「サイデリアル」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(「サイデリアル」を保護しました: 天獄篇に関して ([編集=自動承認された利用者のみに許可] (2015年4月8日 (水) 11:58(UTC)で自動的に解除) [移動=自動承認された利用者のみに許可] (2015年4月8�)
(相違点なし)

2015年4月1日 (水) 20:58時点における版

星間連合サイデリアル(Interstellar Union of Sidereal)

Zシリーズに登場する、ミドリの星を橋頭堡とする星間連合組織。ジェミニスなど制圧した他惑星の残存勢力を隷下に収めている。スフィアに関する研究はアオの星よりも遥かに進んでおり、次元力による事象制御をも可能としている。

考察

現在のところこの組織に関してわかっていることはほとんどないのだが、実は推察の材料はある。

まず、アイム再世篇における最終決戦に際し、「スパイラルネメシスとともに彼らが私を迎えに来る!」と口にしている。ポイントは、彼が執拗にクロウの「揺れる天秤」やユーサーの「尽きぬ水瓶」、つまり他のスフィアを狙っていた、ということである。特に後者の場合、「尽きぬ水瓶」を覚醒させるために聖インサラウム王国を滅ぼすという暴挙に出ているが、これは「いがみ合う双子」の覚醒を加速させるために惑星ジェミナイを滅ぼした尸空の行動と重なる。

その尸空は時獄篇エピローグにて、「いがみ合う双子」のリアクターとなったヒビキを見て「俺達に迎えるにはまだ足りない」と評している。一方で同じスフィアのリアクターであったガドライトは曲がりなりにも「同じ組織の一員」と評していることから、属する資格は「サード・ステージのスフィア・リアクターである」ことであろうと考えられる。

アイムは最終戦に際し、「偽りの黒羊」のスフィア・アクトである「真偽の境界の歪曲」を発現させており、サード・ステージに移行したことが伺える。また、彼は現れたアサキムに対して、その魂がかつて「彼ら=サイデリアルに囚われ、結果として呪われし放浪者と化した」ことを示唆している。

これらの情報や、キャラクター事典天獄篇予告の内容を総合すると、サイデリアルという組織について以下の事項が見えてくる。

  • 太極の意志の代行者達の集まりである。
    • かつて何らかの手段でアサキムを呪縛している。
  • 星宿に由来する部隊分けが存在する。
  • クロノは下位組織。
  • 新たなスフィア・リアクターを組織に吸収しようとしている。
  • 本来ならスパイラルネメシスが起こると共に動き出す。
  • 負の無限力と何らかの関わりがある。
  • アオの星ミドリの星、いずれかの地球人を抹消しようとしている。
  • シンカを遂げた面々の共通の敵である。
  • 「神」「テンシ」「根源的な災厄」と関係があると思われる。

登場作品

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初出。なんらかの目的で「エタニティ・フラット」を作りだし、アオの星地球)の人類の記憶を改竄していた。今作では尸空など一部の部隊が登場するのみ。
第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
バルゴラ・グローリーを確保し改修したことが明らかとなっている。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
時の牢獄を破ったアオの星に対して本格的な侵攻を開始。開戦からわずか二ヶ月で地球連邦軍を圧倒し、アオの星の74.9%を征服する。[1]
そして、征服した地域をロシアに設置した「ラースバビロン」を首都として「新地球皇国ガイア・エンパイア」として支配下に置くこととなった。[2]

人物

アウストラリウス
新地球皇国の皇帝。
ストラウス
サイデリアルの別部隊の隊長にして、新地球皇国攻撃部隊司令官。
ダバラーン・タウ
ストラウスの片腕。

鬼宿

尸空(しくう)
「鬼宿」に属する男。尸逝天のパイロットであり、「沈黙の巨蟹」のリアクター。
尸刻(しこく)
「鬼宿」の副隊長。

ジェミニス

ガドライト・メオンサム
「いがみ合う双子」のリアクターであり、「鬼宿」の実行部隊となっていたジェミニス指揮官
アンナロッタ・ストールス
ガドライトの副官。

兵器

アンゲロイデイモーン
量産型機動兵器。
ティアマート
サイデリアルが保有する機動兵器。無人機。
ディオスク
ジェミニス構成員が搭乗する機動兵器。
ジェミニア
ガドライト・メオンサムが搭乗する機動兵器。「いがみ合う双子」のスフィアを搭載。
尸逝天
尸空が搭乗する機動兵器。「沈黙の巨蟹」のスフィアを搭載。

関連する用語

イドム
尸空が率いている無人機部隊を制御する自律回路。命を消し去る意志に凝り固まっており、これ自体が人のとも取れる言動が見られる。

余談

  • サイデリアルとはバビロニア・インド占星術で使われる方式の一つで、黄道十二星座の属する天球上の領域(十二宮)の二つある分け方の片方のことであり、通常の星占いなどに使われているのは「トロピカル方式」と呼ばれる方法。サイデリアル方式での分け方はトロピカル方式とは異なり、太陽を基準点に、十二星座にそれぞれ30度ずつの角度を割り当てる形が取られる。このため、トロピカル方式に比べると太陽が宮に存在する期間とのずれはかなり小さい。
    • 占星術ではその人の生まれを「○○座生まれ」というが、原義ではその人が生まれたとき、太陽がどの宮にあったかを示している。たとえば4/14~5/14の間に生まれた人は、その期間は太陽が白羊宮にあるため白羊宮生まれ、となる。日本では分かりやすくするために宮に対応する星座を用い「おひつじ座生まれ」としているが、十二星座と十二宮は元来異なるものであり、歳差によりどんどんずれていくため正確ではない。たとえば現在だと、処女宮の期間はトロピカル方式では8/23~9/22であるが、太陽は9/17頃まで獅子宮にある。
  • 尸空の属する「鬼宿」は天の赤道を28に分類した天文学の単語「二十八宿」の一つ。一つの宿は西端の明るい星を「距星」とし、隣の宿の東端の距星までの距離が広さとなる。

脚注

  1. 征服した地域を具体的に挙げると、北欧、ロシア、中央アジア、インド、中東、アフリカ、南米、オセアニア北極南極である。
  2. なお、サイデリアルの支配領域外にある地域は、日本新日本、中国、東南アジア、北欧を除くヨーロッパ、北米、オーブ新世界大陸である。