「狩谷由紀恵」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集
 
10行目: 10行目:
 
{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| タイトル = プロフィール
 
| タイトル = プロフィール
| 種族 = 地球人
+
| 種族 = [[種族::地球人]]
| 性別 = 女
+
| 性別 = [[性別::]]
| 年齢 = 25歳
+
| 年齢 = [[年齢::25]]歳
| 所属 = [[竜宮島]]・[[アルヴィス]]→新国連・[[人類軍]]
+
| 所属 = [[竜宮島]]・{{所属 (人物)|アルヴィス}}→新国連・{{所属 (人物)|人類軍}}
 
}}
 
}}
 
'''狩谷由紀恵'''は『[[蒼穹のファフナー]]』の登場人物。
 
'''狩谷由紀恵'''は『[[蒼穹のファフナー]]』の登場人物。

2023年7月19日 (水) 21:18時点における最新版

狩谷由紀恵
読み かりや ゆきえ
登場作品 蒼穹のファフナー
声優 沢海陽子
デザイン 平井久司
初登場SRW スーパーロボット大戦K
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 25歳
所属 竜宮島アルヴィス→新国連・人類軍
テンプレートを表示

狩谷由紀恵は『蒼穹のファフナー』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

アルヴィスの局員で、真壁一騎達が通う竜宮島中学校の国語教師。

フェストゥム因子移植第一世代の生き残りで、その過酷な過去故にアルヴィスや竜宮島に対して不満を募らせた結果、新国連のスパイとなっていた。

新国連に帰還後、愛するミツヒロ・バートランドの為にいつ死んでもおかしくない程の無理な投薬をしてまでマークニヒトパイロットとなったが、テスト中にフェストゥム・イドゥン同化され、死亡。死ぬ直前に自らの手でミツヒロを殺害させられてしまい、フェストゥムに「憎しみ」を理解させる事になってしまった。

キャラクターの総評[編集 | ソースを編集]

劇中における「自分よりも年下の少年少女に対しては冷淡(あるいは冷酷)な態度を取る」「主人公側の組織であるアルヴィスに対して不満を抱き、敵組織と内通した上に裏切る」という言動故に「悪女」のイメージがある狩谷由紀恵であるが、彼女の心が歪んでしまった最大の原因は「人類の敵」であるフェストゥムの脅威から生き残る為の「アーカディアン・プロジェクト」の一環として行われたフェストゥム因子を移植された事にあった。

フェストゥム因子を移植された件や、最後はマスター型フェストゥムであるイドゥンによって同化された上に命を奪われた件を考慮すると、「狩谷由紀恵もまた、フェストゥムによる犠牲者の一人であった」と言えよう。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦K
初登場作品。基本的に原作と同じ行動を取るが、イドゥン同化された状態の由紀恵が敵として登場するシナリオがある。原作では同化された直後に絶命したため、同化状態の由紀恵は実質的なスパロボオリジナル。なお撃墜するとイドゥンに変身するので、由紀恵に化けたイドゥンという方が正しいのかもしれない。
C・コードと読心の重ね掛けにより、何と命中・回避に30%(その他の補正により可変)+40%と滅茶苦茶な補正が掛かる。本作では、歴代でも最強クラスのストライクフリーダムガンダムですら「集中」無しでは危険だが、マークニヒトのメイン武装がビームである関係でアカツキと海に沈めたアークエンジェルで完封できる。
スーパーロボット大戦UX
こちらでは原作通り完全に同化されてしまい、パイロットとしては登場しない。なお、仮にも最初は味方側なのに初登場時からして右向きになっている(しかもよく見ると人類軍の服を着ている)

人間関係[編集 | ソースを編集]

遠見弓子日野道生
同級生で、旧知の仲。彼ら以外の第一世代は尽く実験や先天性疾患の犠牲となってしまった。二人からは「ゆきっぺ」という愛称で呼ばれていた。
同期である彼女たちのことは少なからず大切に思っており、人類軍カノンごとフェンリルで竜宮島を葬ろうとしていた際には道生にその真実を教えて、彼が人類軍と決別する切っ掛けを作っている[1]
真壁一騎
マークエルフを得るため、迷う一騎に島を離れるよう促し彼を新国連に連れ出す。
羽佐間翔子
ファフナーパイロット候補生の一人。彼女がスフィンクス型のフェストゥムとの戦いで散華した際には、心無い一言を放った。
皆城公蔵
アルヴィスの情報を得るため愛人となっていた。しかし、彼や真壁史彦にはスパイであると早い段階で感づかれており、泳がされていたにすぎない。
遠見千鶴
フェストゥムに対抗する為とはいえ)彼女らからフェストゥム因子を移植されたため、憎しみを抱く。
ミツヒロ・バートランド
彼を愛しており、身を犠牲にしてまで尽くす。だが、ミツヒロ自身は「由紀恵に対してフェストゥム・ゲネを致死量まで投与し、まるで物を扱う程度の認識でしか見ていない」等、彼女を道具として利用しているに過ぎなかった。
そもそも、由紀恵を含むフェストゥム因子移植第一世代がここまで少なくなってしまった一因として、「ミツヒロがティターン・モデルを使った無茶な訓練を繰り返したためである」ことが語られている。
最期はイドゥンに操られたことで、由紀恵自身の手で殺すことになってしまった(彼女を道具として利用していたミツヒロにとっては、自業自得であるが)。
イドゥン
最終的には彼に同化されてしまい、落命した。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

シャムス・コーザミューディー・ホルクロフト
Kでは彼らに二重スパイを疑われて拘束される。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「総士君、帰ってきたんですね。もう、お家へ遊びに行けなくなっちゃいますね…」
第1話「楽園~はじまり」より。公蔵の後ろからしな垂れ懸りながら。両者がただならぬ関係である事がうかがえる。
もっとも実際の所、公蔵は由紀恵の正体を知っていたのだが…。
アルヴィスよ」
フェストゥムの襲来を受けて竜宮島中学校の生徒達を避難させた際に、咲良からの「ここ、どこなんですか?」という問いに答えて。
ここまでは、生徒からも親しみやすい教師としての狩谷由紀恵であった。
「子供は勉強だけしてればいいのよ」
第3話「迷宮~しんじつ」より。ファフナーパイロット候補生達をアルヴィスの秘密基地に招いた際に、翔子からの「どうして、私達に隠していたんですか? こんなすごい秘密基地を…」という素朴な疑問に対して。
冷徹に相手を突き放すような由紀恵の返答には、剣司が「何か、いつもの狩谷先生と感じが違う」と違和感を抱いている。
「ここは学校じゃない!」
第4話「逃航~ふなで」より。真矢達からの質問に対し、業を煮やして声を荒げる。
なお、真矢曰く「狩谷先生は、いつも生徒からの質問には答えてくれる」教師であった模様。それだけに、真矢達は狩谷先生の豹変ぶりに絶句した。
「あなた、この計画で何人犠牲にしてきたの? 今更何を…」
第5話「約束~ちかい」より。「体調が思わしくない翔子を休養させて欲しい」と言う千鶴からの申し出を断って。
「敵は消えたわ。貴重なマークゼクスと、一緒にね…」
第6話「翔空~ぎせい」より。翔子がマークゼクスの時限式自爆装置「フェンリル」を起動させてスフィンクス型のフェストゥムと相討ちした光景を見て。
翔子の死に衝撃を受けていた甲洋達の前で言うので、(戦力面での視点で見れば間違いではないにしても)冷徹さを通り越して冷酷さを感じさせる心無い一言である。
「あなたはここにはいない。…いちゃいけないのよ」
第10話「分解~すれちがい」より。総士に言われた「あなたはそこにいますか」を一人呟いていた一騎の前に現れ続けた言葉。この後、彼に竜宮島からの脱走を持ちかける。
「悪いわね。情報操作は得意分野なの…」
第17話「生存~しかけ」より、道生の脱走を密かに援助しての呟き。なお、ビジュアルブックにてこの行動は島が消える=ミツヒロと一緒にいた場所が失われる事を嫌ったためという描写だった事が明かされたのだが、カットされ未公開となったという経緯がある。
「やっと手に入れた…幸せな時間…」
第23話「劫掠~おとり」より。マークニヒトのコクピット内にて。愛するミツヒロの力となれる時を目前にして満足げに呟く。しかし…。
「嫌ぁぁぁっ! やめて! やめてぇぇぇ!」
「ミツヒロ、さん…」
イドゥンの介入により、操られるままマークニヒトの拳でミツヒロを殺害してしまう。
この後、結晶化が由紀恵の全身に及んで、フェストゥムと同じ金色に身体が変色し…彼女はここから「いなくなった」。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「我々は人間からこの機体を奪い、この女から憎しみを学んだ…我々は、この機体と憎しみの力でお前達を消滅させる!」
K』第30話前編「情愛~さよなら・前編」に於ける道生との戦闘前会話。言動はもはやイドゥンのそれである。
道生はそれでも由紀恵を救い出すために必死に説得するのだが…
「憎い…憎い…憎い憎い憎い憎いッ! あぁぁぁぁぁぁぁーっ…!」
UX』第37話「命あるもの」より。『UX』での断末魔。まるで、ガンダムシリーズにおける強化人間の末路のような雰囲気である。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

マークニヒト
ミツヒロ主導で開発された人類軍の最新型ファフナー・サルヴァートル・モデルの機体。由紀恵がそれのパイロットとなって、最終起動実験が行われた。

注釈[編集 | ソースを編集]

  1. しかも道生が脱走したらバーンズが攻撃を仕掛けることを見据えてか、予め攻撃できないようにするまでは道生にその事を伏せていた。