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:キーミッション「ジルクスタンの闇」で故人として名前のみ言及される。
 
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2024年6月23日 (日) 17:59時点における最新版

ロロ・ランペルージ
外国語表記 Rolo Lamperouge
登場作品

コードギアスシリーズ

声優 水島大宙
デザイン 木村貴宏
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
本名 不明
種族 地球人
性別
年齢 16歳
身長 170.5 cm
体重 51 kg
所属 ギアス嚮団神聖ブリタニア帝国機密情報局 → 黒の騎士団(ルルーシュの私兵)
資格 ギアス(絶対停止)
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ロロ・ランペルージは『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

ルルーシュの「弟」として活動する少年。

その正体はギアス嚮団から派遣されてきたギアス所有者であり、ルルーシュの監視とC.C.の捕獲を目的に神聖ブリタニア帝国の機密情報局へと派遣されてきた。

一見すると内向的でナイーブ、リヴァル曰く「根暗」という典型的な大人しい少年であるが、その実態は極めて冷徹であり、殺人に一切躊躇しない上に必要とあれば味方でも殺してしまう事もある。そのためかことあるごとに機情の仲間を殺しており、彼らからは快く思われていなかった。

ギアスは「絶対停止」であり、半径数メートル内に入る全人物の思考を止めるというもの。その特性により、ギアスをかけられた人間からはロロの動きは瞬間移動したかのように見える。ただし、このギアスを発動している間は自身の心臓も止まってしまうという欠点があり、長時間の発動や連発には不向きである。また、幼少の頃からこのギアスを使い暗殺業を生業としてきた。

当初は任務に忠実でルルーシュが記憶を取り戻した事を知ると、彼を殺そうとしたが、孤児で長年道具として扱われてきた自身を初めて人間として扱ってくれた(ように見せかけた)ルルーシュにあっさり籠絡され彼の私兵となる。その後は彼に尽くすようになるが、それはルルーシュへの独占欲も意味しており、その経緯からシャーリー・フェネットを殺害してしまう(銃を持ってルルーシュを追いかけていた上にゼロの正体を知ってしまった口封じの面もある)。また、ナナリーに対しても殺そうと考えていた。

その後、第二次トウキョウ決戦の際に撃たれたフレイヤによりナナリーを失ったと思い込み自棄になっていたルルーシュを慰めようとするが、逆上したルルーシュから憎悪を吐露され絶望。しかし、それでもルルーシュへの信頼は変わらず、黒の騎士団から追放され処刑寸前となっていた彼を救出。その際にギアスを乱発し、反動で命を落としてしまうものの、その行動からルルーシュから「弟」として認められる事となった。

なお、経緯から苗字については偽名である可能性が高い。劇場版では「ネビュロス」と呼ばれていたが本名かコードネームかは不明。

ピクチャードラマでは、末期の回想という形で、ルルーシュとの日々が描かれている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。担当声優の水島大宙氏は本作がSRW初参加。何度かスポット参戦するが正式に使えるのは黒の騎士団ルートのみ。ゼロレクイエムルートに進むと原作同様死亡し、永久離脱となる。
終盤加入するユニットとしては火力面ではやや小粒であるが、エースボーナスが強力なため切り込み役として使っていける。
ちなみに「魔神の目覚める日」ではイベント戦闘があるが、この時使う「絶対停止のギアス」は、味方時のものと演出が異なる。
第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
ゼロレクイエムルートが正史とされたために死亡済みの設定。アマルガム追跡ルート第37話「神への誘い」で、シャーリー共々ルルーシュの前に絶望のビジョンとして登場。セリフはない。

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦DD
2章Part7より登場するNPC。『亡国のアキト』設定で、「???」名義のNPCとして登場。2章Part11からは『R2』設定で本格的に登場。
スーパーロボット大戦30
キーミッション「ジルクスタンの闇」で故人として名前のみ言及される。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

回避命中に優れるスピード型。反面攻撃に関しては、低くはないが並。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第2次Z再世篇
集中信頼不屈気合熱血覚醒
スピード型としてはまずまずな構成だが、「必中」も「ひらめき」も「直感」もない。「覚醒」を絡めて絶対停止のギアスを連発、という戦法が無難。

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

第2次Z再世篇
闘争心カウンターL8、援護防御L2、サイズ差補正無視

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

「絶対停止のギアス」の攻撃力+300、射程+2
第2次Z再世篇』で採用。必殺技が順当に強化される。つまりこれを得ると、移動後に射程1~9のロングレンジ攻撃が可能になる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

ルルーシュ・ランペルージ
当初は監視が目的だったが自分を「弟」として必要としてくれたために、執着するようになる。だが当のルルーシュは内心、「ナナリーの居場所を奪った偽物」と断じており、捨て駒として使い棄てるつもりだった。だが最期は命懸けでルルーシュの命を救った結果、「弟」として認められた[1]
第2次Z再世篇』で黒の騎士団ルートに進んだ場合は「兄弟なんだからケンカくらいする」という理由でルルーシュの自分への暴言を許し和解。
V.V.
幼少期に出会い、自身を嚮団へと入れた。なお、ギアスの特性からV.V.はロロを「失敗作」と見ていた。
ヴィレッタ・ヌゥ
機密情報局での一応の上司だが、同僚でも躊躇なく殺すロロを持て余していた。
篠崎咲世子
彼女の天然な行動にロロも半ば呆れ気味であった。
シャーリー・フェネット
生徒会仲間だったが、中盤で彼女が記憶を取り戻した際にロロのコンプレックスを刺激してしまい、衝動的に彼女を殺害してしまう。
『第2次Z再世篇』でルート分岐フラグが成立した場合はロジャーと万丈の介入で失敗する。
また劇場版では展開そのものがカットされているため、彼女を殺すことも無い。
ナナリー・ランペルージ
ルルーシュの実の妹。ルルーシュへの独占欲から第二次トウキョウ決戦の際に彼女を殺そうとしていた。再世篇の騎士団ルートにて「ゼロ」として闘うべく、ナナリーと別れる事を決心した兄の背中を後押し、彼女を「絶対停止」のギアスをかけた。
朱城ベニオ、加苅サヴィトリ
『白の騎士 紅の夜叉』カレン編にてギアス響団の一件で黒の騎士団のやり方に疑念を抱いていたため、殺そうとするがルルーシュに止められる。
クララ・ランフランク
双貌のオズ』に登場する同僚。当初は彼女がランペルージ姓を名乗ってルルーシュの監視役になる予定だったが、エリア11に到着した直後にオルフェウスに殺害された為、後任としてやって来た。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

ヒイロ・ユイ
第2次Z再世篇』ではルルーシュを殺すためにやってきた彼に絶対停止を使うが、弱点を突かれギアスを解かされて敗れる。
ロックオン・ストラトス (2代目)
『第2次Z再世篇』中東ルート/クメンルート第12話「百万のキセキ」では彼の狙撃に狙われることに。
ロジャー・スミス破嵐万丈
『第2次Z再世篇』では(条件を満たせば)シャーリーの殺害を彼らに阻止され、ロジャーからの説教を受けることに。結果的にはロロにとっても命の恩人となった。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「くっ……絶対守護領域の計算が、こんなに大変だったなんて!」
「やっぱり凄いや、僕の兄さんは」
処刑されかかったルルーシュを蜃気楼で救出して逃走する最中に。
「駄目だよ、兄さん」
「僕はずっと、誰かの道具だった……僕は、教団の道具で……」
「その次は、兄さんの……確かに、僕は兄さんに使われていただけなのかもしれない……でも、あの時間だけは、本物だった!!」
「あの、思い出のおかげで……ようやく、僕は……人間になれた!」
「だから、もう……僕は!!」
「僕は……道具じゃ、ない! これは、僕の………意思なんだから!!」
ルルーシュの制止も聞かず、ただ兄を助けるために絶対停止のギアスを連発する。反動の心停止で生命活動が止まりかける体を酷使し、それでも必死に蜃気楼を駆る。それを支えていたのは、「ロロ・ランペルージ」として過ごした短い思い出だった。
「兄さんは、嘘つきだから……」
「嘘……だよね……僕を、殺そうとした、なんて……僕が、嫌いだなんて……」
墜落した蜃気楼のコクピットで、朦朧としつつもルルーシュに問う。全くの本心だったその言葉の真意を問われ、ルルーシュは……
「そうだよ……僕は、兄さんのことなら……何でも……わかる……か……」
「すっかり見抜かれてるな…流石は俺の弟だ」と返されて。最後に確かな絆を手に入れて、ロロ・ランペルージの戦いは終わった。

スパロボシリーズの名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

「やめるんだ、咲世子!それでは兄さんの影武者失格だ! 兄さんは他人にいい顔なんてしない!いや、する時もあるが、それは上辺だけのこと! もっとこう不遜で人を見下しまくって、自分だけがわかってるって感じにしてもらわないと!」
中断メッセージにてルルーシュに扮する咲世子への的確なダメ出し。が、ルルーシュ本人もこれを聞いており、唖然としていた。
「無茶だよ。体力がない兄さんに、そんなハードなスケジュール…!それにこなせたとしても、これじゃ人格破綻者だよ!」
第2次Z再世篇』第18話「アッシュフォード・ラプソディ」にて咲世子のせいでする羽目になった108人とのデートに行こうとしたルルーシュを咎めて。正論とは言え中々に酷い。
「僕がいるよ、兄さん」
「僕じゃナナリーの代わりにはならないのは知ってる…」
「でも、僕は…兄さんの弟だから」
『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルート第50話「超合集国決議第壱号」にて、カレンに説得されてなお、「もう全てを失ってしまった」と生きる気力をなくしてしまったルルーシュに対して。自分がナナリーの代わりにはなれないという現実を受け入れてなお、ロロは「弟」としてルルーシュを支え、互いに犯した罪を償う道を往く。
「兄弟だもの。時にはケンカくらいするよ」
「超合集国決議第壱号」にて、上記の台詞の直後、ロロに酷い仕打ちをした事を顧みて罪悪感と悲しみに暮れるルルーシュに対して。
(兄さん……僕も兄さんと一緒に行くよ)
(たとえ兄さんが僕の事を偽りの弟だと言っても、兄さんは僕の兄さんだから……!)
「超合集国決議第壱号」での戦闘前台詞。盛大な「兄弟喧嘩」を経て、兄のために金色のナイトメアフレームを駆る。
「……僕のギアスだよ。今、この空間で動けるのは僕と兄さんだけだ」
「さあ、兄さん……ナナリーにお別れを」
『第2次Z再世篇』黒の騎士団ルート第52話「決死のエンドゲーム」にて。ルルーシュとしての己を捨て、ゼロとして世界のために戦うことを選んだ「兄」のために、その決意を自分なりに後押しする。
「兄さん……今日ぐらい、マスクを外したら?」
『第2次Z再世篇』のZEXISの解散パーティーにて、相変わらず仮面を被ったままのルルーシュを怪訝そうに見つつ。ルルーシュは「左目のところを開ければ、それなりに何とかなる」と返したが……。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ヴィンセント
元々はキンメルの搭乗機だったが強奪し乗機とする。後に可翔式に強化される。
蜃気楼
ルルーシュを連れて逃げ出す際に搭乗。ドルイドシステムの制御に手間取っていた。

余談[編集 | ソースを編集]

  • DVDの特典映像には「品・ランペルージ」という明らかにロロとは似ていないロロと同じ立場のパロディキャラ(?)が存在する。
  • 『R2』第4話におけるルルーシュの「ボロ雑巾」発言から視聴者から「ロロ雑巾」という仇名が付いてしまった事もある。尤も、ロロの非情な行動からルルーシュと気持ちがシンクロした視聴者も多いと思われる。そして公式ネットラジオの視聴者のアイデアによって、DVDの付録に外袋にロロが描かれ、ギアスの紋章が描かれた雑巾がついてきた。
  • 放送時は賛否が分かれたキャラクターの一人で、彼から本心の罵声を浴びせられながらも最後までルルーシュを信じ切り、命を賭して彼を守り切った事を評価する視聴者もいれば、独善的な理由でシャーリーを殺害し、ナナリーの殺害を目論んだ事から退場後も嫌っている視聴者もいる。ただし、ロロは最後までルルーシュを信じ切った事と、実妹のナナリーが経緯はともかく、ルルーシュの敵として立ちふさがる事になった展開により、ロロの献身を再評価するという動きもあり、最終的な評価が現在でも定まりにくい。その意味で美点も欠点も有するキャラクター像となっている。
  • 漫画『コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー』ではルルーシュの本当の弟となっており、容姿もルルーシュと瓜二つとなっている。
  • 絶対停止のギアスはその効果から生物以外には通じないはずだが、スパロボでは無人機などにも使用可能となっている。スパロボにはよくあることなので気にしてはいけない。
    • ついでに言うと、「避けられた場合はどうなるのか」という疑問については、原作通りなら「体感時間が停止する」だけなので機体の挙動はそのまま⇒操縦をミスれば外れることもある、または相手が体感時間の停止を読んで操縦した、と言えなくもない。
  • ちなみに上記の『ナイトメア・オブ・ナナリー』においても類似した効果のギアスを持つが、その内容は「テリトリー内の対象の運動時間を限りなくゼロに近づける」というものであり、対象が生物・無生物であるの関係無しで発動出来る。スパロボ的にはこっちなのかもしれない。
  • なお、ギアスが無効となるC.C.V.V.、コード継承後のシャルルにも効かないが、『第2次Z』ではV.V.はわざとギアスにかかる事を明言している

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 余談だが、直後の19話次回予告内でルルーシュはロロを「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの弟ではなく、ルルーシュ・ランペルージの弟だった」と独白している