「ダリウス大帝」の版間の差分

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== 概要 ==
 
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[[暗黒ホラー軍団]]の帝王。口が額にある異形の形をしている。
  
元々は恒星のブラックホール化によって危機に瀕した[[ゼーラ星人]]が生存する為に作り出された機械神(巨大コンピューター)だったが、稼動してまもなく創造主のゼーラ星人を支配し、移住の為に[[地球]]侵略を開始した。機械であるがゆえに愛情や信頼と言った人間の心の機微を全く理解できず、「力で従える」ことばかりを考えているせいで、折衝や交渉が全くできず、ガイキングとの戦いに連戦連敗するうちに市民たちとの決定的な不和を生み出すこととなった。
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元々は恒星のブラックホール化によって危機に瀕した[[ゼーラ星人]]が生存する為に作り出された機械神(巨大コンピューター)だったが、稼動してまもなく創造主のゼーラ星人を支配し、移住の為に[[地球]]侵略を開始した。機械であるがゆえに愛情や信頼と言った人間の心の機微を全く理解できず、「力で従える」ことばかりを考えているせいで、折衝や交渉といった才能はゼロ。そのため、ガイキングとの戦いに連戦連敗するうちに市民たちとの決定的な不和を生み出すこととなった。
  
何処に居るのか[[大空魔竜戦隊]]ですら分からなかったが、実は富士山火口に潜んでおり、地球を離れた大空魔竜戦隊の隙をついて侵略を試みた。ガイキングと同サイズであるダリウス四天王の三倍近い巨体を誇り、[[大空魔竜]]すらも軽々と持ち上げる怪力を持つ上に攻撃を全て弾じくなど屈指の強敵。だがデスファイヤーとミラクルドリルで外装を剥がされた事により、弱点が頭部のメインコンピューターだと判明。[[ツワブキ・サンシロー|サンシロー]]の[[ガイキング (後期型)|ガイキング]]のハイドロブレイザーの直撃を受け遂に敗れた。
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何処に居るのか[[大空魔竜戦隊]]ですら分からなかったが、実は富士山火口に潜んでおり、地球を離れた大空魔竜戦隊の隙をついて侵略を試みた。ガイキングと同サイズであるダリウス四天王の三倍近い巨体を誇り、[[大空魔竜]]すらも軽々と持ち上げる怪力を持つ上に攻撃を全て弾くなど屈指の強敵。だがデスファイヤーとミラクルドリルで外装を剥がされた事により、弱点が頭部のメインコンピューターだと判明。[[ツワブキ・サンシロー|サンシロー]]の[[ガイキング (後期型)|ガイキング]]のハイドロブレイザーの直撃を受け遂に敗れた。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
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:初登場作品。中盤以降から登場する。[[バーム星人]]と同盟を結んでいるが、ほぼダリウスが主導権を握っており、[[オルバン大元帥]]は彼に圧倒されっぱなしであった。最終決戦場は富士山山麓でなく、[[小バーム]]周辺の宇宙空間。最期は小バームに特攻を仕掛けようとするも、捨て身のリヒテルとハイネルによって失敗に終わる。本人の能力も高いのだが、これといった厄介な能力もないので、フォーメーションさえ組めば苦労はしない。
 
:初登場作品。中盤以降から登場する。[[バーム星人]]と同盟を結んでいるが、ほぼダリウスが主導権を握っており、[[オルバン大元帥]]は彼に圧倒されっぱなしであった。最終決戦場は富士山山麓でなく、[[小バーム]]周辺の宇宙空間。最期は小バームに特攻を仕掛けようとするも、捨て身のリヒテルとハイネルによって失敗に終わる。本人の能力も高いのだが、これといった厄介な能力もないので、フォーメーションさえ組めば苦労はしない。
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:なお、正体であるロボット形態は超破壊光線の演出で一瞬だけ登場するに止まっており、本作でダリウスの正体が露見する場面は、その巨体からロボットではと推測された際にダリウスが自ら正体を明かすという展開になっている。
 
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:なぜか、台詞のエコー処理がなされていない。
 
:なぜか、台詞のエコー処理がなされていない。
 
:なお、同マップに出て来る[[帝王ゴール]]共々歌属性が「+(味方と同じ)」に設定されている[[バグ (ゲーム)|ミス]]が存在する為、[[FIRE BOMBER]]の歌を聞かせると自軍ユニット同様能力値上昇の効果が発生する。ただし、このルートには彼らは出て来ないので実質無意味。
 
:なお、同マップに出て来る[[帝王ゴール]]共々歌属性が「+(味方と同じ)」に設定されている[[バグ (ゲーム)|ミス]]が存在する為、[[FIRE BOMBER]]の歌を聞かせると自軍ユニット同様能力値上昇の効果が発生する。ただし、このルートには彼らは出て来ないので実質無意味。
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;[[ムゲ・ゾルバドス]]
 
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:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』では彼の手によって復活。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』では彼の手によって復活。
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== 名台詞 ==
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;「このワシの力を持ってしても、この星がブラックホールに飲み込まれることを止めることはできん。」
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:第1話「謎のブラックホール」より。四天王にもうゼーラ星が助からないという事実を淡々と伝える。
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;「それゆえその前に他の星を侵略し、我々暗黒ホラー軍団を移動させ、全宇宙を支配するのだ!」
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:そしてゼーラ星住民のために[[世界征服|地球侵略]]を宣言するのだが、最後に本音が出てしまっている。
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;「よいか四天王、太平洋に眠るムー帝国は1万2千年も昔、我々ゼーラ星人が残した優れた遺産だ。ムー帝国を一刻も浮かび上がらせ地球侵略基地の建設を急ぐのだ」
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:第6話「よみがえったムー帝国」より。ゼーラ星がブラックホールに迫りつつあるため、次なる作戦を四天王に下す。余談だがSRWでは同じくムー帝国の遺産である「[[ライディーン]]」と同時参戦していることがあるが、この設定が反映された事は無い。
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;「わはは、艦隊を沈めたのが我々だと気付かずに、愚かな人間どもめ。」<br/>「間もなく地球上では第三次世界大戦が勃発するであろう。」
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:第17話「吠えろネッサー大海中戦」より。秘密裏に暗黒怪獣アンギラーでソ連極東艦隊を消滅させ、付近にいたアメリカの原子力潜水艦が攻撃したと誤認させる。続けて今度はアメリカ第7艦隊までも消滅させ、第三次世界大戦勃発の危機の冷戦状況を作り上げるというダリウス大帝直々の作戦で、人類は予断を許せぬ緊迫した状況に陥ってしまう。更に…
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;アシモフ将軍「我らはただそれをじっと見ているだけでいいのでございますな」<br/>「いや、一つだけやつらに手助けしてやらねばならぬ事がある。これを見よ!」<br/>「いまや米ソ両国は互いにミサイルの照準を相手国に向け一触即発。地上軍も戦闘態勢に入った。[[核ミサイル]]を積んだ潜水艦も海中から攻撃命令を待っておる。ふふ…この緊迫した情勢下に、もし米ソいずれかが攻撃されたらどうなると思う!」
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:確実に戦争が起きるように促した。暗黒ホラー軍団の戦闘能力は地球の並みの軍事力では太刀打ちできないほど高いのにも関わらず、人類同士で同士討ちさせようとするなど非常に狡猾な作戦である。これを阻止する為に[[大空魔竜戦隊]]が出撃するのが第17話なのだが、冷戦期の作品だけあって描写が非常にリアル。もっとも、この手の作戦を計画したのは『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』の[[グラドス軍]]をはじめ、当時の作品には数多存在する<ref>『[[スーパーヒーロー作戦]]』に参戦した「キカイダー01」の世界的犯罪組織シャドウや、『[[ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日]]』の原作である特撮版『ジャイアントロボ』の[[BF団]]など。</ref>のだが。
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;「なにを狼狽えておる!こうなったら総力を結集して最後の決戦だ!」<br/>キラー将軍「しかしダリウス大帝様、総力を結集しろと申されてもすでに暗黒怪獣も暗黒ホラー軍団も全滅してしまいましたが…」<br/>「たわけめ!我らがいるではないか!よいか、ガイキングはワシが引き受けた!お前たちは大空魔竜にあたるのだ!」
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:最終話「壮烈!地球大決戦」より。大空魔竜やガイキングに追い詰められ最終決戦を覚悟するのだが、弱気になるダリウス四天王に活を入れる。概要にあるように正体は機械なのだが、演じる緒方賢一氏の熱演も相まって自ら進んで強敵を引き受けるその姿に力強い人間らしさを感じるセリフとなっている。
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*巨躯かつ額に大口という、当時としては前代未聞の凄まじいデザインだったが、彼がいたからこそ、[[ガイキング (後期型)|ガイキング]]の超兵器ヘッドができたという逸話もある。目には目を…という事か?
 
*巨躯かつ額に大口という、当時としては前代未聞の凄まじいデザインだったが、彼がいたからこそ、[[ガイキング (後期型)|ガイキング]]の超兵器ヘッドができたという逸話もある。目には目を…という事か?
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*名前の「ダリウス」は中近東などで多い人名で、ギリシア語読みでは「ダレイオス」になる。かつてアケメネス朝ペルシャを支配したダレイオス1世や、その孫でアレクサンダー大王のライバルだったダレイオス3世などが有名。
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**ちなみにアレクサンダーの方もペルシャ語読みすると「[[イスカンダル]]」、スペイン語読みでは「[[アレハンドロ・コーナー|アレハンドロ]]」、愛称は「[[アレックス]]」とスパロボファンなら聞き覚えのある言葉になる。
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== 脚注 ==
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2024年6月26日 (水) 04:45時点における最新版

ダリウス
登場作品 大空魔竜ガイキング
声優 緒方賢一
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦α
SRWでの分類 機体
パイロット
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プロフィール
分類 機械神
性別 男性型の思考回路
身長 50m
所属 暗黒ホラー軍団
称号 大帝
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ダリウス大帝は『大空魔竜ガイキング』の登場キャラクター。

概要[編集 | ソースを編集]

暗黒ホラー軍団の帝王。口が額にある異形の形をしている。

元々は恒星のブラックホール化によって危機に瀕したゼーラ星人が生存する為に作り出された機械神(巨大コンピューター)だったが、稼動してまもなく創造主のゼーラ星人を支配し、移住の為に地球侵略を開始した。機械であるがゆえに愛情や信頼と言った人間の心の機微を全く理解できず、「力で従える」ことばかりを考えているせいで、折衝や交渉といった才能はゼロ。そのため、ガイキングとの戦いに連戦連敗するうちに市民たちとの決定的な不和を生み出すこととなった。

何処に居るのか大空魔竜戦隊ですら分からなかったが、実は富士山火口に潜んでおり、地球を離れた大空魔竜戦隊の隙をついて侵略を試みた。ガイキングと同サイズであるダリウス四天王の三倍近い巨体を誇り、大空魔竜すらも軽々と持ち上げる怪力を持つ上に攻撃を全て弾くなど屈指の強敵。だがデスファイヤーとミラクルドリルで外装を剥がされた事により、弱点が頭部のメインコンピューターだと判明。サンシローガイキングのハイドロブレイザーの直撃を受け遂に敗れた。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

αシリーズ[編集 | ソースを編集]

第2次スーパーロボット大戦α
初登場作品。中盤以降から登場する。バーム星人と同盟を結んでいるが、ほぼダリウスが主導権を握っており、オルバン大元帥は彼に圧倒されっぱなしであった。最終決戦場は富士山山麓でなく、小バーム周辺の宇宙空間。最期は小バームに特攻を仕掛けようとするも、捨て身のリヒテルとハイネルによって失敗に終わる。本人の能力も高いのだが、これといった厄介な能力もないので、フォーメーションさえ組めば苦労はしない。
なお、正体であるロボット形態は超破壊光線の演出で一瞬だけ登場するに止まっており、本作でダリウスの正体が露見する場面は、その巨体からロボットではと推測された際にダリウスが自ら正体を明かすという展開になっている。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
ムゲ・ゾルバドスの力で闇の帝王地獄大元帥らと共に復活。
相変わらず能力は高いが、流石に前作程の耐久力はない。悪霊共は固まっているのでマップ兵器で叩くのがベスト。
なぜか、台詞のエコー処理がなされていない。
なお、同マップに出て来る帝王ゴール共々歌属性が「+(味方と同じ)」に設定されているミスが存在する為、FIRE BOMBERの歌を聞かせると自軍ユニット同様能力値上昇の効果が発生する。ただし、このルートには彼らは出て来ないので実質無意味。

単独作品[編集 | ソースを編集]

新スーパーロボット大戦
名前のみ登場。ダンケル博士曰く、暗黒ホラー軍団がバルマー帝国の下に付いているのは「ダリウス大帝のお考え」とのこと。
没データで顔グラフィックが存在する。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

超破壊光線
両目から白色光を発光。発射の際に一瞬だけ正体であるロボットの姿が見える。
全体攻撃
暗黒大剣
右手に持つ大剣。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
切り払いを発動。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

LL
『第2次α』
L
『第3次α』

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第2次α
鉄壁ド根性必中期待補給直撃
第3次α
鉄壁ド根性必中かく乱補給直撃

特殊技能[編集 | ソースを編集]

第2次α第3次α
底力L9、切り払いL7、戦意高揚気力+(ダメージ)超能力L9、指揮官L4

小隊長能力[編集 | ソースを編集]

ダメージ-20%
第2次α』で採用。
反撃時の攻撃力+20%
第3次α』で採用。

人間関係[編集 | ソースを編集]

アシモフ将軍キラー将軍ダンケル博士デスモント将軍
「ダリウス四天王」。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

オルバン大元帥
第2次α』では同盟関係を結ぶが、ダリウスにとっては単なる捨て駒。
プリンス・ハイネルリヒテル
『第2次α』では彼らに小バームの道連れを阻まれた。
剣鉄也
彼曰く「壊れた機械」。
ムゲ・ゾルバドス
第3次α』では彼の手によって復活。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「このワシの力を持ってしても、この星がブラックホールに飲み込まれることを止めることはできん。」
第1話「謎のブラックホール」より。四天王にもうゼーラ星が助からないという事実を淡々と伝える。
「それゆえその前に他の星を侵略し、我々暗黒ホラー軍団を移動させ、全宇宙を支配するのだ!」
そしてゼーラ星住民のために地球侵略を宣言するのだが、最後に本音が出てしまっている。
「よいか四天王、太平洋に眠るムー帝国は1万2千年も昔、我々ゼーラ星人が残した優れた遺産だ。ムー帝国を一刻も浮かび上がらせ地球侵略基地の建設を急ぐのだ」
第6話「よみがえったムー帝国」より。ゼーラ星がブラックホールに迫りつつあるため、次なる作戦を四天王に下す。余談だがSRWでは同じくムー帝国の遺産である「ライディーン」と同時参戦していることがあるが、この設定が反映された事は無い。
「わはは、艦隊を沈めたのが我々だと気付かずに、愚かな人間どもめ。」
「間もなく地球上では第三次世界大戦が勃発するであろう。」
第17話「吠えろネッサー大海中戦」より。秘密裏に暗黒怪獣アンギラーでソ連極東艦隊を消滅させ、付近にいたアメリカの原子力潜水艦が攻撃したと誤認させる。続けて今度はアメリカ第7艦隊までも消滅させ、第三次世界大戦勃発の危機の冷戦状況を作り上げるというダリウス大帝直々の作戦で、人類は予断を許せぬ緊迫した状況に陥ってしまう。更に…
アシモフ将軍「我らはただそれをじっと見ているだけでいいのでございますな」
「いや、一つだけやつらに手助けしてやらねばならぬ事がある。これを見よ!」
「いまや米ソ両国は互いにミサイルの照準を相手国に向け一触即発。地上軍も戦闘態勢に入った。核ミサイルを積んだ潜水艦も海中から攻撃命令を待っておる。ふふ…この緊迫した情勢下に、もし米ソいずれかが攻撃されたらどうなると思う!」
確実に戦争が起きるように促した。暗黒ホラー軍団の戦闘能力は地球の並みの軍事力では太刀打ちできないほど高いのにも関わらず、人類同士で同士討ちさせようとするなど非常に狡猾な作戦である。これを阻止する為に大空魔竜戦隊が出撃するのが第17話なのだが、冷戦期の作品だけあって描写が非常にリアル。もっとも、この手の作戦を計画したのは『蒼き流星SPTレイズナー』のグラドス軍をはじめ、当時の作品には数多存在する[1]のだが。
「なにを狼狽えておる!こうなったら総力を結集して最後の決戦だ!」
キラー将軍「しかしダリウス大帝様、総力を結集しろと申されてもすでに暗黒怪獣も暗黒ホラー軍団も全滅してしまいましたが…」
「たわけめ!我らがいるではないか!よいか、ガイキングはワシが引き受けた!お前たちは大空魔竜にあたるのだ!」
最終話「壮烈!地球大決戦」より。大空魔竜やガイキングに追い詰められ最終決戦を覚悟するのだが、弱気になるダリウス四天王に活を入れる。概要にあるように正体は機械なのだが、演じる緒方賢一氏の熱演も相まって自ら進んで強敵を引き受けるその姿に力強い人間らしさを感じるセリフとなっている。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「か、神であるこのワシが二度も敗れることになるとは!!」
第3次α』第48話地球/宇宙ルート「失われた者たちへの鎮魂歌」に於ける最期の台詞。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

VSガイキング

余談[編集 | ソースを編集]

  • 巨躯かつ額に大口という、当時としては前代未聞の凄まじいデザインだったが、彼がいたからこそ、ガイキングの超兵器ヘッドができたという逸話もある。目には目を…という事か?
  • 名前の「ダリウス」は中近東などで多い人名で、ギリシア語読みでは「ダレイオス」になる。かつてアケメネス朝ペルシャを支配したダレイオス1世や、その孫でアレクサンダー大王のライバルだったダレイオス3世などが有名。

脚注 [編集 | ソースを編集]

  1. スーパーヒーロー作戦』に参戦した「キカイダー01」の世界的犯罪組織シャドウや、『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』の原作である特撮版『ジャイアントロボ』のBF団など。