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− | :原作通りに当初は「最悪の場所」という扱いで登場するものの、宇宙世紀世界のキャラが転移してからは彼等から「[[海]]が青い素敵な場所<ref>『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で宇宙世紀世界は『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』の設定に準じて海が赤くなっているため。</ref>」「[[スペースコロニー|コロニー]] | + | :原作通りに当初は「最悪の場所」という扱いで登場するものの、宇宙世紀世界のキャラが転移してからは彼等から「[[海]]が青い素敵な場所<ref>『[[スーパーロボット大戦V|V]]』で宇宙世紀世界は『[[ヱヴァンゲリヲン新劇場版]]』の設定に準じて海が赤くなっているため。</ref>」「[[スペースコロニー|コロニー]]と違って水と空気がタダなんてすごい」とか恵まれてる扱いされてしまっていた<ref>ただし彼女らの境遇自体は自分たちより酷いと思っており、煽られるまでジュドーは「自分たちより酷い扱いを受けている相手に不幸自慢をしているようだから」となるべく触れないようにしていた。</ref>。他のロボットアニメ出身のキャラにとってはマナが使えないことはもちろん'''命がけで戦うなんていつものこと'''なので、それも別段珍しくなかった様子。また、ノーマへの差別意識を持たず対等な仲間として受け入れてくれた彼等との交わりは、アンジュ含むノーマ達の被害者意識を急速に薄めることになった。 |
:本作ではアウローラが登場しない関係からかドラゴンの襲撃自体が削除され、ジュリオ率いる神聖ミスルギ皇国軍の襲撃も幼年部の犠牲等は有れど、アルゼナル自体の壊滅には至っていない(襲撃した部隊を自部隊でほとんど殲滅している)。 | :本作ではアウローラが登場しない関係からかドラゴンの襲撃自体が削除され、ジュリオ率いる神聖ミスルギ皇国軍の襲撃も幼年部の犠牲等は有れど、アルゼナル自体の壊滅には至っていない(襲撃した部隊を自部隊でほとんど殲滅している)。 | ||
:そんなこともあってか、困難ルートのエンディングではアンジュの案により'''リゾート施設へと生まれ変わる事になる'''。 | :そんなこともあってか、困難ルートのエンディングではアンジュの案により'''リゾート施設へと生まれ変わる事になる'''。 |
2018年4月28日 (土) 23:41時点における版
アルゼナル(Arzenal)とは、『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』に登場する組織。
概要
「兵器工廠」を意味するローゼンブルム王家管轄の対ドラゴン戦闘機関で、発見されたノーマが送り込まれる収容施設でもある。所在地は絶海の孤島の上。
軍事基地と言えば聞こえは良いが、その外観は「海から突き出た岩礁に離着陸デッキ用の鉄板を敷きつめただけ」とお世辞にも良いものではない。ノーマの少女はここで「兵器」として訓練され、ドラゴンと戦い、一度も外の世界に戻ること無く死んで行く。ただし、ノーマには年端もいかない者もいる為、幼年部等の養護・教育施設も存在する。無論、そこで施されるのは「兵器としてのみ存在することを許される」為の教育である。
戦力としてはパラメイル3個中隊(1個中隊は約9機編成)を擁している。
アルゼナルでは兵士には「キャッシュ」という通貨が施設内で利用できる給与として定期支給され、生活費やパラメイルの装備等の購入に充てられる。任務達成率によって給与が上がり、それに加えて独自の特権も得られる。
アルゼナルの存在はドラゴンの存在が人類の脅威である事も含め、極一部の者しか知らない極秘事項であり、脱走した場合は強制送還に加えパラメイルを含めたアルゼナルで貯めた財産・資産はすべて没収される。
戦死した者には基地内の墓地で本来の名前が返され、その名前が刻まれた墓で眠る。
女性しか存在しない環境故か、ゾーラやヒルダのような同性愛者も珍しくない。また、大抵はノーマと判明すると赤子のうちに親元から引き離されるため、肉親の記憶を持っている人物も少ない(劇中ではっきりしている例外はアンジュ、ヒルダ、ジルだけである)。
年に一度の公休として、全ての訓練が免除される「マーメイドフェスタ」が設けられており、高額賞金を巡っての大運動会や屋台等も設置されている。
しかし、中盤にて焔龍號率いるドラゴン達の襲撃で半壊し、更に直後「害虫を殺し、土を入れ替え、世界を一度作り変える」というエンブリヲの提案を「ノーマを全滅させる事」と曲解したジュリオ率いる神聖ミスルギ皇国軍の襲撃を受けたことで多くのノーマ達が虐殺され、生き残ったノーマ達はアルゼナルの地下最深部に秘匿されていた潜水空母・アウローラで脱出・逃亡を図る事となる。以後はアウローラ内が拠点となった事もあり、アルゼナルは実質的な壊滅状態となってしまった。
ジャスミン・モール
基地内にある巨大市場。店主であるジャスミンが経営や仕入れ等を全て行っている。セールスポイントは「ブラジャーから列車砲までなんでも揃う」であり、日用品、食品、パラメイル用のカスタムパーツ、果てはどう仕入れたのか不明な装備までそろっている。
隣接するアミューズメントブースでは卓球やクレーンゲーム、スマートボール、ビリヤード等の娯楽設備もある。ノーマ達にとっての数少ない楽しみである。
登場作品
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。本作では西暦世界における太平洋の真ん中辺りの「エリアD」海域に存在している設定。外界の情報を独自に仕入れ、ナデシコBやソレスタルビーイングと共闘する。なお、自軍に加入するパラメイル第一中隊のメンバー達は「ソレスタルビーイングに買い取られる形になる」ので、実質傭兵扱いとなる。このため原作と違い、アンジュ達は合法的に外の世界に出ることが可能となっている。
- 原作通りに当初は「最悪の場所」という扱いで登場するものの、宇宙世紀世界のキャラが転移してからは彼等から「海が青い素敵な場所[1]」「コロニーと違って水と空気がタダなんてすごい」とか恵まれてる扱いされてしまっていた[2]。他のロボットアニメ出身のキャラにとってはマナが使えないことはもちろん命がけで戦うなんていつものことなので、それも別段珍しくなかった様子。また、ノーマへの差別意識を持たず対等な仲間として受け入れてくれた彼等との交わりは、アンジュ含むノーマ達の被害者意識を急速に薄めることになった。
- 本作ではアウローラが登場しない関係からかドラゴンの襲撃自体が削除され、ジュリオ率いる神聖ミスルギ皇国軍の襲撃も幼年部の犠牲等は有れど、アルゼナル自体の壊滅には至っていない(襲撃した部隊を自部隊でほとんど殲滅している)。
- そんなこともあってか、困難ルートのエンディングではアンジュの案によりリゾート施設へと生まれ変わる事になる。
- スーパーロボット大戦X
- 本作での所在地は、アル・ワースの中心付近の海域に存在している。パラメイル第一中隊メンバーはネモ船長に雇われる形で参入する。
人物
第一中隊
- アンジュ
- 主人公。元はミスルギ皇国の第一皇女「アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギ」だったが、ノーマである事が発覚して地位と名前を剥奪された上にアルゼナル送りとなった。
- サリア
- アルゼナル副隊長(後に隊長)。
- ヒルダ
- 第一中隊の切り込み役である突撃兵(後に副隊長)。
- ヴィヴィアン
- 第一中隊のエースである突撃兵。
- エルシャ
- 第一中隊の重砲兵。
- ロザリー
- 第一中隊の軽砲兵。
- クリス
- 第一中隊の重砲兵。
- ゾーラ
- アルゼナル第一中隊隊長。
- ココ、ミランダ
- 第一中隊の新兵。
- ナオミ
- PS Vita用ゲームソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞tr.』(SRW未参戦)の主人公(なお、TVアニメ版では死亡済み)。
その他のメイルライダー
- エレノア
- 第二中隊の隊長。
- ベティ
- 第三中隊の隊長。
- ターニャ、イルマ、シャノン、カミラ、ナンシー
- 第三中隊のメンバー。
- メアリー、マリカ、ノンナ
- アルゼナル壊滅後に入隊した補充兵達。
- アン・エルガー
- 漫画版に登場。サリアとエルシャのかつての同期。
- バネッサ
- ジャスミンが司令官だった当時の所属。タスクの母親。過去のリベルタスで戦死。
その他の関係者
- ジル
- アルゼナルの総司令。
- ジャスミン
- ジャスミン・モールの店主。実は、アルゼナルの先代の総司令官である。
- マギー
- 軍医。
- メイ
- 整備士。
- パメラ、ヒカル、オリビエ
- アルゼナルのオペレーター三人娘。
- エマ・ブロンソン
- ノーマ管理委員会から派遣された監察官。ノーマが多くを占めるアルゼナル内においてマナを使用できる数少ない人物。
- モモカ・荻野目
- アンジュを慕って侵入してきた部外者だったがアンジュの所有物という名目で居住できるようになり、一員となる。
- フェイリン
- メイの姉。メイと同じくパラメイルの整備士だったが、過去のリベルタスで戦死している。
- イシュトバーン
- 先代ヴィルキスの騎士。タスクの父親。過去のリベルタスで戦死している。
関連用語
- パラメイル
- 所有する戦力。
- オーブ連合首長国
- 『V』では地理的に近い場所に存在するため、極秘裏に支援していた。
- ソレスタルビーイング
- 『V』では互いに存在をある程度調べており、エリアD海域を訪れた事でドラゴン駆逐の為に共同戦線をとる。
- 後に、第一中隊のメンバーによるトラブルが切っ掛けでスメラギが彼女達を買い上げ、実質傭兵として彼等と共闘することに。
- ミスリル
- 『V』において、異世界からエリアD海域に転移してきた傭兵部隊。彼等とも共闘していく。
- ちなみに、上述の第一中隊買い上げの件の際に「第一中隊のメンバーの報酬を給料制とし、彼女達の素行面等に対して査定制度を導入」のアイデアを考案したのは、テッサである。
脚注
- ↑ 『V』で宇宙世紀世界は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の設定に準じて海が赤くなっているため。
- ↑ ただし彼女らの境遇自体は自分たちより酷いと思っており、煽られるまでジュドーは「自分たちより酷い扱いを受けている相手に不幸自慢をしているようだから」となるべく触れないようにしていた。