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停戦命令が出された時点でゾヴォークは地球との和平を決定していたが、それの障害になっていたのがゼゼーナンであった。ゼゼーナンが倒された事により、晴れて地球と「共和連合」との間に友好条約が結ばれることになった。 | 停戦命令が出された時点でゾヴォークは地球との和平を決定していたが、それの障害になっていたのがゼゼーナンであった。ゼゼーナンが倒された事により、晴れて地球と「共和連合」との間に友好条約が結ばれることになった。 | ||
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+ | 旧シリーズではクローン技術や縮退炉の概念、フェイズシフト理論などに見られる通り地球のはるか先を行く高い技術力を有しているが、それらを軍事転用する発想に乏しかった。そこで軍事技術に特化した地球の文明に着目し、テクノロジーを供与するかわりにそれらを応用した兵器を提供するよう持ちかけ、条約を締結した。そのため、ゲストにとって地球との提携関係は一種の'''貿易'''であったともいえる。 | ||
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+ | OGシリーズにおいても、ヒュッケバインの暴走事故を「ゲストではなくバルマー由来のブラックホール機関を利用しようとした事は条約違反であった」と指摘したウェンドロの台詞や、グランゾンの開発において「異星人の技術力を解析し有効利用できることを証明する」というEOTI機関の思惑などから、この設定が踏襲されていることがうかがえる。 | ||
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+ | インスペクター陣営と違って有人の兵器を使用しており、軍隊の運用思想は地球に近い。文化的には地球を蔑視するゼゼーナンのような人物がいる一方で停戦を志向する枢密院の存在もあり、考え方は個人や所属する組織においてかなりブレがあるようである。 | ||
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2012年8月16日 (木) 15:09時点における版
ゲスト(Guest)
『第4次スーパーロボット大戦』及び『スーパーロボット大戦F』に登場する星間連合国家。ただしこの「ゲスト」という名称は、地球側が「お客さん」や「交渉相手」を意味する言葉として呼称しているだけもので、正式にはゾヴォーグという名称を持つ。実際、『第4次』においてメキボスがロンド・ベルと接触した際は「お客さん? 翻訳機の故障かな」と、説明されるまでゾヴォーグの呼称だと気づかなかった。
『第3次スーパーロボット大戦』で地球に襲来したインスペクターとは同じ政治組織「共和連合」に所属しており、両者の最高意思決定機関として「枢密院」が存在している。なお、これらの組織名はいずれも地球の言葉で強引に訳したもので、正式名称は別に存在する。
表向きにはインスペクターの方が先に地球に接触してきたとされているが、実際にはDC戦争以前から地球に来訪しており、極秘に南極で接触してブラックホール機関やクローン技術などの技術提供などを行っていた。しかし、南極事件の発生で接触は中止されることとなる。
その後、同じ「共和連合」の一員であるインスペクターによる地球侵略が失敗した(インスペクター事件)後、ゲストは「地球文明抑止計画」としてテイニクェット・ゼゼーナンを司令官とした軍を派遣する。ゼゼーナンは一部の地球人や他の異星人勢力との接触を図り、地球の軍事技術や権益の独占を狙った。
ゼゼーナンはかつて地球側に提供したブラックホール機関(グランゾンに搭載される)のブラックボックス内にある特異点に細工を施しており、事象の発生確率を歪めることで(詳しくは特異点参照)地球圏を混乱させ、それに乗じて目的を達成しようとした。
しかし、それを看破し「自身が利用されている」と取ったシュウは、ゼゼーナンを含めたゲスト軍やロンド・ベル、魔装機神らを集め、全員の目の前で特異点を崩壊させ、ゼゼーナンの目論見を全て無に返した。
後に、ゲスト内でもタカ派筆頭であるゼゼーナンの独断行動が問題になり始め、ゾヴォーグの枢密院が停戦命令を出すものの、総司令官のゼゼーナンが拒否したため、止む得ず枢密院特使のメキボスがロンド・ベル隊に情報面で協力を行う等し、地球人達に倒される。
停戦命令が出された時点でゾヴォークは地球との和平を決定していたが、それの障害になっていたのがゼゼーナンであった。ゼゼーナンが倒された事により、晴れて地球と「共和連合」との間に友好条約が結ばれることになった。
旧シリーズではクローン技術や縮退炉の概念、フェイズシフト理論などに見られる通り地球のはるか先を行く高い技術力を有しているが、それらを軍事転用する発想に乏しかった。そこで軍事技術に特化した地球の文明に着目し、テクノロジーを供与するかわりにそれらを応用した兵器を提供するよう持ちかけ、条約を締結した。そのため、ゲストにとって地球との提携関係は一種の貿易であったともいえる。
OGシリーズにおいても、ヒュッケバインの暴走事故を「ゲストではなくバルマー由来のブラックホール機関を利用しようとした事は条約違反であった」と指摘したウェンドロの台詞や、グランゾンの開発において「異星人の技術力を解析し有効利用できることを証明する」というEOTI機関の思惑などから、この設定が踏襲されていることがうかがえる。
インスペクター陣営と違って有人の兵器を使用しており、軍隊の運用思想は地球に近い。文化的には地球を蔑視するゼゼーナンのような人物がいる一方で停戦を志向する枢密院の存在もあり、考え方は個人や所属する組織においてかなりブレがあるようである。
第4次スーパーロボット大戦(S)
主な流れは上記と同様。ディバイン・クルセイダーズやポセイダル軍と共同して地球侵攻作戦を展開。しかし、地球人勢力は地球の騒乱を平定。グランゾンが特異点を崩壊させたため「偶然」は止められた。最終的に追い詰められたゼゼーナンを打倒し、友好条約を結ぶことになった。
隠しルートとして、ゼゼーナンの元にシュウ・シラカワが先に辿り着いてしまったルートで、尚且つシュウの話を聞かずにシュウをも相手にしようとすると、ゼゼーナンは倒されるものの、ゲストと友好条約が結ばれる事が無くなり、終わりの無い泥沼の戦争が始まってしまうと言う結末を迎える。
スーパーロボット大戦F(F完結編)
主な流れは第4次と代わらないが、南極での条約にシュウの他に碇ゲンドウやタシロタツミも参加。ゼゼーナンが南極地下の第1使徒アダムを暴走させて条約協定が破られた。インスペクター侵攻が失敗した後に、ゲストも侵攻を開始。しかし、シャピロ・キーツの助言で地球の騒乱を意図的に引き起こすべく、クローン再生されたパプテマス・シロッコ、ギレン・ザビらを台頭させて地球圏を混乱させ、自軍を温存。しかし、グランゾンの特異点の細工もシュウ自身の手で解決され、都合よく「偶然の事象」も起こらなくなった。その結果ポセイダル軍が離反するという予定外の行動が発生。
結末については「DCルート」の場合は『第4次』と同様に。ただし、「恐怖と恐慌の狭間で」においてメキボスを倒すと、第4次でシュウと戦った時と同様のバッドエンドになる。また、3将軍と和解することができるようになった。「ポセイダルルート」の場合は月面でゼゼーナンらゲスト勢力を打ち倒され、残された戦力はシャピロに奪われる形となった。
OGシリーズ
ゲーム・アニメ共に所在は不明だが、ほぼシリーズ共通の流れで進むと思われる。ゼゼーナンらしき人物がアニメ『ディバイン・ウォーズ』に登場し、南極事件もシュウとグランゾンの反乱で失敗している。(既にOGシリーズでインスペクターが登場していたとは言え)DWにゼゼーナンが登場したことで、ゲームでのOGシリーズにゲストが登場する可能性が見出せたと言えるだろう。
主要人物
- テイニクェット・ゼゼーナン
- 「地球文明抑止計画」の総司令官。
- グロフィス・ラクレイン
- 傭兵から指揮官へと上り詰めた人物。元はエリート軍人。
- ゼブリーズ・フルシュワ
- 先代の指揮官の死亡に伴い昇進した人物。
- ジュスティヌ・シャフラワース
- 女性の指揮官。計算し尽くされた行動を取る。