からも「この年代の女子としては良過ぎる」と評されているが、戦闘経験に関してだけは他のロボット乗りに比べても圧倒的に不足しており、初陣でも着地の衝撃で気絶し、電気ショックで目覚めさせられている。
一方、精神面に関しては年相応と言え、物語の中でゴオとは何度も兄妹の様な喧嘩を繰り返している。更には前任のネオオクサーのパイロットであったミラ・アッカーマンがゴオと恋仲にあったと言う真実を知り、すれ違いを起こした末に、人々を守る為に戦わなければならないパイロットとしての責任を放棄して勝手にダンナーベースから去ってしまった事もある。しかし、数多くの戦いを経ていく事で精神的に大きく成長する事になり、ゴオとは真の意味でのパートナーとしての絆を紡いでいく事になる。
後に、2話での擬態獣との戦闘経験を経て、林奈々絵と共にインサニアウイルスのキャリアになっていた事実が判明している。
劇中の様相
12歳の時に巨神戦争でゴオに救われ、それから数年後に冴えない男に成り下がってしまった彼と再会。当初は殆ど相手にされていなかったが、積極的にアタックを繰り返した結果、彼を立ち直らせる事に成功して遂には結婚にまで至る。
しかし、結婚式当日、クラブマリナーの成れの果てである擬態獣12号の出現によって式は中断になってしまうも、「待つタイプじゃない」という持論から、忍のバイクを借りてゴオの後を追う。そして、擬態獣の攻撃に巻き込まれた結果、教会の墓地地下にある旧ダンナーベースに封印されていたネオオクサーを発見し、ゴオを助けるべく出撃。初めて搭乗したとは思えない程の戦闘力を発揮し、自身が戦う事を拒絶したゴオを叱咤。ツインドライブモードへの初合体を果たし、擬態獣12号の撃破に成功する。
その後もネオオクサーのパイロットとしてゴオと共に戦おうとし、当初はゴオに反対されていたが、ゴオに認めてもらおうと懸命に行動し続けた結果、徐々に戦闘パートナーとして認められていく。だが、死んだはずのゴオのかつての恋人のミラが擬態獣化していたクラブマリナーから生還したのを切っ掛けに、擬態獣との戦いが熾烈を極めると共に、新婚生活は波乱の一途を辿る事になる。
ミラが事恋人関係にあった事実を知ってからも彼女を受け入れようとしていたのだが、ゴーダンナーが剣の搭乗するブレイドガイナーに敗れた上に、引き取っていたルウ・ルーが剣の姿に魅入って去ってしまい、更には精神的に追い詰められ戦えなくなったゴオの気持ちを理解出来ず、静流の一次的な死から完全に打ちのめされた彼がミラに縋りつく姿も目の当たりにした結果、半ば衝動のままにダンナーベースを去ってしまう。その後、5年前の時の様に擬態獣が大量発生した事で、一度はダンナーベースに戻ろうとするのだが、その矢先で記憶を取り戻しパイロットに復帰したミラの駆るネオオクサーの凄まじい戦闘力やゴーダンナーとの抜群の連携を目の当たりにした結果、完全に打ちのめされてしまった事で、ベースに戻らない道を選んでしまう。
3ヶ月過ぎた『2nd』では、学園には通い続けるも、ダンナーベースに戻らないままボロアパートでの一人暮らしや友人達の家での居候を始め、出産したぴんぴん達を養うべく幾つものバイトに精を出す日々を送っていた。しかし、自分がゴオと出会う前よりロボットに乗る事を夢見ていた事や、ダンナーベースから出た行為が夢を捨てる事だった事に気付き、再会した静流にダンナーベースに連れられて、新たにネオオクサーの試作機であるゴーオクサーに搭乗し、パイロットとして復帰する事になった。
その後は、以前よりもパイロットとしての責任感を持ってゴーオクサーを完全に乗りこなす為の訓練の日々を送りつつ、ゴオ、ミラの二人と三角関係を演じる事になるが、そんな中でゴオがインサニアウイルスに感染。ゴーダンナーのパイロットを降ろされてパイロットとしてのアイデンティティを失いかけるゴオを支えつつ擬態獣の大軍勢を率いる超擬態獣との決戦に挑むことになる。しかし、ウイルスに感染してもゴーダンナーで戦い続けたゴオが遂にラビッドシンドロームを発症。暴走する彼を止めるべく、桃園桃子、笹暮小波の二人の協力を経て強制的にゴーダンナーTDMへと合体し、必死の説得の末に、口付けを介する形で発揮された自らの「キャリア」としての力で彼を正気に戻す。そして、ルウの搭乗するセレブレイダーの力を借りた「トリプルドライブモード」によって超擬態獣を倒す事に成功するも、その直後に末期症状を迎えたゴオは、目の前で蛹状の姿となってしまった。
7年後、ミラとコンビを組む形でゴーオクサーで擬態獣と戦い続けていたが、林の子供の遺伝子を利用する形でゴオを蛹状態から解放する事に成功。ようやく念願の結婚式を果たす事になった。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 第1話から戦闘に加わる。戦闘向きと言えるほど強くは無いのだが、乗機ネオオクサーの持つバリアの強さもあって育成次第ではメインも張れる。防御を鍛えるとバリアも当然強化されるのでオススメ。ゴーダンナーに合体すると杏奈の撃墜数が増えない=撃墜数ボーナスが得られず能力が伸びづらくなるので、意識して敵を落とさせるといいだろう。
- スーパーロボット大戦L
- 原作再現が『SECOND SEASON』から始まるため、「猿渡杏奈」名義。顔グラフィックにゴーオクサー搭乗時用のものが追加された。仲間になるのは原作通りしばらく経ってから。しかも合流直後に旦那が戦線離脱、その数話あとにはゴーダンナーの代理パイロットだった静流が抜けるため擬態獣との最終決戦までオクサーの状態でしばらく戦わなくてはいけなくなる。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 初登場作品。担当声優の中原麻衣氏も本作がスパロボ初参加となる。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年11月のイベント「病める時も健やかなる時も」期間限定参戦。ゴオと二人一組でゴーダンナーツインドライブモードのメインパイロット扱い。パイロットパーツはボイス付き。
- 『SECOND SEASON』原作終了後設定。既に結婚しているが、表記上は「葵杏奈」名義。
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- 猿渡ゴオ
- 5年前に命を救われた事をきっかけに恋に落ち、後に夫婦になる。ラビッドシンドロームを発症し眠りについた彼を7年間待ち続け、晴れて結婚式を挙げる。
- 葵霧子
- 母親。
- 葵達也
- 父親。死んだと思っていたが、実は教会の神父、芽花園学園の学園長、トラックの運転手、喫茶店のマスターといった様々な姿で杏奈の事を見守っていた。その為、彼女の同級生である男子生徒達が厭らしい目で見ていた際は、怒気の篭った態度を見せている。
- ミラ・アッカーマン
- ゴオを巡る奇妙な三角関係に。原作版、漫画版において決着の形が異なる。
- 藤村静流
- ロボット乗りの先輩。多くの事を彼女から学び尊敬しており、次第に姉妹の様な間柄となっていく。その為、死んだと思っていた彼女が生きていたのを知った際には、泣きながら喜んで飛びついている。
- 影丸
- ゴオや静流が課した訓練を次々とこなしていった杏奈の優れた潜在能力を高く評価している。他のダンナーベース職員と異なって彼女の存在を知っていたらしく、他の職員達が霧子に娘がいる事を驚いていたのに対し、冷静なままであった。
- ルウ・ルー
- 父親を失った彼女を引き取り、しばらくの間共に暮らす。彼女が何も言わずに剣のもとへと去っていった際には嘆き悲しんだ。
- 猿渡忍
- ゴオの弟で同級生。忍は杏奈に惚れているが、杏奈自身は気づいてない。だが、告白めいた事を言われると「おもしろい」と返し冗談扱いしている事からも、気付いていないふりをしている可能性も否定出来なくもない。
- 杏奈の事を気に掛け見守り続けていたが、最終的にはその想いを消化させ、義理の弟としての立場を受け入れる事になった。
- ぴんぴん
- 物語の冒頭の時期より飼っていた愛猫で雌。当時は杏奈の懐に入るほどに小さく、実は杏奈と共にゴオに助け出されていた。『1st』では妊娠していたが、杏奈はぴんぴんが妊娠するまで雌だと気付いていなかった。
- 『2nd』では無事に4匹の仔猫達を出産しているが、それ故に杏奈が一人暮らしをしていた時には生活苦の原因になっていた。傷つき苦しんでいる杏奈を慰めたり、彼女が分けた食事を仔猫達が食べようとしたのを諌める等、彼女の事は懐いている模様。
- 猫田英之
- 杏奈の幼馴染みに当たるぴんぴんに似た顔立ちの少年で、ぴんぴんを譲った人物。幼少期に杏奈と結婚の約束をしており、現在もその事を真剣に考えているのだが、母親の霧子の事を妄想してムラムラするむっつりスケベさを見せる等、不健全な面も。結局、最終的にはフラれてしまう事に。
他作品との人間関係
スーパー系
- 南原ちずる
- 『SC2』では同年代の友人で、『L』でも仲の良い同僚である。
- 兜甲児、弓さやか
- 『K』では以前からの友人で結婚式にも招待した。
- ボス
- 『K』では甲児やさやかと同じく以前からの知り合いだが、結婚式には招待しなかった。
- 加納渚
- 『L』でのクラスメイトで親友、そして後の同僚。ちなみに『K』の甲児達とは違い、杏奈が結婚している事は知らなかった。
- イクサー1
- 『L』にて下校途中にコバルトに襲われたところを彼女に助けられている。
- 飛鷹葵
- 『L』ではゴオとの夫婦の様を彼女に「美女と野獣」と形容される。
- エイーダ・ロッサ
- 『L』では彼女がLOTUSに合流する際、渚の分も含めて彼女にサインを求める。
リアル系
ガンダムシリーズ
マクロスシリーズ
- ロイ・フォッカー
- 『SC2』でゴオやミンメイ達とともにゼントラーディに捕まり、尋問の際「キスをしろ」と脅迫され最初はゴオとキスをしようと誘うがゴオに拒否され、そのドサクサに紛れ杏奈にキスをしようとした。
バンプレストオリジナル
- ケイジ・タチバナ
- 年上の彼をからかってかわいがる場面も。
- ミスト・レックス
- 『K』第1話の結婚式の際に汚れたままの手で結婚指輪のケースを持ってきた彼にケースを汚されてしまったり、後述にある通り杏奈にアトリームを役立たず呼ばわりされたと勘違いした彼に猛反発されたりする。また、彼の精神的な成長の無さに本気で呆れ返っている。
- AL-3 アリス
- 『L』では後述にもある通り、第3新東京市でのストレイバードとの戦いに際して、作戦を成功させる自信を持てず弱気を見せた彼女を叱咤激励した。
名台詞
- 「このバカチンがぁっ!それでも男か!泣き言言うな!」「そのロボットは何のためだ!大事な物を守るためじゃないのか!名前も知らない街の人達は大事じゃないのか!」
- 第一話にて。二度と大切な人を失いたくないがために合体を渋るゴオの尻を叩く。これを受けてゴオは杏奈と初めて合体し擬態獣を撃破する。
- 「ふたりがいてくれたから私もここにいる! だからゴオちんは死なせない。それにミラ、あなたも死なせはしない!」
- 暴走したダンナーと心中しようとするミラに対して。
スパロボシリーズの名台詞
K
- 「そんな腹黒い人には見えなかったけど…」
- 第19話「星の扉、運命の扉・前編」より。デュランダルを疑っていたカガリに言った台詞。Kのデュランダルは確かに腹黒いが…。
- 「ちょっと考えてみた!…使えそうな星だけ侵略して、使えない星は全部壊しちゃうとか!」
- 第27話大空魔竜ルート「結末」より。イディクスの目的が依然として掴めない状況の中考えた仮説。杏奈としてはあくまでも「イディクスにとって利用価値のある星しか侵略しないんじゃないのか」と考えたつもりだと思われるが、少々誤解を招きかねない台詞ともなってしまっている。結果、ミストはアトリームを役立たず扱いされたと感じて怒鳴ってしまう。
L
- 「泣き言を言うなぁっ!」
「できるか、できないかじゃないよ。やるしかないんだよ」
「私だって、右手でお料理しながら左手でピアノを弾いてる気分だけど、プラズマドライブの制御、やってるよ!」 - 第13話「戦う理由」より。ストレイバードに対抗するための作戦を成功させる自信を持てないAL-3 アリスを叱咤した時の台詞。
- 「私にはその子の気持ちがわかるよ」
「大切な人が危ない時にただ見ているだけっていうのは結構ツライよ…」 - 第32話「奏でられた曲は」より。ステラの戦線参加に難色を示すシンに対して。杏奈自身もゴオが危険な時にただ見ていることしか出来なかったこともあったためか重みのある一言である。
- 「…帰ってくるんだよね? パートナーを置いていなくなるのは絶対にやっちゃいけない事だよ?」
- 第35話「永遠のソルジャー」より。ビッグゴールド最終決戦時にイクサー1に対して言った言葉。パートナーを置いていなくなった経験のある杏奈ならではの一言。