「VF-31 ジークフリード」の版間の差分
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2022年4月21日 (木) 21:31時点における最新版
VF-31 ジークフリード | |
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登場作品 | |
デザイン | 河森正治 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
スペック | |
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分類 |
全領域型可変戦闘機 【バルキリー】 |
生産形態 | 量産機 |
型式番号 | VF-31 |
全長 | 19.31 m |
全高 |
3.85 m
|
全幅 | 14.14 m(ジークフリード) |
動力 | 熱核反応炉 |
エンジン |
|
エンジン推力 | 1,875 kN+×2 |
最高速度 |
|
MMI | EX-ギア・システム |
開発 |
スーリヤ・エアロスペース ケイオス・ワルキューレ・ワークス |
所属 | ケイオス |
乗員人数 | 1名+1名 |
主なパイロット |
ハヤテ・インメルマン ミラージュ・ファリーナ・ジーナス |
VF-31 ジークフリードは『マクロスΔ』、『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』の登場メカ。
概要[編集 | ソースを編集]
新星インダストリー、L.A.I、飛鳳航天工業公司、バーラトの4社による合併企業スーリヤ・エアロスペースによってYF-30 クロノスをベースに開発された制式量産機「VF-31A・B カイロス」を星間複合企業体ケイオスが独自に改修した可変戦闘機。
戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の護衛任務に特化しており、同時に彼女らの歌声を届けるための特殊装備を施されている。また、後部座席に彼女らを乗せて現場へ急行するための足ともなる。
可変システムはYF-30を踏襲し、最大の特徴であったマルチ・パーパス・コンテナユニットも装備。入手困難な高純度のフォールドクォーツの代わりに小型のクォーツや人工クォーツ「フォールドカーボン」を採用したため総合的な性能が低下した[1]カイロスよりも大型のクォーツを搭載し、YF-30と同じフォールドウェーブシステムも使用可能で、ワルキューレの歌声から発せられるフォールドウェーブを周囲に増幅・中継する事が出来る。また、自身のクォーツと共振させる事で一時的に機体性能を向上させる事が可能。
YF-30やカイロスのクロースカップルドデルタ翼ではなく前進翼を採用していたり、派手なカラーリングが施されているのはヴァールシンドロームに怯える市民に「ワルキューレが来た」と分かりやすく示すことでパニック抑止効果を狙ってのものである。機体を真上から見るとワルキューレの頭文字である「W」の字になり、垂直尾翼がやや内側に倒れているため、前方から見ると「Δ」になっているのが外見的な特徴。
一般市民等の護衛が主任務であるため、武装の威力は低く調整されている。通常仕様ではミサイルも搭載していない。
ペットネームの「ジークフリード」は叙事詩「ニーベルンゲンの歌」の主人公にちなむ。
バリエーション[編集 | ソースを編集]
- VF-31J
- 制宙支援戦闘機に分類される最新バージョンの機体。頭部ビーム機銃は1門。
- ハヤテ・インメルマンが搭乗。これまでの主役機と異なる青を基調としたカラーリングが特徴。
- VF-31J改
- 最終決戦でハヤテが搭乗したJ型の改修機。カラーリングに黒い線が追加され、背部にメッサーのパーソナルマークが追加されている。
- VF-31S
- 通信管制システムや武装が強化された隊長機。頭部ビーム機銃は4門。
- アラド・メルダースが搭乗。
- VF-31C
- 僚機のサポートに適した戦術支援戦闘機。頭部ビーム機銃は2門。
- ミラージュ・ファリーナ・ジーナスが搭乗。
- VF-31F
- 空中戦に特化した制宙支配戦闘機。頭部ビーム機銃は2門。
- メッサー・イーレフェルトが搭乗しているが、彼の戦死後、VF-31Jを失ったハヤテが乗り継ぐ。
- VF-31E
- 索敵・分析に特化した早期警戒・電子戦機。頭部ビーム機銃は2門。
- チャック・マスタングが搭乗。
オプションパック[編集 | ソースを編集]
- スーパーパック
- 宇宙戦用外装オプションパック。VF-25などと同様に大型ブースターによる機動力の向上と共に追加装甲による防御力の向上が計られている。また、通常マイクロミサイルを搭載していないジークフリードは、このパックを装備して初めてマイクロミサイルを搭載する。
- アーマードパック
- 『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』に登場。VF-25と同様、可変しても影響のないアーマードパックとなっている。劇中ではVF-31SとVF-31Aが装備。
- LD-262S リル・ドラケン
- 『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』に登場。ウィンダミア王国製のオプションだが、機体のコネクトが統一規格なので装備可能。劇中ではウィンダミアに鹵獲されたVF-31Fに装備されていた。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2017年11月のイベント「交錯 アナザーステージ」期間限定ユニット。ハヤテのJ型とミラージュのC型が参戦している。
- ハヤテ機・ミラージュ機共にSR・SSR・大器型SSRが存在し、タイプはいずれもシューター。大器型についてはハヤテ機が2段階限界突破で、ミラージュ機が進撃ポイント報酬で入手する方式で、後者は通常SSR報酬版による限界突破は不可能。
- 2020年6月のイベント「風の歌 星の歌 生命の歌」では劇場版が期間限定参戦し、ハヤテが乗るF型が登場した。大器型SSRブラスター。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
武装[編集 | ソースを編集]
- マウラーROV-127E 12.7㎜対空ビーム機銃
- VFシリーズではお馴染みの頭部に固定されたビーム機銃。機体ごとに砲門数は異なる。
- ラミントンLM-25s レールマシンガン
- ファイター時は主翼下部、バトロイド時は両前腕に固定装備されたミニガンポッド。トンファーのように回転が可能で、そのまま他の武器を装備出来る取り回しの良さが特徴。
- 脚の外側に腕を畳む可変機構のため、劇中ではファイター形態で腕を出して使用した事もあった。なお、カイロスは27mm口径のLM-27sを装備している。
- シールド
- 両腕に装備。YF-30同様、武装を懸架可能。
- ガーバーオーテックAK/VF-M11 アサルトナイフ
- バトロイドでの近接戦闘用に用意された実体剣。折り畳んだ状態でシールド裏に収納している。
- マルチ・パーパス・コンテナユニット
- YF-30から引き継がれた機体中央後部に搭載された多目的コンテナ。コンテナ部を換装することで様々な任務に対応可能。
- ハワードLU-18A ビームガンポッド
- 主力のビームガンポッド。エンジン出力の向上により余剰エネルギーが発生したため、標準装備となった。通常はコンテナ部の右側にマウントされており、展開する事で旋回式砲塔としても使用可能。
- なお、ガンポッドの反対側にはフォールドウェーブシステムの装置を搭載している。
- レドームユニット
- E型に装備される電子戦用の大型レドーム。他のコンテナ同様コンパクトに折り畳んで収納可能で、ワルキューレのライブステージとして使用する事も出来る。
- プロジェクションユニット
- フォールド波を利用したスピーカーとプロジェクションユニットを搭載した非戦闘用の特殊コンテナ。
- ピンポイントバリア
- 一部分のみカバーするバリア。
特殊装備[編集 | ソースを編集]
- MDP-001W シグナス
- Δ小隊の機体が標準で装備しているマルチドローンプレート。基本的にVF-31側から操作されるが、ワルキューレが持つ携帯端末からも操作可能。
- 照明や立体ホログラムなどのステージ演出に使用されるが、民間人を護るためにピンポイントバリアを展開したり、多様な用途で使用される。VF-31から遠隔でエネルギーを供給可能。
- 本来マイクロミサイルを搭載する脚部ランチャー内に搭載する。
- 物語序盤ではワルキューレの活動サポートに多用されたが、ジャミングで活動停止してしまう弱点が発覚後は活躍機会は大幅に減ってしまった。
スーパーパック[編集 | ソースを編集]
- ビフォーズCIMM-5A/A マイクロミサイルランチャー
- 主翼上部に装備されるメインブースターユニットに搭載。
- ラミントンHMM-7C 近接マイクロミサイルCIWS 15連装ランチャーポッド
- 両肩部の追加装甲に内蔵された近接防御用マイクロミサイル。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- VF-31A カイロス
- 原型となった一般兵が搭乗する制式量産機。フォールドクォーツの関係で基本的な性能はジークフリードには劣るが、武装に制限の無い純粋な軍用機であるため火力は上。
- YF-24 エボリューション
- 開発母体となった機体。
- YF-30 クロノス
- 試作機。
- VF-25 メサイア、VF-27 ルシファー、YF-29 デュランダル
- 姉妹機。
脚注[編集 | ソースを編集]
- ↑ ただし、それでもVF-25と同等以上の性能は確保されている。
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