あちらの世界

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あちらの世界(Another World)

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スーパーロボット大戦A』において初登場した、作中の世界である『こちらの世界』とは分岐された可能性に値する並行世界の事を指し、その世界を通称する形で『あちらの世界』、または『向こう側』、『極めて近く、限りなく遠い世界』等と呼ばれている。

作中に登場したバンプレストオリジナルの敵勢力である地球連邦軍特殊任務実行部隊「シャドウミラー」は、まさにこの世界から、次元転移する形で現れた存在である。


『あちらの世界』と『こちらの世界』の違い

いずれの登場作品においても、互いに並行する世界である『あちらの世界』と『こちらの世界』では、起きた事件や歴史等もかなり異なっている。

スーパーロボット大戦APORTABLE

  • 『あちらの世界』では、異星人の襲来や地球人類の内紛が原因で、地球圏で大きな戦争が起こり、一時は侵略してきた異星人によって地球全体が占領されていた時期がある。
  • 『あちらの世界』における連邦は、ジオンと手を取り合う形で異星人に打ち勝っており、この時のジオンの総帥はシャア・アズナブルで、永きに渡り彼の宿敵になるはずだったアムロ・レイは、ア・バオア・クーで戦死している(最終階級は「曹長」)。
  • 『あちらの世界』で、ゲシュペンストが正式採用されていたのに対し、『こちらの世界』では、ゲシュペンストの拡張性を恐れたシャドウミラーの情報操作によって、メタルアーマー・試作D兵器の量産型である『ドラグーン』が正式採用されている。ちなみに、『あちらの世界』のD兵器は、パイロットがケーン・ワカバら3人ではない上に、ろくな戦闘データも取れないまま、初陣で大破した挙句に完全廃棄という散々な結果に終わっているが、『こちらの世界』では、シャドウミラーの予想を遥かに上回る形でD兵器の戦闘データが取れた結果、ドラグーンはゲシュペンストに引けを取らない高性能な機体になったという皮肉な結果になっている。
  • ゲシュペンストシリーズの正式採用によって、『あちらの世界』では『ゲシュペンストMk-III』が開発されている。

OGシリーズ

  • 『あちらの世界』では、新西暦160年代から盛んになったスペースコロニーの独立自治権獲得運動が原因で、連邦とコロニーの対立が悪化の一途を辿り、エルピス事件での毒ガスによる虐殺が実現。その結果、エルピスの大半の市民が死亡し、マイヤー・V・ブランシュタインエルザム・V・ブランシュタインの二人も死亡者の中に含まれている。この事から、コロニーの治安維持とID4の弾圧が強化され、結局コロニーが独立することはなかった
  • 『あちらの世界』では、メテオ3が落下していないにも関わらず、それに内蔵されていたトロニウムが地球に存在していた(ヴィレッタは何者かが地球に持ち込んだと推測している)。
  • 『こちらの世界』で、量産型ゲシュペンストMk-IIの生産数が50機にも満たないのに対し、『あちらの世界』では約3000機という数百倍の数が生産されている。また、テスラ・ドライブが標準装備されている等、『あちらの世界』のMk-IIの方が、高性能と汎用性を両立させていた。この事が、後に『こちらの世界』にて、ゲシュペンストシリーズの近代化計画であるハロウィン・プランが考案されるきっかけにもなっている。
  • 『あちらの世界』における「DC戦争」の終結後、辛くも勝利した連邦は、地球圏防衛の為に大幅な軍備増強を敢行。戦闘機から発展させたアサルト・ドラグーンや重戦車から発展させたヴァルキュリアシリーズといった新規の人型機動兵器や、EG型VR型といった特機型機動兵器が開発されるに至った。
  • 『あちらの世界』ではエアロゲイターが地球に襲来せず、インスペクターが最初の異星人勢力として地球に襲来した。
  • エクセレン・ブロウニングアインストによって蘇生されず、両親の意向によって特殊マテリアルを用いた結果、レモン・ブロウニングとして生まれ変わった。代わりに、キョウスケ・ナンブがアインストの影響を受けてしまっていたらしく、『OGS』の『あちらの世界』では、連邦軍特殊鎮圧部隊「ベーオウルブズ」隊長として、部隊共々に敵味方の見境無く殲滅する凶悪な存在「ベーオウルフ」と化していた(階級は大尉)。
  • 『あちらの世界』では、アルトアイゼンが『ゲシュペンストMk-III』として正式採用されているが、キョウスケの機体だけはアインストの影響を受けてしまっていた模様。アニメ版では、『こちらの世界』に乗り込んで、実際にアインストヴォルフノイヴォルフと異形な機体と化していき、パイロットのベーオウルフに至っては、面影が残らなくなるまでに変貌している。

話題まとめ

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